UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

1. 腸結核abdominal tuberculosis [show details]
…occur in the context of intestinal TB; etiologies may include bacterial overgrowth in a stagnant loop, bile salt deconjugation, and diminished absorptive surface due to ulceration. Rectal TB typically presents … Cryptococcus. The differential diagnosis of noncaseating granulomas includes sarcoidosis, rheumatoid pleuritis, and berylliosis. Patients with abdominal TB should be treated with antituberculous therapy…
2. 胆管切除術および再建術bile duct resection and reconstruction [show details]
…be discussed here. The management of common bile duct stone and bile duct injury, and surgical treatment of cholangiocarcinoma, are covered elsewhere. Bile duct resection and reconstruction (BDRR) is …
3. 総胆管損傷の修復repair of common bile duct injuries [show details]
… common mode of presentation will be a bile leak. If a bile leak is not controlled, this will result in a loculated collection, abscess formation, biliary ascites, or bile peritonitis. If surgical exploration …
4. 成人における肝内胆管減少症および胆管消失症候群hepatic ductopenia and vanishing bile duct syndrome in adults [show details]
… apoptosis, are both expressed on bile duct cells. However, BAX is expressed along the entire biliary tree, whereas BCL-2 appears to be limited to bile ductules and interlobular bile ducts. Drug-induced liver …
5. 総胆管結石の手術surgical common bile duct exploration [show details]
…access to the bile duct for cholangiography and possible stone extraction; however, T-tubes can be associated with complications such as bile leak, infection, tube dislodgement, or bile duct obstruction …

Japanese Journal

経過中胆汁性胸膜炎をきたした、切除不能肝門部胆管癌の一例

平井愛見子,高木智史,岸本篤人,鈴木岳,関谷千尋
札幌社会保険総合病院医誌 = Journal of Sapporo Social Insurance General Hospital (JSSIGH) 15(2), 8-12, 2006-12-01
… 入院時、意識レベルの低下と、胸腹部X線で右側胸水貯留、PTCDチューブの逸脱を認め、チューブ逸脱に伴う胆汁性胸膜炎と判断。 … チューブトラブルにより胆汁性胸膜炎を起こしたが、適切な処置により改善が得られた。 …
NAID 120006788085

経皮的ラジオ波焼灼治療による肝梗塞後に胆汁性胸膜炎に至った肝細胞癌の1例

梅原秀人,関寿人,玉井徹,池田耕造,井口亮輔,中島淳,星野勝一,福島慎太郎,是枝ちづ,久保田佳嗣,岡崎和一
肝臓 = ACTA HEPATOLOGICA JAPONICA 45(7), 366-372, 2004-07-25
… さらに胆管胸腔瘻が形成され胆汁性胸膜炎を来した. … PRFAにより肝梗塞を合併し, その後胆管胸腔瘻から胆汁性胸膜炎に至った肝細胞癌の1例を経験したので報告した. …
NAID 10013762073

Related Pictures

慢性腹膜炎 | 腹痛・下痢・便秘ノカルジア肺炎のGram染色ノーベルファーマ悪性胸水の放射線科医コメント：右側に被生殖器系目次気胸であると考えてよいはほかの膠原病に合併貯留液（胸水・腹水） – 立川

★リンクテーブル★

関連記事	「胆汁」「胸膜」「胸膜炎」「炎」

「胆汁」

　　[★]

英: bile
関: 肝臓、胆嚢、胆管

0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である

分泌部位

部位	胆汁		割合
肝細胞	毛細管胆汁	2/3
胆細管	胆細管胆汁	1/3

分泌経路

肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。

機能

1. 脂肪乳化作用

胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。

2. ミセルの形成

ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。

親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
疎水性: 上記部分以外

胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。

3. コレステロールとビリルビンの排出
4. 胃酸の中和

組成

1. 胆汁酸

see HBC.236

　　1次胆汁：コレステロールより合成
　　　　コール酸
　　　　キノデオキシコール酸
　　2次胆汁：1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
　　　　デオキシコール酸
　　　　リトコール酸
　　3次胆汁：肝臓から分泌される状態(可溶性)
　　　　タウロコール酸(タウリンと抱合)
　　　　グリココール酸(グリシンと抱合)

2. 胆汁色素

　　ビリルビン：Hbの代謝産物
　　間接型(不溶性)
　　↓←グルクロン酸抱合
　　直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
　　↓
　　ウロビリノーゲン(腸管)
　　↓
　　ステルコピリン(腸管)
　　↓
　　排泄

3. 脂質

　　リン脂質(主にレシチン)
　　　　不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
　　コレステロール
　　　　不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)

4.電解質成分

　　陽イオン：Na+(主)、その他K+,Ca2+
　　陰イオン：Cl-,HCO3-(アルカリ性)

胆汁の分泌と排出

1. 毛細管胆汁　1-1. 胆汁酸依存性胆汁　　　胆汁酸と水分の分泌：胆汁酸の腸肝循環に依存。　　　腸肝循環：肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。　　　タウロコール酸・グルココール酸　　　　　陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。　　　リトコール酸　　　　　非解離型なので糞便中に排泄される。　　　分泌された胆汁酸の95％は腸肝循環により再利用される。

　1-2. 胆汁酸非依存性胆汁　　　胆汁酸以外の分泌：Na＋,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン) 　　　等張性　　　　　：Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似

2. 胆細管胆汁　2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる　2-2. Na+,Cl-の吸収

3. 胆汁の濃縮(胆嚢) 　　電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮

4. 胆汁排出　　食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。　4-1. 液性　　十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮　　十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗　　胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮　4-2. 神経性　　迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)