肺気腫

出典: meddic

emphysema, pulmonary emphysema PE
慢性肺気腫 chronic pulmonary emphysema CPE ← 急性肺気腫は存在しない
chronic obstructive pulmonary disease

概念

  • 肺気腫による気流障害は支持組織としての肺胞が破壊されているため、末梢気道が呼出時に虚脱することと、気道病変の存在による。

定義

  • 終末気管支より末梢の気腔が永久的に拡張した状態で、この気腔の壁は破壊されているが線維化はない (1987年アメリカ胸部疾患学会)
  • 肺胞壁の破壊的な変化により末梢気管支梢から末梢の含気区域が異常に拡大していることを特徴とする解剖学的変化 (1962 WHO アメリカ胸部疾患学会)

病因

疫学

  • 中・高年喫煙者、40歳以上のヘビースモーカーの男子

病型


症状

  • 労作時呼吸困難
  • 初期には閉塞性換気障害を認めるが、安静時には症状無し
  • 労作時に肺胞の破壊による血管床の減少により、拡散障害による低酸素血症をきたし呼吸困難を呈する。
  • 咳嗽・喀痰:慢性気管支炎合併例。肺気腫優位型では、咳嗽・喀痰をあまり訴えないことが多い。

身体所見

参考1改変
  • 視診:
  • 呼吸促迫時に口すぼめ呼吸、補助呼吸筋(胸鎖乳突筋の発達)
  • 胸郭:過膨張、ビヤ樽状、フーバー徴候(呼気時に両側季肋部が内方へ牽引)
  • 触診:
  • 気管短縮:輪状軟骨から胸骨柄上縁までの距離が2横指以下  ←  たしか、過膨張により気管支が下方に牽引されるため、だったと思う。
  • 打診:
  • 胸郭:鼓音
  • 聴診
  • 肺胞呼吸音の減弱  ←  たしか、肺胞の破壊のため、だったと思う

検査

動脈血ガス

  • PaO2の低下 ← 初期には見られない
  • 1) 換気-血流比の不均一分布
  • 2) 気相内拡散障害
  • 3) 肺胞拡散障害
  • PaCO2の上昇 → 病状の進展により、PaO2低下、PaCO2上昇しII型呼吸不全となる。これは、気腫の拡張によりガス交換に関与しない空間(死腔)が拡張する結果、死腔換気となり低酸素血症や高炭酸ガス血症を呈する。

肺機能

  • 肺実質系の破壊消失 → 肺弾性収縮力の低下 → 気道の呼気閉塞 →↓FEV1.0、↓FEV1.0%
  • 残気量は増加するが、肺コンプライアンスの上昇による全肺気量(TLC=VC+RV)の上昇のために肺活量の減少は顕著とならない。
  • 換気の不均一分布、DLCOの低下。

参考

  • 1.
[display]http://www.naoru.com/haikisyu.htm



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/22 19:36:52」(JST)

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和文文献

  • 気腫合併肺線維症の画像所見 (特集 気腫合併肺線維症をどう考えるか)
  • 酒井 文和,冨永 循哉,岩澤 多恵 [他]
  • 日本胸部臨床 71(12), 1203-1210, 2012-12
  • NAID 40019512788
  • 気腫合併肺線維症の病理 : 喫煙関連肺疾患の観点から (特集 気腫合併肺線維症をどう考えるか)
  • 厚労省研究班「診断基準」の歴史にみる気腫合併肺線維症 (特集 気腫合併肺線維症をどう考えるか)
  • 棟方 充,本間 行彦
  • 日本胸部臨床 71(12), 1188-1194, 2012-12
  • NAID 40019512746
  • 気腫合併肺線維症(CPFE)の今日的意義 (特集 気腫合併肺線維症をどう考えるか)
  • 小橋 保夫,香川 智子,新井 徹 [他]
  • 日本胸部臨床 71(12), 1176-1187, 2012-12
  • NAID 40019512699

関連リンク

肺気腫とは? 肺気腫とは、呼吸細気管支と肺胞が拡張し、破壊される疾患です。肺胞とは、酸素と二酸化炭素を交換する組織です。拡張、破壊により、息を吸うときには、肺に空気が入っていきますが、吐き出すときにうまく空気が肺から ...
皆さんの中で歩いたり坂道を登ったときに息切れする方はおられないでしょうか。 もしあなたがタバコを長年吸っておられたらそれは肺気腫という病気にかかっているのかもしれません。肺気腫という病気はあまり耳慣れない言葉で、な ...
【肺気腫】という恐ろしい病気の原因と症状。。そして治療について 肺気腫の原因、症状、治療法について知りたいあなたへの手紙です。肺気腫は本当に恐ろしい病気、たばこ、喫煙が主の原因とされるこの病気の対策について考えて ...

関連画像

慢性閉塞性肺疾患と喫煙]肺気腫>肺気腫tm_lHiHQA図344歳の喫煙者.教員喫煙歴 24年 正常>肺気腫肺気腫(小葉中心性)マクロ像

コメント

投稿日:2010-10-21

FEV1.0%>70%なのに肺が過膨張気味。はいきしゅっぽいのにはいきしゅじゃない。これはいかに


★リンクテーブル★
先読みCPE」「chronic obstructive pulmonary disease
国試過去問098D014」「096D014」「108G048」「102A050」「104C025」「102E044」「107B013」「098G092」「100G102」「097G078」「097G118」「098H021」「096B028」「106I033」「100E019」「107G039」「101F017」「098E020」「101C022」「081B075
リンク元100Cases 33」「心電図」「KL-6」「一酸化炭素肺拡散能力」「アセタゾラミド
拡張検索遠位細葉性肺気腫」「小葉中心性肺気腫」「肺嚢胞性肺気腫
関連記事」「気腫

CPE」

  [★] 細胞変性効果 cytopathic effect


chronic obstructive pulmonary disease」

  [★] 慢性閉塞性肺疾患 COPD


098D014」

  [★]

  • 34歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。
  • 生来健康であったが、3年前から労作時に軽度の息切れを感じ、徐々に増強した。
  • 喫煙歴はない。脈拍96/分、整。血圧110/80mmHg。胸部打聴診では異常を認めない。腹部は平坦で腫瘤を触知しない。
  • 血液所見:赤血球432万、Hb15.0g/dl、Ht38%、白血球4,600、血小板22万。
  • 血清生化学所見:AST30単位(基準40以下)、ALT40単位(基準35以下)、LDH 220 単位(基準176~353)。
  • スパイロメトリ:%VC95%、FEV1.0%62%。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098D013]←[国試_098]→[098D015

096D014」

  [★]

  • 39歳の女性。2週前から発熱、息切れ及び膿性痰があり、次第に増悪したため来院した。18歳ころから咳嗽と喀痰とがあった。時々血痰と発熱とがあり、その都度、近医で治療をうけていた。体温37.2℃。呼吸数20/分。血圧102/80mmHg。両側下肺野にcoarse crackles(水泡音)を聴取する。血液所見:赤血球410万、Hb 12.1g/dl、白血球14,800、血小板42万。CRP4.8mg/dl(基準0.3以下)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.39、PaO2 55Torr、PaCO2 46Torr。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096D013]←[国試_096]→[096D015

108G048」

  [★]

  • 75歳の男性。血痰を主訴に来院した。 1か月前から血痰を自覚しているため受診した。 65歳時に胃癌 (早期癌 )の手術の既往がある。喫煙は 30本/日を 55年間。家族歴に特記すべきことはない。身長 165 cm、体重 55 kg。脈拍 72/分、整。血圧 144/80 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 95% ( room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部エックス線写真と胸部単純 CTで軽度の肺気腫を認める。喀痰細胞診のPapanicolaou染色標本 (別冊 No. 6)を別に示す。
  • 行うべき検査はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108G047]←[国試_108]→[108G049

102A050」

  [★]

  • 58歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。若いころから運動時の息切れがあった。呼吸困難は少しずつ増強している。湿性咳嗽を認める。意識は清明。体温36.7℃。脈拍88/分、整。血圧120/68mmHg。心音に異常を認めない。胸部両側にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:赤血球429万、Hb12.9g/dl,Ht39%、白血球9,600。CRP2.1mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.45、PaO2 59Torr、PaCO2 45Torr。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102A049]←[国試_102]→[102A051

104C025」

  [★]

  • 62歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に呼吸困難が出現し、増強してきた。喫煙は30本/日を40年間。体温36.4℃。呼吸数28/分。脈拍 104/分、整。血圧 132/86mmHg。心音に異常を認めない。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。左胸部の打診は濁音を呈し、聴診では左肺の呼吸音が減弱している。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104C024]←[国試_104]→[104C026

102E044」

  [★]

  • 66歳の男性。皮疹を主訴に来院した。3か月前から体幹に軽度の掻痒を伴う皮疹が多発してきた。体幹の写真と皮疹の拡大像とを以下に示す。基礎疾患として最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102E043]←[国試_102]→[102E045

107B013」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107B012]←[国試_107]→[107B014

098G092」

  [★]

  • 疾患と診断に有用な検査の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G091]←[国試_098]→[098G093

100G102」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 100G101]←[国試_100]→[100G103

097G078」

  [★]

  • 正しい組合せはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097G077]←[国試_097]→[097G079

097G118」

  [★]

  • 最も適切な組合せはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097G117]←[国試_097]→[097G119

098H021」

  [★]

  • 胸部エックス線写真を以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 098H020]←[国試_098]→[098H022

096B028」

  [★]

  • 手術の適応が考えられるのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 096B027]←[国試_096]→[096B029

106I033」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106I032]←[国試_106]→[106I034

100E019」

  [★]

  • 肺肝境界の下降で最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100E018]←[国試_100]→[100E020

107G039」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107G038]←[国試_107]→[107G040

101F017」

  [★]

  • ドレナージの適応となるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F016]←[国試_101]→[101F018

098E020」

  [★]

  • 肺肝境界が消失するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098E019]←[国試_098]→[098E021

101C022」

  [★]

  • 打診で鼓音を呈するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101C021]←[国試_101]→[101C023

081B075」

  [★]

  • 吸気時のみでなく呼気時の胸部X線撮影を行った方がよいのはどれ
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

100Cases 33」

  [★]

☆case33 頭痛と混乱
glossary
accompany
vt.
(人)と同行する、(人)に随行する。(もの)に付随する。~と同時に起こる。~に加える(添える、同封する)(with)
slurred n. 不明瞭
強直間代痙攣 tonic-clonic convulsion
 意識消失とともに全身随意筋強直痙攣が生じ(強直痙攣tonic convulsion)、次いで全身の筋の強直弛緩とが律動的に繰り返される時期(間代痙攣clonic convulsion)を経て、発作後もうろう状態を呈する一連発作
症例
28歳、女性 黒人 南アフリカ 手術室看護師 ロンドン住在
主訴頭痛と混乱
現病歴過去3週間で頭痛が続いており、ひどくなってきた。現在頭痛持続しており、頭全体が痛い。友人曰く「過去六ヶ月で体重が10kg減っていて、最近、混乱してきたようだ」。発話不明瞭救急室にいる間に強直間代痙攣を起こした。
診察 examination
やせている。55kg。38.5℃。口腔カンジダ症(oral candidiasis)。リンパ節腫脹無し。心血管呼吸器系、消化器系正常。痙攣前における神経検査では時間場所、人の見当識無し。神経局所症状無し(no focal neurological sign)。眼底両側に乳頭浮腫有り。
検査 investigation
血算:白血球増多
血液生化学ナトリウム低下
CT供覧
キーワード着目するポイント
口腔カンジダ症(oral candidiasis)
頭痛精神症状強直間代痙攣
・眼底両側に乳頭浮腫
CT所見
・低ナトリウム血症は二次的なもの
アプローチ
口腔カンジダ症(oral candidiasis) → 細胞免疫低下状態(DM免疫抑制AIDSなど) or 常在細菌叢の攪乱(長期抗菌薬の使用)
 ・The occurrence of thrush in a young, otherwise healthy-appearing person should prompt an investigation for underlying HIV infection.(HIM.1254)
 ・More commonly, thrush is seen as a nonspecific manifestation of severe debilitating illness.(HIM.1254)
精神症状強直間代痙攣 → 一次的、あるいは二次的な脳の疾患がありそう
頭痛 → 漠然としていて絞れないが、他の症状からして機能性頭痛ではなく症候性頭痛っぽい。
・眼底両側に乳頭浮腫 → 脳圧亢進徴候 → 原因は・・・脳腫瘍、ことにテント下腫瘍側頭葉腫瘍クモ膜下出血、脳水腫など、そのほか、眼窩内病変、低眼圧などの局所的要因、悪性高血圧、血液疾患大量出血肺気腫などの全身的要因 (vindicate本のp342も参考になる)
 ・頭痛脳圧亢進 → 頭蓋内圧占拠性病変脳炎(IMD.274)
CT所見 → ringform病変脳浮腫脳圧亢進
・低ナトリウム血症 → 脳ヘルニア続発して起こることがあるらしい。実際には下垂体トキソプラズマによる病変形成されることにより起こりうる。
・そのほか出身地、体重減少もHIVを疑わせる点
パターン認識HIV + 精神症状 + てんかん発作(強直間代痙攣) + 脳圧亢進 + CT所見 = 一番ありそうなのはToxoplasma gondiiによるトキソプラズマ脳症 cerebral toxoplasosis (トキソプラズマ脳炎 toxoplasmic encephalitis)
Toxoplasma gondii
 原虫 胞子原虫
(感染予防学 080521のプリント、CASES p,92、HIM p.1305-)
疫学:西洋では30-80%の成人トキソプラズマ感染既往がある・・・うぇ(CASES)。日本では10%前後(Wikipedia)。
生活環
 ・終宿主ネコネコ小腸上皮細胞で有性・無性生殖 糞便オーシスト排泄
 ・中間宿主ヒト.ブタを含むほ乳類と鳥類無性生殖増殖シスト形成
   急性期増殖盛んな急増虫体tachyzoiteシスト内の緩増虫体bradyzoite
病原病因 phathogenesis
 ・緩増虫体(bradyzoite)、接合子嚢(oocyst)
感染経路
 1. オーシスト経口摂取
 2. 中間宿主の生肉中のシスト経口摂取
 3. 初感染妊婦からの経胎盤感染。既感染なら胎盤感染しないらしい(HIM.1306)
 (4)移植臓器、輸血確率は低い(at low rate)(HIM.1306)
病態
 1. 先天性トキソプラズマ症 congenital toxoplasmosis
   ①網脈絡膜炎、 ②水頭症、 ③脳内石灰化、 ④精神運動障害
 2. 後天性トキソプラズマ症 acquired toxoplasmosis
  (1) 健常者
   ・多くは不顕性感染発熱リンパ節腫脹、皮疹(rash)
   ・(少数例)筋肉痛、暈疼痛、腹痛、斑状丘疹状皮疹(maculopapular rash)、脳脊髄炎、混乱(HIM.1308)
   ・(まれ)肺炎心筋炎脳症心膜炎多発筋炎
   ・網膜脈絡叢瘢痕や、脳に小さい炎症性病変を残すことあり(CASES)。
   ・急性感染症状は数週間で消失 筋肉中枢神経系緩増虫体残存
  (2)HIV感染者、臓器移植例、がん化学療法例
   シスト緩増虫体急増虫体播種性の多臓器感染
   AIDSでは、トキソプラズマ脳炎が指標疾患 AIDS-defineing illness(CASES)
治療
 (日本)アセチルスピラマイシンファンシダール(感染予防学 080521)
トキソプラズマ脳炎 toxoplasmic encephalitisトキソプラズマ脳症 cerebral toxoplasosis
症状
 発熱頭痛、混乱m、痙攣認知障害、局所神経徴候(不全片麻痺歯垢脳神経損傷視野欠損、感覚喪失)(CASES)
・画像検査
 (CT,MRI)多発性両側性ring-enhancing lesion、特に灰白質-白質境界、大脳基底核脳幹小脳が冒されやすい(CASES)
鑑別診断(臨床症状画像診断所見で)
 リンパ腫、結核、転移性脳腫瘍(CASES)
病歴と画像所見からの鑑別診断
 リンパ腫、結核、転移性腫瘍
このCTcerebral toxoplasmosis特徴的かは不明
最後に残る疑問
 AIDSWBC(leukocyte)の数はどうなるんだろう???AIDSの初診患者ではWBCが低い人が多いらしいし()、HIVCD4+ T cellmacrophage感染して殺すから、これによってB cellは減るだろうし、CD8+ T cellも若干減少するだろうからWBCは減るんじゃないか?!好中球AIDSとは関係ない?好中球は他の感染症に反応性増加している?ちなみに、好酸球寄生虫(原虫)の感染のために増える傾向にあるらしい(HIMのどこか)。
スルファジアジン
sulfadiazine
ピリメタミン
pyrimethamine
葉酸拮抗剤である。
サルファ剤と併用され、抗トキソプラズマ薬、抗ニューモシチス・カリニ薬として相乗的に働く。
ST合剤
SMX-TMP
スルファメトキサゾールトリメトプリム合剤 sulfamethoxazole and trimethoprim mixture
AIDS定義(http://en.wikipedia.org/wiki/CDC_Classification_System_for_HIV_Infection_in_Adults_and_Adolescents)
A CD4+ T-cell count below 200 cells/μl (or a CD4+ T-cell percentage of total lymphocytes of less than 14%).
or he/she has one of the following defining illnesses:
People who are not infected with HIV may also develop these conditions; this does not mean they have AIDS. However, when an individual presents laboratory evidence against HIV infection, a diagnosis of AIDS is ruled out unless the patient has not:
AND
AIDSのステージング
参考文献
HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
IMD = 内科診断学第2版

心電図」

  [★]

electrocardiogram ECG, electrocardiography
elektrokardiogramm EKG
  • 図:PT.268,279(心臓の構造と興奮伝導系)
  • 心電図の読み方:PHD.108

概念

  • 心臓全体の電気的活動を体表面から経時的に記録したもの。
  • 特殊心筋の活動電位は記録されない。固有心筋の活動電位のみ

医学大事典より

  • 心臓は拍動のたびに電気を発生し、これを心起電力(cardiac electromotive force)と呼ぶ。
  • 心起電力により体表面に電流が流れると四肢や胸壁など、体表面の異なった部位間に電位差が生じる。
  • この電位差を導出するための装置を心電計と呼び、心電計により時間軸に沿って記録された電位の変化を心電図という。

意義

  • 心電図は心臓の電気的興奮の伝達を記録したものである。P波は心房の脱分極を、QRS波は心室の心筋細胞の脱分極を表す。T波は心室の再分極を表す。つまり心筋の異常がある場合何かしらの変化が心電図上に表れるということである。心電図は身体に侵襲的な影響を及ぼさない検査である。このことはこの検査を心臓の疾患を疑ったら即行ってよいということである。
  • 心電図は、不整脈、心筋梗塞、心筋虚血、心膜炎、心房負荷、心室肥大・心室拡大、電解質異常などの判断に有用である。

施行する目的

  • 心臓疾患疑い(狭心症・心筋梗塞・不整脈など)
  • スクリーニング(学校検診、職場検診など)

心電図の種類

  • 臨床では一般に標準12誘導心電図が良く用いられる

電極の部位による分類

  • 体表の誘導
  • 体内の誘導
  • 食道内心電図
  • 心腔内心電図
  • ヒス束心電図

表現形式による分類

  • ベクトル心電図:心起電力をベクトル環として三次元的に描く
  • スカラー心電図:時間軸に沿った電位の記録

心電図の記録サイズ

  • 縦軸:10mm = 1mV
  • 横軸: 5mm = 0.2s

標準12誘導心電図

  • 標準肢誘導(I,II,III) + 単極肢誘導(aVR, aVF, aVL) + 胸部誘導(V1, V2, V3, V4, V5, V6) = 12誘導

電極の取り付け位置・電極の色

単極肢誘導

右手首 左手首
右足首 左足首

単極胸部誘導

EAB.5改変
V1 右第4肋間
V2 左第4肋間
V3 V2とV4の中点
V4 左第5肋間かつ鎖骨中線
V5 V4と同じ高さで前腋窩線との交点
V6 V4と同じ高さで中腋窩線との交点

心電図の波

6つの棘波よりなる
  • P波:心房の電気的興奮。:0.12-0.20s (3-5mm)
  • QRS複合:心室の電気的興奮:0.06-0.15s :正常; 0.06-0.08s (1.5-2mm), 不完全脚ブロック; 0.08-0.12s (2-3mm), 完全脚ブロック ≧0.12s (≧3mm)
  • T波:心室の再分極(心室筋興奮の回復過程):
  • U波

心電図の波の間隔

  • PQ時間:房室間伝導遅延:0.12-0.20s
  • QT時間:電気的心室収縮時間:心拍数と相関関係がある
QTc=QT/sqrt(RR)
心拍数によらずほぼ一定の値を示す
  • RR:心臓の一周期
  • TP:心臓の弛緩期

正常心電図における波

  • I,IIにおいてP, QRS, Tが全て正 → 100G096


心電図による得られる情報 (SP.536)

  • 心臓における興奮の発生と伝達の過程を可視化
1. 心臓内の興奮伝導の障害
ex. 房室ブロック
2. 不整脈:脈拍のリズムと心拍数の異常
ex. 心房粗動心室細動
3. 冠循環の異常
ex. 心筋梗塞
4. 心室肥大
5. 血漿中の電解質濃度の異常

各誘導で取りやすい所見

  • 第II誘導:P波の描出
  • V5誘導:虚血性変化

特徴的な所見

新生児・幼小児の心電図

SPE.428-
  • 電気軸:右軸偏位 → 左軸偏位  胎児循環では右心系が主に体循環に関わっていたが、成人で見られる循環では左心系が関わる。生後一ヶ月らいまでは+120~130°程度の右軸偏位
  • 呼吸性不整脈:小児では顕著。吸気時に心拍数増加、呼気時に心拍数減少
  • 右室肥大:新生児~乳児では肺血管抵抗がまだ高いために右室肥大が持続。

心電図と心疾患

  • 心臓を栄養している血管が急激に閉塞するため、全く血液が供給されない状態。
  • 急性期と慢性期では異なった心電図をとる。
  • 異常Q、ST上昇、冠性T
  • 心臓に器質的疾患を持たないにもかかわらず、心電図上でQT時間の延長(QT時間が0.46秒以上)を認める病態。

疾患と心電図

  • 心膜炎 心外膜炎:90%の患者に異常が見られる。aVR, V1を除いたST上昇。いくつかの電極でPR部の低下(PR segment depression)
  • 肺性心(肺気腫):肺性P、不完全右脚ブロック、右軸偏位、V1-V3のT波陰転・平坦化、II,III,aVFでST低下。肺高血圧、最初の3つは右室負荷を反映
  • 肥大型心筋症:ST-T変化(ストレイン型の陰性T波は、上に凸のST低下を伴い、非対称性陰性T波)。Sv1, Rv5の増大。QRS時間の延長。
  • 心房中隔欠損症:PR延長、不完全右脚ブロック、右軸偏位。右心系の容量負荷による遠心性心肥大。
  • 心室中隔欠損症
  • ブルガダ症候群:右側胸部誘導(V1-V2(V3))のST上昇(coved型あるいはsaddle back型) 。完全あるいは不完全右脚ブロック様QRS波形(つまり、V1-V3でJ波が見られる)。
  • 脚ブロック
  • WPW症候群:Δ波。PQ短縮、QRS延長。V1に特徴的変化「A型: 高いR波。左室自由壁」「B型: rS型。右側」「C型: Qr/QS。中隔」
  • 肺血栓塞栓症:右側胸部誘導の陰性T波、洞性頻脈、SⅠQⅢTⅢ、右脚ブロック、ST低下、肺性P、時計方向回転
  • 肺気腫:V1,V2でrS/QSパターン

注意点

  • 胸をさらすことになるので、女性の患者では特に配慮する。誘導の電極が正しい位置に貼られていないと記録される結果が異なってくるので、正確な位置に貼る。また、心電図は筋肉の活動も拾ってしまうので、筋緊張を和らげるため患者にはリラックスしてもらい、リラックスできる状況を作ることを心がける。

参考

[display]http://www.cardiac.jp




KL-6」

  [★]

シアル化糖鎖抗原KL-6 sialylated carbohydrate antigen KL-6
糖鎖抗原

概念

  • II型肺胞上皮細胞で産生されるシアル化糖鎖抗原(シアル化糖蛋白抗原)
  • 上皮経細胞に発現する膜貫通型糖タンパクであるMUC-1上に存在する抗原。 (LAB.635)
  • 間質性肺炎などの肺胞障害時に上昇する。 ⇔ 線維化を伴わない細菌性肺炎では上昇しない。しかしレジオネラ肺炎肺結核ニューモシスティス肺炎では上昇する。
  • 疾患の活動性と相関が認められる。 → 間質性肺炎の経過をモニターするのに用いられる。

メカニズム

  • 間質性肺炎では肺胞の障害によりII型肺胞上皮細胞が過形成となり、肺胞被覆液中のKL-6濃度が上昇し、さらに肺胞血管透過性の亢進することでKL-6の血中濃度が上昇する。(LAB.635)

判別

高値

  • 肺腺癌、膵癌、乳癌で40-50%の陽性率。間質性肺炎の補助診断。 (LAB.635)

参考

  • 1. wikipedia ja
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%AB%E5%8C%96%E7%B3%96%E9%8E%96%E6%8A%97%E5%8E%9FKL-6
  • 2. SRL
[display]http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL2594.htm
  • 3. 三菱メディエンス
[display]http://data.medience.co.jp/compendium/main.asp?field=01&m_class=06&s_class=0011



一酸化炭素肺拡散能力」

  [★]

carbon monoxide pulmonary diffusing capacity carbon monoxide diffusing capacity of lung DLCO
CO拡散能力
一酸化炭素トランスファーファクター拡散能

概念

  • 肺胞気から肺毛細血管に至るガス移動効率の指標
  • 肺毛細血管内を通過する血液の気層との接触時間は0.75sあれば酸素化に影響はない。この接触時間が短くなる、すなわち血流速度が増加した状態では酸素化が不十分となり拡散能の低下として認められる。血流速度は運動時や、あるいは毛細血管が破壊されたり閉塞したりして血管床が減少した病態で上昇する。(SPU.24)
  • 20-30ml/min/Torr(YN.I-27)

方法

  • 4種混合ガスを用い、最大呼出後急速に最大吸気位まで吸気し、10秒息止めをした後、急速に最大呼出をしCOガスの吸収量を測定して肺拡散能を検査する。

DLCOを低下せしめるファクター

肺間質、気道、肺血管の異常
  • (1) 肺胞から肺毛細血管赤血球内ヘモグロビンに至るまでの拡散距離の増加
  • (2) 肺胞・肺毛細血管の有効拡散面積の減少
  • (3) 換気、血流、拡散能力の肺内不均等分布
YN.I-27

読み方

DLCO上昇

  • 軽度肺うっ血 → 肺血流量の増加により軽度上昇(SPU.354)

DLCO低下

  • 肺水腫

参考

  • [display]http://xakimich.hp.infoseek.co.jp/laboratory/node30.html



アセタゾラミド」

  [★]

acetazolamide
アセタゾールアミド acetazol amide
ダイアモックスDazamide, Diamox
利尿薬


分類

作用機序

利尿薬

近位尿細管の上ににはCAは管腔側細胞膜と細胞質に存在。
  • HCO3-は原尿としていったん排泄されるが、近位尿細管でH2CO3となり、これがCAによりCO2とH2Oに分解されてCO2(膜透過性が高いので)が近位尿細管上皮に取り込まれる。細胞内でCO2は細胞内に存在するCAによりH+とHCO3-となる。細胞内のH+は管腔側に存在するNa+/H+交換系によって分泌されると共にNa+が取り込まれる。ここでNa+とともにH2Oが再吸収される。細胞内のNa+とHCO3-はNa+/HCO3-共輸送体により血管側に運ばれる。
  • 管腔側のCAを阻害することでNa+、HCO3-、およびH2Oは再吸収を受けることなく排泄される (SPC.263)。

適応


遠位細葉性肺気腫」

  [★]

distalacinar emphysema
小葉周囲性肺気腫 傍隔壁型肺気腫 paraseptal emphysema


小葉中心性肺気腫」

  [★]

centrilobular emphysema
汎細葉性肺気腫遠位細葉性肺気腫



肺嚢胞性肺気腫」

  [★]

lung cystic emphysema
ウィルソン・ミキティ症候群


腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物


気腫」

  [★]

emphysemapneumatosisemphysematous
気腫性肺気腫



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