肺サーファクタント

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肺表面活性物質

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/03 22:08:00」(JST)

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和文文献

  • 胎児肺成熟と羊水検査 (特集 羊水の臨床)
  • 肺サーファクタントの基礎と臨床

関連リンク

肺サーファクタント(はい-、英語: Pulmonary surfactant、肺表面活性物質)は、生体 界面活性剤。 [編集] 概要. 肺サーファクタントは、肺胞の表面張力を減少させるための ものである。肺胞は球形であり、ここに発生する表面張力は、肺胞をつぶす方向に働く。
肺サーファクタントタンパク質-A(はいサーファクタントたんぱくしつエー、英語: pulmonary Surfactant Protein-A、SP-A)は、肺サーファクタント・タンパク質の1つで、 リン脂質とアポタンパク質で構成されている。

関連画像

サーファクタントは肺胞の表面 このページにはフレームが使用 サーファクタントhttp://image.astamuse.com/image/JP/2010 http://www.nankodo.co.jp/yosyo/xforeign 250px-Alveolus_diagram_ja.svg.png

添付文書

薬効分類名

  • 新生児呼吸窮迫症候群治療剤

販売名

  • サーファクテン気管注入用120mg

組成

  • 1瓶中健康なウシ肺抽出物で,一定比率のリン脂質,遊離脂肪酸,トリグリセライドを有するものを120mg含有する.

効能または効果

  • 呼吸窮迫症候群
  • 生理食塩液(120mg/4mL)によく懸濁して,120mg/kgを気管内に注入する.全肺野に液をゆきわたらせるため,4?5回に分け,1回ごとに体位変換する.1回ごとの注入にあたって,100%酸素でバギングしながら,経皮酸素分圧をモニターし,80mmHg以上にあることを確認する.初回投与の時期は,生後8時間以内が望ましい.
    追加投与は,患者の症状に応じて決定する.用量は60?120mg/kgとする.

慎重投与

  • 両親,兄姉等がアレルギー症状の既往のある患者〔患者血清中には抗体は検出されていないが,動物実験(モルモット,マウス)で抗体産生が認められている.〕

薬効薬理

ヒト低出生体重児の肺機能2)

  • 呼吸窮迫症候群の低出生体重児(出生時体重750?1750g未満)に,人工換気管理下で本剤120mg/kgを投与した.動脈血酸素分圧,動脈血二酸化炭素分圧及びpHを生理的正常範囲に維持するために必要な最大吸気圧,平均気道内圧,換気回数,吸入酸素濃度などの人工換気条件は人工換気療法のみの治療群に比較し有意な改善を示した.

ウサギ未熟胎児の肺圧?量特性6)

  • 帝王切開にて取り出した妊娠27日のウサギ胎児を,初回呼吸前に脱血して屠殺し,本剤60mg/kgを投与したところ,満期ウサギ胎児と同程度の肺圧?量特性を示した.

作用機序

  • 肺サーファクタントは,肺胞の気?液界面の表面張力を低下させて肺の虚脱を防止し,肺の安定した換気能力を維持する.
    本剤は,肺サーファクタントの生理的役割を代償し,表面張力を低下させる.

有効成分に関する理化学的知見

性状

  • 白色?微黄色の結晶性の塊又は粉末で,わずかに特異なにおいがある.クロロホルムに溶けやすく,メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく,ジエチルエーテル又はヘキサンに極めて溶けにくく,水にほとんど溶けない.


★リンクテーブル★
国試過去問099D042」「103G014
リンク元胎児」「肺表面活性物質」「1,2-ジパルミトイルフォスファチジルコリン」「pulmonary surfactant
拡張検索肺サーファクタントタンパク質B」「肺サーファクタントタンパク質D」「肺サーファクタントタンパク質A
関連記事」「サーファクタント

099D042」

  [★]

  • 正しいのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 099D041]←[国試_099]→[099D043

103G014」

  [★]

  • 肺サーファクタントで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G013]←[国試_103]→[103G015

胎児」

  [★]

fetus
胎児の発生
  • 産科学:妊娠8週以降の児を指す。
  • 区別すること!!

成長

およそのめやすね。正確ではない。(SPE.68)
25週: 750g
30週:1500g
35週:2000g ←だいたい2200gだけど
40週:3000g
25週から5週間で230週から10週で2

循環器

  • 胎児心拍動は妊娠6週で認められ、妊娠7週目では100%確認できる。(G10M.6 QB.P-209)

感覚系

  • 妊娠10週ごろから刺激に反応して口、指、趾、目を動かす。(NGY.285)

聴覚

  • 妊娠中期には聴覚が発達。(NGY.285)
  • 妊娠28-30週(妊娠後期の始め)には音の刺激により心拍数が増加。(QB.P-190)

胎児の成長

G10M.6改変
妊娠月数
(月)
妊娠週数
(週)
胎児のイベント
1 2 肺胞期着床(受精後6日後)
2 5 中枢神経系、心臓形成開始
6 肺形成開始
7 胚形成、胎盤形成開始
3 9 胎児心拍最速(170-180bpm)
10 躯幹と四肢の運動が超音波で測定可能
11 外陰の性差が決まる(が超音波では分からない)
4 12 排尿が超音波で観察可能、胎便形成開始。
15 胎盤完成。呼吸様運動が不規則に観察可能(10週から始まっているが観察は容易ではない)。
5 16 嚥下が超音波で観察可能。 → 胎盤完成以降に羊水量が(急に)増えるが、嚥下が観察可能になるのはこれと関係ある?
17 外陰の性差が超音波で観察可能
18 胎動を感ずる(18-20週)
6 20 肺サーファクタント産生開始
7 26 肺の構造完成
8 28 肺サーファクタント増加
9 34 胚が成熟、腎の発生完了

国試



肺表面活性物質」

  [★]

surface active agent
pulmonary surfactant 肺サーファクタント肺胞界面活性物質
サーファクテン
L/S比
[show details]
  • 胎児のII型肺胞上皮細胞で在胎20週ころから産生され始め、在胎32週以降に急激に産生が増加する (PED.396) → 胎児#胎児の成長
  • 胎児の肺は妊娠26週には構造が完成し、妊娠34週頃には肺のサーファクタント産生が十分量に達して機能的に成熟(G10M.144)
  • 肺サーファクタントが羊水に出現するのは妊娠28-32週ごろ (出典不明)

米国



1,2-ジパルミトイルフォスファチジルコリン」

  [★]

1,2-dipalmitoylphosphatidylcholine
ジパルミトイルホスファチジルコリン
  • 肺サーファクタントの主要リン脂質

pulmonary surfactant」

  [★] 肺サーファクタント

肺サーファクタントタンパク質B」

  [★]

pulmonary surfactant-associated protein B


肺サーファクタントタンパク質D」

  [★]

pulmonary surfactant-associated protein D

肺サーファクタントタンパク質A」

  [★]

pulmonary surfactant-associated protein A

肺」

  [★]

lung
肺区域肺野呼吸器の上皮の移行
  • 図:M.78 N.204(肺のリンパ系),197(肺区域)

解剖

  • 重量:右:500g, 左:400g
  • 葉:右3葉、左2葉
右上葉、右中葉、右下葉、左上葉、左下葉

発生

L.247
  • 肺の上皮、喉頭、気管、および気管支の内面を覆う上皮 → 内胚葉
  • 気管および肺の軟骨性要素と筋要素、結合組織 → 中胚葉(臓側中胚葉)
NGY.283
  • 妊娠16週頃:気管、気管支が分岐し腺状構造をなす(腺状期)
  • 妊娠16-24週頃:管状構造を形成し、毛細血管が上皮に接触する。(管状期)
  • 妊娠28週頃:毛細血管が肺胞腔に露出

機能

  • 呼吸

肺の構造

SSUR.323
区分 気管支腺 軟骨 平滑筋 弾力線維
気管 2+ 3+ 2+ 4+
葉気管支 2+ 3+ 3+ 3+
区域-小気管支 2+ 2+ 3+ 3+
肺小葉 細-終末気管支 3+ 3+
肺胞道 呼吸細気管支
肺細葉
肺胞/肺胞嚢 2+

臨床関連

  • 肺の打診 (M.72)

胸部X線解剖

  • 右第1弓:上大静脈
  • 右第2弓:右心房
  • 左第1弓:大動脈弓
  • 左第2弓:肺動脈幹
  • 左第3弓:左心房(左心耳)
  • 左第4弓:左心室




シルエットサイン

  • 右第2弓:(陽性)[上葉]内側中葉区(S5)、[下葉]内側肺底区(S7)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)????  → 陰性だったら背面の区域、つまりS6,S10と考えて良いのではないだろうか?
  • 左第4弓:(陽性)[上葉]上舌区(S4)、下舌区(S5)、[下葉]前内側肺底区(S7+8)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)??? → 同様にS6,S10と考えて良いのでは?

肺のリンパ節

肺区域

  • 左肺は心臓があるために、右とは異なる形状・肺区域を有する。
  • S1とS2はまとめてS1+2と呼ばれる
  • S7とS8はまとめてS7+8あるいはS8と呼ばれる ← 心臓が左胸腔に全内側に突出しているからと考える
  • 背側にある区域は2・6・10と覚えよ

臨床関連

  • 分葉異常:奇静脈の走行異常による右上葉の奇静脈葉が最も多い(QB.I-295)





サーファクタント」

  [★]

surfactant
肺表面活性物質界面活性剤





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