肝膿瘍

出典: meddic

liver abscess, hepatic abscess
細菌性肝膿瘍、アメーバ性肝膿瘍


Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/08 06:14:01」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

和文文献

  • 腹壁膿瘍を併発した巨大肝血管腫の1切除例
  • 合川 公康,宮澤 光男,上野 陽介,岡田 克也,利光 靖子,岡本 光順,小山 勇
  • 肝臓 52(7), 485-490, 2011-07-25
  • 症例は31歳女性.2年前より肝血管腫と診断され,経過観察されていた.腹痛,発熱が頻回に出現し,精査加療目的に当院へ入院となった.CTでは右葉全域を占める,40 cm大の巨大な血管腫を認めた.この腫瘍に連続して右側腹部に10 cm大の辺縁が造影される嚢胞状構造が認められ,腹壁膿瘍を併発していると診断し,手術を施行した.腫瘍が巨大であったため,前方アプローチで肝右葉切除を行った.腫瘍右側に連続して腹壁 …
  • NAID 10029285902
  • 31.外傷後肝膿瘍の1例(一般演題,第49回日本小児外科学会中国四国地方会)
  • 中原 康雄,後藤 隆文,岩村 喜信,高橋 雄介,浅井 武,臼井 秀仁
  • 日本小児外科学会雑誌 47(3), 374, 2011-06-20
  • NAID 110008673287
  • P15-2 肝膿瘍穿破により発症した有瘻性膿胸に対し,EWSを使用した1例(有瘻性膿胸/充填術,ポスター15,第34回日本呼吸器内視鏡学会学術集会)
  • 永野 晃史,西山 典利,泉 信博,丁 奎光,花田 庄司,小松 弘明
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 33(増刊), S258, 2011-05-20
  • NAID 110008681611

関連リンク

肝膿瘍<肝臓・胆嚢・膵臓の病気>。肝膿瘍とはどんな病気か 肝膿瘍とは、肝臓外から 発生原因となる細菌や原虫などが肝組織内に進入・増殖し、肝内に膿瘍(うみが貯留 した袋)を形成する病気の総称です。 病原体により、細菌性(化膿性)、アメーバ性 goo ...
肝膿瘍(かんのうよう、英: liver abscess)とは肝臓に膿瘍が出現する状態。大腸菌、 連鎖球菌、ブドウ球菌、赤痢アメーバなどの感染を原因とするものと腸炎、胆道炎、 虫垂炎などの炎症によるものとがある。肝膿瘍では発熱、発汗、腹痛などが認められ、 血液 ...

関連画像

多発した肝膿瘍である。富山県食肉検査所では、肝膿瘍 富山県食肉検査所では、肝膿瘍 肝膿瘍造影 CT(早期相)肝膿瘍


★リンクテーブル★
国試過去問104I066」「104E032」「101F031」「099D107」「078A036
リンク元抗菌薬」「腹痛」「胸水」「胆嚢結石症
拡張検索アメーバ性肝膿瘍」「化膿性肝膿瘍
関連記事膿瘍

104I066」

  [★]

  • 28歳の女性。下痢と粘血便とを主訴に来院した。2か月前に海外旅行から帰国後、発熱下痢とがあった。2週前から粘血便が出現した。体温37.5℃。血圧118/62mmHg。腹部は平坦、軟で、左下腹部に圧痛を認める。筋性防御を認めない。下部消化管内視鏡写真(別冊No.18A)と糞便の顕微鏡写真(別冊No.18B)とを別に示す。
  • この疾患に合併するのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 104I065]←[国試_104]→[104I067

104E032」

  [★]

  • 疾患と治療の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104E031]←[国試_104]→[104E033

101F031」

  [★]

  • 大腸疾患と合併症の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F030]←[国試_101]→[101F032

099D107」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 099D106]←[国試_099]→[099D108

078A036」

  [★]

  • 適切なもの3つえらべ

抗菌薬」

  [★]

antibacterial drug, antibacterial
抗生剤薬理学抗菌薬一覧抗細菌薬
first aid step 1 2006 p.165

定義

  • 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
  • このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ


作用機序による分類

first aid step 1 2006 p.165
  Mechanism of action Drugs
1 Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
2 Block peptidoglycan synthesis bacitracin, vancomycin, cycloserine
3 Disrupt bacterial/fungal cell membranes polymyxins
4 Disrupt fungal cell membranes amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
5 Block nucleotide synthesis sulfonamides, trimethoprim
6 Block DNA topoisomerases quinolones
7 Block mRNA synthesis rifampin
8 Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
9 Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin
 ATuSi → あつし


薬物動態

  • 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
  • 時間依存性:βラクタム系抗菌薬

治療期間

小児

尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断 原因菌 投与期間(抗菌薬)
髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
肺炎球菌 10-14日
髄膜炎菌 7-10日
GBS,腸内細菌,リステリア 21日
中耳炎 <2 歳 10日
2 歳≦ 5-7日
咽頭炎 A 群連鎖球菌 10日(ペニシリン系薬)
5日(セフェム系薬)
肺炎 肺炎球菌,インフルエンザ菌 解熱後3-4日
黄色ブドウ球菌 3-4週間
マイコプラズマ,クラミジア 10-21日
腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎 大腸菌,プロテウス,腸球菌 3日
14日
骨髄炎 黄色ブドウ球菌 21日
連鎖球菌,インフルエンザ菌 14日

主要な感染症の抗菌薬投与期間

感染レジマニュ p.27
骨髄炎 4-6週
耳鼻咽喉 中耳炎 5-7日
副鼻腔炎 5-14日
A群溶連菌咽頭炎 10日
肺炎 肺炎球菌 7-10日 or 解熱後3日間
インフルエンザ菌 10-14日
マイコプラズマ 14日(7-10日)
レジオネラ 21日
肺化膿症 28-42日
心臓 感染性心内膜炎 α連鎖球菌 2-4週
黄色ブドウ球菌 4-6週
消化管 腸炎 赤痢菌 3日
チフス 14日(5-7日)
パラチフス
腹膜炎 特発性 5日
二次性 10-14日
胆肝膵 肝膿瘍 細菌性 4-8週
アメーバ性 10日
尿路 膀胱炎 3日
急性腎盂腎炎 14日(7-10日)
急性腎盂腎炎・再発 6週
慢性前立腺炎 1-3ヶ月
髄腔 髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
髄膜炎菌
肺炎球菌 10-14日
リステリア 21日
敗血症 敗血症 コアグラーゼ陰性ブドウ球菌 5-7日
黄色ブドウ球菌 28日(14日)
グラム陰性桿菌 14日(7-14日)
カンジダ 血液培養陰性化後, 14日

ソース不明

妊婦に避けるべき抗菌薬

  • Antibiotics to avoid in pregnancy
  • Sulfonamides––kernicterus.
  • Aminoglycosides––ototoxicity.
  • Fluoroquinolones––cartilage damage.
  • Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
(and clarithromycin––embryotoxic).
  • Metronidazole––mutagenesis.
  • Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
  • Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
  • Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
  • Chloramphenicol––“gray baby.”
  • SAFE Moms Take Really Good Care.

使っても良い

YN.H-24
  • βラクタム系
  • エリスロマイシン、アジスロマイシン

参考

  • 抗菌薬インターネットブック
まとまっていてよい
[display]http://www.antibiotic-books.jp

抗菌薬一覧

腹痛」

  [★]

abdominal pain
PQRST急性腹症


コアカリ診療の基本 p.107

心窩部 食道潰瘍 胸焼け、嚥下困難
急性胃炎 悪心、嘔吐を伴う
消化性潰瘍 空腹時悪化傾向
胃癌 進行しないと痛まず
虫垂炎初期 回盲部に圧痛
急性膵炎 激烈な腹痛、背部痛、膵酵素の上昇
慢性膵炎 不定の上腹部症状で神経症的にみえる
膵臓癌 浸潤すると疼痛強し
右季肋部 胆石症 右肩に放散、発作間は痛みほとんどなし
急性胆嚢炎 発熱、圧痛著明、肝胆道系酵素上昇
急性肝炎 肝腫大、鈍痛、黄疸-肝酵素著明に上昇
肝膿瘍 激しい発熱、叩打痛は肋骨弓部付近など
肝癌 鈍痛、破裂すると激しい痛み
左右側腹部 尿管結石 肋骨脊椎角の叩打痛、血尿、超音波検査で水腎症
腎盂腎炎 急激な発熱と叩打痛、膿尿
腎梗塞 時に一過性の激しい痛み、血尿
回盲部 虫垂炎 他疾患除外の目的で、超音波検査が有用
右側結腸憩室炎 虫垂炎との鑑別困難
回腸末端炎 虫垂炎との鑑別が必要
クローン病 回盲部潰瘍をきたしやすい
大腸癌 右側結腸癌は腫癌を触知することが多い
左腸骨窩部 虚血性大腸炎 急激な腹痛と下血
S状結腸憩室炎 腹痛、圧痛、発熱
急性大腸炎 下痢、嬬動の元進
S状結腸軸捻転 便秘老人、鼓腸強い、内視鏡的修復
下腹部 子宮付属器炎 発熱、圧痛
卵巣嚢腫茎捻転 ショックに陥ることもあり、超音波検査が有用
子宮外妊娠破裂 急激に貧血が進行、ショックなど
生理痛 内膜症がある場合は強い
全体 腹膜炎 原発性、結核性、癌性など症状が微妙に異なる
潰瘍穿孔 腹壁防御、板状硬、緊急手術
腸間膜血栓症 鼓腸、腸麻痺、ショック、最も重篤


  • 小腸疾患による腹痛は食事後20分後ぐらいから始まることが多い。(QB.A-308)

乳幼小児の腹痛

SPE.481
  • 乳幼児・学童に共通して最も多い腹痛の原因は便秘。その他は急性胃腸炎、胆道拡張症



胸水」

  [★]

pleural effusion, pleural fluid
胸膜滲出液 pleural exudate
胸水貯留あるいは胸水、胸水貯留
  • 胸膜腔内の液体。

組成

IMD.457
0.1-0.2 ml/kg
細胞数 1000-5000 /ul
 mesothelial cells 3-70%
 monocytes 30-75%
 lymphocytes 2-30%
 granulocyte 10$
蛋白 1-2 g/dl
アルブミン 50-70%
血糖と同じ
LDH 血清レベルの50%以下
pH 血清よりややアルカリ性

種類

  漏出性胸水 滲出性胸水
外観 透明 混濁
比重 <1.015 >1.018
タンパク <2.5 g/dL >3.0 g/dL
LDH <200単位 >200単位
Rivalta反応 (-) (+)

原因疾患

  • 漏出性胸水:うっ血性心不全が多い
  • 滲出性胸水:結核性胸膜炎と癌性胸膜炎が半数以上

漏出性胸水

原因による分類

  • 静水圧↑:うっ血性心不全、収縮性心膜炎、アミロイドーシス
  • 血漿膠質浸透圧↓:ネフローゼ症候群、肝硬変、低栄養

滲出性胸水

身体所見

  • 打診
  • 肺肝境界:(右肺ならば)上昇
  • 心濁音境界:(十分に貯留していれば)消失
  • 聴診
  • 呼吸音:減弱~消失。
  • 肺胞呼吸音減弱
  • 気管支呼吸音増強




胆嚢結石症」

  [★]

gallbladder stonecholecystolithiasis
胆石胆石症胆嚢結石胆のう結石症



アメーバ性肝膿瘍」

  [★]

amebic liver abscess
肝アメーバ症



化膿性肝膿瘍」

  [★]

pyogenic liver abscess



膿瘍」

  [★]

abscess
  • 組織、臓器に起こった化膿性炎(化膿)により好中球などの滲出物が蓄積した状態 (医学大辞典)
  • 腔が形成されており、そこに滲出物がたまる。





★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡