統合失調症

出典: meddic

schizophrenia
精神分裂病分裂病
精神疾患向精神薬抗精神病薬

ICD-10

  • F20 Schizophrenia
  • F20.0 Paranoid schizophrenia
  • F20.1 Hebephrenic schizophrenia
  • F20.2 Catatonic schizophrenia
  • F20.3 Undifferentiated schizophrenia
  • F20.4 Post-schizophrenic depression
  • F20.5 Residual schizophrenia
  • F20.6 Simple schizophrenia
  • F20.8 Other schizophrenia
  • F20.9 Schizophrenia, unspecified

DSM-IV

概念

  • 統合失調症 schizophrenia (=精神分裂病 shizo(分裂) + phrenia(心)) 
  • 感情、思考、行動の統合がとれていない。

歴史

  • クレペリン Kraepelin,E.(1899):早発性痴呆として統合失調症を分離
  • ブロイラー Bleuler,E. (1911):schizophreniaの名称を与えた。ブロイラーの基本症状
  • シュナイダー Schneider,K.(1939):シュナイダーの一級症状

疫学

  • 100人に1人が罹患している。120人に1人とも(発病危険率0.8%)
  • 発症年齢:15-35歳に集中。10歳以下や40歳以降に発症することは少なく、55歳におこるのはまれ。
  • 性差:男性の方が発症年齢が少ない。

遺伝性

参考1
発症には遺伝要因と環境要因の関与が考えられる。
  • 一卵性双生児46%、二卵性双生児12%

リスクファクター

  • 冬の出産、妊娠時の合併症

病前性格

  • 非社交的、物静か、控えめ、生真面目、変人
  • 臆病、繊細、敏感、神経質、興奮しやすい、自然や書物に親しむ
  • 従順、善良、温和、無頓着、鈍感

病型

病因

前頭葉、辺縁系、線条体、視床下部 → ドーパミンD2受容体遮断薬が治療薬 (抗精神病薬)
  • 慢性アンフェタミン中毒
  • 糖質病に類似?

統合失調症の特徴

  • 1.意識障害はおこらない
  • 2.知的障害は起こらない
  • 3. 特異的な症状がない
  • 4. 個々の精神機能はそれ自体は障害は起こらない

ブロイラーの4つのA

  • 患者は3つはあてはまる
①連合弛緩 Assosiationslockerung
②感動鈍麻 Affekverblodung
③両価性 Ambivalence
④自閉 Autisumus

 

統合失調症の陽性、陰性症状

陽性症状:本来あるべきでないことがあるもの:幻聴
陰性症状:本来あるべきものがないもの:感情の鈍麻
  • 陽性症状は急性期に生じ、陰性症状は後期に生じる



  • 意識障害はない(せん妄は出現しない)

症状

PSY.255-256
  • 意欲・感情:不安、緊張、興奮。昏迷カタレプシー
  • 自我:自我の能動性が障害され、自らの思考や行動が他人の意志によって影響されていると思いこむこと。
  • 知能:知的能力は低下しない。異常体験に支配されている場合や人格の崩壊が進行した例では、的確な判断能力が損なわれる。
  • 疎通性:異常体験に支配されていたり、強い興奮や昏迷を示す場合には疎通性は得られない。
  • 病識:統合失調患者は自らが異常な状態にあることを認識できない

診断基準

DSM-IVによる統合失調症の診断基準

A. 特徴的症状:以下のうち2つ以上が1ヶ月以上の存在
(1) 妄想
(2) 幻覚
(3) 解体した会話
(4) ひどく解体したまたは緊張病性の行動
(5) 陰性症状:感情平板化、思考貧困、意欲欠如
B. 社会的または職業的機能の低下
C. 期間:少なくとも6ヶ月間存在
D. 失調感覚障害(統合失調感情障害)と気分障害を除外
E. 物質や一般身体疾患の除外
F. 広汎性発達障害との関係:自閉性障害や
他の広汎性発達障害の既往歴がある場合、
顕著な幻覚や妄想が少なくとも1ヶ月存在すること

ICD-10による統合失調症の診断基準

一ヶ月以上ほとんどいつも明らかに存在すること
(a) 考想化声 thought echo、考想吹込 thought insertion、思考奪取 thought withdrawal考想伝播 thought broadcasting いずれか1つ
(b) させられ体験 delusion of control、身体的被影響体験 delusion of influence、妄想知覚 delusional perception
(c) 注釈幻声、会話形式の幻聴 auditory hallucination
(d) 宗教的・政治的な身分や超人的な力や能力といった、文化的に不適切で実現不可能なことがらについての持続的な妄想(たとえば天候をコントロールできるとか、別世界の宇宙人と交信しているといったもの)。
(e) 持続的な幻覚が、感傷的内容を持たない浮動性あるいは部分的な妄想や支配観念に伴って継続的に(数週から数ヶ月)現れる。 いずれか2つ
(f) 思考の流れに途絶や挿入があり(思考途絶)、その結果まとまりのない話しかたをしたり(連合弛緩)、言語新作が見られたりする。
(g) 興奮、常同姿勢蝋屈症、拒絶症、緘黙昏迷などの緊張病性行動 catatonic behavior
(h) 著しい無気力、会話の貧困、情動的反応の鈍麻や不適切さのような、社会的引きこもりや、社会的能力の低下をもたらす陰性症状。
(i) 関心喪失、目的欠如、無為、自分のことだけに没頭する態度、社会的引きこもりなど、個人的行動の質的変化。

検査

治療

  • 薬物療法
  • 精神療法:支持的精神療法(安定した医師患者関係を樹立する)
  • 電気痙攣療法:陽性症状が顕著で薬物療法の効果が見られない場合に適応。陽性症状の有無にかかわらず自殺のおそれがあり、他の治療によって改善に見られない場合も適応。
  • 社会復帰のための治療:
  • 作業療法:自発性と対人接触が改善。
  • レクリエーション療法:
  • 認知行動療法:生活技能訓練(ここの患者に適した目標を設定して行動療法を行う。対人及び社会的技能を学習し、実際の生活に応用していく)

抗精神病薬一覧

非定型抗精神病薬

  • SDA:Serotonin Dopamine Antipsychotics
  • MTA:Multiacting Receptor Targeted Antipsychotics

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参考

  • 1. 統合失調症 学習テキスト 病客様とご家族の皆様がともに学んでいただくために 医療法人梁風会高梁病院 心理教育委員会編集
[display]http://www.ryoufhu.com/hp/sctekisuto.pdf
  • 2. 【0738】一卵性双生児の統合失調症について
[display]http://kokoro.squares.net/psyqa0738.html








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和文文献

  • 統合失調症のリハビリテーションと認知機能障害
  • 認知症高齢者に対するAllen Cognitive Level Screen の有用性
  • 阿部 勇太,藤田 尚子,久米 裕,石井 奈智子,石井 良和,ABE Yuta,FUJITA Naoko,KUME Yu,ISHII Nachiko,ISHII Yoshikazu
  • 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻紀要 19(2), 143-151, 2011-10
  • … 本研究では, 65歳以上の統合失調症群, 認知症群に対して革細工という作業活動を用いた評価であるAllenCognitive Level Screen (以下ACLS)を, 期間をあけて2回実施し, 認知レベルを測定し再テスト信頼性を検討した. … その結果, 統合失調症群と認知症群の両群においてACLS の再テスト信頼性が確認でき, 基準関連妥当性があることが示唆された. …
  • NAID 120003611073
  • 認知症高齢者に対するAllen Cognitive Level Screen の有用性
  • 阿部 勇太,藤田 尚子,久米 裕,石井 奈智子,石井 良和
  • 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻紀要 19(2), 143-151, 2011-10
  • … 本研究では, 65歳以上の統合失調症群, 認知症群に対して革細工という作業活動を用いた評価であるAllen Cognitive Level Screen (以下ACLS)を, 期間をあけて2回実施し, 認知レベルを測定し再テスト信頼性を検討した. … その結果, 統合失調症群と認知症群の両群においてACLS の再テスト信頼性が確認でき, 基準関連妥当性があることが示唆された. …
  • NAID 110008728534
  • 表現と間(後)―精神医学に学ぶ音楽教育論―
  • 吉野 秀幸,ヨシノ ヒデユキ,YOSHINO Hideyuki
  • 大阪教育大学紀要 第Ⅰ部門 人文科学 60(1), 55-74, 2011-09-30
  • … 今回の後編ではまず,「アクチュアリティの欠落」としての離人症および統合失調症を取り上げ,それらの病理を「自己」同一性の危機と捉えた上で「自己」についての「存在論的差異」(ハイデガー)の構造を明示する。 …
  • NAID 120003460025

関連リンク

統合失調症(とうごうしっちょうしょう、ドイツ語: Schizophrenie、英語: schizophrenia) とは、かつては精神分裂病(せいしんぶんれつびょう)と呼ばれていた精神疾患(精神 障害)群の名称。この症状の担当科は精神科であり、精神科医が診察に当たる。
一精神科医による、統合失調症を患った人やその家族へ向けた病気の説明。
統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる頻度の高い病気です。「普通の話も通じ なくなる」「不治の病」という誤ったイメージがありますが、こころの働きの多くの部分は保 たれ、多くの患者さんが回復していきます。 高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じ ...

関連画像

統合 失調 症 とは 統合 失調 これまで意識的に、統合失調 統合失調症の治療 統合失調症を発症する前に発見統合失調症の症状とは?統合失調症」に関する画像 統合失調症って?~原因・症状 統合失調症の原因と考えられて


★リンクテーブル★
先読み向精神薬
国試過去問098C016」「101E014」「102G066」「099F030」「102A028」「098D003」「099G004」「101A004」「107E045」「104E059」「105E057」「097I031」「099C020」「103G053」「106F017」「104G051」「100H031」「100D021」「098F010」「097F025
リンク元100Cases 71」「ペロスピロン」「うつ病」「クエチアピン」「うつ病エピソード

向精神薬」

  [★]

psychotropic drug, psychotropic drugs, psychotropic agent, psychoactive drug, psychotropic, psychotropics
精神疾患


  • 中枢神経系に作用して精神機能に影響を及ぼす薬物の総称

向精神薬に含まれる薬物

-


098C016」

  [★]

  • 次の文を読み、16~18の問いに答えよ。
  • 75歳の女性。家族では介護しきれないために夫と妹が入院を希望し、拒否する本人を連れて来院した。
  • 現病歴 : 裕福な家庭に育ち有名女学校を首席で卒業した。20歳で結婚し24歳で長男を出産。以後専業主婦として現在に至る。多趣味で俳句、書道をたしなみ、師範の免許も多い。夫と2人暮らし。長男は独立して家庭を持っている。2年前心臓疾患で2か月入院して帰宅した後から「もらい物が見当たらない。」、「冷蔵庫の中身が変わっている。」と夫を責めるようなことがあった。1年前には長男の嫁に対して財産を狙っていると責めるようになり、3か月前からは最も世話になって信頼していた妹にも「絵のコレクションを盗む。」、「貯金通帳を隠した。」と一方的に攻撃して警察に通報するようになり、親族と断絶してしまった。高齢の夫のみとの生活になったが、メモ帳を捨てたなどと夫にも攻撃が及ぶようになり、夫は介護不能と判断した。
  • 現症 : 上品な老婦人。診察室では攻撃性は一見みられない。身長150cm、体重48kg。脈拍84/分、整。血圧148/84mmHg。神経学的には深部反射が両下肢とも軽度亢進。左上肢で歯車様筋固縮を軽度に認める。本人拒否のまま入院としたが、入院時には頑強に抵抗し、「人権侵害です。訴えますよ。」と大騒ぎした。
  • 入院後経過 : 意に反して入院させられたことを厳しく追及するが、入院の必要についての説明に納得して機嫌よくしていることもあり、まったく相反する態度が交互に現れる。会話しているとしばらく前に話した内容がそっくりそのまま何度も出てきて、本人はそのことに気付いていない。病棟内で迷子になることはない。改訂長谷川式簡易知的機能評価スケールでは30点満点中25点である。入院10日目の頭部単純MRIを以下に示す。
  • この患者にみられる症候はどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 098C015]←[国試_098]→[098C017

101E014」

  [★]

  • 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
  • 63歳の男性。意識障害のために搬入された。
  • 現病歴: 2か月前から表情がこわばり、口数が減り、動作も緩慢になった。食事量が減り、日本酒1合を毎晩飲む習慣がついた。休むと迷惑をかけると言って仕事には出ていたが、判断力が鈍り、効率が上がらず、ぐったりして帰宅する。妻が病院受診を勧めると、支払い額を気にしてためらう。20年前の仕事上での些細なミスを思い出して「取り返しのつかないことをしてしまった」とつぶやくことがあった。本日夕食後、妻が近くの親類宅まで出かけて1時間後に帰宅すると、奥の部屋で倒れていて、そばにビールの空き缶が1つと妻が時々用いる睡眠薬の空シート20錠分があった。シートの薬は長時間作用型のベンゾジアゼピン系睡眠薬であることが判明した。
  • 既往歴: 特記すべきことはない。
  • 生活歴: 高校卒業後、地方公務員としてまじめに勤務し、60歳で定年となってからは小企業で事務仕事に就き、同僚の信頼は篤かった。
  • 現症: 呼びかけに反応しないが、痛み刺激にかろうじて開眼する。体温36.9℃。脈拍64/分、整。血圧118/82mmHg。全身に外傷を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部はほぼ平坦で、肝・脾を触知しない。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101E013]←[国試_101]→[101E015

102G066」

  [★]

  • 次の文を読み、64~66の問いに答えよ。
  • 21歳の男性。「就職など、将来のことが心配である」という訴えで来院した。
  • 現病歴:大学卒業を控え、就職活動でいろいろな企業の面接を受けた。しかし面接担当者の前では恐怖感があり声が出なかった。
  • 出生・発達歴:在胎38週、自然分娩で出生した。手先は不器用であったが、言語発達の遅れはなかった。幼小児期は周りの人と視線が合わず、独り遊びが多かった。小学校では、プロ野球選手の背番号や経歴について非常に興味を持ち「プロ野球博士」と言われていた。小学校、中学校、高校では運動が苦手で、いじめられたり、からかわれたりすることが多かった。その後現役で希望の大学の工学部に入学した。友達は少なく恋愛経験もない。
  • 既往歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長172cm、体重55kg。体温36.1℃。脈拍76/分、整。血圧120/78mmHg。診察室では不安な様子で下を向き視線を合わせない。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102G065]←[国試_102]→[102G067

099F030」

  [★]

  • 61歳の女性。元気のない様子を心配する家族に連れられて来院した。
  • 生来健康であり、家庭生活にも社会生活にも問題はなかった。親、子供および兄弟姉妹に精神障害に罹患している者はいない。家族によれば、半年ほど前に、次男の結婚話がもつれ、「不安で落ち着かない」と訴えるようになった。破談が決まったころから元気がなく、憂うつそうな表情をしていることが多くなった。それでも、パートタイムや家事を何とかこなしていたが、「体がだるい」などと頻繁に訴えていた。
  • そのうちパートタイムの仕事を休みはじめ、家事も滞りがちになった。また、「物覚えが悪くなった。馬鹿になった。治らない病気にかかってしまった」としきりに漏らすようになった。夜は眠っているようであるが、日中も居眠りをしていることがあったという。
  • 最も考えにくいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099F029]←[国試_099]→[099F031

102A028」

  [★]

  • 32歳の男性。妻と子供とに暴言を吐くため、見かねた両親に伴われて来院した。高校2年生のとき、特にきっかけもなく元気がなくなり、3か月間学校を休んだことがある。その時は特に治療を受けずに回復し、その後は順調であった。3か月前から、職場で上司や同僚と口論することが増え、注意を受けると不機嫌になり、反抗的な態度を示すようになった。夜間や休日の外出が増え、浪費が著しい。普段は上機嫌でじょう舌だが、ちょっとしたことでいらいらして悪態をつく。妻が浪費を注意すると激昂して暴言を吐く。幼い子供が泣きやまないと怒鳴りつける。元々は機会飲酒程度であったが、展近は酒量が増えた。本人は、心身の不調は全く自覚しておらず、両親の懇願に応じてしぶしぶ受診したと言う。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102A027]←[国試_102]→[102A029

098D003」

  [★]

  • 25歳の女性。動悸、頭痛および立ちくらみのために来院した。
  • 7歳のとき両親が離婚して養女に出され、いじめられた。中学1年のときに家出して以後、学校にはほとんど行っていない。15歳で同棲、19歳で入籍し2児をもうけた。仕事は一定せずアルバイトを転々としていたが、夫の不倫のために3年前離婚した。そのころ食欲がなくなってしまい、酒ばかり飲んでいた。1か月で10kgやせた。
  • その後今の夫と再婚して1児をもうけたが、3か月前、夫にはかなりの借金があることが分かった。それ以来気分の落ちこみが激しく、ふさぎこむと寝てばかりで仕事も辞めてしまう。最近は酒量も増え、いらいらがひどくて子供たちに八つ当たりしてしまう。
  • この患者の病歴で該当しない精神障害はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098D002]←[国試_098]→[098D004

099G004」

  [★]

  • 72歳の女性。75歳の夫と娘夫婦とに伴われて来院した。
  • 3か月前ころから「夫が浮気をしている」と疑いだした。ことあるごとに夫を責めるが、家族によれば浮気の事実はない。夫が買い物に出かけ、帰宅が遅れると「女性と会っていた」と激しく夫を責める。そのことで口論になるとますます激しく興奮する。近くに住む娘夫婦が仲介に入るが、全く聞く耳を持たず、夫が浮気をしていることを堅く信じて疑わない。興奮すると夜も眠らずに、夫を責め続けるという。また、物忘れが急に進んだようだと家族がいう。身体疾患、薬物乱用およびアルコール乱用歴はない。
  • 考えられるのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 099G003]←[国試_099]→[099G005

101A004」

  [★]

  • 72歳の女性。75歳の夫と娘夫婦とに伴われて来院した。3か月前から「夫が浮気をしている」と疑いだした。ことあるごとに夫を責めるが、家族によれば浮気の事実はない。夫が買い物に出かけ帰宅が遅れると、「女性と会っていた」と激しく夫を責める。そのことで口論になるとますます激しく興奮する。近くに住む娘夫婦が仲裁に入るが、全く聞く耳を持たず、夫が浮気をしていることを堅く信じて疑わない。興奮すると夜も眠らずに、夫を責め続けるという。また、物忘れが急に進んだようだと家族が言う。身体疾患、薬物乱用およびアルコール乱用歴はない。
  • 考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101A003]←[国試_101]→[101A005

107E045」

  [★]

  • 20歳の男性。大学を休んでいることを心配した母親に伴われて来院した。大学3年生の月から半年間休んでいる。昼夜逆転の生活を送っているが、趣味のバンドの練習には週に3日参加している。礼節は保たれ、服装も整っている。「大学には行っていないけど、これといって嫌なことがあるわけじゃない。バンドは楽しいけど、逃げているだけのようにも思う。将来のことを考えると、自分がどうしたらいいのか分からない」と語った。思考はまとまっており、抑制はみられず、静穏である。身体診察では異常所見を認めない。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107E044]←[国試_107]→[107E046

104E059」

  [★]

  • 72歳の女性。言動の変化を心配した家族に伴われて来院した。3年前に夫を亡くしてから、一人暮らしを続けている。これまでに精神症状を呈したことはなかった。3か月前から自宅に閉じこもりがちになったため、心配した長女が様子を見に行ったところ「外に出ると皆が自分の悪口を言っている」、「隣の人がいつも自分を監視している」といった話をし続けたという。診察時には表情が明るく、抑うつ気分は認めない。疎通性も良好である。幻覚は認めず、改訂長谷川式簡易知的機能評価スケールは30点(満点30)であった。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 104E058]←[国試_104]→[104E060

105E057」

  [★]

  • 30歳の男性。精神科病棟に入院中である。数年前から家に引きこもりがちの生活を送っていた。2か月前に幻覚妄想状態を示したため入院となったが、薬物療法で改善した。最近は落ち着いているものの、表情は乏しく、ほとんど一日中臥床している。他人との交流はほとんどみられない。.
  • この患者のリハビリテーションの課題として適切なのはどれか。2つ選べ。
  • a 服薬の自己管理
  • b 否定的感情の修正
  • c 無意識的葛藤の評価
  • d あるがままの受け入れ
  • e コミュニケーション技能の習得


[正答]


※国試ナビ4※ 105E056]←[国試_105]→[105E058

097I031」

  [★]

  • 80歳の女性。夫の浮気のためイライラ態と不眠とが続くと訴えて家族に伴われて来院した。1年前、糖尿病のため入院したが、その半年後から85歳の夫が浮気をしていると責めるようになった。全くその事実はないが説得不能で、最近は家族も相手にしなくなった。診察時も夫の性的問題をあからさまに訴えるが、日常生活は自立しており物忘れも目立たない。幻聴は否定し夫の浮気の件以外に奇異な言動はみられない。意識は清明で神経学的に異常所見はない。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097I030]←[国試_097]→[097I032

099C020」

  [★]

  • 35歳の女性。心窩部の不快感を訴えて来院した。症状は1年以上続いており、既に4か所の病院を受診した。そのたび精密検査を受けたが症状を説明できる異常は認められなかった。しかし患者はこれまでの医師の説明に納得できず、「がんのような重い病気なのではないかと思う。検査でみつからないだけなのではないか。医師が隠しているのではないか」と疑い深く不安になっており、再度同じような精密検査を要求している。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099C019]←[国試_099]→[099C021

103G053」

  [★]

  • 30歳の男性。18歳時に統合失調症を発症し、過去に2回の入院歴がある。
  • ここ数年は症状が安定し就労していたが29歳時に妄想が再燃し、3回目の入院となった。
  • 入院から6か月が経過し状態は安定し、日常生活も自立していることから、主治医は自宅への退院を考えている。
  • 患者は対人関係をうまくとることができないため、主治医はすぐに働くのは困難と判断している。
  • 退院後、患者が利用するのに適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103G052]←[国試_103]→[103G054

106F017」

  [★]

  • 48歳の男性。閉じこもりがちの生活を心配した両親に伴われて来院した。 25歳時に統合失調症を発症して以来、外来通院で治療を続けてきた。病識はあるものの、長期間に渡って軽度の幻聴関係妄想が残存し、 15年前から就業していない。家庭では問題なく日常生活を送ることができている。服薬は遵守している。高齢の両親と3人で暮らしている。
  • 現時点の対応として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106F016]←[国試_106]→[106F018

104G051」

  [★]

  • 56歳の男性。就労して社会復帰したいと希望して相談に来た。22歳から統合失調症で治療中である。これまでに被害妄想幻聴を主症状として3回の入院治療歴がある。最近、欠勤が多く作業能率も低下していることから10年間勤めた工場を解雇された。それ以来、自宅で何もしないで過ごすようになった。
  • 適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 104G050]←[国試_104]→[104G052

100H031」

  [★]

  • 18歳の女子。高校に入学して間もなく、学校での些細なことをきっかけに、腹痛を理由に登校しなくなった。家族の説得で登校したり、しなかったりが続き、結局1年後には中退してしまった。その後、1年ほど自室に閉じこもり、家族ともあまりロをきかず、外出の働きかけに興奮気味に反発し、最近「自分の考えが人に伝わる」、「家族が不幸になる」などと言うようになった。
  • 最も可能性の高いのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100H030]←[国試_100]→[100H032

100D021」

  [★]

  • 45歳の男性。「会社に行きたくない」と言って来院した。10歳ころから、人前で食事をしたり、話をしたりするのが極端に苦手になった。就職してからは、周囲から見られているようで、電車での通勤が辛かったと言う。最近部長に昇格し、朝礼の司会をせねばならなくなった。このことが辛く、退職したいとすら思うと言う。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100D020]←[国試_100]→[100D022

098F010」

  [★]

  • 45歳の男性。家族との会話が少なく、顔色の悪いことに気付いた妻に伴われて来院した。仕事で重要プロジェクトに参加している。3か月前から食思不振と不眠とをきたすようになり、体重が3kg減少した。話し声は小さく、勣務中にぼんやりしていて、仕事に意欲がわかないと言っている。意識は清明。身長175cm、体重60kg。体温37.1℃。脈拍80/分不整。血圧126/70mmEg。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098F009]←[国試_098]→[098F011

097F025」

  [★]

  • 75歳の男性。最近、言動がおかしいことに気付いた家族に伴われて来院した。半年前から「気が滅入る。」と言い、1日中臥床がちである。食欲低下、体重減少およぴ興味・意欲の減退がある。「自分は癌でもうすぐ死ぬ。」「我が家は破産だ。」とあり得ないことを言っている。毎晩洒を飲まないと眠れなくなった。身体的異常はない。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097F024]←[国試_097]→[097F026

100Cases 71」

  [★]

症例
72歳 女性
現病歴胸部感染症ドキシサイクリンGP処方された。関節リウマチ長期間罹患しており、9年間、1日7mgのプレドニゾロン服用している。関節痛のため時々パラセタモール服用GP測定した血圧は138/82mmHgであった。抗菌薬服用し始める2日前からはじまって5日間熱っぽく、食欲不振であり、ベットから動けないでいる。水は十分に飲ませている。5日目に傾眠傾向となり、起こすことが困難になったため、救急車救急部に連れてきた。
主訴傾眠
生活歴:単身。退職した娘が世話をするために引っ越してきている。
家族歴:なし。
身体所見 examination
 小柄である(50kgと評価された)が、最近になって体重が減少したということはない。体温38.8℃。眠たそうであり、命令には応じる。簡単質問にしか答えない。全身性筋緊張低下。局所神経症状無し。脈拍:118/min血圧:104/68mmHg。頚静脈圧上昇せず。足首に腫脹無し。肺底部crackles(ラ音)とwheezes(笛音)を認める。関節にわずかに活動性炎症変形が認められる。これは関節リウマチ既往と合う所見である。
検査 investigation
 ヘモグロビン:軽度低下。MCV正常。白血球増多。ナトリウム低下。カリウム正常。尿素上昇クレアチニン上昇
問題0. □と○に入る言葉を述べよ
 1) 傾眠とは□□障害に含まれ
 2) 傾眠とは、刺激を与えなければ□□が低下するが、刺激を与えれば○○する状態である。
問題1. 患者関連する以下の事項のうち何が傾眠関係あるのだろうか?2つ選べ。
 1) ドキシサイクリン副作用
 2) 関節リウマチの重症化
 3) プレドニゾロン服用
 4) パラセタモール服用
 5) 胸部感染症
問題2. 異常な検査所見をどう説明しますか?口頭で述べてください。ぶっちゃけ、やや低血圧であることと、ナトリウム低値が着目点です。腎機能低下二次的なものです。
意識障害
意識障害 (PSY.38)
 単純意識障害
  明識困難状態 < 昏蒙 < 傾眠 < 昏眠 < 昏睡
傾眠
 昏睡状態分類の一つ
 ・somnolence
  放置すれば意識が低下し、眠ったようになるが、刺激覚醒する。病的場合にのみ用いられる。(BET.130)
  sleepiness; also, unnatural drowsiness. A depressive mental state commonly caused by encephalitis, encephalomalacia, hepatic encephalopathy, hypoxia and some poisonings, e.g. Filix mas, the male fern.
   (Saunders Comprehensive Veterinary Dictionary, 3 ed. c 2007 Elsevier, Inc. All rights reserved)
 ・drowsiness