組織因子

出典: meddic

tissue factor TF
第III因子factor III
血液凝固因子組織トロンボプラスチン


  • 組織で産生される
  • 糖タンパク質
  • 45kDa
  • 外因系カスケードの起点となる
  • 第VII因子を活性化し(第VIIa因子)、また複合体を形成して以下の反応を起こす
第X因子の活性化
第IX因子の活性化


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/03/05 20:16:06」(JST)

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和文文献

  • P2-24-18 子容頸癌,体癌における組織因子,血液凝固第VII因子の発現と血栓塞栓症との関連の検討(Group125 婦人科悪性腫瘍・手術合併症1,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
  • 最上 多恵,横田 奈朋,丸山 康世,長谷川 哲哉,井畑 穣,助川 明子,沼崎 令子,佐藤 美紀子,杉浦 賢,中山 裕樹,宮城 悦子,平原 史樹
  • 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 874, 2011-02-01
  • NAID 110008510043
  • 銅合金の耐応力緩和特性を支配する原子レベルの組織因子の究明
  • 有賀 康博,Saxey David W.,Marquis Emmanuelle A. [他]
  • 銅と銅合金 50(1), 1-6, 2011
  • NAID 40018947748

関連リンク

組織因子は、分子量が5万~30万の. 糖タンパクで ... 組織因子は、膜を1回貫通して いる膜タンパクである。 組織因子は、 ... 組織因子の役割. 組織因子は、凝固系の外因 系の. 出発地点となる。 ■組織因子の進行. 1.組織因子は、カルシウムイオンを介して ...
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関連画像

免疫組織化学染色法包埋胎盤組織切片の免疫組織 組織因子と第VII因子(PDB:1dan) 青 内凝固症候群(DIC),組織因子 6.血小板と血液凝固 組織切片の免疫組織染色像。核


★リンクテーブル★
国試過去問097H037
リンク元血液凝固因子」「播種性血管内凝固症候群」「ヘパプラスチンテスト」「トロンボプラスチン」「組織トロンボプラスチン
関連記事組織」「」「因子

097H037」

  [★]

  • 血液凝固におけるビタミンK依存性因子はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097H036]←[国試_097]→[097H038

血液凝固因子」

  [★]

coagulation factor (Z), clotting factor, blood coagulation factor, blood coagulation factors
ビタミンK



血液凝固因子

  • PT.261
名称 同義語 分子量

(kDa)

血漿中濃度

(μg/ml)

半減期

(day)

内因系のプロ酵素 XII Hageman因子 80 29 2
  プレカリクレイン Fletcher因子 88 45  
  XI PTA 160 4 2.5
ビタミンK依存 VII proconvertin 50 0.5 0.2
凝固プロ酵素 IX Christmas因子 57 4 1
  X Stuart因子 57 8 1.5
  II プロトロンビン 70 150 3
補助因子 III 組織因子   0  
  血小板ホスホリピド        
  高分子量キニノゲン   120 70  
  V proaccelerin 330 7 1.5
  VIII 抗血友病因子     0.5
フィブリン堆積因子 I フィブリノゲン 340 2500 4.5
  XIII フィブリン安定因子 320 8 7
抑制物質 アンチトロンビンIII   58 150 2.5
  • 標準血液病学 p.217
15種類ある
凝固因子 慣用語・同義語 ビタミンK依存 血液中半減期(hr) 産生器官 染色体座乗部位
I fibrinogen   100-150 肝臓 4q26
II prothronbin 50-80 肝臓 11p141-q12
III tissue thromboplastin     体の各組織 1pter-p21
IV calcium ion     肝臓  
V labile factor/proaccelerin   24 肝臓 1q21-q25
VII stable factor/proconvertin 6 肝臓 13q34
VIII antihemophilic factor   12 細網系? xq28
IX Christmas factor 24 肝臓 xq26.3-q27.2
X Stuart factor 25-60 肝臓 13q34
XI plasma thromboplastin antecedent   40-80 肝臓 4q35
XII Hageman factor   50-70 肝臓 5q33-qter
XIII fibrin stabilizing factor   150 肝臓 6p24-p21.3
prekallikrein Fletcher factor   35 肝臓 4q35
hight molecular weight kininogen Fitzgerold factor   150 肝臓 3q26-qter
von Willebrand factor     24 血管内皮

血小板 糸球体

12pter-p12


産生部位

  • ほとんどが肝臓
  • 例外:

臨床関連


-凝固因子


播種性血管内凝固症候群」

  [★]

disseminated intravascular coagulation DIC, disseminated intravascular coagulopathy
播種性血管内凝固汎発性血管内血液凝固 generalized intravascular coagulation


  • TNF-αの作用により血管内で血液が凝固する(2008年前期免疫学)
  • 致死率は70-80% (2008年前期免疫学)

概念

  • 癌、敗血症、白血病などを基礎とし、過度の凝固亢進により、全身の微小血管に血栓が多発して循環障害による臓器障害と、血小板・凝固因子の消費と線溶系の亢進による著明な出血傾向を来す病態

病因

疫学

病変形成&病理

症状

  • 出血傾向(紫斑など皮下出血、鼻出血、血尿、消化管出血、肺出血)
  • 臓器障害(血栓形成に基づく循環障害)
  • 急性腎不全、虚血性心疾患、呼吸不全、黄疸
  • 初発は70%が出血(紫斑、うっ血斑、注射部位からの出血、消化管出血など)。

診断

表1.DIC診断基準
  厚労省DIC診断基準 急性期DIC診断基準
基礎疾患 基礎疾患あり:1点 基礎疾患は必須項目
臨床症状 出血症状あり:1点
臓器症状あり:1点
要除外診断
SIRS(3項目以上):1点
血小板数
(X104/μL)
8< ≦12:1点
5< ≦ 8:2点
  ≦ 5:3点
8≦<12 or 30%以上減少/24h:1点
  <8 or 50%以上減少/24h:3点
血清FDP(μg/ml)  
10≦ <20:1点
20≦ <40:2点
40≦   :3点
10≦ <25: 1点
25≦   :3点
D-dimerもFDPとの換算表により使用可能
フィブリノゲン(mg/dl) 100< ≦150:1点
   ≦100:2点
PT1.25≦ <1.67:1点
1.67≦    :2点
1.2≦:1点
DIC診断 7点以上
(白血病群では、出血症状と血小板数を除いて、4点以上)
4点以上
(白血病群には適応できない)

検査

  血液マーカー DIC DIC 意義 例外
global coagulation tests プロトロンビン時間 PT   肝障害
フィブリノゲン   ↓or→ 炎症、肝障害
血小板数   肝障害、骨髄抑制、血小板抗体
フィブリン分解産物 FDP 線溶亢進 炎症で増加が減少
止血系分子マーカー トロンビン・アンチトロンビンIII複合体 TAT, F1+2 トロンビン生成 その他の血栓症でも増加
SF, Dダイマー   フィブリン生成  
PPIC, Dダイマー   フィブリン分解  
トロンボモジュリン TM 血管内皮障害 腎障害
アンチトロンビン AT 肝障害
プロテインC PC 肝障害
プラスミノゲンアクティベーターインヒビター1 PAI-1 線溶低下 高脂血症
組織因子 TF 外因系の活性化 大動脈瘤
第VIIa因子 FVIIa
組織因子経路インヒビター TFPI

治療

予後

予防

参考

どの診断基準を使うべきか記載有り
[display]http://fhugim.com/2%E2%96%A0%E2%96%A0p=2454


ヘパプラスチンテスト」

  [★]

hepaplastin test, HPT
トロンボプラスチンプロトロンビン時間


  • 検体:クエン酸を加えた全血もしくは血漿
  • 組織トロンボプラスチン(組織因子リン脂質)を検体に加え、凝固するまでの時間を計測する。(その時間とコントロールの時間を使って活性の大小を%で表現する、と思われる)
  • 外因系を反映、すなわち、第II、VII、X因子を反映する検査である。
  • ワルファリンの影響を受ける。
  • ビタミンK欠乏症では低下する。
  • 組織因子としてウサギ脳トロンボプラスチンを使用 → PIVKAの影響を受けない(トロンボテストとの異差) → 肝実質細胞の合成能を反映 (LAB.416)



トロンボプラスチン」

  [★]

thromboplastin
第III因子 factor IIICD142
血液凝固因子

トロンボプラスチン

  • 部分トロンボプラスチンを血漿に加えCa2+を再加して凝固時間を測定


組織トロンボプラスチン」

  [★]

tissue thromboplastin, TPL
組織因子


  • 損傷された膜から放出され、外因系の凝固系を開始させる
  • 組織因子(第III因子,糖タンパク質)とリン脂質からなる

組織」

  [★]

tissue
textus
  • 何種類かの決まった細胞が一定のパターンで集合した構造の単位のこと。
  • 全体としてひとつのまとまった役割をもつ。

分類

  • 上皮組織
  • 支持組織
  • 筋組織
  • 神経組織



子」

  [★]

child
子供雑種小児小児用

因子」

  [★]

factor
要因要素ファクター



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