純水分欠乏性脱水症

出典: meddic

pure water dehydration
高張性脱水症 hypertonic dehydration高ナトリウム血症性脱水 hypernatremic dehydration
[[]]

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水分欠乏性脱水とは : 水分が過度に失われることによって起こる脱水症状をいいます。水分の摂取不足や高度発汗、多尿などによって引き起こされます。軽度の状態では口の渇き、尿量の減少、中...
脱水症には二つの種類があって、主として、水分の欠乏による水欠乏性脱水症(高張性脱水)と、水分も不足しているが、それ以上にミネラル(ことにナトリウム)の不足の大きい食塩欠乏性脱水症(低張性脱水)とがあります。 症状 ...
つまり、純粋水欠乏型のように水が減る脱水症では、細胞内の水分が減少する。 ・純粋食塩欠乏型(低張性脱水) 細胞外液のNaが消失すると、細胞外液の電解質が減少するので浸透圧が低下する。これにより、細胞外液の水分 ...

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リンク元高張性脱水症」「高ナトリウム血症性脱水
関連記事脱水症」「水分」「欠乏性」「欠乏」「水症

高張性脱水症」

  [★]

hypertonic dehydration, hyperosmotic dehydration
高張性脱水
脱水症純水分欠乏性脱水症
[show details]


高ナトリウム血症性脱水」

  [★] 純水分欠乏性脱水症

脱水症」

  [★]

dehydration, anhydration
(国試)脱水

病態

  • 水喪失とNa喪失による循環血液量の低下 
(病態によって体液の浸透圧と量に変化が生じる)→循環血液量の低下

身体所見

  • 体重減少、血圧・脈拍の変化、起立性低血圧、皮膚乾燥感と緊張度の低下、口腔粘膜の乾燥、静脈虚脱。 

検査所見

  • 脱水状態では近位尿細管Na・水と共に尿素の再吸収が亢進するため(NEL.313)
  • 尿:尿比重1.020↑、尿の浸透圧↑、尿中Na排泄↓(10 mEq/l以下)
  • ホルモン:ADHの上昇
  • 神経系:RA系と交感神経の亢進。

脱水の分類

  • 高張性脱水:喪失が Na < 水 → 血清浸透圧↑
→細胞内から細胞外に水が移動→循環血液量わずか↓。細胞内液は著名↓
  • 等張性脱水:細胞外液から等張の体液喪失
血清浸透圧は不変→水の移動は起こらない。
  • 低張性脱水:喪失が Na > 水 → 血清浸透圧↓
→細胞外から細胞内に水が移動→循環血液量著名↓減。細胞内液↑
  低張性脱水 等張性脱水 高張性脱水
細胞外液浸透圧 ↓↓   ↑↑
病態 Na喪失   水喪失
水の動き 細胞外→細胞内   細胞内→細胞外
血管内のvolume 減少する   比較的保たれる
疾患 熱傷、
利尿薬、
アジソン病
  発熱、
発汗過多、
下痢、
急性腎不全回復期
皮膚ツルゴール ↓↓
脈拍 ↑↑
ショック ++ ±
ヘマトクリット
尿量 →↓ →↓ ↓↓↓
一次的な血漿浸透圧低下
のためにADHが分泌され
尿濃縮を来す
意識障害 +(傾眠→昏睡) 様々 +(興奮→昏睡)
口渇感 ± ++
粘膜乾燥 ++ ++
深部腱反射 ↓↓ 様々 ↑↑
嘔気・嘔吐 +(脳浮腫) ±
頭痛 +(脳浮腫)
体温 ↓(循環不全) ↓(循環不全) ↑(筋痙攣、
 熱中枢異常)

体重あたりの必要水分量

乳児の脱水

  軽症 中等症 重症
脱水徴候 体準減少 3-5% 6-9% 10%以上
皮膚ツルゴール低下 ++
更新粘膜乾燥 ± ++
大泉門陥凹 ++
眼球陥凹 ++
尿量 やや乏尿 乏尿 著明乏尿
末梢循環不全 皮膚色 やや蒼白 蒼白 チアノーゼ
脈拍減弱 ++
血圧低下 ±
中枢神経症状 意識障害 ++
痙攣 ±
体温 :脱水が重症になるにつれて四肢の体温が低下 → 循環血液量減少 → 交感神経緊張 → 末梢血管収縮
呼吸数:軽度~中程度の脱水では変化しない。高度の脱水では代謝性アシドーシス → 代償的な頻呼吸

乳児・年長児の脱水症状

SPE.195改変
等級 体重減少 皮膚 粘膜 循環   尿量 口渇感 啼泣時の涙 大泉門 症状のまとめ
乳児 年長児 緊張度 色調 末梢体温 脈拍 血圧
軽度 <5% <3% 良好 青白い 少しひんやり 乾燥 正常 正常 軽度低下 軽度 出る 平坦 濃縮尿
中等度 <10% <6% 速脈を触れる 正常か低下 末梢循環不全
重度 <15% <9% かなり低下 斑点状 冷たい カラカラに乾燥 速脈、わずかに触れる 低下 無尿 強度 出ない 明らかに陥没 血圧低下・ショック・意識障害

脱水の種類と症候・検査値

QB.O-50
  • 高張性脱水:Na ≧150 mEq/L
  • 等張性脱水:Na 130~150 mEq/L
  • 低張性脱水:Na ≦130 mEq/L

国試




水分」

  [★]

moisture
湿気湿る


体重あたりの水分喪失量の平均(ml/kg/day)

SPE.189
部位 新生児~6ヶ月 6ヶ月~5歳 5歳~10歳 思春期
不感蒸泄量 40 30 25 10
尿 60 60 50 40
便 20 10
合計 120 100 70 50
出典不明
  乳児 幼児 学童 成人
不感蒸泄量 50 40 30 20
尿 90 50 40 30
発育 10 10 10
合計 150 100 80 50

体重あたりの必要水分量

出典不明
  乳児 幼児 学童 成人
必要水分量
ml/kg/day
150 100 80 50

欠乏性」

  [★]

deficiencydeficient
欠く、欠失欠損欠損症欠乏欠乏症不十分欠くこと

欠乏」

  [★]

deficit
欠乏症 deficiency
欠損
  • 不十分な、不足した、不完全な、欠陥のある状態。


水症」

  [★]

hydropsdropsyhydropichydropical
水腫浮腫



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