空腸

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jejunum (Z)
回腸小腸消化器系



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和文文献

  • 腹空鏡下胃全摘出術における経口アンビルによる再建法の有用性
  • 野中 隆 [他]
  • 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 85(4), 356-362, 2011-12-25
  • … 今回、(1)経口アンビルを用いた空腸パウチによるRoux-en-Y再建法と、(2)胃癌の食道浸潤によって縦隔内での切離・再建を余儀なくされた症例を各々提示し、経口アンビルによる再建の有用性を報告する。 …
  • NAID 110008454138
  • 診断に難渋した腹空鏡補助下胃全摘Roux-en-Y再建術後Petersen's herniaの1例
  • 伊藤 信一郎 [他]
  • 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 85(4), 363-368, 2011-12-25
  • … れなかった.腹部造影CTで血行障害や腸管壊死、穿孔を疑う所見はなかったが、症状が強く、反復性であったため手術を施行した.小腸は挙上空腸と横行結腸間膜の間隙(Petersen's defect)をヘルニア門として左側から右側へ小腸のほぼ全域と輸入脚が嵌入し、挙上空腸を軸に約360度捻転していた.虚血性変化は認めなかったため捻転を解除し、ヘルニア門を閉鎖して手術を終了した.R-Y再建後の内ヘルニアの …
  • NAID 110008454135

関連リンク

空腸(くうちょう、jejunum)は、十二指腸から続く小腸の一部で、回腸に続く。空腸と回腸 は十二指腸と違い腸間膜があるので、空腸と回腸を総称して腸間膜小腸と分類する 場合もある。 空腸と回腸の明確な解剖学的境界は無いが、おおむね口側の2/5が空腸、 ...
小腸は更に口側から、十二指腸、空腸、回腸に分けられ、大腸は盲腸、結腸(上行結腸 、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸に分けられる。人間の腸の全長は7~9m程度 で、3分の2は小腸である。「日本人の腸は長い」などの俗説が一部メディアで広められ て ...
2012年1月4日 ... 空腸とは、消化管の一部。食べ物の通る順で言うと、胃と十二指腸の次、回腸の前に ある内臓のこと。十二指腸、空腸、回腸をあわせて、小腸という。全部で 6 m ほどの長さ の小腸のうち、最初の 25 cm 程度が十二指腸、残りのうち、5分の2 ...

関連画像

小腸ー空腸と回腸について絨毛、陰窩、粘膜固有層、粘膜 空腸、回腸に区分する。 small 空腸 (Internet Explorer 6 用の 食道、胃、腸のしくみと 簡単に腸の働きをまとめて


★リンクテーブル★
先読み回腸
国試過去問108E021」「107D002」「102B040
リンク元消化器系」「小腸」「」「ビタミンB12」「葉酸
拡張検索空腸腫瘍」「空腸癌」「総胆管空腸吻合術
関連記事

回腸」

  [★]

ileum (Z)
小腸


  • 小腸の後半の3/5


108E021」

  [★]

  • 腹腔鏡の写真 (別冊 No. 3)を別に示す。
  • 矢印で示す臓器はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108E020]←[国試_108]→[108E022

107D002」

  [★]

  • 胸腹部食道切除後の再建に最も多く使用されるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107D001]←[国試_107]→[107D003

102B040」

  [★]

  • 漿膜がないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102B039]←[国試_102]→[102B041

消化器系」

  [★]

digestive system (Z), alimentary system
消化システム
消化管


筋層構造

  • 外側の層は縦筋層であり、内側の層は輪筋層である傾向にあるが、胃のみ内側の層が斜筋である。
器官
食道 輪筋層   縱筋層
噴門部 斜筋層 輪筋層 縱筋層
胃体部 斜筋層 輪筋層 縱筋層
幽門部 斜筋層 幽門括約筋 縱筋層(発育悪)
十二指腸 輪筋層   縱筋層
空腸 輪筋層   縱筋層
回腸 輪筋層   縱筋層
結腸 輪筋層   結腸ひも
直腸 輪筋層   縱筋層
肛門管 内肛門括約筋   線維弾性板
虫垂 輪筋層   縦筋層

組織

上皮の移行

層構造 1 2 3 4 5 6
器官 単層扁平上皮 単層立方上皮 単層円柱上皮 角化重層扁平上皮 非角化重層扁平上皮 上皮表層の構成細胞 粘膜固有層 腺の構成細胞 粘膜筋板 粘膜下組織
(大抵、粗結合組織)
筋層 漿膜(結合組織+単層扁平上皮)
外膜(結合組織のみ)
食道           食道噴門腺
(咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
粘液細胞
(スムーズに食べ物を流す)
縱層
(縦走筋のみ)
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) 内輪筋層
外縱筋層
(食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
外膜(横隔膜まで)
漿膜
噴門部         胃表面上皮細胞(杯細胞なし) 噴門腺、浅い胃小窩 胃表面上皮細胞
頚粘液細胞
幹細胞
内分泌細胞
壁細胞
内輪層
外縱層
(最外輪層)
内斜筋層
中輪筋層
外縱筋層
漿膜
胃体部         胃表面上皮細胞(杯細胞なし) 固有胃腺
(管状腺)
胃表面上皮細胞
頚粘液細胞
壁細胞
幹細胞
主細胞
内分泌細胞
内輪層
外縱層
(最外輪層)
内斜筋層
中輪筋層
外縱筋層
漿膜
幽門部         胃表面上皮細胞(杯細胞なし) 幽門腺、深い胃小窩 胃表面上皮細胞
頚粘液細胞
壁細胞
幹細胞
内分泌細胞
内輪層
外縱層
(最外輪層)
内斜筋層
中輪筋層(幽門括約筋)
外縱筋層(発育悪)
漿膜
十二指腸     ○(杯細胞)     吸収上皮細胞
杯細胞(ムチンノーゲン分泌)
内分泌細胞
M細胞
腸腺 吸収上皮細胞
杯細胞
幹細胞
内分泌細胞
パネート細胞
内輪層
外縱層
ブルンネル腺
(分枝管状胞状腺、アルカリ性の粘液、ウロガストロン産生)
内輪筋層
外縱筋層
漿膜
外膜(下行部、水平部, see ムーアp143)
空腸     ○(杯細胞)     吸収上皮細胞
杯細胞(ムチンノーゲン分泌)
内分泌細胞
M細胞
腸腺 吸収上皮細胞
杯細胞
幹細胞
内分泌細胞
パネート細胞
内輪層
外縱層
内輪筋層
外縱筋層
漿膜
回腸     ○(杯細胞)     吸収上皮細胞
杯細胞(ムチンノーゲン分泌)
内分泌細胞
M細胞
腸腺、パイエル板 吸収上皮細胞
杯細胞
幹細胞
内分泌細胞
パネート細胞
内輪層
外縱層
内輪筋層
外縱筋層
漿膜
結腸     ○(杯細胞)     吸収上皮細胞
杯細胞(ムチンノーゲン分泌)
内分泌細胞
腸腺 吸収上皮細胞
杯細胞
幹細胞
内分泌細胞
内輪層
外縱層
内輪筋層
外縱筋層は結腸ひもを構成
漿膜と外膜
(上行、下行は後腹膜に密着。横行とS字は間膜?)
直腸     ○(杯細胞)     吸収上皮細胞
杯細胞(ムチンノーゲン分泌)
内分泌細胞
浅い腸腺 吸収上皮細胞
杯細胞
幹細胞
内分泌細胞
パネート細胞
内輪層
外縱層
内輪筋層
外縱筋層
外膜
肛門管       肛門柱、肛門周囲腺、肛門においては毛包と脂腺   内輪層
外縱層
内外痔静脈叢 内輪筋層(内肛門括約筋を形成)
外縱筋層
(線維弾性板に移行)
外膜
虫垂     ○(杯細胞)     吸収上皮細胞
杯細胞
内分泌細胞
浅い腸腺、リンパ小節 吸収上皮細胞
杯細胞
幹細胞
内分泌細胞
パネート細胞
内輪層
外縱層
リンパ小節、脂肪細胞 内輪筋層
外縱筋層
漿膜



小腸」

  [★]

small intestine (Z)
intestinum tenue
管腔内消化
  • 小腸は3大栄養素の消化、吸収を行う重要な部位である
  • 腸液を分泌する

解剖学

定義

組織学

腸腺

生理学

運動の型

  • 1. 食後期
  • a.分節運動 segmentation
  • b.蠕動運動 peristalsis
蠕動ラッシュperistalic rush:急速移動。感染性下痢など腸粘膜の異常刺激による。
  • c. 振子運動
  • 2. 空腹期
消化間欠期伝播性収縮

運動の発生機構

  • 1. 筋原性
腸平滑筋固有リズムによる。ペースメーカーとなる細胞により発生する。
徐波 slow wave、基本的電気リズム basic electric thythm (BER)
  • 2. 神経性
外来神経系
副交感性:促進
交感性 :抑制
内在神経系
胃小腸反射により食後期運動誘発
なお、IMCの調節には外来、内在神経系のいずれも関係する
  • 3. 液性
ガストリン、コレシストキニン、インスリン
食後期運動増大
ガストリン
IMC抑制
モチリン
IMC誘発
セクレチン、グルカゴン
運動抑制

炭水化物の吸収

  • 食物中の3大炭水化物.
  • 1. 二糖類disaccharides
スクロース(グルコース+フルクトース)
マルトース(グルコース+グルコース)
ラクトース(グルコース+ガラクトース)
  • 2.ポリサッカライド
植物性でん粉
アミロース  :グルコースが直鎖状に重合
アミロペクチン:グルコースが樹枝状に重合
直鎖部はα1,4結合
分枝部はα1,6結合
動物性でん粉
グリコーーゲン
  • 3.セルロース
グルコースのβ1,4結合(消化不可)

炭水化物の消化

  • 1. 管内消化
管内消化は、主に口腔、十二指腸で起こる
唾液αアミラーゼと膵αアミラーゼにより、直鎖状に2~9分子重合したグルコースまで分解される
αアミラーゼは直鎖部分(α1,4結合)を加水分解する
唾液αアミラーゼは作用が弱く、また胃で失活する
マルトース(グルコース2分子)
マルトリオース(グルコース3分子)
α1,4結合マルトオリゴ糖(グルコース4-9分子)
α限界デキストリン(グルコース5-9分子、分岐したオリゴ糖)
  • 2. 膜消化 membrane digestion (終末消化terminal digestion)
膜消化は小腸の刷子縁で起こる。
刷子縁にはオリゴ糖消化酵素が存在する。
ラクターゼ:ラクトース→グルコース+ガラクトース
スクラーゼ:スクロース→グルコース+フルクトース
マルターゼ:マルトース→グルコース+グルコース
トレハラーゼ:トレハロース→グルコース+グルコース
αデキストリナーゼ:α1,4結合,α1,6結合の分解(=isomaltase)
グルコアミラーゼ:マルトオリゴ糖(α1,4結合)→グルコース
  • 3. 吸収(炭水化物の90-95%が小腸で吸収される。)
  • グルコース、ガラクトース~一能動輸送
刷子縁膜
Na依存性能動輸送を介して細胞内に取り込まれる。Na+とグルコース(ガラクトース)の共輸送体であるSGLT1が、Na+の濃度勾配を利用して細胞内に取り込む(2次的能動輸送)
外側基底膜
GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
  • フルクトース
刷子縁膜
GLUT5によるNa非依存的促進拡散により細胞内に取り込まれる。
細胞内
フルクトース+Pi→グルコース+乳酸
外側基底膜
GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する

炭水化物の吸収傷害

腸内炭水化物濃度↑→腸内浸透圧↑     →下痢
         →腸内フローラ(細菌叢) →腸内ガス発生
乳糖不耐症
小腸上皮細胞刷子縁におけるラクターゼ産生不能

タンパク質の吸収

  • 1. 管内消化
胃や膵臓でタンパク質を分解してオリゴペプチド(アミノ酸4個以上)を生成
1-1. 消化酵素の活性化
ペプシン
胃液ペプシノーゲン → (H+が触媒:::) → ペプシン
胃液ペプシノーゲン → (ペプシンが触媒) → ペプシン
トリプシン
膵液トリプシノーゲン → (エンテロペプチダーゼ) → トリプシン
膵液トリプシノーゲン → (トリプシンが触媒::) → トリプシン
その他のタンパク質分解酵素(カルボキシペプチダーゼA,B)
トリプシンが活性化
  • 2. 終末消化 (膜消化+細胞内消化)
刷子縁でオリゴペプチドの分解がおき、そのための酵素ペプチド分解酵素が存在する。
アミノペプチダーゼ
N末から加水分解してアミノ酸を遊離
ジペプチダーゼ
ジペプチドを2個のアミノ酸に分解
ジペプチジルアミノペプチダーゼ
N末よりジペプチドを遊離する
  • 3. 吸収
  • アミノ酸輸送
刷子縁膜
Na+依存性能動的輸送
中性アミノ酸、イミノ酸(プロリン、水酸化プロリン)、酸性アミノ酸:::::::::::Na+非依存性促進拡散
塩基性アミノ酸、中性アミノ酸(疎水基を有するもの)
外側基底膜
Na+依存性能動的輸送、Na+非依存性促進拡散、単純拡散(外側基底膜はアミノ酸透過性高い)
  • ペプチド輸送
刷子縁膜
Na+/H+ antiporter
2H+/ペプチド synporter
細胞内
プロリダーゼ、ジペプチダーゼ、トリペプチダーゼによる分解
外側基底膜
Na+-K+-ATPase

脂質の吸収

  • 1. 食物中の脂質
トリグリセリド(中性脂肪):C14~C18
コレステロール
コレステロールエステル
リン脂質:::::::::主にレシチン
  • 2. 消化
  • 2-1. 乳化
乳化は脂肪水解を速める
胆汁酸、レシチンなどにより1μm以下の脂肪滴形成
  • 2-2. 脂肪水解
膵リパーゼ
トリグリセリド → 2分子の遊離脂肪酸(FFA) + 2-モノグリセリド
コレステロールエステラーゼ
コレステロールエステル → FFA + コレステロール
ホスホリパーゼA2
レシチン → FFA + リゾレシチン
  • 2-3. ミセル形成
脂肪分解産物(モノグリセリド,リゾレシチン,FFA,コレステロール,脂溶性ビタミン)
胆汁酸、レシチンとミセル形成
  • 3. 吸収
ミセルが微絨毛周囲の非撹拝層に侵入→単純拡散により吸収(脂肪の消化・吸収過程の律速過程)
  • 4. カイロミクロン形成
ミセルにより細胞内に脂肪分解産物が運ばれ、滑面小胞体内で脂肪分解産物から脂質が再合成される。その後、リポ蛋白にと結合してカイロミクロンとなり、ゴルジ装置に入りエキソサイトーシスにより絨毛リンパ管に入る。

栄養の吸収部位



鉄」

  [★]

iron Fe
scissors
ヘモグロビン赤血球血清鉄、iron salts

概念

  • ヘモグロビン、ミオグロビン、およびペルオキシダーゼなどの正常な働きのために必須の元素である。ヒトは一日10-15mgの鉄を摂取しており、そのうちわずか1mgが小腸で吸収される。主に十二指腸でFe2+の形で吸収されるので、胃酸、ビタミンC、クエン酸などによりFe3+→Fe2+になっていると吸収の効率が高まる。生体内には4gの鉄が存在しており、その2/3がヘム鉄(2.5g)(ほぼヘモグロビン鉄、一部ミオグロビン鉄)で存在し、残りのほとんど(1g)は貯蔵鉄(網内系の中。フェリチン・ヘモジデリンとして)として組織に貯蔵される。鉄は受動的に1mgが主に消化管から失われ、その他皮膚、尿路からも失われる。

基準値

血清鉄

鉄の体内分布(SP.499)

  • 成人の体内鉄量:3-4g
[mg] 成人男性 成人女性
総鉄量 4050 2750
ヘモグロビン 2700 2000
貯蔵鉄 1000 450
組織の機能蛋白 350 300
血清トランスフェリン 3 3
血清フェリチン 0.3 0.1

鉄の収支 (SPC.280)

  • 喪失
  • 糞、汗、脱落皮膚:1mg/day
  • 月経中の女性:30mg/月経期間中
  • 妊娠中:500mg/満期まで
  • 必要摂取量
  • 月経中の女性:1.4mg/day
  • 妊娠中:5-6mg/day
  • 男性:0.5-1.0mg/day
  • 食物としての摂取量 (SP. 500)
  • 10-15mg
うち0.9mg程度しか吸収されない

鉄の吸収 (詳しくは図:SP.500)

  • 十二指腸で良く吸収される。 (吸収部位:十二指腸空腸上部(LAB.579))
  • Fe2+は水溶性、Fe3+は難溶性なので、Fe2+であるほうが吸収されやすい。また、ヘム鉄、アミノ酸鉄などキレート状の鉄は吸収が容易である(SP.499)
  • 鉄は摂取量の10%しか吸収されない。腸上皮中ではフェリチンと結合して存在するが、フェリチンが飽和するとそれ以上取り込まない。腸上皮のフェリチンは血清中のトランスフェリンに鉄を渡すが、トランスフェリンが飽和するとそれ以上鉄を渡せなくなる。鉄が飽和した状態の腸上皮はやがて脱落する。これで、必要以上の鉄が吸収されないように厳密に制御されている(←過剰の鉄は生体内でフリーラジカルを産生する反応を触媒するので危険)。ビタミンCは鉄の吸収を促進し、肉に含まれるヘム鉄は食物中の無機鉄より効率よく吸収される。またアルコールやフルクトースは鉄の吸収を促進するが、カルシウムは鉄の吸収を阻害する。(HBC.486)

QB.A-366

  • 鉄の吸収には胃酸の分泌、十二指腸からの吸収が必要。胃全摘が施行された場合には、胃酸の分泌減少と、Billroth II法が施行された場合には食物が十二指腸を通過せず鉄の吸収が障害される。



治療薬

臨床関連



ビタミンB12」

  [★]

vitamin B12
コバラミン cobalamin
アリチア配合
シアノコバラミン悪性貧血ビタミンメチルコバラミン
  • 構造:FB.387

吸収

  • 食物(コバラミン+蛋白質)→胃(コバラミン)+壁細胞が分泌する糖タンパク;内因子→コバラミン-内因子複合体→回腸 (SP.742)
回腸上皮細胞の刷子縁膜にコバラミン-内因子複合体に特異的なレセプターが存在 (SP.742)
細胞内ではβグロブリン(トランスコバラミン II)と結合して血中に入り組織に運ばれる (SPC.280, SPC.742)
部位: ビタミンB12は回腸。 葉酸空腸。 空腸、ついでに十二指腸でも。

機能

  • コバラミン依存の酵素は全部で十数種ある。コバラミン依存の酵素は分子内転移メチル転移を触媒 (FB.387)
  • 正常ミエリンの維持 (SPC.280)
  • 葉酸の代謝(葉酸は核酸代謝に関わっている) (SPC.280)
  • 奇数脂肪酸の酸化 (FB.386)
メチルマロニルCoAムターゼの補酵素(奇数脂肪酸の酸化)

補酵素

必要量

  • 一日の消費量(排泄):1-3ug (体の貯蔵量の-0.1%) (HIM.643)
  • 体に貯蔵されてる量:2-3mg → 摂取しなくとも3-4年は欠乏しない

基準値

  • 260-1,050pg/ml(192-775pmol/ml)

判定

低値

  • 悪性貧血(内因子抗体、壁細胞抗体?)
  • 胃切除後
  • 萎縮性胃炎
  • 吸収不良をきたす病態:クローン病、セリアック病、吸収不良症候群

高値

  • 血液疾患:顆粒球増加を示す疾患   ←  顆粒球由来のビタミンB12輸送蛋白(トランスコバラミン?)が増加するため(QB.G-257)、崩壊した白血球から放出するため(YN.G-53)

臨床関連

  • 白血球の破壊により末梢へのビタミンB12の漏出



葉酸」

  [★]

folic acid folate FA
プテロイルグルタミン酸 pteroylglutamic acid PteGlu, PGA、フォラシン folacin
acidum folicum
M.V.I.-12M.V.I.-3アミノレバンEN配合エルネオパ1号輸液エレンタールPエレンタール配合エンシュア・リキッド オーツカMVダイメジン・マルチツインラインNF配合ツインライン配合ネオパレン1号輸液ネオラミン・マルチVパンビタン末ビタジェクトフェニルアラニン除去ミルク配合フォリアミン(単剤)、フルカリック1号輸液、ヘパンED配合マルタミンラコールNF配合ラコール配合ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合
テトラヒドロ葉酸(THF)。プテリンパラアミノ安息香酸
  • 図:GOO.1459(構造)

概念

様々な酸化状態のC1基を転移する

吸収

機能

C1単位の調達

THF=H4PteGlu

C1単位の転移

5,10-CH2H4PteGlu

臨床関連





空腸腫瘍」

  [★]

jejunal neoplasm
空腸癌空腸新生物


空腸癌」

  [★]

jejunal cancer
空腸腫瘍空腸がん


総胆管空腸吻合術」

  [★]

choledochojejunostomy
総胆管空腸吻合


腸」

  [★]

intestine
intestinum
小腸(十二指腸空腸回腸)、大腸(結腸S状結腸直腸盲腸)





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