神経鞘腫

出典: meddic

neurinoma, neurilemoma
シュワン細胞腫 Schwannomaシュワン腫
脳腫瘍

概念

  • 良性腫瘍
  • 原発性脳腫瘍全体の10%
  • 神経鞘腫の約90%はCN VIII原発(聴神経鞘腫)。その中でも前庭神経に由来するものが多い。

疫学

  • 30-60歳に好発
  • 男女比=1:1.3-1.5
  • 前庭神経(神経鞘腫の90%を占める)>三叉神経>舌咽・迷走・副神経、顔面神経、舌下神経、滑車神経

遺伝性

病理

  • 薄い皮膜
  • 柔らかい
  • 黄白色、赤褐色で易出血性。
  • Antoni A型とAntoni B型が混在

症状

  • 1. 初発症状:難聴(言語識別能の低下、高音域での聴力低下)、耳鳴り。15%の症例で突発性難聴で初発。5%の症例でめまいで初発。
  • 2. 進展して三叉神経を障害:角膜反射の消失。顔面神経は障害されにくい。
  • 3. 進展して小脳、脳幹を障害:四肢の運動失調、歩行障害
  • 4. 進展して第4脳室の閉塞、テント切痕部での髄液の通過障害:水頭症による頭蓋内圧亢進症状。
  • 5. 下方に進展した場合:舌咽神経、迷走神経などの下位脳神経障害:嚥下障害


検査

  • 温度眼振検査
  • 聴力検査
  • 純音聴力検査、語音明瞭土建鎖
  • 聴性誘発脳幹反応(ABR)

画像検査

  • MRI
  • T1:低信号
  • T2:高信号
  • Gd造影:均一に強く造影


Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/24 21:20:50」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 6. 頸椎dumbbell型神経鞘腫に対して手術的治療を行った症例(第18回群馬整形外科研究会<主題II>脊髄・脊椎疾患について)
  • 臨床報告 下唇に生じた拇指頭大の神経鞘腫の1例
  • 澁井 武夫,内山 健志,関根 理予 [他]
  • 歯科学報 111(3), 301-306, 2011-06
  • NAID 40018918791

関連リンク

神経鞘腫とはどんな病気か 神経のそばに発生する良性腫瘍で、比較的みる機会の多い 疾患です。 1本の電話線のケーブルが多くの細い電線の束からできているように、1本 の神経は多くの神経細胞の線維が束になって成 gooヘルスケア 家庭の医学。
神経鞘とは神経を包んでいる膜(鞘)のことで、そこから発生した腫瘍を神経鞘腫といい ます。発生した脳神経の名前をつけて、聴神経鞘腫、三叉神経鞘腫、舌咽神経鞘腫(頚 静脈孔神経鞘腫の一つ:後述)などと呼びます。神経鞘腫は良性の腫瘍であり、年月を ...

関連画像

Ⅳ(3)G 神経鞘腫ミクロ 像 he 弱 拡大 紡錘形 Ⅳ(3)G 神経鞘腫gist の 鑑別 が 常 に 要される神経鞘腫神経鞘腫copyright 1996 2014 dermis前にも載せましたが、、こちら


★リンクテーブル★
国試過去問107I052」「099A044」「097A044」「095A094」「081C004」「106A010」「102A009」「098D010」「082C017」「074B053
リンク元脳腫瘍」「腫瘍」「神経線維腫症2型」「胃粘膜下腫瘍」「脊髄腫瘍
拡張検索悪性神経鞘腫」「神経鞘腫瘍」「頸静脈孔神経鞘腫」「悪性末梢性神経鞘腫
関連記事神経」「」「神経鞘

107I052」

  [★]

  • 22歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。1週前から胸部圧迫感と労作時の息切れとを自覚し、徐々に悪化している。体温37.2℃。脈拍88/分、整。血圧110/72mmHg。呼吸数20/分。SpO2 96%(room air)。身体所見で左呼吸音の減弱を認める。血液所見:赤血球462万、Hb 14.0g/dl、Ht 43%、白血球7,800、血小板35万。血液生化学所見:総ビリルビン0.3mg/dl、AST 23IU/l、ALT 15IU/l、LD 450IU/l(基準176~353)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)24mIU/ml。CRP 4.8mg/dl。ツベルクリン反応陽性。胸部エックス線写真(別冊No.13A)と胸部造影CT(別冊No.13B)とを別に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107I051]←[国試_107]→[107I053

099A044」

  [★]

  • 59歳の男性。頭痛と吐き気とを主訴に来院した。
  • 1か月前から頭痛と吐き気とがあり、徐々に増悪してきた。
  • 意識は清明。身長168cm、体重45kg。呼吸数18/分。脈拍92/分、整。血圧110/82mmHg。貧血と黄疸とを認めない。胸部にラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。眼底検査でうっ血乳頭を認める。
  • 頭部単純MRIのT1強調像と造影MRIのT1強調像とを以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 099A043]←[国試_099]→[099A045

097A044」

  [★]

  • 30歳の男性。頭痛とふらつきとを主訴に来院した。2年前から頭痛、易疲労感、物忘れ、ロ渇および見えにくさが自覚され、徐々に悪化してきた。身長158cm、体重56kg。脈拍64/分、整。血圧136/76mmHg。両耳側半盲、うっ血乳頭および記銘力障害を認める。尿所見:比重1.001、蛋白(-)、糖(-)。尿中17-KS 0.5mg/日(基準3~11)。尿中17-OHCS 1.5mg/日(基準3~8)。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097A043]←[国試_097]→[097A045

095A094」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 095A093]←[国試_095]→[095A095

081C004」

  [★]

  • (a) 頭部X線CT単純スキャン像で高吸収域-類上皮腫
  • (b) 頭部X線単純写真で側頭骨錐体部の骨硬化像-髄膜腫
  • (c) 一側顔面の疼痛で初発-第5脳神経神経鞘腫
  • (d) 反復する嘔吐で初発-第8脳神経神経鞘腫
  • (e) 進行する難聴-第8脳神経神経鞘腫

106A010」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106A009]←[国試_106]→[106A011

102A009」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 102A008]←[国試_102]→[102A010

098D010」

  [★]

  • 13歳の男子。頚部腫瘤を指摘されて来院した。受診時の頚部写真と頭部造影CTとを次に示す。
  • 診断はどれか。



※国試ナビ4※ 098D009]←[国試_098]→[098D011

082C017」

  [★]

  • 頭蓋内腫瘍について正しい組み合わせ
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

074B053」

  [★]

  • 脳腫瘍の好発部位に関して適切な組み合わせ?
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

脳腫瘍」

  [★]

brain tumor, cerebral tumor
脳新生物 brain neoplasm
頭蓋内腫瘍

概念

分類

疫学

腫瘍別発生頻度

腫瘍別発生頻度 小児 成人
神経膠腫 33% 星状細胞腫 髄膜腫
髄膜腫 22% 髄芽腫 膠芽腫
下垂体腺腫 15% 頭蓋咽頭腫 下垂体腺腫
神経鞘腫 9% 胚細胞腫 神経鞘腫
頭蓋咽頭腫 5% 上衣腫 転移性脳腫瘍

YN.J.188

部位 種類 小児 成人
頭蓋骨 頭蓋骨腫瘍
大脳半球 神経膠腫  
髄膜腫  
松果体 胚細胞腫  
小脳半球 星細胞腫  
血管芽腫  
小脳虫部 髄芽腫  
第四脳室 上衣腫  
鞍上部・
視交叉部・
下垂体部
頭蓋咽頭腫  
視神経膠腫  
胚細胞腫  
下垂体腺腫  
髄膜腫  
小脳橋角部 聴神経鞘腫  
脳幹部 神経膠腫

小児の脳腫瘍

SCN.173
  • 腫瘍:星細胞腫、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫、上衣腫の順に多い。
  • 部位:1歳まではテント上、2-7歳まではテント下、8-15歳まではテント上に多い。

放射線感受性

SCN.173
  • (高い)髄芽腫、胚細胞腫 > (低い)神経膠腫

転移性脳腫瘍

  • 肺癌(約半数)、乳癌、消化器癌、腎癌
  • 頻度:肺癌>乳癌>胃・腸癌 (SCN.173)

石灰化が見られる脳腫瘍

  • 乏突起膠腫:CT上、低吸収領域の中に石灰化がみられる。(SCN.173)
  • 上衣腫:CT:(単純CT)等~低吸収、(造影CT)中~強度の増強。小嚢胞や壊死、石灰化を認める
  • 髄膜腫:腫瘍の一部石灰化が少なからず見られる
  • 頭蓋咽頭腫:小児において石灰沈着が高頻度にみられる。

嚢胞性腫瘍

参考

  • 1. がんサポートセンター 脳腫瘍
[display]http://www.gsic.jp/cancer/cc_19/hc/02.html
  • 1-1. がんサポートセンター 脳腫瘍 フローチャート
[display]http://www.gsic.jp/cancer/cc_19/hc/cc_19_021.html
  • 2. 脳腫瘍 治療法ガイドライン [総論]
[display]http://www.ebm.jp/disease/brain/07noshuyo1/guide.html
  • 3. 資料
[display]http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/brain_adult.html
  • 4. 資料
[display]http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/brain_child.html
  • 5. 小児脳腫瘍
[display]http://www.geocities.jp/ululu_o_ululu/report-11.html

国試



腫瘍」

  [★]

tumor
新生物 neoplasm new growth NG


分類(EPT.65)

悪性度

細胞と間質の割合

発生学的由来

  • 上皮性腫瘍
  • 外胚葉性、中胚葉性、内胚葉性
  • 非上皮性腫瘍
  • 間質由来(中胚葉性)

組織学的分類

上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

非上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

臓器別分類

外陰部(女性)

子宮

卵巣

  • 表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
  • 性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
  • 胚細胞腫瘍 Germ cell tumors

腫瘍と関連する疾患 first aid step1 2006 p.294

神経線維腫症2型」

  [★]

neurofibromatosis type 2 NF2, neurofibromatosis type II NF II, neurofibromatosis 2
神経線維腫症II型
神経線維腫症1型 neurofibromatosis type 1 NF1

概念

  • 中枢神経系良性腫瘍
  • 両側の聴神経線維腫を伴う → 聴神経線維腫症

病因

遺伝

疫学

  • 5-10万人に1人

症状

難聴、めまい、平衡覚の異常

合併症

診断

検査

治療

診断基準(NIH)

以下の1つ以上を満たす。

予後

  • 予後不良。



胃粘膜下腫瘍」

  [★]

gastric submucosal tumor, submucosal tumor of the stomach
粘膜下腫瘍

分類

組織型による分類

SSUR.504
  • 上皮性
  • 非上皮性




脊髄腫瘍」

  [★]

spinal cord tumor, spinal cord tumors


部位 頻度(%) ミエログラフィー 腫瘍の種類
硬膜外腫瘍 30 H型 転移性腫瘍(肺癌 > 乳癌 > リンパ腫)
硬膜内髄外腫瘍 50 騎跨状 良性腫瘍(神経鞘腫 > 髄膜腫 など)
髄内腫瘍 20 表面浮彫 神経膠腫(上衣腫星細胞腫)


悪性神経鞘腫」

  [★]

malignant neurilemoma, malignant neurinoma
悪性シュワン細胞腫悪性シュワン腫 malignant schwannoma
神経鞘腫



神経鞘腫瘍」

  [★]

nerve sheath tumornerve sheath neoplasm
神経鞘腫悪性末梢神経腫瘍末梢神経鞘腫瘍神経鞘新生物

頸静脈孔神経鞘腫」

  [★]

jugular foramen neurinoma
舌咽神経鞘腫神経鞘腫


悪性末梢性神経鞘腫」

  [★]

malignant peripheral nerve sheath tumor
神経原性腫瘍


神経」

  [★]

nerve
nervus
ニューロン


解剖で分類

情報で分類

機能で分類


腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物


神経鞘」

  [★]

neurilemma
神経線維鞘シュワン鞘




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡