神経堤

出典: meddic

neural crest
crista neuralis
同?
神経堤細胞 neural crest cell神経冠
[[]]
  • 神経板の貫入中に、神経溝の両縁に沿って出現する一群の細胞集団が神経堤細胞であり、これは外胚葉由来である。
  • 頭頚部の発生過程では、外胚葉由来である神経堤細胞が中胚葉の代わりに間葉組織として振る舞っている。
①末梢神経系ニューロン、脳神経節(知覚性、副交感性)、脊髄神経節(知覚性)、交感神経節(交感性)、消化管の副交感神経節
②神経鞘芽細胞(シュワン細胞)
③グリア細胞
④髄膜細胞(軟膜クモ膜硬膜)
⑤副腎髄質細胞(内分泌)
⑥メラニン芽細胞(皮膚の色素細胞)
⑦顔面・頭部の軟骨・骨と結合組織、軟骨芽細胞頭蓋骨ゾウゲ芽細胞鰓弓の骨と骨格筋、顔面・頚部(鰓弓由来)の真皮大動脈弓




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/23 01:53:23」(JST)

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和文文献

  • 腸管神経再生治療の実験的検討 : 胎仔無神経節腸管への神経堤幹細胞移植
  • 下島 直樹,森川 康英,西川 竜平,芝田 晋介,堀田 亮,名越 慈人,中村 雅也,松崎 有未,岡野 ジェイムス洋尚,岡野 栄之
  • 日本周産期・新生児医学会雑誌 = Journal of Japan Society of Perinatal and Neonatal Medicine 46(4), 997-1000, 2010-12-20
  • NAID 10027853367
  • 成体歯根膜における神経堤由来幹細胞の検索
  • 加来 賢,小松 義広,三品 裕司,魚島 勝美,KO Ching-Chang
  • 日本補綴歯科学会誌. 特別号, 社団法人日本補綴歯科学会学術大会プログラム・抄録集 = Program and abstracts, the ... scientific meeting of Japan Prosthodontic Society 1(118), 80, 2010-08-16
  • NAID 10026440845
  • 神経堤幹細胞の移動と多能性に関する解析
  • 岡野 栄之,名越 慈人
  • 自律神経 = The Autonomic nervous system 47(4), 304-307, 2010-08-15
  • NAID 10026905924

関連リンク

神経堤(しんけいてい、neural crest)は、脊椎動物の胚(ヒトでは胎芽と呼ぶ)に過渡的 に存在し、神経管が形成される時期に神経管と表皮(あるいは神経襞の自由縁)の間に 位置する組織の名称。神経冠ともいう。神経堤細胞は神経胚形成期からその直後 ...
2008年5月20日 ... 『神経堤(神経冠)細胞』というのをご存知でしょうか :m052: 体のさまざまな組織にあり、 神経や筋肉などになる多能性を持つ「神経堤(しんけいてい)幹細胞」が、採取した組織 によって存在する割合が違い、異なる性質を持つことを、岡野栄之・ ...

関連画像

頭部 神経 堤 細胞 の 分化図1.神経堤の形成神経堤の画像-p1_5-S : :nural_crest.gif例図:神経堤細胞の移動 神経管の形成Fig.1 マウスおよびヒト神経堤


★リンクテーブル★
リンク元三胚葉から形成されるもの」「悪性黒色腫」「気管支カルチノイド」「メラノサイト」「骨格系
拡張検索神経堤細胞
関連記事神経

三胚葉から形成されるもの」

  [★]

外胚葉

  • 1.表層外胚葉
  • 1)表皮Epidermis
  • 2)表皮から派生物
  • ①毛
  • ②爪
  • ③皮膚腺(汗腺、乳腺、脂腺)
  • ④水晶体、角膜
  • ⑤口窩上皮、下垂体前葉、エナメル芽細胞、唾液腺
  • 3)表皮の肥厚Placodaによりできるもの
  • ①嗅器
  • ②内耳

内胚葉

上皮Epithelium

  • 1.消化管の上皮
  • 2.消化管上皮由来
  • 1)肝臓の実質細胞
  • 2)膵臓の実質細胞
  • 3)呼吸器系の上皮
  • 3.咽頭嚢上皮由来
  • 1)第一咽頭嚢
  • ①鼓室の上皮
  • ②耳管の上皮
  • 2)第1と第2の咽頭嚢の境界(舌盲孔)  甲状腺
  • 3)第2咽頭嚢
  • ①扁桃上窩
  • ②口蓋扁桃
  • 4)第3咽頭嚢
  • ①下位の副甲状腺(上皮小体)
  • ②胸腺の一部
  • 5)第4咽頭嚢
  • ①上皮の副甲状腺(上皮小体)
  • ②胸腺の一部
  • 6)第5咽頭嚢  鰓後体(甲状腺C細胞)
  • 7)その他  脊索前板
  • 4.尿膜上皮由来
  • 1)蹄胱の上皮(一部)
  • 2)尿道の上皮(一部)
  • 3)前立腺
  • 4)膣下部
*始原生殖細胞は卵黄嚢(内胚葉)由来といわれてきたが、最近の研究では三層性胚盤以前の二層性胚盤の時の胚盤葉上層の一部の細胞が生殖細胞への運命をたどる(決定)ことが明らかにされた。

中胚葉

  • 1)体幹と体肢の筋肉=筋板
  • 2)体幹と体肢の骨格=椎板
  • 3)体幹の皮膚の真皮=皮板
  • 4)結合組織
  • 5)骨髄
  • 1)泌尿器系 腎板〈腎節)
  • a) 腎・尿細管(後腎より)
  • b) 尿管・腎盤・腎杯・集合管(中腎管より尿管芽として出芽
  • 2)生殖腺と生殖管
  • a) 生殖腺(卵巣と精巣)
  • b) 中腎管(精巣上体・精管・精嚢)
  • c) 中腎傍管(卵管・子宮・膣上部)
  • a) 漿膜(腹膜腔、胸膜腔、心臓腔の表面)
  • b) 副腎皮質
  • c) 体肢の骨と結合組織(肢芽)
  • a) 消化管系の筋
  • b) 脈管系の筋
  • c) 心臓(刺激伝導系も含む)
  • d) 脾臓
  • e) 血球
*四肢骨の形成には椎板由来の間葉細胞と壁側中胚葉が関与する。
*四肢の筋の形成は体節(筋板)由来の細胞が関与する。


悪性黒色腫」

  [★]

malignant melanoma MM
メラノーマ melanoma
melanoma malignum
メラニン尿

概念

  • メラノサイト(神経堤由来)が癌化した悪性腫瘍
  • 色調は多くが黒褐色。紅色調病変もありうる(無色素性黒色腫 amelanotic melanoma) ← メラニン合成能の喪失
  • 転移能しやすい。予後不良。 → リンパ行性が最も頻度が高い・・・だっけ?
  • 原発:皮膚。粘膜(口腔、鼻腔)、脈絡膜、脳軟膜、眼もありうる。

悪性黒色腫のABCDE NDE.421

頭文字 特徴
A Asymmetry 不規則形
B Borderline irregularity 境界不鮮明
C Color variegation 色調多彩
D Diameter enlargement 拡大傾向(直径6mm以上)
E Elevation of surface 表面隆起

疫学

  • 人口10万対:白人10~20、日本人1~2、黒人1以下
  • 白人では体幹や四肢に好発し,表在拡大型が大多数を占める。日本人では足底や爪部(爪下黒色腫subungual melanoma)など四肢末端部に好発し,末端黒子型が多い


病変形成&病理

発生母地

臨床像による分類

  • 悪性黒子から移行する。
  • 高齢者の顔面に好発。
  • 他の3型に比べて予後が良好。
  • 四肢末端(特に足底)、爪、粘膜に生じ、日本人に多い。
  • 褐色ないし黒色の斑として生じ、浸潤性に増殖すると結節をつくる。
  • Hutchinson徴候-爪では縦に黒色線状を呈し、爪溝を越えて色素斑が拡大する。
  • はじめ水平方向に扁平隆起性に拡大し、やがて垂直方向に浸潤増殖する。
  • 褐色ないし、黒色の斑点として生じる。
  • 垂直方向に浸潤増殖して結節を形成し、水平方向には展開しない。
  • 予後が悪い。
  • 色素を欠き、白くなるものもある。

ダーモスコピー所見

  • 皮丘有意な色素沈着。感度86%, 特異度99% → 皮丘優位ではないことを検討してメラノーマを除外しよう! Nikkei Medical 2005 pp.116
  • メラノーマでは86%に皮丘優位の色素沈着あり
  • メラノーマでないとき、99%が皮丘優位ではない

治療

modality:(第一選択)外科治療、放射線療法、化学療法、免疫療法
  • 化学療法:DAV-feron療法

ガイドライン

  • 1. Clinical Question - 悪性黒色腫 - 日本皮膚科学会
http://www.dermatol.or.jp/medical/guideline/skincancer/cq.html#mm
  • 2. アルゴリズム - 悪性黒色腫 - 日本皮膚科学会
[display]http://www.dermatol.or.jp/medical/guideline/skincancer/mm/mm.html




気管支カルチノイド」

  [★]

bronchial carcinoid
カルチノイド、肺カルチノイド

概念

  • 気管支カルチノイドは肺腫瘍の中でも珍しい部類である;神経内分泌分化を呈し、比較的潜行性の経過を辿るのが特徴である。
  • 元々、気管支腺腫と言われていたが、転移する可能性があることから悪性腫瘍とみなされている。
  • 体の他の部位にできる癌腫のように気管支カルチノイドは、胚の神経堤から遊走したペプチドやアミンを産生する内分泌細胞に由来すると考えられている。
  • カルチノイドは体の多くの部位から発生する可能性がある;胸腺消化管卵巣。消化管が最もカルチノイドが発生する部位であり、肺はその次に多い。

疫学

  • 世界的には、罹患率は10万人対0.2-2人/年。
  • 女性に多い、また黒人より白人に多いことが示唆されている。
  • 悪性肺腫瘍の1-2%
  • カルチノイドの20-30%
  • 子供(晩期思春期)の原発性肺新生物としては気管支カルチノイドが最も一般的。
  • 頻度;定型的カルチノイド:非定型的カルチノイド=4:1
  • 定型的カルチノイド:低分化度で分裂速度は遅い。
  • 非定型的カルチノイド:中等度分化度で分裂速度は速く、壊死を伴う。


メラノサイト」

  [★]

melanocyte
melanocytus
メラニン


メラニン合成促進する要素


骨格系」

  [★]

skeletal system
systema skeleti, systema skeletale


発生


神経堤細胞」

  [★] 神経堤

neural crest cell


神経」

  [★]

nerve
nervus
ニューロン


解剖で分類

情報で分類

機能で分類





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