百日咳菌

出典: meddic

Bordetella pertussis

UpToDate Contents

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和文文献

  • 百日咳菌分離培養のための市販搬送容器内における生菌数の変動
  • 岡田 潤平,小松 方,田中 裕人 [他]
  • 日本臨床微生物学雑誌 21(2), 129-133, 2011
  • NAID 40018913269
  • 飛沫感染する病原微生物--RSウイルス,インフルエンザウイルス,百日咳菌 (特集 アウトブレイク,そのときどうする?) -- (アウトブレイクの原因となる病原微生物)
  • 嶋村 昌之介,本田 仁
  • 月刊薬事 53(5), 669-672, 2011-05
  • NAID 40018825177
  • 百日咳菌の検出法と抗菌薬感受性の検討
  • 舟橋 恵二,安田 直子,野田 由美子,岩田 泰,中根 一匡,西尾 一美,西村 直子,尾崎 隆男
  • 医学検査 : 日本臨床衛生検査技師会誌 = The Japanese journal of medical technology 59(9), 1030-1033, 2010-09-25
  • NAID 10027594150

関連リンク

百日咳(ひゃくにちぜき、英: whooping cough, Pertussis )は、主にグラム陰性 桿菌の百日咳菌(Bordetella pertussis)による呼吸器 感染症の一種。特有の痙攣性の咳発作を特徴とする急性気道感染症である。世界的に存在している感染症で ...
感染症の話トップページへ 2003年第36週号(2003年9月1~7日)掲載 百 日 咳 百日咳(pertussis, whooping cough )は、特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性気道感染症である。母親からの免疫(経胎盤移行 ...
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関連画像

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★リンクテーブル★
国試過去問079A067」「108B033」「096G067」「080A068
リンク元細菌」「ワクチン」「クループ症候群」「Bordetella pertussis」「百日咳毒素
拡張検索パラ百日咳菌」「百日咳菌病原因子
関連記事百日咳」「

079A067」

  [★]

  • 百日咳について正しいのはどれか
  • (1) 百日咳に対する免疫抗体が母体から移行するので新生児は罹患しにくい
  • (2) 百日咳菌の分離にはBordet-Gengou培地が用いられる
  • (3) 伝染力はカタル期に最も強い
  • (4) 末梢血ではリンパ球が増加している
  • (5) ペニシリンが最も有効である
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

108B033」

  [★]

  • 空気感染を起こす病原体はどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 108B032]←[国試_108]→[108B034

096G067」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 096G066]←[国試_096]→[096G068

080A068」

  [★]

  • 適切な組み合わせはどれか。全て選べ

細菌」

  [★]

bacterium,(pl.) bacteria
バクテリア
特殊な細菌 細菌の鑑別細菌の同定?、細菌の分類

細菌の命名

  • ラテン語であり、イタリックで表す。
  • 「属名 + 種名」で表現される。

グラム染色性と形状による分類と疾患

形状 グラム陽性菌 グラム陰性菌
球菌   スタフィロコッカス属 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus 多様     ナイセリア属 淋菌 Neisseria gonorrhoeae 淋病  
ストレプトコッカス属 化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes 多様 莢膜 髄膜炎菌 Neisseria meningitidis 多様  
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae     ベイヨネラ属   Veillonella    
エンテロコッカス属 (総称)腸球菌 Enterococcus faecalis     モラクセラ属/
ブランハメラ亜属
  Moraxella catarrhalis 肺炎  
Enterococcus faecium      
桿菌   バシラス属 炭疽菌 Bacillus anthracis 炭疽 好気性菌、有芽胞菌、莢膜 腸内細菌科 エンテロバクター属     肺炎、尿路感染  
  セレウス菌 Bacillus cereus 細菌性食中毒 好気性菌、有芽胞菌 エシェリキア属 大腸菌 Escherichia coli パラチフス 通性嫌気性
  クロストリジウム属 破傷風菌 Clostridium tetani 破傷風 嫌気性菌、有芽胞菌 クレブシエラ属     下痢、肺炎、尿路感染  
  ボツリヌス菌 Clostridium botulinum ボツリヌス中毒 プロテウス属     尿路感染  
  ウェルシュ菌 Clostridium perfringens 多様 サルモネラ属 パラチフス菌 Sallmonella serovar Paratyphi 腸チフス 通性嫌気性
  ディフィシル菌 Clostridium difficile 多様 チフス菌 Sallmonella serovar Typhi   通性嫌気性
    ガス壊疸菌群       セラチア属   Serratia 日和見感染 通性嫌気性
マイコバクテリウム科 マイコバクテリウム属 結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 無芽胞菌 シゲラ属 赤痢菌 Shigella 赤痢 通性嫌気性
ライ菌 Mycobacterium leprae ライ病 エルシニア属 ペスト菌 Yersinia pestis ペスト 通性嫌気性
コリネバクテリウム科 コリネバクテリウム属 ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア   Yersinia enterocolitica 多様 通性嫌気性
ノカルジア科 ノカルジア属 ノカルジア     ビブリオ科 ビブリオ属 コレラ菌 Vibrio cholerae コレラ 通性嫌気性
アクチノマイセス科 アクチノマイセス属(放線菌属) (総称)放線菌 Actinomyces   腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus 腸炎ビブリオ感染症 通性嫌気性
  リステリア属   Listeria monocytogenes リステリア症 嫌気性菌、無芽胞菌、人獣共通感染症、通性細胞内寄生菌 パスツレラ科 ヘモフィルス属 インフルエンザ菌 Haemophilis influenzae 多様  
  パスツレラ属 パスツレラ属菌 Pasteurella multocida 人獣共通感染症  
ストレプトバシラス属 ストレプトバシラス属菌 Streptobacillus moniliformis 鼠咬症  
  シュードモナス属 緑膿菌 Psudomonas aeruginosa 緑膿菌感染症 好気性、院内感染症
ボルデテラ属 百日咳菌 Bordetela pertussis 百日咳 好気性、短桿菌
ブルセラ属 ブルセラ Brucella ブルセラ症 好気性、細胞内増殖菌、短桿菌
フランシセラ属 野兎病菌 Francisella tularensis 野兎病 好気性、球桿菌
レジオネラ属   Legionella pneumophila ポンティアック熱/レジオネラ肺炎 好気性
バクテロイデス属   Bacteroides fragilis 嫌気性感染症 偏性嫌気性菌
らせん菌   スピロヘータ科 トレポネーマ属 梅毒トレポネーマ Treponema pallidum subspecies pallidum 梅毒  
ボレリア属 回帰熱ボレリア Borrelia recurrentis 回帰熱
ライム病ボレリア Borrelia burgdorferi ライム病
レプトスピラ科 レプトスピラ属 黄疸出血性レプトスピラ Leptospira interrogans serovar icterohaemorrhagiae 黄疸出血性レプトスピラ症(レプトスピラ症ワイル病、黄疸性ワイル病)
スピリルム 鼠咬症スピリルム   鼠咬症
カンピロバクター属 カンピロバクター属菌   カンピロバクター腸炎
ヘリコバクター属   Helicobacter pylori  



ワクチン」

  [★]

vaccine
予防接種 immunization感染症感染症予防法シードロット・システムimmunization

種類

  • 遺伝子組換えワクチン

副反応

風疹ワクチン

  • 発熱、発疹、関節痛、リンパ節腫脹

おたふくかぜワクチン

  • 2-3週間後、まれに、発熱、耳下腺腫脹、咳、鼻水
  • MMRの際に無菌性髄膜炎が数千人に一人
  • 髄膜炎の症状:発熱、頭痛、嘔吐

学校伝染病、予防接種、ワクチン (学校伝染病、予防接種、ワクチン.xls)

病原体 感染症 ワクチン 学校伝染病 ワクチンの形状 潜伏期間 季節性 年齢 出席停止解除条件
ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア ジフテリア,破傷風,百目咳混合ワクチン    トキソイド        
百日咳菌 Bordetella pertussis 百日咳 不活化 6~14     咳の消失
結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 BCG 不活化       伝染のおそれが無くなるまで
ポリオウイルス poliovirus ポリオ ポリオワクチン(経口)          
麻疹ウイルス measles virus 麻疹 麻疹・風疹混合ワクチン 10~12   0~2 解熱後3日
風疹ウイルス rubella virus 風疹 18 春~初夏 4~9 発疹消失
日本脳炎ウイルス Japanese encephalitis virus 日本脳炎 日本脳炎ワクチン   不活化        
インフルエンザウイルス influenza virus インフルエンザ インフルエンザワクチン 不活化 1~5 冬期   解熱後2日
インフルエンザ菌 Haemophilus influenzae  化膿性髄膜炎など Hibワクチン            
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae                
水痘・帯状疱疹ウイルス varicella zoster virus 水痘   11~21 冬(12, 1) 5~9 発疹の痂皮化
ムンプスウイルス mumps virus 流行性耳下腺炎   18~21     耳下腺腫脹消失
B型肝炎ウイルス hepatitis B virus B型肝炎     成分 60~160      
A型肝炎ウイルス hepatitis A virus A型肝炎     不活化 15~40      
狂犬病ウイルス rabies virus 狂犬病     不活化        
アデノウイルス adenovirus 咽頭結膜熱            
黄熱病ウイルス yellow fever virus 黄熱病            

日本で使われているワクチン

その他マイナーなワクチン

  • 1ヶ月に1回、6ヶ月続けて。
  • 適応は低体重児と免疫不全児だった気がする

接種間隔


参考

  • 1. 国立感染症研究所 感染症情報センター:予防接種のページ
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html
  • 2. 日本で接種可能なワクチンの種類 - 国立感染症研究所
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/atopics/atpcs003.html




クループ症候群」

  [★]

croup syndrome
クループ百日咳菌
SPE.388
  • 声門下や喉頭周囲の炎症、腫脹による上気道閉塞性疾患。
  • 冬期に乳幼児に好発
  • 病原体はほとんどがウイルスであり、パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、インフルエンザウイルスなどが原因となる。
  • 感冒症状(発熱、咽頭痛)~嗄声・犬吠様咳嗽~吸気性喘鳴・呼吸困難~陥没呼吸・チアノーゼ・不穏
  • 喉頭鏡で声門下部~気管上部の浮腫性変化と狭窄を認める。

治療

SPE.388 YN.I-45
  • 安静、加湿、酸素吸入
  • 狭窄に対してアドレナリン+ステロイド吸入
  • 細菌感染が認められれば抗菌薬。



国試

参考

  • 1. 英語。しかし、まとまっている。
[display]http://doktermudatrader.blogspot.com/2010/06/croup-in-children.html
  • 2. Viral croup.
  • Knutson D, Aring A.SourceDepartment of Family Medicine, Ohio State University College of Medicine and Public Health, Columbus, Ohio 43201, USA. knutson.1@osu.edu
  • American family physician.Am Fam Physician.2004 Feb 1;69(3):535-40.
  • Viral croup is the most common form of airway obstruction in children six months to six years of age. The frightening nature of croup often prompts parents and caregivers to seek physician consultation. For children with mild croup, symptomatic care and mist therapy may be all that is necessary. Epi
  • PMID 14971835
[display]http://www.aafp.org/afp/2004/0201/p535.html


Bordetella pertussis」

  [★]

Bordetella pertussis
百日咳菌ボルデー・ジャングー菌 Bordet-Gengou bacillus
pertussis細菌


概念

  • ボルデテラ属
  • グラム陰性桿菌(グラム陰性球桿菌)
  • 好気性
  • 百日咳の原因菌
  • 伝染性が強い
  • 不顕感染はまれ

毒素

  • 百日咳毒素:リンパ球増加、低血糖、気管上皮への付着 ← リンパ球増多症
  • アデニルシクラーゼ毒素:白血球走化能の抑制
  • 気管細胞毒素
  • 皮膚壊死毒素
  • 線維素性血球凝集素
  • リポポリサッカライド

感染症



百日咳毒素」

  [★]

pertussis toxin
百日咳百日咳菌毒素産生菌リンパ球増多因子



パラ百日咳菌」

  [★]

Bordetella parapertussis
ボルデテラ・パラパータシス


百日咳菌病原因子」

  [★]

Bordetella virulence factor


百日咳」

  [★]

pertussis
pertussis
whooping cough, tussis convulsiva
レプリーゼ細菌マイコプラズマ肺炎

概念

病原菌

潜伏期

  • 7-21日

感染期間

SPE.362
  • カタル期~第4週まで → 抗菌薬投与により感染期間を抗菌薬投与後5日間に短縮できる。

症候

  • 発熱を欠く
  • カタル期:1-2週間:伝染力が強い。鼻汁、咳などの普通感冒様症状が次第に増悪。検査上、白血球増多が見られる
  • 痙咳期:2-6週間:レプリーゼ(連続した咳(staccato)と吸気時の笛音(whoop))。咳発作は夜間に強い。乳児期には無呼吸発作百日咳顔貌(顔面紅潮、眼瞼浮腫、結膜充血)。重症化で百日咳脳症
  • 回復期:2-3週間:特有の咳が弱まってくる。

合併症

検査

  • 血液検査:末梢血白血球増多(リンパ球優位)、CRP正常
  • 画像検査
  • 胸部単純X線写真:異常なし

診断

  • 確定診断:喀痰・後鼻腔の擦過検体で百日咳菌の分離培養、PCR法による同定、あるいはペア血清による免疫血液学検査による。

鑑別疾患

治療

  • 薬物療法:
  • マクロライド系抗菌薬(エリスロマイシンが第一選択)を7-14日間。カタル期の投与により咳発作を軽減できる。痙咳期の投与により感染期間を5日に短縮できる。(SPE.393)
  • エリスロマイシンの他、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ST合剤も用いられる。
PED.596
SPE.363
  • マクロライド系抗菌薬を7-14日間投与。カタル期から投与すると咳発作を軽減でき、痙咳期の投与により感染期間を5日間に短縮できる。

感染経路

  • 飛沫感染

予防接種


参考

  • 1. 日本の定期/任意予防接種スケジュール(20歳未満)
[display]http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule/Imm11-01JP.gif

国試



菌」

  [★]

fungusfungimicrobial
菌類真菌真菌類微生物




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