出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/02 23:27:27」(JST)
公益財団法人がん研究会(がんけんきゅうかい、Japanese Foundation For Cancer Research)は、1908年(明治41年)に創立された日本初のがん専門の研究機関である。
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「がん研」は、日本におけるがん研究及び治療機関の最高峰の一つとして知られている。がん治療においては、国立がん研究センター病院と共に日本屈指の医療機関。
がん研究会のシンボルマークは「蟹」であるが、これは癌を英語で「cancer」といい、癌と同時に蟹座を意味する言葉であることに由来する。
名誉総裁には常陸宮正仁親王を迎えている。
「がん撲滅をもって人類の福祉に貢献する」という基本理念をもとに、当時の日本の政財官学界の重鎮であった青山胤通、山極勝三郎、渋沢栄一、桂太郎が中心となって創立した。
高松宮妃や、後に東大総長に就任する長與又郎等の尽力により、1934年(昭和9年)に、がん専門の研究所と病院を開設した。
2005年(平成17年)に、長年拠点としていたが手狭となった癌研究会付属病院(上池袋・最寄り駅は大塚)から、広い臨海地区に新設した最新の設備を有するがん研究会有明病院(東京都江東区有明)に移転し、引き続き、日本のがん研究、診療の一大拠点となっている。病院の移転と供に研究所も同じ場所に移転している。
また、有明地区への移転と同時に国内有数の緩和ケア病床(≒ホスピス)を新設し、終末期医療に対する取り組みも先進的なものとなった。
2011年から公益財団法人に移行し、同時に名称を「癌研究会」から「がん研究会」に改めた。
以下の組織で構成されている。
癌研究会付属病院(大塚病院)霊安室はB2にあったが、同フロアには患者用コインランドリーもあり、しかもそれは霊安室の先にあった。つまり霊安室の前を通らないとコインランドリーを使用することが出来なかった。癌に対する俗世間との意識の乖離を思わせるエピソードである。また、臓器用の焼却炉が設置されていた。 運営資金面で東京ガスとの結びつきが強く、同社役員の天下り先としても有名。
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