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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/16 17:39:40」(JST)
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男性学(だんせいがく、(en:Men's studies))とは、上野千鶴子の定義によれば「女性学を経由した男性の自己省察の学問」を意味する。フェミニズム、女性学に刺激されて1990年代に本格的に登場した新しい学際的な学問領域である。ただし近年は、必ずしも女性学の成果を前提としない研究も出てきている。男性性研究(だんせいせいけんきゅう、Masculinities studies)と呼ばれることもあるが、この場合、研究の担い手は男性に限らないことが多い。
世界的には、オーストラリアの社会学者レイウィン・コンネル(en:Raewyn Connell)が名高い研究者である。日本では、団塊の世代に属する社会学者の伊藤公雄がパイオニア的研究者である。日本では、大学に男性学の講座が皆無に近いために研究が遅れているが、今後発展が期待される研究分野である。
なお、アンドロロジー(Andrology)は生物学的な観点から男性に注目した学問で、同じく「男性学」と呼ばれることもあるが正確には男性病学であり、これは女性における産婦人科学(Gynecology)に対応する。
関連項目
- 男性病学 (en:Andrology)
- 男性性 (en:Masculinity)
- 女性学
- ジェンダー
- 男性史←→女性史
- メンズリブ←→ウーマンリブ
- マスキュリズム←→フェミニズム
- 男性差別←→女性差別
- 伊藤公雄
- 熊田一雄
- ワレン・ファレル
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Japanese Journal
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- 国広 陽子
- DIO : data information opinion : 連合総研レポート (304), 16-19, 2015-05
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- いまなぜ男性学なのか : 男性学・男性性研究から見えてきたこと (特集 「らしさ」にとらわれない生き方 : 男性からの視点・女性からの視点)
- 田中 俊之
- DIO : data information opinion : 連合総研レポート (304), 4-7, 2015-05
- NAID 40020473704
- 子どもの不登校における父親のジェンダー規範についての研究 : 男性学の視点から考える
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