甲状腺髄様癌

出典: meddic

medullary thyroid carcinoma MTCmedullary carcinoma of thyroid, thyroid medullary carcinoma
甲状腺C細胞癌thyroid C-cell carcinoma
アミロイドーシス甲状腺腫瘍甲状腺癌


概念

疫学

  • 甲状腺悪性腫瘍の5~10%? 甲状腺癌の1-2%(YN.D-41)
  • 男女比はほぼ1:1  男女比=1:2(YN.D-41) 
  • 発症年齢は30歳代と50歳代がピーク

病型

  • 家族性
  • 散発性


病因

  • RET遺伝子の点突然変異
  • 常染色体優性遺伝疾患の多発性内分泌腫瘍症2A型,同2B型とおなじ

病理

  • 腫瘍細胞の多様な像
  • 類円形から多角形のさまざまな形態をとる腫瘍細胞が、シート状、胞巣状、島状あるいは管状、濾胞状、乳頭状の構造を呈する
  • 間質のアミロイド沈着

病態

進展様式

  • リンパ行性が多く、血行性もある。

症状

  • 甲状腺腫脹

検査

  • 血液生化学
  • シンチグラム
  • 131I-MIBGによるシンチ:腫瘍に集積

合併症

予後

  • 10年生存率:60%

参考

  • 1. [charged] Clinical manifestations and staging of medullary thyroid cancer - uptodate [1]
  • 2. [charged] Treatment of medullary thyroid cancer - uptodate [2]
  • 3. [charged] Chemotherapy and immunotherapy for medullary thyroid cancer - uptodate [3]


UpToDate Contents

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和文文献

  • 多発性内分泌腺腫瘍症の検査・診断と治療 MEN2 (内分泌腺腫瘍--基礎・臨床研究のアップデート) -- (多発性内分泌腺腫瘍症(MEN))
  • 甲状腺腫瘍の治療 甲状腺腫瘍の組織型別治療方針 甲状腺髄様癌 (内分泌腺腫瘍--基礎・臨床研究のアップデート) -- (甲状腺腫瘍)
  • 木原 実,宮内 昭
  • 日本臨床 69(-) (995), 347-350, 2011-03
  • NAID 40018749393
  • 甲状腺腫瘍の治療 甲状腺腫瘍の治療戦略--概論 (内分泌腺腫瘍--基礎・臨床研究のアップデート) -- (甲状腺腫瘍)

関連リンク

甲状腺髄様癌の主な症状は頸部腫瘤であり、腫瘍が小さい時期はほとんど無症状です 。他の症状 ... 遺伝性に甲状腺髄様癌のみができる家系は、MEN 2型とは区別して、 家族性髄様癌(Familial Medullary Thyroid Carcinoma)、略してFMTCと呼びます。
甲状腺髄様癌は甲状腺癌の中の約1.5%程度であり、比較的まれな病気ですが、次の ような特徴があるので、特別な注意が必要です ... 甲状腺癌の大部分を占める乳頭癌や 濾胞癌は、甲状腺ホルモンを作る濾胞細胞からできる癌ですが、髄様癌はカルシトニン ...

関連画像

甲状腺腫瘍 ~診断と治療の 紡錘形細胞 と アミロイド沈着 甲状腺髄様癌髄様癌(HE x50)甲状腺腫瘍 ~診断と治療の 甲状腺髄様癌の一例甲状腺髄様癌ミクロ像(HE強


★リンクテーブル★
先読み甲状腺癌」「甲状腺腫瘍
国試過去問096A050」「101G051」「106D006」「105A014」「102I026
リンク元アミロイドーシス」「シンチ」「多発性内分泌腫瘍症2B型」「癌胎児性抗原」「メタヨードベンジルグアニジン
拡張検索家族性甲状腺髄様癌」「遺伝型甲状腺髄様癌
関連記事」「甲状腺」「髄様癌

甲状腺癌」

  [★]

thyroid cancer, thyroid carcinoma
carcinoma thyreoidea
甲状腺腫瘍甲状腺

まとめ

YN.D-41
  • 甲状腺濾胞由来の甲状腺癌は組織型から分化型と未分化型に分けられる。
  • 前者は放射線療法・化学療法に対する感受性は低く適応とはならないが、後者は放射線・化学療法の適応となる。
  • 分化型には乳頭癌と濾胞癌がある。
  • 乳頭癌は甲状腺癌の中で最も頻度が高い。好発年齢は30-50歳と比較的若年であり、女性に多い(男女=1:8)。発育は緩徐で転移はリンパ行性であり、血行性転移は稀である。組織的には濾胞内への乳頭状増殖が見られる。腫瘍内に砂粒小体を認め、組織的に核内封入体を認めるのが特徴的である。術後10年生存率は90%と予後良好である。治療は手術、TSH抑制療法、遠隔転移例に対しては131I大量療法を行う。
  • 濾胞癌は甲状腺癌の中で2番目に多く(5-10%)、年齢・性別の特徴は乳頭癌と同様である。発育は緩徐で、リンパ行性の転移があるが、血行性転移がよく見られるのが乳頭癌と異なる。転移する組織には肺、骨・肝に多い。組織的には濾胞の増殖が認められる。予後は術後10年生存率80-90%と良好である。治療は乳頭癌と同じである。
  • 未分化型は未分化癌である。
  • 未分化癌は甲状腺癌の2-4%をしめている。分化型と異なり60歳以上に多く、性差も著しく違わない(男女=1:2)。発育は急激であり、赤沈上昇、CRP上昇などの炎症所見をきたす。診察上、可動性に乏しく、有痛性である。転移は血行性もリンパ行性もありうる。組織上、N/C比の大きい未分化細胞の増殖が認められる。67Gaシンチの取り込みを見たのち、試験切開もしくは手術を行うが、増殖が早いために手術不能である場合が多く、ほとんどの場合放射線治療もしくは化学療法を行うことになる。術後10年生存率は0%である。
  • 傍濾胞細胞由来の腫瘍に髄様癌がある。甲状腺癌の1-2%と最も少ない。好発年齢は30-50歳と若く、男女比も分化型と比べて大きくない(男女比=1:2)。増殖は分化型と同様、緩徐である。転移はリンパ行性も血行性もあるが、リンパ行性優位である。組織的には異型細胞が認められ、間質にはアミロイドが沈着してるのが特徴的である。検査上、CEA高値、カルシトニン高値であるのが特徴的である。治療法は手術である。であり、予後は術後10年生存率は60-70%と比較的良好である。
  • 悪性リンパ腫は甲状腺癌のうち2-4%をしてめいる。疫学は未分化癌と同様であり、急激に増殖する。転移はリンパ行性であり、血行性は少ない。組織的には非ホジキンリンパ腫である。67Gaシンチ、試験切開を行ってステージの決定を行い、放射線療法か化学療法を行う。術後10年後生存率は50-70%である。

甲状腺原発悪性リンパ腫

  • 疫学:65歳。20-30歳に発症することあり。基礎疾患に橋本病が存在することがある。
  • 病理:多くがB細胞性の非ホジキンリンパ腫でびまん性大細胞型リンパ腫やMALTリンパ腫がほとんど
  • 進行:比較的急性。3ヶ月程度で明らかに腫大
  • 症状:腫瘤をみとめる程度。ときにリンパ節腫大、反回神経麻痺、呼吸困難
  • 治療:手術は合併症を起こさずに切除できる場合のみ。標準治療は化学療法と放射線療法。
  • 予後:5年生存率50-70%




甲状腺腫瘍」

  [★]

thyroid tumor, thyroid neoplasm
甲状腺
甲状腺癌甲状腺新生物甲状腺腺腫


  • 1. 良性腫瘍
  • a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
  • 2. 悪性腫瘍 悪性腫瘍中の頻度)

1. 良性腫瘍

a) 濾胞腺腫 follicular adenoma


2. 悪性腫瘍 悪性腫瘍中の頻度)

a) 乳頭癌 papillary carcinoma


b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2%

BPT.768-769
  • 被膜浸潤
  • リンパ管浸潤

e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma

096A050」

  [★]

  • 37歳の女性。高カルシウム血症を指摘され、原因精査を希望して来院した。1か月前に尿路結石で治療を受けた。、28歳で下垂体腺腫摘出術を受けた。また、母と姉にも尿路結石の既往がある。血清Ca12.8mg/dl、P2.1mg/dl。血漿副甲状腺ホルモン(PTH)133pg/ml(基準10~60)。この疾患でみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096A049]←[国試_096]→[096A051

101G051」

  [★]

  • 37歳の女性。高カルシウム血症を指摘され来院した。5年前に下垂体腺腫摘出術を受けた。1か月前から尿路結石で治療中である。母と姉にも尿路結石の既往がある。血清生化学所見:Ca12.8mg/dl、P2.1mg/dl、PTH133pg/ml(基準10~60)。
  • この疾患でみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101G050]←[国試_101]→[101G052

106D006」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106D005]←[国試_106]→[106D007

105A014」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 105A013]←[国試_105]→[105A015

102I026」

  [★]

  • 多発性内分泌腫瘍<MEN>1型にみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I025]←[国試_102]→[102I027

アミロイドーシス」

  [★]

amyloidosis
アミロイド症
難病
[show details]

概念

  • 特定疾患治療研究事業に指定されている難病である。

病型

アミロイドーシスの病型 アミロイド
蛋白
前駆体蛋白  
I 全身性アミロイドーシス      
1.免疫細胞性アミロイドーシス      
 1)ALアミロイドーシス AL L鎖( κ,λ ) 原発性と続発性(骨髄腫)
 2)AHアミロイドーシス AH Igγ  
2.反応性AA型アミロイドーシス AA アポSAA 難治性慢性疾患(リウマチ性疾患、肉芽腫性疾患(結核やハンセン病など)、化膿性疾患、炎症性腸疾患、悪性腫瘍)
3.家族性アミロイドーシス      
 1)FAP I ATTR トランスサイレチン  
 2)FAP II ATTR トランスサイレチン  
 3)FAP III AApoA1 アポA1  
 4)FAP IV AGel1 ゲルソリン  
 5)家族性地中海熱 AA アポSAA  
 6)Muckle-Wells症候群 AA アポSAA  
4.透析性アミロイドーシス Aβ2M β2ミクログロブリン  
5.老人性TTR型アミロイドーシス ATTR トランスサイレチン  
II 限局性アミロイドーシス      
1.脳アミロイドーシス      
 1)Alzheimer型アミロイドーシス アミロイド前駆体蛋白  
 2)アミロイドアンギオパチー アミロイド前駆体蛋白  
 3)遺伝性アミロイド性脳出血      
 (オランダ型) アミロイド前駆体蛋白  
 (アイスランド型) Acys シスタチンC  
 4)プリオン病 Ascr プリオン蛋白  
2.内分泌アミロイドーシス      
 1)甲状腺髄様癌 Acal (プロ)カルシトニン  
 2)II型糖尿病・インスリノーマ AIAPP LAPP(アミリン 
 3)限局性心房性アミロイドーシス AANF 心房性ナトリウム利尿因子  
3.皮膚アミロイドーシス AD ケラチン 
4.限局性結節性アミロイドーシス AL L鎖( κ,λ )  

参考

  • 難病情報センター - アミロイドーシス
[display]http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/004_i.htm
  • アミロイドーシス(公費対象) - 難病情報センター
[display]http://www.nanbyou.or.jp/entry/207
  • アミロイドーシス診療ガイドライン2010
[display]http://amyloid1.umin.ne.jp/guideline2010.pdf




シンチ」

  [★]

シンチグラフィーシンチグラム

脳血流シンチグラム

脳槽シンチグラム

心筋シンチグラム

  • 201TlCl:K+とほぼ同様の挙動を示し、Na/K ATPaseを介して心筋細胞に取り込まれる。一回の灌流で心筋内に取り込まれその取り込みは冠血流に依存するために、心筋血流分布を反映するといわれている。
  • 99mTc-MIBI99mテクネチウムセスタミビ
  • 99mTc-tetrofosmin:99mTc-テトロフォスミン:

心筋壊死シンチグラム

心筋脂肪酸代謝シンチグラム

  • 123I-BMIPP:心臓の脂肪酸代謝を反映しており、心筋虚血、心筋梗塞で集積が低下する。

心筋交感神経シンチグラム

骨血流シンチグラム

肺換気シンチグラム

骨シンチグラム

骨髄シンチグラム

  • 111In-塩化インジウム:血清中のトランスフェリンと結合し、鉄イオンと類似した血中動態を示し、幼若赤血球に取り込まれるため、活性骨髄に集積
  • 99mTc-スズコロイド:骨髄内の網内系を描出。網内系細胞に貪食される。

甲状腺シンチグラム

  • 123I   :(甲状腺摂取率)3時間値5-20%、24時間値15-35%
  • 99mTcO4-:(甲状腺摂取率)30分値0.4-3.0%。唾液腺、唾液への生理的な取り込みが多いためバックグラウンドが高い。
  • 131I   :全身シンチグラムに使用。甲状腺全摘出後に行う。
  • 123I-MIBG:甲状腺髄様癌
  • 210Tl:分化型甲状腺癌
  • 67Ga:甲状腺未分化癌、甲状腺悪性リンパ腫

副甲状腺シンチグラム

  • 99mTc-MIBI:ヘキサキス(2-メトキシイソブチルイソニトリル)テクネチウム(99mTc):副甲状腺腫に集積

副腎髄質シンチグラム

副腎皮質シンチグラム

  • 131I-アドステロール:クッシング症候群や原発性アルドステロンの確定診断に有用。たぶんステロール環をもっており副腎皮質に取り込まれる

腎シンチグラム

肝受容体シンチグラム

肝胆道シンチグラム

唾液腺シンチグラム

全身検索

ガリウムシンチグラム

タリウムシンチグラム

MIBGシンチグラム

FDGシンチグラム

多発性内分泌腫瘍症2B型」

  [★]

multiple endocrine neoplasia type 2B, MEN 2B, MEN-2B, MEN2B, MEN IIB
多発性内分泌腺腫症2B型

病因

  • RET遺伝子の変異。

遺伝形式

病態

(参考1)
  • 甲状腺髄様癌
  • ほぼ全員に発症。
  • MEN2Aのものより早く発症し、悪性度が高い(more aggresive)

症候

遺伝形式 疾患内分泌腺 腫瘍 発生頻度 関連疾患
MEN 2B 常染色体優性遺伝 甲状腺 甲状腺髄様癌 100% Marfan様体型およびそのほかの骨格異常(85-94%)、
粘膜神経腫あるいは節神経腫(100%)
副腎 褐色細胞腫 50%

参考

  • 1. MULTIPLE ENDOCRINE NEOPLASIA, TYPE IIB; MEN2B - OMIM
http://omim.org/entry/162300
  • 2. [charged] Clinical manifestations and diagnosis of multiple endocrine neoplasia type 2 - uptodate [4]



癌胎児性抗原」

  [★]

carcinoembryonic antigen, CEA
癌胎児性蛋白抗原
腫瘍マーカー広域腫瘍マーカー


概念

  • M.W. 180 kDa
  • 大腸粘膜で発現している糖タンパク質。癌患者の血清中の他に、胎児の消化管粘膜にも見いだされたことから命名された。消化器癌の腫瘍マーカーとして使われている。臓器特異性、疾患特異性は高くない。早期癌の診断には役立たない。補助診断、治療のモニターとして使われる。

基準値

  • 5 ng/ml以下
  • 0.0-3.0 ng/ml(nonsmokers), 0.0-5.0 ng/ml(smokers) (HIM.A-4)

注意

  • 類似構造を持つNCA, NCA-2, NFAなどの関連抗原が存在 → 異なるモノクローナル抗体を使っているので、検査キットにより異なるカットオフ値をとる (臨床検査法提要第32版 p.632)

疾患との関連

  • 大腸癌、膵癌で50-60%の陽性率だが、ほとんど進行例で早期発見には有用ではない (臨床検査法提要第32版 p.632)
  • 消化器癌(*大腸癌、胃癌、膵癌) (臨床検査法提要第32版 p.632)
  • 非消化器癌(肺癌甲状腺髄様癌、乳癌、胚細胞腫瘍)。局所再発、肝臓転移で陽性 (臨床検査法提要第32版 p.632)
  • 喫煙者や良性疾患(肺結核など)、慢性肝炎、肝硬変、胆道障害、腎不全、糖尿病などでも上昇しうる (臨床検査法提要第32版 p.633) ← 特異度が低い
  • 消化管粘膜や白血球中にも存在。
  • 正常人の大腸粘膜で産生され、糞便中に検出される
  • 正常人の血中には検出されない

婦人科領域での意義

  • 子宮癌、卵巣癌、粘液性卵巣腫瘍


-carcinoembryonic antigen
CEA


メタヨードベンジルグアニジン」

  [★]

metaiodobenzylguanidine, MIBG, iobenguane
3-ヨードベンジルグアニジン 3-iodobenzylguanidine
放射性医薬品
131I-メタヨードベンジルグアニジン 131I-MIBG
123I-メタヨードベンジルグアニジン 123I-MIBG
グアニジン



家族性甲状腺髄様癌」

  [★]

familial thyroid medullary carcinoma
甲状腺髄様癌多発性内分泌腫瘍症


遺伝型甲状腺髄様癌」

  [★]

hereditary medullary thyroid cancer

癌」

  [★]

cancer
悪性腫瘍


種類

  • 癌腫(carcinoma):上皮性
  • 肉腫(sarcoma):間葉系
  • carcinoma:腺癌(adenocarcinma)、扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)、移行上皮癌(transitional cell carcinoma)
  • sarcoma:骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫

Neoplasm Causes Effect
Small cell lung carcinoma ACTH or ACTH-like peptide Cushing’s syndrome
Small cell lung carcinoma and intracranial neoplasms ADH SIADH
Squamous cell lung carcinoma, renal cell carcinoma, breast carcinoma, multiple myeloma, and bone metastasis (lysed bone) PTH-related peptide, TGF-β, TNF-α, IL-1 Hypercalcemia
Renal cell carcinoma, hemangioblastoma Erythropoietin Polycythemia
Thymoma, small cell lung carcinoma Antibodies against presynaptic Ca2+ channels at neuromuscular junction Lambert-Eaton syndrome (muscle weakness)
Leukemias and lymphomas Hyperuricemia due to excess nucleic acid turnover (i.e., cytotoxic therapy) Gout, urate nephropathy
  • 最新癌統計
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/pub/statistics01.html
●2005年の死亡数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は4位
女性 結腸 肝臓 乳房 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位
 
●2001年の罹患数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 結腸 肝臓 前立腺 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
女性 乳房*1 結腸 子宮*1 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 結腸 乳房*1 肝臓 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
*1上皮内がんを含む。


癌の素因となる遺伝子

HIM.494
Table 79-1 Cancer Predisposition Syndromes and Associated Genes
Syndrome Gene Chromosome Inheritance Tumors
ataxia telangiectasia ATM  11q22-q23 AR breast cancer
autoimmune lymphoproliferative syndrome FAS 10q24 AD lymphomas
FASL 1q23  
Bloom syndrome BLM  15q26.1 AR cancer of all types
Cowden syndrome PTEN  10q23 AD breast, thyroid
familial adenomatous polyposis APC  5q21 AD intestinal adenoma, colorectal cancer
familial melanoma p16INK4  9p21 AD melanoma, pancreatic cancer
familial Wilms tumor WT1  11p13 AD pediatric kidney cancer
hereditary breast/ovarian cancer BRCA1 17q21 AD breast, ovarian, colon, prostate
BRCA2 13q12.3  
hereditary diffuse gastric cancer CDH1  16q22 AD stomach cancers
hereditary multiple exostoses EXT1 8q24 AD exostoses, chondrosarcoma
EXT2 11p11-12  
hereditary prostate cancer HPC1  1q24-25 AD prostate carcinoma
hereditary retinoblastoma RB1  13q14.2 AD retinoblastoma, osteosarcoma
hereditary nonpolyposis colon cancer (HNPCC) MSH2 2p16 AD colon, endometrial, ovarian, stomach, small bowel, ureter carcinoma
MLH1 3p21.3  
MSH6 2p16  
PMS2 7p22  
hereditary papillary renal carcinoma MET  7q31 AD papillary renal tumor
juvenile polyposis SMAD4  18q21 AD gastrointestinal, pancreatic cancers
Li-Fraumeni TP53  17p13.1 AD sarcoma, breast cancer
multiple endocrine neoplasia type 1 MEN1  11q13 AD parathyroid, endocrine, pancreas, and pituitary
multiple endocrine neoplasia type 2a RET  10q11.2 AD medullary thyroid carcinoma, pheochromocytoma
neurofibromatosis type 1 NF1  17q11.2 AD neurofibroma, neurofibrosarcoma, brain tumor
neurofibromatosis type 2 NF2  22q12.2 AD vestibular schwannoma, meningioma, spine
nevoid basal cell carcinoma syndrome (Gorlin's syndrome) PTCH  9q22.3 AD basal cell carcinoma, medulloblastoma, jaw cysts
tuberous sclerosis TSC1 9q34 AD angiofibroma, renal angiomyolipoma
TSC2 16p13.3  
von Hippel–Lindau VHL  3p25-26 AD kidney, cerebellum, pheochromocytoma
癌遺伝子癌抑制遺伝子

癌の危険因子

生活習慣病#生活習慣病などのリスクファクターを改変
疾患 危険因子 防御因子
悪性腫瘍 胃癌 塩辛い食品、喫煙、くん製製品、ニトロソアミン土壌、腸上皮化生Helicobacter pyroli ビタミンC、野菜、果実
食道癌 喫煙飲酒、熱い飲食物 野菜、果実
結腸癌 高脂肪食、肉食、低い身体活動、腸内細菌叢の変化、遺伝(家族性大腸腺腫症)  
肝癌 HBVキャリア・HCVキャリア、アフラトキシン住血吸虫飲酒  
肺癌 喫煙(特に扁平上皮癌)、大気汚染、職業的暴露(石綿(扁平上皮癌悪性中皮腫)、クロム) 野菜、果実
膵癌 高脂肪食喫煙  
口腔癌 喫煙(口唇・舌-パイプ)、ビンロウ樹の実(口腔)、飲酒  
咽頭癌 EBウイルス(上咽頭癌)、飲酒  
喉頭癌 喫煙男性アルコール  
乳癌 高年初産、乳癌の家族歴、肥満、未婚で妊娠回数少ない、無授乳、脂肪の過剰摂取、低年齢初経、高年齢閉経 母乳授乳
子宮頚癌 初交年齢若い、早婚、多産、性交回数が多い(売春)、貧困、不潔]、HSV-2HPV流産、人工妊娠中絶回数が多い  
子宮体癌 肥満糖尿病ピルエストロゲン常用、未婚、妊娠回数少ない、乳癌後のタモキシフエン内服  
膀胱癌 喫煙鎮痛剤乱用、ビルハルツ住血吸虫サッカリン防腐剤  
皮膚癌 日光(紫外線)、ヒ素(Bowen病)  
白血病 放射線ベンゼン、地域集積性(ATL)、ダウン症(小児白血病)  
骨腫瘍 電離放射線  
甲状腺癌 ヨード欠乏または過剰  


甲状腺」

  [★]

thyroid gland
glandula thyroidea
甲状腺ホルモン副甲状腺(上皮小体)
喉頭
  • 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)

解剖学

部位

性状

  • 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。

大きさ

よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
単位はmm?
  n 峡部 横断厚 横径 縦経(右) 縦経(左)
男性 34 1.8±0.6 18±3.0 48±4.8 49±3.7 49±3.8
女性 16 1.3±0.8 16±2.2 46±3.6 45±6.0 46±3.0

血管

動脈

静脈

神経

声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71

画像

  • 超音波検査
  • (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー)  ← 要確認

組織学

濾胞上皮細胞 follicular cell

  • 甲状腺ホルモンを産生、分泌。

C細胞 C cell

  • 成人甲状腺全体の0.1%を占める
  • カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
  • 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
  • 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。

機能

発生

神経支配

  • 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。

臨床関連

非腫瘍性疾患

  • 1. 遺伝疾患、発達傷害
  • mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
  • 4. 感染
  • 5. 自己免疫性甲状腺疾患

腫瘍性疾患 (甲状腺腫瘍)

  • 1. 良性腫瘍
  • a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
  • 2. 悪性腫瘍 悪性腫瘍中の頻度)
  • a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
  • b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
  • c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
  • d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
  • e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
  • f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

分類






髄様癌」

  [★]

medullary carcinoma
腫瘍硬性癌甲状腺


  • 細胞が多く、間質が少ない癌腫




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