球後部潰瘍

出典: meddic

postbulbar ulcer, postbulbar duodenal ulcer
十二指腸潰瘍


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和文文献

  • 大量出血を生じた十二指腸球後部潰瘍の1例
  • 高橋 崇真,根東 順子,河野 弘
  • 日本消化器外科学会雑誌 40(6), 717-721, 2007-06-01
  • … よりショック状態となったため,緊急開腹術を施行した.術中所見から出血性十二指腸球後部潰瘍と診断し,膵頭十二指腸切除術を施行した.術後には膵液瘻およびそれに伴う右結腸動脈瘤破裂が生じ,開腹止血術を施行した.その後は良好に経過し術後81病日目に退院となった.急性大量出血で発症した十二指腸球後部潰瘍に対し,膵頭十二指腸切除術を施行し救命しえた症例は,過去に報告がないので,手術 …
  • NAID 110006279446
  • 0106 止血困難な出血性十二指腸球後部潰瘍に対する幽門閉鎖術の経験(胃良性1,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
  • 下沖 収,高橋 正浩,皆川 幸洋,馬場 祐康,阿部 正,嶋村 之利,赤坂 威一郎
  • 日本消化器外科学会雑誌 39(7), 1050, 2006-07-01
  • NAID 110006170534

関連リンク

26(720) 大量出血を生じた十二指腸球後部潰瘍 日消外会誌 40巻 6号 (83.3%)は手術術式が胃切除術であった.田宮ら1) は急性球後部潰瘍出血例7例に対して,全例胃亜 全摘術または広範囲胃切除術(BillrothII法再建) を施行した ...
十二指腸球後部潰瘍5例の胃内・外分泌動態, 切除胃粘膜の組織学的所見について通常の十二指腸潰瘍40例と比較, 検討し, 球後部潰瘍の病態と外科治療について以下の結論を得た. 1) 空腹時およびガストリン刺激後の胃酸濃度高値と酸 ...
22(1984) 十二指腸球後部演瘍の病態と外科治療 日消外会議 17巻 11号 果と合わせて考えてみると,球後部潰瘍では壁細胞の ガストリンなどの刺激に対する反応性が増強している 可能性が示唆された。次に,インスリン刺激による血中ガスト ...

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十二指腸潰瘍」

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duodenal ulcer, DU
ulcus duodeni
胃潰瘍胃十二指腸潰瘍消化性潰瘍


まとめ

  • 十二指腸粘膜にびらん・潰瘍を来した病態であり、攻撃因子(ストレス、薬剤、ゾリンジャー・エリソン症候群、甲状腺機能亢進症)が防御因子(慢性肺気腫、喫煙、肝硬変、関節リウマチ、低栄養、腎不全、糖尿病、ステロイド、NSAID、ビスホスホネート)を上回ったことにより生じると考えられている。20-40歳に多く、十二指腸球部前壁に好発する。空腹時・夜間に心窩部痛を覚え、摂食により軽快、その他胸焼け・悪心嘔吐が認められることがある。吐血よりむしろ下血が認められることがある。治癒後瘢痕性の幽門狭窄による通過障害を来すことがある。再発は胃潰瘍よりも頻繁である。胃酸の分泌過多が原因と考えられているが、血中ガストリンは正常なことが多い。検査上、血清中ペプシノゲンIの上昇が認められる。

病因

参考1
  • 症候性の潰瘍
  • 感染
  • ピロリ菌
  • 単純ヘルペスウイルス
  • サイトメガロウイルス
  • Helicobacter heilmanni
  • その他:結核菌、淋菌
  • 薬物
  • NSAID
  • アスピリン
  • 高用量のアセトアミノフェン
  • ビスホスホネート(+NSAID)
  • クロピドグレル(+NSAID or 高リスク患者)
  • コルチコステロイド(+NSAID)
  • シロリムス
  • スピロノラクトン
  • mycophenolate mofetil
  • potassium chloride
  • 抗悪性腫瘍薬(
  • 内分泌
  • ガストリノーマ
  • 全身性肥満細胞症
  • 骨髄増殖疾患における好酸球症
  • 前庭部G細胞機能亢進
  • 手術後
  • 前庭部切除
  • 胃バイパス術後
  • crack cocaine使用を含めた血行不全
  • (器質的な)十二指腸閉塞(輪状膵など)
  • 放射線療法
  • 浸潤性疾患
  • サルコイドーシス
  • クローン病
  • 特発性の潰瘍
  • 特発性過分泌十二指腸潰瘍(ピロリ菌陰性)
  • 非NSAID家族性消化性潰瘍, ピロリ菌陰性
  • 非NSAID消化性潰瘍, ピロリ菌陰性
  • 合併症としての潰瘍
  • ICUストレス潰瘍
  • 肝硬変
  • 臓器移植
  • 腎不全
  • COPD

病態

  • ガストリンの分泌を十分に抑制できない。
  • 壁細胞が過形成している ←ガストリンの作用
  • 胃酸の基礎分泌量が上昇している
  • ペプシンの分泌が増加している。
  • 空腹時の血中ガストリン濃度は変わっていない
  • 十二指腸潰瘍では胃潰瘍より胃酸の過剰分泌が明らかである。
  • 好発部位:球部小弯側前壁
  • 穿孔・穿通:潰瘍が筋層以下に進展すれば生じうるが、胃潰瘍より多い。→穿通性潰瘍 →穿孔性潰瘍


合併症

  • 好発部位:球部前壁潰瘍
  • 症状:突然現れる上腹部痛。前屈位・側臥位となる。上腹部腹壁緊張亢進、筋性防御、板状硬をみとめ、Blumberg徴候陽性となる。
  • 出血
  • 狭窄

検査

  • 十二指腸球部は壁が薄いために、潰瘍により容易に変形をきたす。タッシェ(憩室様突出)をともなうクローバー城辺型が認められる。


国試

参考

  • 1. [charged] Epidemiology and etiology of peptic ulcer disease - uptodate [1]


潰瘍」

  [★]

ulcer
ulcus
びらん
  • 粘膜の損傷が粘膜筋板に達し、その筋層を貫通した場合。



球後」

  [★]

retrobulbar
眼球後延髄後




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