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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/07/26 09:57:24」(JST)
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猿人(えんじん、Australopithecine[1])とは、約600万年前にアフリカ大陸に出現し、約130万年前まで生息していただろうと考えられる初期の人類である[2]。
以下の6属がこれに含まれる。ただしこれは日本独自の用語であり、厳密な定義はない。
- サヘラントロプス属(サヘル地域の人)
- オロリン属(最初の人)
- アルディピテクス属(地上のサル)
- アウストラロピテクス属(南の猿人)
- パラントロプス属(副人)
- ケニアントロプス属(ケニア人)
脳容積は類人猿と同程度(585cm3ほど)だが、化石人骨の検討より、尾がなく直立二足歩行で体重を支えていたとみられる。自由になった手で道具を使うようになり、原始的な石器を使用していたものと考えられている。
アウストラロピテクス属からホモ属が分化したとする説が有力だが、統一的な見解はまだ無い。アウストラロピテクス属、アルディピテクス属など、ミトコンドリアDNAの分析ではヒトに近い塩基配列を示す。
脚注[編集]
- ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2。(オンライン学術用語集)
- ^ なお、ラマピテクスは猿人・人類には含まれない。
関連項目[編集]
- 化石人類
- 原人
- 旧人
- 新人
- 人類の進化
- 古人類学
- 旧石器時代
人類の進化 |
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ヒト族
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サヘラントロプス・チャデンシス · オロリン・トゥゲネンシス · アルディピテクス · ケニアントロプス・プラティオプス
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猿人
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アウストラロピテクス: アウストラロピテクス・アナメンシス(英語版) · アウストラロピテクス・アファレンシス · アウストラロピテクス・バーレルガザリ · アウストラロピテクス・アフリカヌス · アウストラロピテクス・ガルヒ · アウストラロピテクス・セディバ
パラントロプス: パラントロプス・エチオピクス · パラントロプス・ボイセイ(英語版) · パラントロプス・ロブストス
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人間 · 原人
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ヒト属: ホモ・ハビリス · ホモ・ルドルフエンシス · ホモ・ガウテンゲンシス(英語版) · ホモ・ゲオルギクス · ホモ・エルガステル · ホモ・エレクトス(ホモ・エレクトス・エレクトス · ホモ・エレクトス・ラティアネンシス · ホモ・エレクトス・パラエオヤワニクス(英語版) · ホモ・エレクトス・ペキネンシス · ホモ・エレクトス・ナンキネシス(英語版) · ホモ・エレクトス・ウシャネンシス(英語版) · ホモ・エレクトス・ユァンモウエンシス · ホモ・エレクトス・ソロエンシス(英語版)) · ホモ・ケプラネンシス · ホモ・アンテセッサー · ホモ・ハイデルベルゲンシス · デニソワ・ホミニン · ホモ・ネアンデルターレンシス · ホモ・ローデシエンシス · ホモ・フローレシエンシス · 古型ホモ・サピエンス(英語版) · 解剖学的現生人類(英語版)(ホモ・サピエンス・イダルトゥ · ホモ・サピエンス)
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関連項目: 人類の進化の年表(英語版) · 人類の進化に関係する化石の一覧(英語版) · 人類の進化遺伝学(英語版)
起源: アフリカ単一起源説 · 多地域進化説 |
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 人類が辿ってきた進化段階 (特集 人類進化学の現在)
- ホモ属直系の祖先? セディバ猿人の衝撃 (化石とゲノムで探る 人類の起源と拡散) -- (化石でたどるホモ・サピエンスヘの道)
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- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 猿人の用語解説 - アウストラロピテクス類のこと。人類進化にあたり,化石類人猿と原人の間に位置する。最も原初的な人類であり,直立二足歩行を行い,犬歯は短小化していたが,脳の大きさ ...
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