猪苓湯

出典: meddic

ちょれいとう
水滞(全身型)


和文文献

  • ベーカー嚢腫に五苓散加枳実梔子・腰痛症と前立腺肥大に八味丸兼猪苓湯

関連リンク

猪苓湯とは?効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬 事典版)

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添付文書

薬効分類名

  • 漢方製剤

販売名

コタロー猪苓湯エキス細粒

組成

  • 本剤6.0g中
    日局タクシャ  3.0g
    日局チョレイ  3.0g
    日局ブクリョウ 3.0g
      カッセキ  3.0g
    上記の混合生薬より抽出した猪苓湯の水製乾燥エキス1.2gと
    日局ゼラチン  3.0g
    を含有する。
    添加物としてステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖、プルラン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有する。

効能または効果

  • 咽喉がかわき、排尿痛あるいは排尿困難があり、尿の色は赤いか、または血液の混じるもの、あるいは腰や下肢に浮腫があるもの。
    腎炎、ネフローゼ、膀胱カタル、尿道炎、腎臓・膀胱結石による排尿困難。
  • 通常、成人1日6.0gを2?3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
    なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。


★リンクテーブル★
先読み沢瀉」「茯苓」「滑石」「阿膠
リンク元前立腺肥大症」「水滞
拡張検索猪苓湯合四物湯エキス」「猪苓湯エキス
関連記事猪苓

沢瀉」

  [★]

たくしゃ、タクシャ
alismarhizome
川沢瀉 せんたくしゃ、建沢瀉 けんたくしゃ
牛車腎気丸


茯苓」

  [★]

ぶくりょう
poriasclerotium, hoelen
Hoelen, Pachyma hoelen
伏神 ぶくしん
  • 生薬


滑石」

  [★]

talc, talc stone
軟滑石
タルク生薬



阿膠」

  [★]

あきょう
ass glue, gelatin
  • 生薬


前立腺肥大症」

  [★]

benign prostatic hyperplasia BPH, benign prostatic hypertrophy, prostatic hyperplasia
前立腺肥大
前立腺

定義

  • 加齢に従い、前立腺の内腺が腫大し、尿路を圧迫して排尿障害を呈する疾患。

疫学

  • 前立腺の肥大(内腺)は30-40歳代から始まり、50歳代には顕著となり、70歳代以降ではほぼ全例に認められるが、臨床症状を呈するのはこの一部である(10-20%)。

病因

前立腺肥大症 前立腺の内腺
前立腺癌 前立腺の外腺

病態

  • 肥大した前立腺により尿路を刺激し、さらには閉塞して、ついには完全尿閉に至る。

症状

YN.E-86 SURO.258
病期は3つに分けられる:(1)第1病期 刺激期、(2)第2病期 残尿発生期、(3)第3病期 慢性尿閉期
病期 病態 症状
第1病期 刺激期 腫大した前立腺による後部尿道(膀胱頚部、前立腺尿道)の刺激 軽度の排尿困難、夜間頻尿、排尿時不快感
第2病期 残尿発生期 残尿(50-150ml)の発生 排尿困難(いきみながらの排尿)。残尿。急性尿閉(飲酒、抗コリン薬、長時間の乗り物の乗車)
第3病期 慢性尿閉期 さらなる残尿(300ml以上)、膀胱の過伸展(排尿筋だけでは排尿できない) 奇異性尿失禁、腎機能低下による尿毒症症状

検査

  • 腹部超音波検査
[show details]

診断

参考1
  • 病歴、理学的検査、尿検査、血清クレアチニン測定、PSA測定、尿流測定、残尿測定、排尿時における排尿筋圧、尿流率同時測定法、内視鏡検査、画像診断(超音波検査法、静脈性腎盂造影法、排尿時膀胱尿道造影法、逆行性尿道造影法など)などにより行う。
診断のステップ
  • 1. 病歴、理学的検査(直腸診)、尿検査、血清クレアチニン測定、PSA測定 → 排尿障害の症状が前立腺肥大症によるものと考えられるか判断
  • 2. 国際前立腺症状スコアの評価:(≦7点)経過観察。(≧8点)尿流測定、残尿測定、PFSを施行 → 尿道閉塞の程度を把握し治療
  • 3. (治療する場合)QOLスコアを考慮して治療方法を選択。
  • 4. (追加検査)内視鏡検査、画像診断法:ルーチン検査法ではない。外科的治療の準備や合併疾患の疑診例に対して実施する。

治療

SURO.258 参考1 参考3
  • 治療のmodality
  • 薬物療法
  • α1ブロッカー:プラゾシン(副:起立性低血圧)、タムスロシン(副:血圧を下げないが、射精障害がある)  ←  肥大した前立腺の圧迫の他に膀胱頚部、尿道、前立腺の平滑筋(α1受容体)の過剰収縮によっても排尿困難が起きているため、尿道内圧を下げ症状緩和しうる。
  • 抗アンドロゲン薬:クロルマジノンアリルエストレノール。前立腺の縮小作用。(副:性器脳障害、肝機能障害)
  • 5α還元酵素阻害薬:前立腺の縮小作用。
  • その他:漢方製剤(猪苓湯八味地黄丸)、花粉製剤、アミノ酸製剤  ←  自覚症状の改善にとどまる
  • 加熱療法:ハイパーサーミア(前立腺内加熱温度45℃以下)と高温度療法(前立腺内加熱温度45℃以上)がある。熱源はマイクロ波、RF波、レーザー波などがある。レーザー療法、温熱療法の長期成績は未確立。
  • 手術療法
出典不明
  • 第1期:薬物療法:α遮断薬、抗アンドロゲン薬、漢方薬
  • 第2期:手術療法:経尿道的前立腺切除術、前立腺被膜下摘出術

参考

  • 1. 2001年 前立腺肥大症 ガイドライン
  • 2. 日本Endourology・ESWL学会によるBPHガイドライン
[display]http://jsee.umin.ac.jp/images/guideline.pdf
  • 3. [信頼度不明]前立腺肥大症の漢方治療【百花園漢方薬局】
[display]http://www.est.hi-ho.ne.jp/abes/hyakkaen21/tokusiyu26.htm

国試



水滞」

  [★]

水毒
  • 水に偏在をきたした病態
  • 診断基準として水滞スコアが提案されている。
  • 水滞の病型には、全身型(全身の浮腫、下痢、めまい感、尿量減少、夜間頻尿)、皮膚・関節型(顔面浮腫、関節腫脹、身体の一部の腫脹、朝のこわばり)、胸内型(水様の喀痰、胸水、動悸、胸内苦悶感)、心下型(胃部振水音、悪心・嘔吐、下痢、グル音の亢進)がある。

治療方剤

水滞・全身型

  桂皮 猪苓 茯苓 沢瀉 甘草 生姜 その他 虚実
五苓散 蒼朮               虚実間証
柴苓湯 蒼朮 柴胡 半夏 黄ごん 大棗 人参
猪苓湯         阿膠 滑石      
沢瀉湯                    
苓桂朮甘湯     白朮             虚証
真武湯       蒼朮   芍薬 附子      

水滞・皮膚関節型

  麻黄 石膏 生姜 大棗 甘草 白朮 薏苡仁 蒼朮 当帰 桂枝 芍薬 黄耆 防已 桂皮 茯苓 附子
越婢加朮湯                    
薏苡仁湯                  
防已黄耆湯                    
桂枝加苓朮附湯                

水滞・胸内型

  石膏 防已 桂皮 人参 麻黄 生姜 大棗 甘草 白朮 桂枝 芍薬 乾姜 五味子 細辛 半夏 茯苓 杏仁
木防已湯                          
越婢加朮湯                      
小青竜湯                  
茯苓杏仁甘草湯                            
苓甘姜味辛夏仁湯                    

猪苓湯合四物湯エキス」

  [★]

猪苓湯合四物湯漢方製剤

猪苓湯エキス」

  [★]

猪苓湯漢方製剤

猪苓」

  [★]

ちょれい
polyporus sclerotium
Polyporus
  • 生薬





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