UpToDate Contents
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- 1. 成人における肝性脳症：臨床症状および診断 hepatic encephalopathy in adults clinical manifestations and diagnosis
- 2. 成人における肝性脳症：治療 hepatic encephalopathy in adults treatment
- 3. 肝性脳症：病因 hepatic encephalopathy pathogenesis
- 4. 成人における肝硬変：合併症、全般的マネージメント、および予後の概要 cirrhosis in adults overview of complications general management and prognosis
- 5. 成人における急性肝不全：マネージメントおよび予後 acute liver failure in adults management and prognosis
Japanese Journal
- NCPSS (non-cirrhotic porto-systemic shunt) に伴う猪瀬型肝性脳症に対し外科的短絡路閉鎖術を行い著効した2症例
- 森本 光昭,調 憲,梶山 潔,播本 憲史,本村 健太,増本 陽秀,長家 尚
- 肝臓 50(4), 208-212, 2009-04-25
- … 手術的に短絡路閉鎖を行い，門脈大循環短絡症による猪瀬型肝性脳症の改善を認めた症例を経験したので報告する. … 患者は二名とも術後肝性脳症の発症はなかった．猪瀬型肝性脳症の治療に短絡路閉鎖術は有効な治療法であるが門脈血栓に対しては注意を要する． …
- NAID 10024805101
- 下腸間膜静脈-左卵巣静脈短絡による猪瀬型肝性脳症の1手術例
- 池田 博斉,河本 和幸,大目 祐介,深田 一平,守本 芳典
- 日本外科系連合学会誌 34(1), 112-116, 2009-02-28
- NAID 10024800989
Related Links
- 猪瀬型肝性脳症を合併した直腸癌の 1例. 市立伊勢総合病院外科. 下村 誠. 世 古口 務 . 藤 井 幸 治. 北川 真 人 中 村 菊 洋 山 本 敏 雄. 患者は68歳の男性で,直 腸癌の術前, 肝 性脳症をきたし,当 科へ緊急入院した。血中アンモニアは. 191μg/mlと 異常高値を ...
- 日消外会誌 22(3):843∼ 846,1989年. 下腸間膜静脈―下大静脈短絡による猪瀬型肝 性脳症の 1例. 国立呉病院外科. 仲原 正 明 大 植 孝 治 水 野 均. 川口 学 永 西 村 正. 大 田 善 郎. 大下 征 夫 小 林春秋男. 同 放 射線科. 野 崎. 公. 敏. A CASE OF ...
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| リンク元 | 「門脈圧亢進症」 |
| 関連記事 | 「脳症」「肝性脳症」「症」「肝性」 |
「門脈圧亢進症」
- 英
- portal hypertension
- 同
- 門脈高圧症
- 関
- 門脈圧、門脈、閉塞肝静脈圧
- 正常範囲：100-150mmH2O。200mmH2O以上は異常 (YN.B-58) → 7.4-11mmHg (cf. 静脈圧 2-8 mmHg (PHD.61))
分類
部位による
- 参考1.
- 肝前性：肝前性門脈圧亢進症：門脈圧(PVP)＞閉塞肝静脈圧(WHVP)
- 門脈血流↑：動脈・門脈シャント、腹部臓器血流増加、腹腔臓器肉腫
- 門脈閉塞：肝外門脈閉塞症、門脈血栓、脾静脈血栓、門脈圧排
- 肝内性：肝内性門脈圧亢進症：類洞前性は肝前性、類洞後性は肝後性と同じ：
- 肝後性：肝外性門脈圧亢進症：門脈圧(PVP)＜閉塞肝静脈圧(WHVP) ：Budd-Chiari症候群、下大静脈閉塞症、うっ血性心不全
門脈圧亢進症をきたす疾患
- 参考1 SSUR.644改変
| 肝前性 | 肝内性 | 肝後性 | ||
| 肝外門脈閉塞症 | 特発性門脈圧亢進症 | 肝硬変 | Budd-Chiari症候群 | |
| extrahepatic portal obstruction | idiopathic portal hypertension | liver cirrhosis | ||
| 門脈圧亢進症に占める割合 | 2-5% | 90%以上 | ||
| 閉塞肝静脈圧 vs 門脈圧 | 小 | 小 | 大 | 大 |
| 閉塞部位 | 肝外門脈 | 肝内門脈 類洞前 |
肝内肝静脈 類洞後 |
肝外肝静脈 |
| 疫学 | (一次性)小児期に発症 | 中年女性に多い | ||
| 病因 | (一次性)原因不明(新生児臍帯炎) (二次性)腫瘍病変 |
原因不明 | (一次性)原因不明 (二次性)血栓説 | |
| 症状 | 肝機能はほぼ正常 食道胃静脈瘤、脾腫、汎血球減少 |
肝機能は良好な事が多い 巨脾、食道胃静脈瘤、汎血球減少、脾機能亢進 |
進行例で肝機能低下 腹水、下腿浮腫、下肢静脈瘤、難治性下腿 胸腹壁の上行性皮下静脈怒張 食道胃静脈瘤、脾腫、汎血球減少 | |
| 肝臓の外観 | 表面平滑or波打ち状 | 再生結節により表面に凹凸を認める | ||
| 血管検査 | (肝静脈造影)肝静脈枝相互吻合、しだれ柳状 | (下大静脈造影)膜様閉塞 or 完全閉塞 | ||
| 病理 | 海綿状血管増生 | 肝内門脈末梢枝のつぶれ像 | 肝小葉構造の改築 | 肝静脈周囲のうっ血と壊死。進行すれば肝硬変 |
| 予後 | (一次性)10年生存率90% |
10年生存率70-80% 肝硬変より良好 |
(一次性)10年生存率40% | |
症状
- 静脈瘤 → 破裂により吐血、下血
- 食道静脈瘤：肝硬変の60-80%に合併。
- 胃静脈瘤：肝硬変の8-60%に合併。
- 異所性静脈瘤
- 十二指腸静脈瘤、消長静脈瘤、結腸静脈瘤、直腸静脈瘤、人工肛門静脈瘤、胆管静脈瘤
参考
- 1.
- 2.
「脳症」
- 原因は問わず、それによって起こる脳障害の総称。
脳症の一覧
- 橋本脳症
- 肝性脳症
- 滑脳症
- 慢性進行性皮質下脳症
- 進行性皮質下性脳症
- ビンスワンガー脳症
- ビンスワンガー皮質下白質脳症
- 進行性皮質下性動脈硬化性脳症
- 多嚢胞性脳症
- アルコール性脳症
- 急性脳症
- ビリルビン脳症
- エイズ脳症
- AIDS脳症
- メトロニダゾール脳症
- 片側巨脳症
- 小脳症
- インフルエンザ脳症
- 可逆性後白質脳症
- アルコール脳症
- 肺性脳症
- 白質脳症
- 進行性多巣性白質脳症
- 高血圧性脳症
- 乳児ミオクローヌス性脳症
- 門脈-大循環性脳症
- 外脳症
- 高血圧脳症
- 乳児早期てんかん性脳症
- 二相性脳症
- 脳軟化型孔脳症
- 孔脳症
- 裂脳症
- 無葉全前脳症
- 全前脳症
- 気脳症
- ウェルニッケ脳症
- リー脳症
- Leigh脳症
- ウシ海綿状脳症
- 牛海綿状脳症
- 無脳症
- 透析脳症
- 新生児低酸素性虚血性脳症
- 大脳症
- 水無脳症
- 鉛脳症
- 高浸透圧性脳症
- Wernicke脳症
- 無酸素性脳症
- 代謝性脳症
- 伝達性海綿状脳症
- 伝染性海綿状脳症
- 伝播性海綿状脳症
- 虚血性脳症
- HIV脳症
- 低酸素性虚血性脳症
- 中毒性脳症
- 門脈大循環性脳症
- 慢性脳症
- 皮質下動脈硬化性脳症
- 低酸素脳症
- 大回脳症
- 尿毒症性脳症
- 水頭性無脳症
- 新生児脳症
- 門脈体循環性脳症
- 無酸素性虚血性脳症
- 外傷性脳症
- 無分葉型全前脳症
- 亜急性海綿状脳症
- 無酸素脳症
- 敷石滑脳症
- アルミニウム性透析脳症
- アルミニウム脳症
- ウェルニッケ-コルサコフ脳症
- 外傷後脳症
- 巨大脳症
- 巨脳症
- 急性甲状腺中毒性脳症
- サプレッション・バーストを伴う早期乳児てんかん性脳症
- 海綿状脳症
- 緊張性気脳症
- 二次性孔脳症
- 伝播性ミンク脳症
- 伝播性脳症
- 全終脳症
- 分離第四脳症
- 年齢依存性てんかん性脳症
- 放射線脳症
- 早期ミオクローヌス性脳症
- 新生児ミオクローヌス性脳症
- 水脳症
- 潜在性肝性脳症
- 無嗅脳症
- 無脊髄脳症
- 甲状腺中毒性脳症
- 真性小脳症
- 脱髄性脳症
- 蘇生後脳症
- 透析性脳症
- 遅発性無酸素後脳症
- 膵性脳症
- 閉鎖性孔脳症
- 高アルミニウム血性透析脳症
- 高ナトリウム血性脳症
- 高地脳症
- 低酸素性脳症
- ビオチン反応性脳症
- ボクサー脳症
- 亜急性壊死性脳症
- ネコ海綿状脳症
- 異染性白質脳症
- 急性出血性白質脳症
- 海綿状変性脳症
- 伝染性ミンク脳症
- 敗血症性脳症
- 散在性壊死性白質脳症
- 早期乳児てんかん性脳症
- 猪瀬型肝脳症
- 低ナトリウム血症性脳症
- ウェルニツケ脳症
- 門脈圧減圧手術後肝性脳症
- 門脈大循環脳症
- 進行性多巣性自質脳症
- 早期ミオクロニー脳症
- ピンズヴァンガー皮質下性脳症
- 出血性ショック脳症
- 早期てんかん性脳症
- 急性壊死性脳症
- 原因不明の急性脳症
- 水頭無脳症
- 良性頭部外傷後脳症
- アルコール性ペラグラ脳症
- 低血糖症性脳症
- 猪瀬型肝性脳症
- トキソプラズマ脳症
「肝性脳症」
- 英
- hepatic encephalopathy
- 関
- (部分症)肝性昏睡、門脈大循環性脳症、門脈体循環性脳症
定義
- 肝不全に伴う脳症(精神症状を呈する)
病因
- 肝硬変、劇症肝炎
- 劇症肝炎
- 肝細胞機能不全
- 肝硬変
- 肝細胞機能不全 + 門脈-大循環短絡
病態
- 種々の原疾患により肝性脳症を来す物質が蓄積、中枢神経に移行して脳症を発症する
原因物質
症状
治療
- 原因を特定して、それに対する介入を行う。
- 便秘 → ラクツロースを利用した緩下
- 脱水 → 補液
- 消化管出血 → 止血
- 感染症 → 特発性細菌性腹膜炎など
食事療法
- 低蛋白食
内服薬=
- 特殊アミノ酸製剤の内服、点滴：リーバクト、モリヘパミン、アミノレバンEN
- ラクツロース：非吸収性の合成二糖類。下部腸管で乳酸菌やビフィズス菌の増殖を促し、腸管内のpHを下げ、アンモニアの産生を抑制する。内用、内用できない場合には注腸
- カナマイシン：非吸収性抗菌薬。アンモニア産生菌の増殖を抑制
- リファキシミン：非吸収性抗菌薬。アンモニア産生菌の増殖を抑制
国試
「症」
- 英
- sis, pathy
- 検査や徴候に加えて症状が出ている状態？
「肝性」
- 英
- hepatic、hepatogenic
- 関
- 肝、肝臓