Japanese Journal
- 高橋 幸治,神田 達郎,中村 昌人,安井 伸,新井 誠人,加藤 直也
- 肝臓 60(12), 459-465, 2019
- … genotypeは2a型であった.切除不能肺扁平上皮癌に対して,ニボルマブ(3 mg/kg)を2週ごとに3回投与した.3回目投与から2週間後に血中肝酵素の上昇を認めた.肝生検組織所見よりC型慢性肝炎の急性増悪(新犬山分類F1/A2)と診断し,ソホスブビル・リバビリン併用療法を12週間施行した.投与直後より肝機能改善がみられ,終了後24週での持続的ウイルス陰性化が得られた.その後肝機能異常は認めていない.抗PD-1抗体 …
- NAID 130007757177
- 留野 渉,山中 正二,大橋 健一,中島 淳,斉藤 聡,新倉 利啓,奥寺 康司,小川 祐二,本多 靖,結束 貴臣,今城 健人,米田 正人,桐越 博之
- 肝臓 58(9), 494-503, 2017
- … 受診となった.リンパ節生検の結果から多中心性キャッスルマン病と診断した.ステロイド投与により症状改善を認め,低アルブミン血症や血小板減少も改善を認めた.腹水の減少後に施行した肝生検で新犬山分類A1F2相当であり肝線維化の急激な進行は否定的であった.ステロイドは投与量を漸減し治療開始から約2年7カ月で投与を終了した.キャッスルマン病に対する治療終了から約2年後に,C型慢性肝炎に対して経 …
- NAID 130006106530
- 貧血を契機に発見され肝硬変に至っていた小児自己免疫性肝炎の1例
- 室 信一郎,安中 哲也,森元 裕貴 [他],池田 房雄,白羽 英則,高木 章乃夫,能祖 一裕,山本 和秀
- 肝臓 54(10), 698-704, 2013
- … IgG高値であり前医で自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)を強く疑われたため,プレドニゾロン(prednisolone:PSL)20 mg/日による治療を開始され,更なる精査目的に当科紹介.エコー下肝生検を施行し,新犬山分類F4A3の肝硬変像とAIHに一致する病理所見を得た.PSL開始後の肝機能の改善が不充分であり,PSL40 mg/日への増量やアザチオプリンの併用も試みたが効果不十分であった.さらにメチルプレドニゾロンパルス療 …
- NAID 130003384476
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- 新犬山分類では肝臓の状態をその硬さの程度(staging)と炎症の強さ(grading)という観点から評価します。 肝臓は、慢性肝炎の状態などで長い間炎症が続くことで、肝細胞が壊死して再生するという過程を繰り返すと、次第に固くなってきます。
- 犬山分類,ヨ ーロッパ分類として広く利用されて きた.そ の後,B型 肝炎ウイルス(HBV)の 発 見やヨーロッパ分類の改訂を受けて犬山分類は 1974年3),1979年4)の2回 改訂がなされた.ヨ ー ロッパ分類 も1976年 のFogarty分 類を受けて 1977年
- 昏睡度の診断は基本的に前述の犬山分類に基づ いて判定する(Table 1).しかしながら実際の臨 床の現場では,特に昏睡度I度は判断に苦慮する ことが多い.Amodioら1)は後述する定量的精神 神経機能検査を含めた検査により,I度
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- new Inuyama classification of chronic hepatitis
- 同
- 慢性肝炎
1
線維化の程度
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壊死・炎症所見の程度
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F0 :線維化なし
|
A0 :壊死・炎症所見なし
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F1 :門脈域の線維性拡大
|
A1 :軽度の壊死・炎症所見
|
F2 :線維性架橋形成
|
A2 :中等度の壊死・炎症所見
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F3 :小葉のひずみを伴う線維性架橋形成
|
A3 :高度の壊死・炎症所見
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F4 :肝硬変
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参考
- http://www.jsh.or.jp/medical/gudelines/book03.pdf
[★]
- 英
- taxonomy, classification