片頭痛

出典: meddic

へんずつう
migraine
hemicrania
片頭痛型血管性頭痛 vascular headache of migraine type
頭痛機能性頭痛。片頭痛治療薬
[show details]

概念

  • 機能性頭痛の一種であり、拍動性頭痛が特徴的で、前兆(閃輝暗点)を伴うことがある。頭痛の持続時間は72時間以上持続することはない。片側性であることが多く、日常生活に支障をきたす中等度~重度の頭痛である。
  • 家族歴がありうる → 緊張型頭痛に家族歴があることは少ない


日常生活が妨げられ、悪心、嘔吐、光過敏を伴う頭痛 (感度81%, 特異度75%)(めざせ外来診療の達人 第3版 p.6)


疫学

  • 頻度:8.4  ←  何に対しての頻度なのか不明。
  • 頭痛に対して片頭痛が占める割合は16% (Goadsby PJ:Diagnosis and management of migraine, BMJ 312:1279, 1996)
  • 男女比=1:3.6
  • 家族歴がある場合があり、遺伝性が示唆される。片親が片頭痛の場合、50%。

誘因

  • 月経、肩こり、ストレス、睡眠不足、過眠、光、騒音など


HBN.219
  • 身体精神的因子(疲労・ストレス、およびその解放後、激しい運動、性交、睡眠不足、睡眠過多、空腹など)  →  ストレスが最も多い
  • 食事因子(チラミンや亜硫酸塩などを含むチョコレート、コーヒー、紅茶、熟成チーズ、乳製品、香辛料、グルタミン酸ナトリウム、ナッツ、ホットドック、ソーセージ、柑橘類、海藻、飲酒など)
  • 薬剤(経口避妊薬、エストロゲン療法およびその離脱、硝酸薬や降圧薬などの血管拡張薬など)
  • 環境因子(入浴・冷暖房による温度差、騒音、炎天、飛行機の離着陸時の気温差、騒音、臭気など)、アレルギー性因子(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、気管支喘息)


症状

  • 周期性 月経と関連
  • 頻度 数回/年~1回/週。平均月2回
  • 持続時間 4-72時間
  • 偏在性 60%が一側
  • 部位 前頭部・側頭部の一側
  • 頭痛の正常 拍動性(ないことも)
  • 頭痛の程度 中程度~重度

随伴症状

  • 悪心・嘔吐、光過敏、音過敏、前兆(閃輝暗点)

増悪因子

  • 日常動作

治療

片頭痛治療薬


  • 薬物療法:これらの薬剤は妊娠時には禁忌となるものが多い。

予防

  • 薬物療法
  • カルシウム拮抗薬  →  妊婦には禁忌
  • β遮断薬  →  妊婦にも使用可能
  • 抗うつ薬


uptodate.4
  • βブロッカー、カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、及びARB
  • RCTによる研究結果より、βブロッカー、カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、及びARBが片頭痛の予防に有効であることが示されており、このうちβブロッカーが片頭痛の予防に有効であるという最も強いエビデンスがある。一方、チアジド系利尿薬が有効であるという臨床研究のデータはない。
  • 一般的に降圧治療は頭痛の予防に有効であるようである。これはβブロッカー、ACE阻害薬、ARB、チアジド系利尿薬という4種類の降圧薬を対象とした95のRCT(頭痛の有病率を含む)のメタアナリシスで示されている。

ガイドライン

  • 1. 頭痛ガイドライン - 日本頭痛学会
[display]http://www.jhsnet.org/guideline.html


参考

uptodate

  • 1. [charged] 頭痛、片頭痛、および脳卒中 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 成人における片頭痛の病態生理、臨床症状、および診断 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 成人における片頭痛の急性期治療 - uptodate [3]
  • 4. [charged] 成人における片頭痛の予防的治療 - uptodate [4]
  • 5. [charged] 小児における片頭痛の病態生理、臨床的特徴、および診断 - uptodate [5]
  • 6. [charged] 小児における片頭痛の分類 - uptodate [6]
  • 7. [charged] 小児における片頭痛の管理 - uptodate [7]
  • 8. [charged] 脳底型片頭痛 - uptodate [8]
  • 9. [charged] 慢性片頭痛 - uptodate [9]
  • 10. [charged] エストロゲン関連片頭痛 - uptodate [10]

国試





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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/24 13:46:04」(JST)

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UpToDate Contents

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和文文献

  • Neuroinflammation (神経炎症)-諸疾患病態への関与
  • 柴田 亮行,猪瀬 悠理,尾身 葉子,小林 智範,遠井 素乃,川口 素子,小林 槇雄
  • 東京女子医科大学雑誌 81(E1), E14-E24, 2011-03-31
  • … Neuroinflammationは、神経系の固有細胞が重要な役割を果たす病的状態と定義される.近年、神経変性疾患、神経痛、片頭痛、虚血性脳卒中および炎症性腸疾患においてneuroinflammationの関与を示す証拠が蓄積されつつある.神経変性疾患では、各疾患に特異的とされる蛋白の蓄積が病巣のニューロンやグリアを刺激し、その結果生じるサイトカインや酵素をはじめとする炎症促進性遺伝子産物の発現誘導ならびに炎症性メディエ …
  • NAID 110008439095
  • 頭痛 (乳幼児診療AtoZ) -- (乳幼児における症状・症候--診察所見を中心とした診断へのアプローチ)
  • よく使う日常治療薬の正しい使い方 片頭痛に対する薬物療法

関連リンク

片頭痛(へんずつう)とは、頭痛の一種で、偏頭痛とも表記する。頭の片側のみに発作的 に発生し、脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴うのが特徴である。 目次. 1 概要; 2 分類; 3 診断. 3.1 徴候と症状. 3.1.1 前駆症状段階; 3.1.2 前兆段階 ...
「片頭痛」は「偏頭痛」とも書き、「へんずつう」または「へんとうつう」と呼ぶ。朝、 目が覚めて起き ...

関連画像

片頭痛の病態は血管性であるか  起こるのは片頭痛の特徴です片頭痛前兆のは、生活支障度が高い片頭痛 treatment03_imgl07.jpg片頭痛の予防および治療図1. 片頭痛の経過と服薬の


★リンクテーブル★
先読みhemicrania
国試過去問097F032」「100D041」「108H034」「102F023」「104F017」「099H005」「100A048」「096D045」「101D015」「097G056」「103I014」「103B017」「104D016」「098E032」「105H013
リンク元眩暈」「嘔吐」「抗リン脂質抗体症候群」「一過性脳虚血発作」「Helicobacter pylori
拡張検索脳底型片頭痛」「典型的片頭痛」「片頭痛型血管性頭痛」「片麻痺性片頭痛」「失神性片頭痛
関連記事

hemicrania」

  [★]

  • n.


097F032」

  [★]

  • 次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
  • 28歳の女性。初診時の医療面接で以下の会話がなされた(途中からの会話を掲載)。
  • 医師①「その頭痛についてもう少し詳しく話していただけますか。」
  • 患者「ええ、昨日はとにかくつらかったんです。朝起きた時から徐々に痛みが起こり始め、日中はどんどんひどくなっていきました。それで仕事を止めて帰宅したんです。そしたら、吐いてしまいました。その後は、いつもの鎮痛薬を飲んで寝ました。」
  • 医師②「それはつらかったでしようね……。」 (間を置いて)「それで、その薬はどんな薬ですか。」
  • 患者「近くの医院でもらっている“アスピリン”です。」
  • 医師③「先ほど頭痛がひどくなってきたのは、この1~2年だとおっしやいましたが、最初に起こったのはいつごろでしたか。」
  • 患者「そうですね、かれこれ10年ぐらい前だったと思います。」
  • (中略)
  • 医師「どんな痛み方ですか。」
  • 患者「ズキズキという感じです。」
  • 医師④「頭のどのあたりが痛くなりますか。」
  • 患者「多くの場合、右側です。ときに左側にも起こります。」
  • 医師⑤「こんな症状が出ると必ず頭痛が起こるというようなことがありますか。」
  • 患者「そういえば、目の前がもやもやしたり、キラキラしたものが見えると頭痛が起こる気がします。」
  • (以後略)
  • この患者の頭痛の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097F031]←[国試_097]→[097F033

100D041」

  [★]

  • 次の文を読み、41、42の問いに答えよ。
  • 58歳の男性。激しい頭痛と嘔気とを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 最近多忙で睡眠不足が続いていた。仕事中にこれまで経験したことがない激しい頭痛が起き、嘔気も伴った。横になって安静にしていたが、6時間後でも頭痛は軽快していない。
  • 既往歴 : 40歳時から健診を受け、毎年高血圧を指摘されているが、治療はしていない。
  • 現症 : 顔貌は苦悶状で、頭をおさえて「痛い、痛い」と言い、時に嘔気も訴えている。体温36.9℃。脈拍92/分、整。血圧182/102mmHg.頸部の前屈で強い抵抗を認める。心雑音はなく、呼吸音にも異常を認めない。腹部はほぼ平坦で、肝・肺を触知せず、圧痛を認めない。下肢に浮腫を認めない。四肢に明らかな麻痺はない。深部腱反射は正常で、病的反射は認めない。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球420万、Hb13.0g/dl、Ht36%、白血球6,800、血小板21万。CRP0.2mg/dl。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100D040]←[国試_100]→[100D042

108H034」

  [★]

  • 次の文を読み、 33、 34の問いに答えよ。
  • 42歳の女性。頭痛を主訴に来院した。
  • 現病歴: 3年前から月 1、2回の頭痛を自覚していた。頭痛は両側の後頭部を中心とした持続性の鈍痛で、肩こりを伴っている。夕方になると頭痛が悪化するが、生活に支障をきたすほどの痛みではない。家事などで体を動かしている時のほうが多少痛みは和らぐ感じがする。悪心はない。頭痛に大きな変化はないが、昨日知人が脳梗塞で入院したという話を聞き、心配になって受診した。
  • 既往歴:スギ花粉症。
  • 生活歴:事務職。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
  • 家族歴:父親が 56歳時にくも膜下出血で死亡。母親が高血圧症で治療中。
  • 現症:意識は清明。身長 158 cm、体重 52 kg。体温 36.3℃。脈拍 76/分、整。血圧 118/72 mmHg。神経学的所見に異常を認めない。
  • 現時点で最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108H033]←[国試_108]→[108H035

102F023」

  [★]

  • 28歳の女性。激しい頭痛を主訴に来院した。19歳ころから拍動性の右側の頭痛を自覚している。頭痛は嘔吐を伴い、吐き終わると少し楽になると言う。頭痛持続中は強い光と大きな音とがつらく、暗い部屋でじっとしていることが多かった。大学生のころには頭痛は定期試験が終了した後などに限られていたが、卒業後就職したころから週に1回は出現するようになり、欠勤することが多い。最近は、月経開始2日前から開始2日後にかけて激しい頭痛が出現している。頭痛出現に先行する症状は特にない。神経学的所見に異常はない。母親にも同様の頭痛がある。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102F022]←[国試_102]→[102F024

104F017」

  [★]

  • 芥川龍之介著「歯車」の一部を以下に示す。
  • のみならず僕の視野のうちに妙なものを見つけ出した。妙なものを?-と云うのは絶えずまわっている半透明の歯車だった。僕はこう云う経験を前にも何度か持ち合わせていた。歯車は次第に数を殖やし、半ば僕の視野を塞いでしまう、が、それも長いことではない、暫らくの後には消え失せる代わりに今度は頭痛を感じはじめる、-それはいつも同じことだった。
  • 「僕」の症状から最も考えられる疾患はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 104F016]←[国試_104]→[104F018

099H005」

  [★]

  • 32歳の女性。20歳ころから年に数回、側頭部に拍動性頭痛があった。今朝、突然左半分の視野にキラキラ光る歯車様のものが出現して15分持続し消失した。その後10分程して側頭部を中心に拍動性の激しい頭痛が出現し来院した。身体所見では神経学的に異常は認めない。頭部単純CTに異常はない。適切な治療薬はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099H004]←[国試_099]→[099H006

100A048」

  [★]

  • 25歳の女性。頭痛を主訴に来院した。15歳ころから月に1回程度の頻度で、片側の拍動性頭痛がみられ、半日で軽快していた。頭痛直前に視覚障害があり、頭痛時に嘔吐を伴い光がまぶしく感じるという。来院時、頭痛はなく、意識は清明である。身体所見と神経学的所見とに異常はない。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100A047]←[国試_100]→[100A049

096D045」

  [★]

  • 25歳の女性。頭痛を主訴に来院した。15歳ころから月に1回程度の頻度で、片側の拍動性頭痛がみられ、半日くらいで軽快していた。頭痛直前に視覚障害と、頭痛時に嘔吐と流涙とを伴うという。来院時、頭痛はなく、意識は清明である。一般身体所見と神経学的所見とに異常はない。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096D044]←[国試_096]→[096D046

101D015」

  [★]

  • 36歳の男性。急に出現した頭痛と右眼瞼下垂とを主訴に来院した。意識は清明。右瞳孔は左より大きく対光反射は消失している。
  • 最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101D014]←[国試_101]→[101D016

097G056」

  [★]

  • 加齢が主なリスク要因となるのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 097G055]←[国試_097]→[097G057

103I014」

  [★]

  • 片頭痛の予防薬はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103I013]←[国試_103]→[103I015

103B017」

  [★]

  • 加齢に伴い発症率が低下するのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103B016]←[国試_103]→[103B018

104D016」

  [★]

  • 片頭痛でみられる症状はどれか。 3つ選べ.


[正答]


※国試ナビ4※ 104D015]←[国試_104]→[104D017

098E032」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 098E031]←[国試_098]→[098E033

105H013」

  [★]

  • 赤沈が亢進するのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105H012]←[国試_105]→[105H014

眩暈」

  [★]

げんうん、めまい
vertigo, dizziness
vertigo
めまい発作 dizzy spell
めまい、耳鳴り

めまいの分類

IMD. 276

SOD.134

原因部位による分類

めまいをきたしうる疾患

IMD.277

原因部位と眼振

原因部位の鑑別

研修医当直御法度 症例帳 p.22
  末梢性めまい 中枢性めまい
眼振 水平性 水平性
回転性 回転性
  垂直性
耳鳴、難聴
頭位 増強 軽度変化
カロリックテスト 陰性/低下 正常
意識消失 なし あり
神経症状 あり
IMD.279
  末梢前庭性めまい 中枢性めまい
性状 回転性が多い 回転性は少ない
強さ 強い 軽度
持続時間 数日まで 数日以上
眼振の方向 一方向性 注視方向性
自発眼振の性状 水平回旋性が多 純回旋性、垂直性
固視の影響 抑制される 抑制されない
注視眼振の増強する方向 健側 患側
蝸牛症状 多い
中枢神経症候 なし あり
悪心・嘔吐 軽度~重度 ない or 軽度

疫学

IMD.277
  • 1. 末梢前庭性眩暈:4-5割 → 良性発作性頭位眩暈が多い。
  • 2. 中枢性眩暈  :3割

眩暈、難聴をきたす疾患

    前庭症状 蝸牛症状 特徴
眩暈 難聴 耳鳴
薬剤性 ループ利尿薬 投与歴
アミノグリコシド系抗菌薬 投与歴
感染症 内耳炎  
新生物 小脳橋角部腫瘍 CT, MRI異常
特発性 突発性難聴 単発
特発性 メニエール病 発作性、反復性
特発性 良性発作性頭位眩暈症 ×   特定の頭位で発生。眩暈頭位の反復で減衰
炎症 前庭神経炎 × × 単発

検査

  • 中枢性めまいを疑う → 頭部単純CT
  • 末梢性めまいを疑う → Dix-Hallpike test

参考

  • 1. [charged] Benign paroxysmal positional vertigo - uptodate [11]



嘔吐」

  [★]

vomiting, emesis
vomitus
悪心嘔気 nausea悪心・嘔吐 nausea and vomiting

概念

  • 胃の内容物をはき出す現象。
  • 胃または腸内容が食道を経て口腔より吐出される現象。

嘔吐中枢

嘔吐中枢の近傍に存在するもの

  • 呼吸中枢、血管運動中枢、消化管運動中枢、唾液分泌中枢、前庭神経核

随伴症状

  • 発汗、唾液分泌、顔面蒼白、脈拍微弱、徐脈、頻脈、血圧の動揺、めまいなど

症状の出現形式と原因の所在

  • 突然の嘔吐:中枢性
  • 消化器症状を伴う:末梢性

嘔吐に関わる経路

IMD.351
  • 1. 嘔吐中枢(延髄網様体背側神経背側核近傍)への直接刺激(脳圧亢進、循環障害)
  • 2. 化学受容体誘発帯(CTZ; 第四脳室底)への刺激(代謝異常や中毒による化学物質の作用) → 1.
  • 3. 大脳皮質(中枢神経など高位中枢)からの入力 → 1.
  • 4. 求心性迷走神経や交感神経を介する入力 → 1.

原因

中枢性刺激 化学受容器引金帯刺激 薬物 アポモルヒネモルヒネジギタリス抗菌薬抗癌薬降圧薬アミノフイリンコルヒチンアルコール
毒物 重金属ガス
放射線 各種癌治療後
感染症 細菌毒素
内分泌疾患 肝性脳症糖尿病性ケトアシドーシス/ 高血糖高浸透圧症候群尿毒症妊娠悪阻妊娠高血圧症候群
代謝疾患 甲状腺クリーゼ副腎不全Addison病
直接刺激 脳圧亢進 頭部外傷脳腫瘍脳出血くも膜下出血髄膜炎、脳への放射線療法後
脳循環障害 ショック低酸素脳症脳梗塞片頭痛脳炎髄膜炎
上位中枢刺激 神経性食思不振症不快感てんかんヒステリー抑うつ状態うつ病、過度の嫌悪感、不快感、拘禁反応による恐怖ストレス視覚嗅覚味覚的刺激
末梢性刺激 消化管疾患 舌咽頭疾患 アデノイド咽頭炎
食道疾患 胃食道逆流症食道裂孔ヘルニア食道癌
胃腸疾患 急性胃炎、急性胃十二指腸粘膜病変、急性腸炎急性虫垂炎消化性潰瘍食中毒、消化管腫瘍、寄生虫食中毒Mallory-Weiss症候群
消化管通過障害 腸閉塞、胃幽門部狭窄、輸入脚症候群
腹膜疾患 腹膜炎
胆膵疾患 急性胆嚢炎急性胆管炎急性膵炎膵癌胆管癌
肝疾患 急性肝炎
循環器疾患   うっ血性心不全狭心症急性心筋梗塞
泌尿器科疾患 尿路結石腎結石急性腎炎腎盂腎炎腎不全
耳鼻咽喉科疾患 中耳炎Meniere病乗り物酔い
眼科疾患 緑内障
呼吸器科疾患 肺結核胸膜炎肺癌、咳嗽発作
婦人科疾患 子宮付属器炎、月経前症候群更年期障害
脊髄疾患 脊髄癆多発性硬化症
膠原病 結節性多発動脈炎強皮症側頭動脈炎

小児科で遭遇する嘔吐の原因

  新生児 乳児 幼児~学童
消化器疾患以外で見・落とさないよう注意する疾患 敗血症髄膜炎水頭症脳奇形尿路感染症 髄膜炎脳炎脳症虐待児尿路感染症呼吸器感染症心疾患薬物中毒誤嚥 脳炎脳症脳腫瘍肺炎中耳炎頭部外傷薬物中毒心筋炎不整脈
よくある消化器疾患 溢乳空気嚥下・哺乳過誤・初期嘔吐胃食道逆流現象・胃腸軸捻転・腸管感染症壊死性腸炎 食事過誤・空気嚥下便秘腸管感染症幽門狭窄症腸重積症胃食道逆流現象・胃長軸捻転・食事アレルギー 腸管感染症急性虫垂炎腹部外傷肝炎胆嚢炎膵炎腹部外傷・食事アレルギー・好酸球性胃腸症
主な代謝性疾患 先天性副腎過形成・ガラク卜ース血症 先天性副腎過形成Reye症候群 アセトン血性嘔吐症ケトン性低血糖症糖尿病性ケトアシドーシスReye症候群
その他     起立性調節障害神経性食思不振症
外科的疾患 食道閉鎖狭窄症胃軸捻転十二指腸閉鎖狭窄症腸回転異常捻転小腸閉鎖症Hirschsprung病胎便性イレウス・稀に腸重積肥厚性幽門狭窄・特発性腸管偽性閉鎖症 肥厚性幽門狭窄症腸重積腸回転異常捻転Hirschsprung病虫垂炎 虫垂炎腸重積腸回転異常捻転上腸間膜動脈症候群腫瘍嚢胞




抗リン脂質抗体症候群」

  [★]

antiphospholipid syndrome, antiphospholipid antibody syndrome, anti-phospholipid syndrome, anti-phospholipid antibody syndrome, APS
抗リン脂質症候群
[[]]

概念

分類

  • 原発性
  • 続発性
  • 全身性エリテマトーデスに合併(SLEの20-40%に合併)
  • 劇症型(catastrophic APS):血小板減少症・重症、3部位以上の多臓器不全

病因

疫学

症状

  • 動静脈血栓症
  • 胎盤内の血栓形成→胎盤機能不全。妊娠5-6か月に多い。明らかな基礎疾患のない習慣流産患者のうちの20%を占める。3回続けて流産した場合は疑われる。
  • 1. 静脈血栓症:深部静脈血栓症(Budd-Chiari症候群、下肢、腎、網膜など)、肺塞栓症、腸間膜静脈血栓症
  • 2. 動脈血栓症:脳血管障害(一過性脳虚血発作、脳梗塞)、末梢動脈閉塞、腸間膜動脈血栓症、心筋梗塞、網膜動脈血栓症
  • 3. 習慣性流産:子宮内胎児死亡
  • 4. 血小板減少症(出血傾向は来さないことが多い)
  • 5. その他:網状皮斑(livedo),皮膚潰瘍、溶血性貧血、偏頭痛、舞踏病、てんかん、肺高血圧症など

REU.188

皮膚 網状皮斑、浅在性血栓性静脈炎、爪下線状出血足潰瘍、皮膚遠位部虚血、皮膚梗塞、blue-toe syndrome
神経系 一過性脳虚血脳卒中多発梗塞性認知症舞踏病横断性脊髄炎脳症片頭痛pseudotumor cerebri、脳静脈血栓
心臓 狭心症心筋梗塞、冠状動脈症、心弁膜症疣贅、心臓内血栓
肺塞栓肺高血圧
血液 血小板減少溶血性貧血
消化器 Budd-Chiari syndrome肝梗塞
腎臓 糸球体血栓、腎不全高血圧の亢進、腎動脈血栓、腎静脈血栓
産科系 胎児喪失、子宮内胎児発育遅延HELLP症候群羊水過少
眼科 網膜静脈閉塞網膜動脈閉塞、血管閉塞性網膜症、虚血性視神経症
内分泌 副腎不全
筋骨格系 阻血性壊死(?)
  • SLE様症状(蝶形紅斑、DLE、光線過敏症など)もありうる

診断

診断基準 REU.190

臨床症状1椎上、検査基準1つ以上を満たしたとき、抗リン脂質抗体症候群と診断
  • 臨床症状
  • 1. 血栓症:動脈、静脈、小血管
  • 2. 妊娠合併症
  • a. 妊娠10週以降の胎児死亡
  • b. 重症子癇前症、子癇、あるいは重症胎盤機能不全による34週以前の早産
  • c. 3回以上続けての妊娠10週以前の自然流産
  • 検査基準

検査

→ 梅毒血清反応(STS):偽陽性
抗β2-GFI/カルジオリピン複合体抗体
→ リン脂質依存性の血液凝固反応の阻害(内因系) → APTT:延長。PT:正常
  • 血小板減少 ← 血栓症

治療

  • 動脈血栓症の再発予防・・・アスピリン少量内服が第一選択
  • 静脈血栓症の再発予防・・・ワルファリン

予後

予防

一過性脳虚血発作」

  [★]

transient cerebral ischemic attack, transient ischemic attack TIA
temporary ischemic attack ← 誤用なのでは?
脳卒中一過性神経発作 TNA


  内頚動脈系 椎骨脳底動脈系
運動障害 一側 一側/両側
感覚障害
視力障害 一過性黒内障 中心回避型視野欠損
小脳症状 なし 運動失調・動揺歩行
脳神経症状 構音・嚥下障害、複視
自覚症状 失語 回転性めまい、両眼がかすむ、嘔吐
発作回数/症候 少ない/同一 多い/変動
梗塞への移行 多い 少ない
関連血管 眼動脈、中大脳動脈 後大脳動脈、SCA、AICA、PICA

概念

  • 脳血管障害により突然、局所神経症状(片麻痺、失語症)を呈し、24時間以内(通常10-20分以内)に消失する病態
  • 後遺症は残さない
  • 脳梗塞と共通する機序で発症
  • 10-20%の例では脳梗塞に移行する

病因

以下の2つについては教科書に記載がある。
  • 微小塞栓によるTIA
  • 脳血管不全によるTIA
研修医当直御法度 症例帳 p.20

検査

  • 画像検査
  • CT
  • 異常なし
  • MRI
  • (DWIで?)かなりの頻度で小梗塞が認められることが明らかにされている(IMD)

鑑別

PMID 23235138

治療

目標:脳梗塞の予防
  • 薬物療法:抗血小板薬

国試

参考

  • 1. [charged] Etiology and clinical manifestations of transient ischemic attack - uptodate [12]
  • 2. [PDF]TIA の新しい定義と概念
[display]http://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/050110904.pdf
  • 3. Special report from the National Institute of Neurological Disorders and Stroke. Classification of cerebrovascular diseases III.
  • 脳血管疾患の分類
  • [No authors listed]
  • Stroke; a journal of cerebral circulation.Stroke.1990 Apr;21(4):637-76.
  • PMID 2326846



Helicobacter pylori」

  [★]

H. pylori HPピロリ菌ヘリコバクター・ピロリ
ヘリコバクター属

除菌方法

除菌の適応

参考1

参考

  • 1. Helicobacter pylori 感染の診断と治療のガイドライン2009改訂版 - 日本ヘリコバクター学会
http://www.jshr.jp/pdf/journal/guideline2009-2.pdf





脳底型片頭痛」

  [★]

basilar migraine
脳底動脈片頭痛 basilar artery migraineビッカースタッフ型片頭痛 Bickerstaff migraine
失神性片頭痛片頭痛頭痛


典型的片頭痛」

  [★]

classic migraine
家族性片麻痺性片頭痛前兆を伴う片頭痛複雑型片頭痛前兆遷延型片頭痛脳底動脈型片頭痛


片頭痛型血管性頭痛」

  [★]

vascular headache of migraine type
片頭痛, 偏頭痛


片麻痺性片頭痛」

  [★]

hemiplegic migraine
片頭痛



失神性片頭痛」

  [★]

syncopal migraine


痛」

  [★]

pain
痛み疼痛




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