無気肺

出典: meddic

不完全な拡張:ateles(imperfect) + ektasis(expansion)
atelectasis
肺拡張不全 pulmonary atelectasis
[[]]
  • 幼児性無気肺


概念

  • 何らかの原因により肺胞虚脱をきたした病態
  • 胸部単純X写真上では肺における空気の減少により透過性の低下した像が認められる。

診断

  • 打診:含気の消失による濁音。
  • 胸部単純X線写真:無気肺をきたしている肺葉、肺区域の同定:肺胞内含気の低下(透過性低下、均等影)、葉間裂の移動、横隔膜の上昇、縦隔の偏位
  • 気管支鏡検査:原因探索




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/03 11:40:02」(JST)

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和文文献

  • 3.気管支動脈内抗癌剤注入療法により腫瘍縮小と無気肺の改善を得た進行肺癌の1例(第90回 日本呼吸器内視鏡学会近畿支部会)
  • 大畑 惠資,張 吉天,伊東 真哉,吉村 誉史,寺田 泰二,松原 義人
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 34(1), 93, 2012-01-25
  • NAID 110009328023
  • 2.左完全無気肺で発症した肺門部肺癌に対し硬性鏡下core out及びステント留置術施行後化学放射線治療を行った1例(第90回 日本呼吸器内視鏡学会近畿支部会)
  • 森田 隆平,山本 良二,高濱 誠,中嶋 隆,多田 弘人
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 34(1), 93, 2012-01-25
  • NAID 110009328022
  • 高度瘢痕性気管支狭窄に対する小児用Dumon stent留置術
  • 羽隅 透,佐藤 伸之,斎藤 泰紀,阿部 二郎,星 史彦,川村 昌輝,田中 遼太
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 34(1), 58-63, 2012-01-25
  • … 部肉芽狭窄症例.いずれもピンホール状瘢痕狭窄を呈し,バルーン拡張では開存を維持できず末梢肺は無気肺を繰り返した.2症例に対して細径気管チューブによるブジー拡張を行い,同時に同チューブをイントロデューサーとし小児用Dumon stentを留置した.ステント留置により気管支の開存は保持され無気肺は解消された.結論.細径気管チューブを用いたブジー拡張および小児用Dumon stent留置は硬性鏡使用困 …
  • NAID 110009327983

関連リンク

無気肺とはいったいどんな病気なのでしょうか?症状、治療方法、原因、予防方法など。このページでは無気肺について詳しく説明していきましょう。
治療では、深い呼吸を確実にできるようにすること、気道の障害物を取り除くこと、あるいはその両方が必要になることが ... 肺の主な機能は、空気中から血液中に酸素を取り込み、血液中の二酸化炭素を呼気として吐き出すことです(ガス ...
家庭医学館 無気肺の用語解説 - 肺の中の空気が著しく減少したり、肺の中に空気が入っていない領域ができた場合を、無気肺といいます。 無気肺には、つぎのような種類があります。 閉塞性無気肺(へいそくせいむきはい) 気管支内 ...

関連画像

 で 囲まれた 領域 に 無気 肺 が無気 肺 読影 の ポイントまた 肺線維症 や 放射線 肺臓 1112 不全・虚脱(無気肺)マクロ像無気 肺 の 成因


★リンクテーブル★
先読みexpansion」「imperfect
国試過去問107D028」「098C029」「108A026」「106B044」「106E045」「095G002」「101G017」「104C025」「108G021」「100G102」「098G106」「095A102」「099D108」「098H021」「063B050」「092B016」「098H018」「101B093」「106C003」「098G074
リンク元呼吸困難」「一酸化炭素肺拡散能力」「肺胞気動脈血酸素分圧較差」「換気障害」「呼吸管理
拡張検索円形無気肺
関連記事

expansion」

  [★]

  • n.
  • 拡大, 増大, 膨張, 増殖
augmentaugmentationdilatationdilatedilationdistenddistentionenlargeenlargementescalateescalationexpandextensiongrowthincreaseincrementinflateinflationmagnifymultiplicationmultiplyoutgrowoutgrowthproliferateproliferationpropagatepropagationswellswelling

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「a function expressed as a sum or product of terms; "the expansion of (a+b)^2 is a^2 + 2ab + b^2"」

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「the act of increasing (something) in size or volume or quantity or scope」
enlargement

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「adding information or detail」
expanding upon

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「a discussion that provides additional information」
enlargement, elaboration

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「〈U〉『拡大』,『拡張』;展開 / 〈C〉拡大(拡張)されたもの / 〈U〉〈C〉(数字で)展開[式]」


imperfect」

  [★]

  • adj.
  • 不完全な
defectivefaultyimperfectionimperfectlyincompleteincompletelyvicious

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「not perfect; defective or inadequate; "had only an imperfect understanding of his responsibilities"; "imperfect mortals"; "drainage here is imperfect"」

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「『完全でない』,欠陥のある / (過去時制で動詞が)未完了の / 未完了時制」


107D028」

  [★]

  • 52歳の男性。胸痛を主訴に来院した。1か月前にがん検診で胸部異常陰影を指摘された。精査したところ手術が必要と診断され、本日外来で手術説明を受け翌週手術が予定された。しかし帰宅途中に車のドアで胸を打ったときに急に右胸痛が出現し再度来院した。再来院時胸痛は右胸部全体にみられ体位と関係しない。喫煙は20本/日を12年間。意識は清明。身長158cm、体重60kg。体温37.1℃。脈拍76/分、整。血圧120/74mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98%(鼻カニューラ2l/分酸素投与下)。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めないが、呼吸音は右側が減弱している。血液所見:赤血球354万、Hb 11.1g/dl、Ht 33%、白血球14,700、血小板15万。CRP 0.1mg/dl。心電図で異常を認めない。手術説明時の胸部エックス線写真(別冊No.9A)及び胸部造影CT(別冊No.9B)、胸痛で再来院した際の胸部エックス線写真(別冊No.9C)及び胸部単純CT(別冊No.9D)を別に示す。
  • 胸痛の原因として考えられるのはどれか。




[正答]


※国試ナビ4※ 107D027]←[国試_107]→[107D029

098C029」

  [★]

  • 次の文を読み、28~30の問いに答えよ。
  • 68歳の男性。呼吸困難を訴えて来院した。
  • 現病歴 : 4年前に慢性閉塞性肺疾患の診断を受け、定期的に診察を受けている。1週前に上気道炎に罹患し、その後呼吸困難が増悪した。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 生活歴:喫煙歴は40本/日を20歳から40年間。
  • 現症 : 意識は清明。身長168cm、体重58kg。呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧130/90mmHg。両側頚静脈の怒張を認める。胸部の聴診でⅡ音の亢進を認め、両肺に軽度のwheezesを聴取する。腹部では肝を右肋骨弓下に6cm触知する。下肢に浮腫を認める。神経学的所見に異常はない。
  • 検査所見 : 血液所見:赤血球460万、Hb 15.0g/dl、Ht44%、白血球12,500、血小板42万。血清生化学所見:血糖170mg/dl、Na138mEq/l、K3.5mEq/l、Cl 110mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.36、PaO2 54Torr、PaCO2 72Torr、BE+11mEq/l。
  • 治療経過 : 経鼻酸素5l/分を開始し、静脈路を確保して利尿薬を投与した。30分後に意識レベルが低下してきた。
  • この患者で考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098C028]←[国試_098]→[098C030

108A026」

  [★]

  • 71歳の男性。肺癌術後 2日で入院中である。 2日前、右上葉肺癌のため右上葉切除とリンパ節郭清術を行った。術中出血量は 65 ml、手術時間は 3時間 10分だった。手術後の経過は順調で手術翌日から食事を開始した。しかし術後 2日から胸腔ドレナージの排液量は 500 mlに増加し、排液の性状は淡血性から黄白色混濁となった。喫煙は 20本/日を 50年間。意識は清明。身長 160 cm、体重 65 kg。体温 37.0℃。脈拍 84/分、整。血圧 120/74 mmHg。呼吸数 16/分。 SpO2 98% (鼻カニューラ 1 l/分酸素投与下 )。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めないが、呼吸音は右側で軽度減弱している。血液所見:赤血球 362万、Hb 12.4 g/dl、Ht 36%、白血球 7,700、血小板 25万。 CRP 2.4 mg/dl。心電図に異常を認めない。術後 2日のポータブル胸部エックス線写真 (別冊 No.7A)と胸腔ドレナージ排液 (別冊 No.7B)とを別に示す。
  • この患者の術後合併症として考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108A025]←[国試_108]→[108A027

106B044」

  [★]

  • 64歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。 4日前に左胸痛と息切れとが出現し、次第に増悪してきたため受診した。
  • 体温36.2℃。脈拍100/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸数20/分。 SpO2 92%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頚部リンパ節を触知しない。左胸部に呼吸音を聴取しない。
  • 血液所見:赤血球420万、 Hb13.0g/dl、 Ht37%、白血球4,400(桿状核好中球5%、分葉核好中球60%、好酸球1%、好塩基球2%、単球7%、リンパ球25%)、血小板21万。CRP0.4mg/dl。来院時の胸部エックス線写真(別冊No. 4A)を別に示す。入院後、胸腔ドレーンを挿入したところ、直後から咳嗽と泡沫状の喀痰とが出現した。この時点の胸部エックス線写真(別冊No. 4B)を別に示す。
  • 胸腔ドレーン挿入後の病態として正しいのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106B043]←[国試_106]→[106B045

106E045」

  [★]

  • 78歳の男性。全身麻酔冠動脈バイパス術を受けた。手術終了後、未覚醒の状態で、人工呼吸管理下にある。心拍数92/分、整。血圧132/72mmHg。動脈血ガス分析(100%酸素投与下) : pH7.30、 PaCO2 53Torr、 PaO2 270Torr、 HCO3- 22mEq/L。術前と術後の胸部エックス線写真(別冊No. 5A、 B)を別に示す。
  • 術後の病態として最も考えられるのはどれか。




[正答]


※国試ナビ4※ 106E044]←[国試_106]→[106E046

095G002」

  [★]

  • 日齢14の新生児。在胎25週3日で出生した。身長29.0cm、体重558g。Apgarスコア4点(1分)、8点(5分)。出生時諦泣しなかったが生後4分に挿管し、すぐに呼吸を開始した。胃液のマイクロバプルステストは陽性であった。日齢6の検査所見:赤血球565万、Hb11.5g/dl、Ht44%、白血球13,600、血清IgMl33mg/dl(基準0~20)。日齢14の胸部エックス線写真を以下に示す。診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 095G001]←[国試_095]→[095G003

101G017」

  [★]

  • 36歳の女性。脊髄腫瘍のため1か月前から歩行不能であった。腫瘍摘出手術の翌朝、突然呼吸困難を自覚した。体温37.2℃。呼吸数28/分。脈拍100/分、整。血圧90/72mmHg。II音の亢進を認める。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.47、PaO2 50Torr、PaCO2 33Torr。胸部造影CTを以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101G016]←[国試_101]→[101G018

104C025」

  [★]

  • 62歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に呼吸困難が出現し、増強してきた。喫煙は30本/日を40年間。体温36.4℃。呼吸数28/分。脈拍 104/分、整。血圧 132/86mmHg。心音に異常を認めない。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。左胸部の打診は濁音を呈し、聴診では左肺の呼吸音が減弱している。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104C024]←[国試_104]→[104C026

108G021」

  [★]

  • 集中治療室で撮影されたポータブル胸部エックス線写真 (別冊 No. 1)を別に示す。認められるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108G020]←[国試_108]→[108G022

100G102」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 100G101]←[国試_100]→[100G103

098G106」

  [★]

  • a. 疼痛術後高血圧の原因となる。
  • b. 術後出血では徐脈になる。
  • c. 肺塞栓症ではPaCO2が上昇する。
  • d. 下肢静脈血栓症は右側に生じやすい。
  • e. 無気肺は胸部エックス線写真で診断できない。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G105]←[国試_098]→[098G107

095A102」

  [★]

  • 根治的腎摘除術後、第1日目から血清尿素窒素とクレアチニンとの上昇を認めた。この病態をきたした要因となり得るのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095A101]←[国試_095]→[095A103

099D108」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 099D107]←[国試_099]→[099D109

098H021」

  [★]

  • 胸部エックス線写真を以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 098H020]←[国試_098]→[098H022

063B050」

  [★]

  • 上腹部手術の肺合併症について誤っているのはどれか?
  • (1) 疼痛による去痰困難が原因となる
  • (2) 無気肺は一葉のみに発生する
  • (3) 手術後、半起坐位にすると肺炎を起こしやすい
  • (4) 術中の調節呼吸による微小無気肺が原因となる
  • (5) 発生頻度は下腹部手術よりも高率である。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)

092B016」

  [★]

  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

098H018」

  [★]

  • PaO2が低下しないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098H017]←[国試_098]→[098H019

101B093」

  [★]

  • 胸部単純CTでマイナスのCT値を含む病変はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101B092]←[国試_101]→[101B094

106C003」

  [★]

  • 右鎖骨下静脈穿刺で起こりやすい合併症はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106C002]←[国試_106]→[106C004

098G074」

  [★]

  • 病変が一側に限局した際に縦隔偏位をきたしにくいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G073]←[国試_098]→[098G075

呼吸困難」

  [★]

dyspnea (M)
呼吸、呼吸苦、呼吸不全
  • 研修医のための小児救急ABC 呼吸困難と呼吸不全

概念

  • 息が苦しいという自覚症状。呼吸時の不快な感覚である。呼吸苦とも記載されることがあるが、呼吸困難とする。息切れも同義とされている。
  • 呼吸困難という自覚症状があるにもかかわらず、必ずしも呼吸不全という客観的な病態に陥っていないことがあるので注意。

原因疾患

  慢性呼吸困難 急性呼吸困難
呼吸器疾患 閉塞性障害 慢性閉塞性肺疾患
肺リンパ脈管筋腫症
びまん性汎細気管支炎
気管支拡張症
気管支喘息発作
アナフィラキシー
上気道閉塞
気道内異物
肺炎細気管支炎
慢性呼吸器疾患の急性増悪
緊張性気胸
拘束性障害 肺線維症
間質性肺炎
混合性障害 塵肺
循環器疾患 肺高血圧症
慢性心不全
狭心症
急性冠症候群
急性心不全
非心原性肺水腫
致死性不整脈
肺血栓塞栓症
慢性呼吸器疾患に伴う右心不全
血液疾患 貧血 急性出血
神経筋疾患 重症筋無力症
ギラン・バレー症候群
筋萎縮性側索硬化症
進行性筋ジストロフィー
 
代謝疾患 甲状腺機能亢進症 糖尿病性ケトアシドーシス
尿毒症性アシドーシス
腎疾患 腎性貧血 糖尿病腎症に伴う肺水腫
急速進行性糸球体腎炎肺障害
中枢神経系疾患 脳炎
脳腫瘍
髄膜炎
 
精神神経系疾患   過換気症候群
神経症性障害
心身症

鑑別診断

IMD

呼吸困難の原因となる病態・疾患
呼吸困難の機序 原因 病態.疾患
①換気(労作)の増加 低酸素血症 (hypoxemia) チアノーゼをきたすCHD:Fallot四徴症など
高山病
肺動静脈瘻
肺実質病変:肺炎、腫瘍など
無気肺
肺塞栓症
新生児呼吸窮迫症候群
高炭酸ガス血症 閉塞性肺機能障害、肺胞低換気(「②換気能力の低下」参照)
アシドーシス(anaerobic and metabolic acidosis) 心疾患:肺動脈弁狭窄症MSによる心拍出量の低下
重症貧血
妊娠
腎不全
糖尿病
発熱 感染症など
②換気能力の低下 閉塞性肺機能障害 気道の閉塞:喉頭炎声帯麻痺、異物など
閉塞性肺疾患慢性気管支炎慢性肺気腫気管支喘息DPB
拘束性肺機能障害 肺高血圧症左心不全MS
肺切除
胸水の貯留
気胸
腫瘍肺炎
食道裂孔ヘル二ア
胸郭成形、脊柱後弯脊柱側弯強直性脊椎炎
間質性肺炎(特発性、続発性)
塵肺過敏性肺炎サルコイドーシスBO
反復性誤嚥性肺炎
Langerhans肉芽腫症
肺胞低換気 神経・筋機能不全:ポリオ多発性神経障害MG筋ジストロフィー
低K血症など
③心因性呼吸困難 不安、抑うつ、医原性 過換気症候群
CHD先天性心疾患MS僧帽弁狭窄症DPBびまん性汎細気管支炎BO閉塞性細気管支炎MG重症筋無力症

胸痛と呼吸困難

参考1
  • 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全

参考

  • 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf





一酸化炭素肺拡散能力」

  [★]

carbon monoxide pulmonary diffusing capacity carbon monoxide diffusing capacity of lung DLCO
CO拡散能力
一酸化炭素トランスファーファクター拡散能

概念

  • 肺胞気から肺毛細血管に至るガス移動効率の指標
  • 肺毛細血管内を通過する血液の気層との接触時間は0.75sあれば酸素化に影響はない。この接触時間が短くなる、すなわち血流速度が増加した状態では酸素化が不十分となり拡散能の低下として認められる。血流速度は運動時や、あるいは毛細血管が破壊されたり閉塞したりして血管床が減少した病態で上昇する。(SPU.24)
  • 20-30ml/min/Torr(YN.I-27)

方法

  • 4種混合ガスを用い、最大呼出後急速に最大吸気位まで吸気し、10秒息止めをした後、急速に最大呼出をしCOガスの吸収量を測定して肺拡散能を検査する。

DLCOを低下せしめるファクター

肺間質、気道、肺血管の異常
  • (1) 肺胞から肺毛細血管赤血球内ヘモグロビンに至るまでの拡散距離の増加
  • (2) 肺胞・肺毛細血管の有効拡散面積の減少
  • (3) 換気、血流、拡散能力の肺内不均等分布
YN.I-27

読み方

DLCO上昇

  • 軽度肺うっ血 → 肺血流量の増加により軽度上昇(SPU.354)

DLCO低下

  • 肺水腫

呼吸器内科 必修マニュアル

p.86

DLCOの基準

  • 高値   :予測値の141%以上
  • 正常   :予測値の76-140%
  • 軽度低下 :予測値の61-75%
  • 中等度低下:予測値の41-60%
  • 高度低下 :予測値の40%以下

解釈

スパイロメトリー DLCO  
閉塞性障害あり 低下 肺気腫
正常~上昇 気管支喘息
拘束性障害あり 低下 肺線維症、(肺切除後)
正常 胸郭・胸膜異常、神経筋疾患
正常 低下 早期の間質性肺疾患、肺血管障害貧血一酸化炭素中毒
上昇 高度肥満、多血症、(気管支喘息)、左右心内シャント、軽度の左心不全、肺胞出血

参考

  • [display]http://xakimich.hp.infoseek.co.jp/laboratory/node30.html



肺胞気動脈血酸素分圧較差」

  [★]

alveolar-arterial oxygen difference, A-aDO2, AaDO2, A-a Do2, A-aDo2, AaDo2, a-ADO2
肺胞気-動脈血酸素分圧較差A-a gradient?、alveolar-arterial oxygen gradient
呼吸不全


意義

  • 肺胞内ガス交換の指標

定義

考え方

  • 吸気したO2は肺胞に留まる分(PAO2)と肺血管に移行した分に分けられる。
  • 肺血管に移行した分 と 末梢で消費されずに残ったO2がPaO2として検出されるので、PaO2は使えない。
  • O2を消費して排出されたCO2の動脈血濃度を用いて、肺血管に移行した分を算出する。
  • 従って、
PIO2:吸気酸素分圧。FIO2:吸気酸素比率、R:呼吸商(0.8)
AP:大気圧(760torr)、47:水蒸気分圧(37℃)、FIO2吸気酸素濃度
  • A-aDO2 = PAO2 - PaO2 = 150 - PaCO2/ 0.8 (torr) - PaO2

基準値

  • 20 Torr以下
  • 15 Torr以下(YN.I-24)

肺胞気動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)の開大

YN.I-24
  • 肺胞死腔:VA/Q=∞
  • 肺胞死腔が多くなると最初はCO2の排出が低下し、やがてO2の摂取も低下する。
  • VA/Qが大きい → 血流のない肺胞の増加:VA >>>> Q
  • 局所的な二酸化炭素の排出は十分に行われるが、肺全体としては換気が有効利用されないことを示す。
  • シャント:VA/Q=0
  • VA/Qが小さい → 換気のない肺胞の増加:Q >>>> VA
  • O2の摂取が低下する。肺全体として見るとSaO2が低下する


換気障害」

  [★]

ventilatory impairment ventilatory disturbance
肺換気異常 pulmonary ventilation impairment abnormal pulmonary ventilation ventilatory disturbance of lung ventilatory disturbance of the lungs
フローボリューム曲線
[show details]
  • 気管支・肺胞系での外気の吸入排出の障害。

換気障害パターンと疾患 LAB.1634

  • 拘束性障害(拘束性換気障害):FVCが正常の80%以下
  • 肺自体の異常
  • 肺以外の異常



呼吸管理」

  [★]

respiratory care, respiratory management
呼吸

手術に関連して生じる呼吸器障害・合併症

SAN.200

換気障害

paCO2↑、paO2→

酸素化障害

paCO2↑、paO2↓



円形無気肺」

  [★]

round atelectasis
円板状アテレクターゼ 円板状無気肺 discoid atelectasis板状様アテレクターゼ 板状無気肺 plate like atelectasisrounded atelectasis


YN.I-85 SRA.224
  • 大きさは3-5cmで胸膜に接する腫瘤。
  • 円形、類縁形あるいは腫瘤状陰影を呈する無気肺。胸膜肥厚、癒着を伴う
  • 石綿暴露歴、男性、喫煙者であることが多い。
  • 下肺野に多く(SRA.297 参考3)、右下葉に多い(SRA.224)。
  • 成因は不明であるが、臓側胸膜の線維化により胸膜が肺を包み込むようにして形成されるという考えがある。
  • 肺癌や結核腫の鑑別が問題となる。
  • CT上、肥厚した胸膜に接した円形腫瘤映画認められ、気管支や血管が腫瘤影にまきこまれる陰影(comet-like tail)が観察される。
  • 造影CTでは類円形、均一に造影される(参考1)
  • 大きさが不変であることや縮小傾向を示すことは良性であることを示唆する。
  • 画像所見のみで診断できるが、特徴的なcommet tailが見られなければ生検が必要かも。(参考3)
  • 石綿肺に関連して生じた円形無気肺はasbestos pseudotumor, Blesovsky syndromeと呼ばれる(参考1)

参考

  • 1. chest xp: Asbestos: When the Dust Settles—An Imaging Review of Asbestos-related Disease1
Fig 10a.が円形無気肺
[display]http://radiographics.rsna.org/content/22/suppl_1/S167.full
  • 2. chest XP: みにくい
[display]http://imaging.consult.com/image/chapter/Chest?title=Atelectasis&image=fig5&locator=gr5&pii=S1933-0332%2808%2973180-X
  • 3. [charged] Radiologic patterns of lobar atelectasis - uptodate [1]


肺」

  [★]

lung
肺区域肺野呼吸器の上皮の移行
  • 図:M.78 N.204(肺のリンパ系),197(肺区域)

解剖

  • 重量:右:500g, 左:400g
  • 葉:右3葉、左2葉
右上葉、右中葉、右下葉、左上葉、左下葉

発生

L.247
  • 肺の上皮、喉頭、気管、および気管支の内面を覆う上皮 → 内胚葉
  • 気管および肺の軟骨性要素と筋要素、結合組織 → 中胚葉(臓側中胚葉)
NGY.283
  • 妊娠16週頃:気管、気管支が分岐し腺状構造をなす(腺状期)
  • 妊娠16-24週頃:管状構造を形成し、毛細血管が上皮に接触する。(管状期)
  • 以降、肺胞上皮が二種類に分化し、肺胞が形成される。  肺表面活性物質
  • 妊娠28週頃:毛細血管が肺胞腔に露出

機能

  • 呼吸

肺の構造

SSUR.323
区分 気管支腺 軟骨 平滑筋 弾力線維
気管 2+ 3+ 2+ 4+
葉気管支 2+ 3+ 3+ 3+
区域-小気管支 2+ 2+ 3+ 3+
肺小葉 細-終末気管支 3+ 3+
肺胞道 呼吸細気管支
肺細葉
肺胞/肺胞嚢 2+

臨床関連

  • 肺の打診 (M.72)

胸部X線解剖

  • 右第1弓:上大静脈
  • 右第2弓:右心房
  • 左第1弓:大動脈弓
  • 左第2弓:肺動脈幹
  • 左第3弓:左心房(左心耳)
  • 左第4弓:左心室




シルエットサイン

  • 右第2弓:(陽性)[上葉]内側中葉区(S5)、[下葉]内側肺底区(S7)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)????  → 陰性だったら背面の区域、つまりS6,S10と考えて良いのではないだろうか?
  • 左第4弓:(陽性)[上葉]上舌区(S4)、下舌区(S5)、[下葉]前内側肺底区(S7+8)、(陰性)[下葉]上-下葉区(S6)???、後肺底区(S10)??? → 同様にS6,S10と考えて良いのでは?

肺のリンパ節

肺区域

  • 左肺は心臓があるために、右とは異なる形状・肺区域を有する。
  • S1とS2はまとめてS1+2と呼ばれる
  • S7とS8はまとめてS7+8あるいはS8と呼ばれる ← 心臓が左胸腔に全内側に突出しているからと考える
  • 背側にある区域は2・6・10と覚えよ

臨床関連

  • 分葉異常:奇静脈の走行異常による右上葉の奇静脈葉が最も多い(QB.I-295)








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