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- 本剤には、耐酸性消化酵素ヒロダーゼ、マミターゼ、リパーゼA、濃厚パンクレアチン及びセルラーゼAP3が配合されているので、これらの作用があいまって、でんぷん、脂肪、たん白質及びせんい素に消化作用をあらわす(in vitro[1] ...
- ・濃厚パンクレアチン 概念ツリー: ・酵素および補酵素 Enzymes and Coenzymes ・酵素 Enzyme ・加水分解酵素 Hydrolase ・パンクレアチン Pancreatin ・混合物 Complex Mixture ・組織抽出物 Tissue Extract ・膵臓抽出物 Pancreatic ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ポリトーゼカプセル
組成
1カプセル中の有効成分(胃溶性顆粒)
- ヒロダーゼ 25mg
マミターゼ 35mg
リパーゼA 12mg
セルラーゼAP3 20mg
1カプセル中の有効成分(腸溶性顆粒)
添加物
- カルメロースカルシウム、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール6000、乳糖水和物、ヒプロメロースフタル酸エステル、ヒマシ油、タルク、ゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- ウシ又はブタたん白質に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
ポリトーゼカプセル
- 通常1回1カプセルずつ1日3回食後直ちに経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
ポリトーゼ顆粒
- 通常1回0.4gずつ1日3回食後直ちに経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
慎重投与
薬効薬理
消化作用
- 本剤には、耐酸性消化酵素ヒロダーゼ、マミターゼ、リパーゼA、濃厚パンクレアチン及びセルラーゼAP3が配合されているので、これらの作用があいまって、でんぷん、脂肪、たん白質及びせんい素に消化作用をあらわす(in vitro1)、試験的消化不良犬2)、ヒト3,4))。
また、本剤の成分は、耐酸性消化酵素を配合した胃溶性顆粒と、濃厚パンクレアチンを腸溶性皮膜でコーティングした腸溶性顆粒に分けられている。胃溶性顆粒は胃内で作用し、腸溶性顆粒は胃内で分解されることなく腸内で作用するので、胃から腸までの消化管の広い領域で消化作用をあらわす。1)
各成分の作用
ヒロダーゼ5)
- ヒロダーゼはヒイロタケ(Trametes sanguinea)の産生するたん白分解活性を主体とする酵素で、その至適pHを2.5(カゼイン基質)〜3.4(卵白アルブミン基質)にもち、活性域をpH2.0〜6.0の酸性領域にもつ耐酸性の酵素である。
マミターゼ
- マミターゼはAspergillus属の糸状菌の1種より得られる酵素で、活性pHを4.0〜6.0にもつでんぷん分解酵素α-アミラーゼ活性を主体とする。
リパーゼA
- リパーゼAはAspergillus属の糸状菌の1種より得られる酵素で、脂肪分解活性の活性pHを5.0〜7.0にもつ。また、リパーゼAはたん白分解活性も有する。
セルラーゼAP3
- セルラーゼAP3はAspergillus属の糸状菌より得られるせんい素分解酵素で、活性pHは4.0〜6.0である。
濃厚パンクレアチン6)
- 濃厚パンクレアチンは、ブタのすい臓から得られる酵素で、プロテアーゼ、アミラーゼ及びリパーゼを含み、広い消化作用をあらわす。また、すい液の分泌低下による消化器症状を改善する作用が認められている。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- creatine (K)
- 同
- メチルグリコシアミン methylglycocyamine
- 関
- クレアチニン、尿クレアチン
意義
- 肝臓で産生され、脳や筋肉内でATPのリザーバーとして機能する。組織中で再利用されており、不要となったものはクレアチニンに変換され末梢血に出現する。従ってクレアチンの尿中への排出はほとんどないが、筋疾患など存在する場合には、崩壊した筋からの(大量の?)クレアチンが尿中に排出される。よって、尿クレアチンは筋崩壊の指標となる、と思う。
検査
検体
[★]
- 関
- 健胃消化剤、パンクレアン、パンクレアチン
[★]
- 英
- pancreatin
- ラ
- pancreatinum
- 商
- パンクレアチン