涙滴赤血球

出典: meddic

tear drop red cell



UpToDate Contents

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和文文献

  • 涙滴赤血球を伴う著明な溶血性貧血が初発症状であったウイルソン病
  • 川原 誠司,森本 幸治,中沢 弘企,熊谷 理夫,斎藤 孝,相川 真吾,壷井 功,沢田 海彦,堀江 孝至
  • 臨床血液 39(9), 655-669, 1998-09-30
  • NAID 10006174101
  • シンポジウム:高齢化社会にむけての臨床検査の対応 血液学から見た高齢者の特徴と問題点-特にMDSを中心に
  • 坂東 史郎,新家 敏之,村瀬 光春,牧野 英一
  • 臨床病理 46(8), 790-795, 1998-08-25
  • NAID 10005476966

関連リンク

涙滴赤血球(dacryocyte, tear drop cell) 赤血球の一端が伸びて西洋梨形ないしは涙滴形(tear drop)を呈する。塗抹標本の引き終わりや辺縁ではアーチファクトが起こりやすい。典型例では方向が多彩である。 出現する病態 髄外造血を伴う骨髄 ...
1. 球状赤血球 spherocyte :中央淡明がなく,厚みが増し、直径が減少し小円形状になる。 ①カップ型(有口状)に変形し球状化:遺伝性球状赤血球症 ②膜の部分的喪失:自己免疫性溶血性貧血 ③細胞突起(ウニ状)から球状化:老化 ...
・涙滴赤血球(dacrrocyte) 辺縁の一方が突出して涙滴状になったもので、骨髄線維症、サラセ ミア、悪性腫瘍骨転移などで認められます。 ・楕円赤血球(elliptocyte) 楕円状になった赤血球が25%以上占めるもので、遺伝性楕円状赤

関連画像

②末梢血での 涙滴赤血球 の 巨核球増加 → 線維芽細胞増殖 図VII-15. 涙滴赤血球図VII-15. 涙滴赤血球障害溶血性貧血 涙滴赤血球


★リンクテーブル★
先読み骨髄線維症」「髄外造血
国試過去問098C005
リンク元原発性骨髄線維症」「血液像
関連記事血球」「赤血球」「

骨髄線維症」

  [★]

myelofibrosis
骨髄硬化症 myelosclerosis
慢性特発性骨髄線維症 chronic idiopathic myelofibrosis CIMF


概念

  • 骨髄線維症は骨髄に広範なびまん性線維化をきたす疾患の総称である。(参考1)
  • 難病に指定されている。

分類

病因による分類

  • 特発性
  • 二次性

病因

悪性

非悪性

  • HIV感染症
  • 副甲状腺亢進症
  • 腎骨異栄養症
  • 全身性エリテマトーデス
  • 結核
  • ビタミンD不足
  • thorium dioxide expose
  • gray platelet syndrome

参考

  • 1. 骨髄線維症 - 難病情報センター
[display]http://www.nanbyou.or.jp/entry/262



髄外造血」

  [★]

extramedullary hematopoiesis extramedullary hemopoiesis
髄様化生 myeloid metaplasia
骨髄外造血


  • 骨髄以外で起こる造血
  • あらゆる場所で起こりうる。
  • 髄外造血が起こりうる部位
  • 脾臓(YN.G-55) → 脾腫大をきたす
  • 肝臓、リンパ節
副腎、軟骨、靱帯、脂肪組織、胸腔、腎、骨膜
  • 髄外造血が起こる状態
  • 年齢との関連
  • 乳幼児:持続的かつ高度な血球産生、胎児赤芽球症(胎児溶血性疾患)
  • 成人 :慢性骨髄増殖性疾患(骨髄線維症)
  • 病態で分類
  • 髄外造血の特徴
  • 幼若細胞を造血部位にとどめておくことができないため、末梢血に幼弱な細胞が出現する。
  • 赤芽球、幼若顆粒球、巨核球など


098C005」

  [★]

  • 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
  • 66歳の男性。全身倦怠感と腹部膨満とを訴えて来院した。
  • 現病歴 : 1年前の健康診断で貧血を指摘されたが放置していた。3か月前から徐々に倦怠感が増強し、腹部膨満が出現し食事摂取量が減少した。
  • 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 意識は清明。身長168cm、体重60kg。体温37.5℃。脈拍96/分、整。血圧114/70mmHg。眼瞼結膜は貧血様、眼球結膜に黄染を認めない。胸部で胸骨左縁第4肋間に2/6度の収縮期雑音を聴取するが、呼吸音に異常はない。腹部は心窩部から左季肋部が膨隆し、肝を右肋骨弓下に5cm、脾を左肋骨弓下に15cm触知する。両下腿に浮腫を認める。
  • 検査所見 : 血液所見:赤血球210万、Hb6.5g/dl、Ht20%、網赤血球20‰、白血球3,200(前骨髄球1%、骨髄球3%、桿状核好中球6%、分葉核好中球58%、好酸球2%、好塩基球3%、単球5%、リンパ球22%、赤芽球3/100)、血小板6.2万。プロトロンビン時間〈PT〉12秒(基準10~14)、APTT30秒(基準対照32.2)、フィブリノゲン360mg/dl(基準200~400)。血清生化学所見:総蛋白6.0g/dl、アルブミン3.5g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl、尿酸9.0mg/dl、総コレステロール110mg/dl、総ビリルビン1.0mg/dl、直接ビリルビン0.4mg/dl、AST35単位(基準40以下)、ALT52単位(基準35以下)、LDH520単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ320単位(基準260以下)、γ-GTP70単位(基準8~50)、CK40単位(基準10~40)、Na135mEq/l、K4.5mEq/l、Cl105mEq/l、Ca8.0mg/dl、Fe150μg/dl(基準80~160)。骨髄穿刺は吸引不能。
  • この疾患の赤血球所見として特徴的なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098C004]←[国試_098]→[098C006

原発性骨髄線維症」

  [★]

primary myelofibrosis, PMF
特発性骨髄線維症 idiopathic myelofibrosis IMF, agnogenic myeloid metaplasia
骨髄線維症原因不明性骨髄様化生急性骨髄線維症続発性骨髄線維症慢性特発性骨髄線維症 CIMF
造血系腫瘍慢性骨髄増殖性疾患 CMPD
[show details]


検査

[show details]
  • 骨髄生検:線維化
[show details]

予後予測因子

70歳以下のPMF例
低リスク:0-1個:10年生存率84%
高リスク:2個以上:10年生存率31%
  • 1. Hb 10g/dl未満の貧血
  • 2. 37.5℃以上の発熱あるいは発熱の持続、あるいは6ヶ月で10%以上の体重減少
  • 3. 3ヶ月以上持続する末梢血での芽球の出現
  • 4. 男性

治療

  • 予後不良因子が存在しなければ治療の必要はなく、10年以上の生命予後が望める。(参考2)

参考

  • 1. [charged] 原発性骨髄線維症の臨床症状および診断 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 原発性骨髄線維症の予後および治療 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 原発性骨髄線維症における病態 - uptodate [3]
  • 4. 骨髄線維症 - 難病情報センター
[display]http://www.nanbyou.or.jp/entry/262
  • 5. 原発性骨髄線維症
[display]http://www.med.osaka-cu.ac.jp/labmed/page082.html
  • 6. 血液腫瘍画像データベース
[display]http://www.midb.jp/blood_db/db.php?module=WHO&id=32

国試


血液像」

  [★]

blood profileblood picturehemogram
血球像 blood cell morphologyヘモグラム hemogram
末梢血液像

参考

  • 1. 血液像アトラス
タイ語?
[display]http://medtech.mahidol.ac.th/mtthai/eLearning/AutomateReport/Page2.html


血球」

  [★]

hemocyte, blood corpuscle, hematocyte
hemocytus
血液細胞 blood cell
血液



血球の割合

  • 下図の値から算出。
  個数(/ul)   個数(/ul) 個数(%)
赤血球 男:500万
女:450万
  5000000 95.1
白血球
 
5000-10000   7500 0.1
血小板
 
15万-35万   250000 4.8
血球 直径(μm)
前赤芽球 14~19
好塩基性赤芽球 12~17
多染性赤芽球 10~15
正染性赤芽球 8~12
赤血球 7~8.5
骨髄芽球 12~20
前骨髄球 16~23
骨髄球 12~20
後骨髄球 12~18
杆状核(好中球) 10~18
分節核(好中球) 10~16
分節核(好酸球) 13~18
分節核(好塩基球) 12~16
リンパ芽球 11~18
リンパ球 7~16
形質球 10~20
異形リンパ球 15~30
単球 13~21
巨核球(骨髄巨核球) 35~160
血小板 2~4

寿命

  • 赤血球:120日
  • 好中球:6-8時間
  • 血小板:10日
  • 形質細胞:1-3日
  • メモリー細胞:数年

血球の特徴

 
赤血球 単球 好酸球 好中球 好塩基球 リンパ球
大きさ 7~8μm 12~20μm 10~15μm 10~13μm 9~12μm 7~15μm
赤血球と比べた大きさ ------ かなり大きい 2倍以上 約2倍 2倍弱 小リンパ球は同じ程度
細胞質   アズール顆粒。
広く不規則な突起
橙赤色の粗大円形顆粒 暗紫色に染まる微細な顆粒
アズール顆粒
赤紫色の大小不同の顆粒 狭く淡い青色
  くびれ有り 2葉、眼鏡型 桿状好中球
分葉好中球
格の上にも顆粒あり 球形


  • 核小体

  • クロマチン

  • 細胞質

  • 顆粒


赤血球」

  [★]

erythrocyte (Z), red blood cell (Z), RBC
血液貧血血液像

赤血球の形状

  • 直径:7.62±0.61μm → 7-8μm
  • 厚さ:1.0-2.0μm
  • 容積:90μm3
  • 表面積:130μm2
  • 比重:1.097

分化

基準値

2007前期解剖学授業プリント
♂:420万 - 570万 (/μl)  495万±75万 x 10^6 (/μl)
♀:380万 - 550万 (/μl)  465万±85万 x 10^6 (/μl)
-2007前期生理学授業プリント
♂:450万 - 610万 /μl
♀:380万 - 530万 /μl
-PT.233
♂:500万 /mm3
♀:450万 /mm3
-異常値の出るメカニズム第5版 p.79
男:400万-700万/ul
女:350万-600万/ul
-HIM
男:430–560 x 10^4/μl
女:400–520 x 10^4/μl

寿命

  • 100-120日 → 4ヶ月


赤血球の増加

  • テストステロン、低酸素、コルチゾール、エリスロポエチン




球」

  [★]

bulbus (KH)
bulbus cerebri
延髄


  • 延髄はその膨らんだ感じから「球」とも呼ばれる



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