浸透圧利尿薬

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/10/03 10:27:35」(JST)

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和文文献

  • 浸透圧利尿薬 (先輩ナース 必携 脳神経外科 新人ナース指導育成マニュアル--現場で使えるエビデンスがわかるQ&A) -- (薬剤をわかりやすく教えよう)
  • 鳥谷 真子,宮崎 美惠子,今西 恭子
  • ブレインナーシング [25](-) (326), 214-216, 2009
  • NAID 40016523831
  • 浸透圧利尿薬--マンニトールとグリセロールはどう違う ? (特集 ERで使う薬剤--ちょっとした疑問とピットフォール) -- (ピットフォールに気をつける)

関連リンク

当サイトの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、本会は利用者 が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。 浸透圧利尿薬
浸透圧物質により尿細管内の浸透圧が上昇し,これを等張に保つためナトリウムと水の再吸収が減少する結果として現れる利尿作用の意。病態としては,急性腎不全の利尿期(尿素による),糖尿病の高血糖状態などが代表的である。

関連画像

ヘンレのループと利尿薬3)カリウム保持性利尿薬その後、 浸透圧利尿薬 を用い


★リンクテーブル★
国試過去問097I045」「101D024
リンク元カルシウム」「うっ血性心不全」「イソソルビド
関連記事利尿薬」「浸透圧」「浸透圧利尿」「」「利尿

097I045」

  [★]

  • 57歳の男性。発熱と意識障害とのため救急車で搬入された。
  • 家族の説明によると、患者は通常の生活を送っていたが、1週前から急に高熱が出現し自宅で臥床していた。この間、ときどき意味不明の言動があった。今朝になり頭痛を訴え、歯肉出血が出現した。呼名には応じるが見当歳障害がある。
  • 体温38.7℃。呼吸数24/分。脈拍108/分、整。血圧120/60mmHg。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に黄染を認める。四肢と体幹とに点状出血を認める。リンパ節腫脹はない。胸部に特記すべきことはなく、腹部に肝・脾を触知しない。項部硬直はないが腱反射は亢進し、下肢に病的反射を認める。血液所見:赤血球190万、Hb6.5g/dl、Ht20%、網赤血球90‰、白血球12,600、血小板1.2万。血清生化学所見:総蛋白7.0g/dl、アルブミン3.7g/dl、尿素窒素56mg/dl、クレアチニン2.3mg/dl、総ビリルビン3.7mg/dl、直接ビリルビン0.9mg/dl、AST140単位(基準40以下)、ALT45単位(基準35以下)、LDH2,679単位(基準176~353)。CRP1.5mg/dl(基準0.3以下)。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
  • この患者に対する処置で最も適切なのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 097I044]←[国試_097]→[097I046

101D024」

  [★]

  • 63歳の女性。頭痛、嘔気および右眼の霧視と充血とを主訴に来院した。処置をして2時間後に症状の改善が得られた後、レーザーを用いて再発予防手術を行った。術後の右前眼部写真を以下に示す。
  • 初診時に行った処置はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101D023]←[国試_101]→[101D025

カルシウム」

  [★]

calcium
カルシウムイオンリン
calcium channel blockers, calcium channels

基準値

  • 血清総Ca 8.6-10.1 mg/dl(臨床検査法提要第32版)
  • 8.6-10.2 mg/dL (QB)   だいたい  9.4 ± 0.8
  • 血清Caイオン 1.15-1.30 mmmol/l(臨床検査法提要第32版), 4.6-5.1 mg/dl

血液ガス

  • 血液ガスでは (mEq/l)で出されるが 4倍すれば (mg/dl)に変換できる  原子量が約40ゆえ

溶解度積

リン酸カルシウム 366x10-6 (30℃)
リン酸カルシウム 0.35x10-6 (38℃)
炭酸カルシウム 0.0087x10-6 (25℃)
酒石酸カルシウム 0.0077x10-6 (25℃)
シュウ酸カルシウム 0.00257x10-6 (25℃)
オレイン酸カルシウム 0.000291x10-6 (25℃)
パルチミン酸カルシウム 0.000000161x10-6 (23℃)

カルシウムの吸収(SP.744)

  • +健康成人の1日あたりの食物Ca摂取0.6g
  • +消化管分泌物と脱落上皮細胞のCa 0.6g
  • -吸収されるCa          0.7g
  • -そのまま排泄          0.5g
  • 正味吸収されるCa 0.1g

カルシウムの吸収部位

  • 十二指腸

カルシウム代謝の調節機構

副甲状腺ホルモン

  • 血中Ca上昇+血中P低下を行う。
  • 1. 破骨細胞に作用してCa,Pが血中へ。
  • 2. 腎の遠位尿細管に作用してCa再吸収の亢進、近位尿細管でのP再吸収の抑制。
  • 3. 近位尿細管に作用して酵素を活性化し、1,25水酸化ビタミンD3の産生亢進。

1,25(OH)2D3

  • 血中Ca上昇+血中P上昇
  • 1. 空腸からのCaとPの吸収。
  • 2. 骨形成促進。
  • 3. 遠位尿細管でのCaとPの再吸収促進。
  • 4. 副甲状腺ホルモンの合成を抑制

尿細管における部位別カルシウム輸送

  • 糸球体で濾過されるのはイオン化Caと陰イオン複合型Ca(蛋白結合型Caは濾過されない)
  • 濾過されたカルシウムのうち95%が再吸収される。
  • 近位尿細管:60-70%
  • ヘンレループ:20-25%
  • 遠位尿細管、集合管:10-15%

近位尿細管

  • Na+依存的に再吸収。受動輸送80%、能動輸送20%
  • 基底側のCa2+ ATPase, 3Na+-Ca2+逆輸送系

ヘンレループ

  • 太いヘンレループ上行脚で
  • 受動輸送:管腔内電位が正であるため
  • 基底側のCa2+ ATPase

遠位尿細管~集合管

  • 糸球体濾過量の10-15%が再吸収されている → 量としては少ないが能動的に吸収が行われる部位。
  • 能動輸送:管腔内電位が負であるため。
  • PTHカルシトニンに調節されている
  • チアジド系利尿薬により細胞内Na↓となるとCa再吸収↑となる!!!! ← ループ利尿薬と違う点。よって高カルシウム血症が起こることがある。

接合尿細管

  • 管腔側:Ca2+チャネル/非選択的カチオンチャネル
  • 基底側:Na+-K+ ATPase, 3Na+-Ca2+交換系

尿細管におけるカルシウムの輸送の調節 SP.796

  • 循環血漿量
  • Ca2+の尿中排泄量はNa+の尿中排泄量と比例。循環血漿量が増加するとCa2+排泄も増加
  • 血漿電解質濃度
  • Ca2+の尿中排泄量は血漿Ca2+濃度と比例する。
  • 酸塩基平衡

血清カルシウム濃度

  • 血液中でCa2+は調節を受けて一定に保たれるが、蛋白と結合しているCaはアルブミンの量によって増減する。
血清アルブミン濃度 4 g/dl、血清Ca濃度 9mg/dl。補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
血清アルブミン濃度 2 g/dl、血清Ca濃度 7mg/dl。 → 大変!!低カルシウム血症!! → ホント? ってことになる。アルブミンの量が減ってAlb-Caが減っただけで生理的に重要なCa2+は保たれているのではないか。 → こんな時に補正Ca濃度を用いるのである
                       →補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
つまり、低アルブミン血症ではCa2+は保たれているにもかかわらず、血清Caは低値となりそのままでは評価できないために補正を行う。
補正Ca濃度(mg/dl)=Ca実測値(mg/dl)+(4-血清アルブミン濃度(g/dl)) ・・・Payneの式
アルブミンのpIは7より小さく、アシデミアでは負に帯電しているアルブミンが減少、アルカレミアでは負に帯電しているアルブミンが増加する。すなわち、pHが下がるとアルブミンとくっつなくなったCaが増加するので、血液pH0.1の低下につきfreeイオン化Ca(Ca2+)は0.12mg/dl増加する???????????

循環血液量

  • 循環血液量↑→尿中Na排泄↑、尿中Ca排泄↑

血清Ca濃度

  • 血清Ca濃度↑→PTH↓
  • 生理活性のあるのはイオン化Ca(Ca2+)のみ
血清Ca濃度=イオン化Ca(45%) + 蛋白結合型Ca(40%) + 陰イオン複合型Ca(15%)
イオン化Caは一定に保たれる

pH

アシドーシス :pHが小さくなると負電荷減少:蛋白のCa結合能↓、イオン化Ca↑
アルカローシス:pHが大きくなると負電荷増加:蛋白Caの結合能↑、イオン化Ca↓→Ca欠乏(低カルシウム血症)

低蛋白血症

  • 低蛋白血症の際、蛋白結合型Caは減少するが、イオン化Ca一定。

尿中カルシウム

血中カルシウムと尿中カルシウム

  • 薬剤などの影響がなければ、血中カルシウムと尿中カルシウムは相関がありそうである → 副甲状腺ホルモン

血清カルシウムと心電図

  • QT時間と血清カルシウムは負の相関関係にある

元素

  • 金属元素。周期表第2族アルカリ土類金属元素
  • 原子番号:20
  • 元素記号:Ca
  • 原子量 40.078  g/mol

臨床関連

参考

  • カルシウム製剤の特徴
[display]http://www.orth.or.jp/osteoporose/caseizai.html







うっ血性心不全」

  [★]

congestive
congestive heart failure, CHF
心不全急性心不全

診断基準

Framingham criteria

  • 大症状2つか、大症状1つおよび小症状2つ以上を心不全と診断する

大症状

小症状

大症状あるいは小症状

  • 5日間の治療に反応して4.5kg以上の体重減少があった場合、それが心不全治療による効果ならば大症状1つ、それ以外の治療ならば小症状1つとみなす

治療

  • 利尿薬:フロセミド、ヒドロクロロチアジド、スピロノラクトン(重症心不全の予後を改善する)、ANP

治療の禁忌

  • 浸透圧利尿効果があり、脳圧亢進時、眼圧亢進時に用いる。
  • 心不全に対して用いると、利尿効果を及ぼす前に循環血液量の一次的増加により心不全症状を増悪させる。

国試



イソソルビド」

  [★]

isosorbide
イソバイドメニレット
利尿薬。≠(虚血性心疾患治療剤)硝酸イソソルビド
  • 浸透圧利尿薬

付文書

  • イソバイド
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2139001S1028_2_03/2139001S1028_2_03?view=body



利尿薬」

  [★]

diuretic, diuretics
尿細管

適応

利尿薬の種類 (GOO.744)

  CATIONS ANIONS 尿酸 腎血液動態
Na+ K+ H+ Ca2+ Mg2+ Cl- HCO3- H2PO4- 急性 慢性 RBF GFR FF TGF
炭酸脱水酵素阻害薬 炭酸脱水酵素阻害 近位尿細管
 
++ NC V (+) ++ ++ I NC
浸透圧利尿薬 浸透圧 ヘンレループ
 
++ I ++ I NC I
ループ利尿薬 Na+-K+-2Cl- symport阻害 太い上行脚
 
++ ++ ++ ++ ++ (1) (1) V(+) NC V(-)
チアジド系利尿薬 Na+-Cl-symport阻害 遠位尿細管
 
++ V(-) V(+) (1) (1) NC V(-) V(-) NC
カリウム保持性利尿薬 上皮性ナトリウムチャネル阻害 遠位尿細管後部と集合管
 
(+) NC I NC NC NC NC
アルドステロン受容体拮抗 遠位尿細管後部と集合管
 
I (+) I I NC NC NC NC

利尿薬の例

  • 浸透圧利尿薬
  • 上皮性ナトリウムチャネル阻害薬
  • アルドステロン受容体阻害薬

利尿薬の作用部位

  • ホルモンと利尿薬の作用部位についての簡単なまとめは→尿細管

参照

http://hobab.fc2web.com/sub4-Diuretics.htm



浸透圧」

  [★]

osmotic pressure
圧力オスモル
  • 単位はmOsmが使われる。
  静水圧 膠質浸透圧
細動脈 細静脈
血漿 30mmHg 10mmHg 25mmHg
間質 ≒0mmHg 5mmHg



浸透圧利尿」

  [★]

osmotic diuresis
利尿
  • 尿細管中に非吸収性、あるいは多量の吸収性の浸透圧物質が存在することにより引き起こされる利尿



薬」

  [★]

drug, agent
薬物
作用薬ドラッグ媒介物病原体麻薬薬剤薬物代理人薬品



利尿」

  [★]

diuresis
多尿利尿剤利尿薬





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