Japanese Journal
- 症例 無脾症候群に合併した共通肺静脈閉鎖症の死産例
- 平山 健二,上村 茂,根来 博之,南 頼彰,鈴木 啓之,前田 次郎,阪本 晴彦,松本 英作,小池 通夫
- 心臓 21(12), 1437-1441, 1989
- … 告があるにすぎない.今回我々は無脾症候群に合併した共通肺静脈閉鎖症の死産例を経験し,病理学的検索を行った.<BR>症例は在胎週数36週の男児で,自然破水後経膣分娩したが,死産であった.体重3,130g,1度の浸軟児の状態であった.肝は対称,肺は両側3葉で,脾臓を認めなかった.胸水,腹水を認め,腸回転異常も伴っていた.両側の肺静脈は1本の共通肺静脈となって閉鎖し,心房や他の異常血管への結合は認められなかった.ま …
- NAID 130004412162
- 浸軟児との双胎で出生したLissencephalyの1例
- 宇都宮 琢史,山脇 保,安倍 義明,島田 司已
- 脳と発達 17(4), 352-356, 1985
- … 著しい小頭症児にCT上lissencephalyと左側脳室後角の嚢状拡大が認められた.このほか, CBCで血小板の異常増多, 腎動脈撮影で左腎の低形成と右腎の軸異常も明らかにされた.本症例は双胎の1子であり, 他児は推定妊娠20週頃に死亡し, 浸軟児として分娩まで共存していた.本症例の脳, 腎, 血小板数等の異常は死亡胎児との共存, おそらく胎内血管内凝固に起因するものと思われる. …
- NAID 130004182169
- 野村 秀夫,藤岡 成徳,織田 一昭
- 医療 31(9), 966-969, 1977
- … 第1児は浸軟児で, 1650g, 第2児は全足位で下肢に2回の騰帯巻絡があり1775g, Apgar scomは3, 2卵性双胎であつた. …
- NAID 130004312340
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- 浸軟児 [シンナンジ] 【英】macerated fetus 【独】mazerierter Foetus 【仏】foetus maceratus 【ラ】fetus maceratus 胎児が子宮内で死亡したときの死後変化の状態を浸軟〔現象〕maceration phenomenonといい,浸軟した状態にある
- 児死亡後、胎児には羊水の浸潤、白家融解によって変性が起こり、これを浸軟(maceration)といいます。亡くなってからの日数により、浸軟の程度は進み、表皮の水泡形成、ないしこれが崩壊剥離して暗赤包の真皮を露呈する状態を浸軟第1
- そのため、分娩した時には胎児は浸軟と呼ばれるぐにゃぐにゃした状態となっていて、頭が小さく皮膚も触れただけで剥がれてしまう特徴があります。
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