洗浄赤血球

出典: meddic

washed red cell WRC,
洗浄赤血球浮遊液 washed red cell suspension
washed red cell concentrate



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和文文献

  • 発作性夜間血色素尿症患者の周術期管理の1症例
  • 中平 淳子,澤井 俊幸,宮崎 信一郎 [他]
  • 麻酔 60(7), 866-869, 2011-07
  • NAID 40018909630
  • 照射MAP加赤血球濃厚液急速大量輸血により生じた高カリウム血症に対し, 自己血回収装置による洗浄赤血球で対応した症例
  • 道幸 由香里,小川 幸志,中田 亮子,水本 一弘,畑埜 義雄
  • 日本臨床麻酔学会誌 = The Journal of Japan Society for Clinical Anesthesia 27(3), 273-277, 2007-05-15
  • NAID 10020161622

関連リンク

世界大百科事典 第2版 洗浄赤血球の用語解説 - 一方,血球成分は大部分が赤血球で,赤血球濃厚液,現在はさらに血漿成分を除き新しい保存液(MAPマントール,アデニン,フォスフェート液)を加えた赤血球MAPが調製される。
赤血球の洗浄 † 血液の入った試験管に生理食塩水を多量に加える (できればパラフィルムでふたをし優しく転倒混和後、)3,000rpmで3分遠心 上澄(うわずみ)を除去 これを繰り返す。 上澄は最後の1回以外はギリギリまで捨てなくて ...

関連画像

P3050028製剤写真 斜めのバックパック赤血球層赤血球輸血の写真

添付文書

薬効分類名

  • 血液成分製剤

販売名

洗浄赤血球−LR「日赤」(200mL1袋)

組成

組成・性状

  • 本剤は、ヒト血液200mLから白血球及び血漿の大部分を除去した赤血球層を生理食塩液で洗浄した後、同液を加えて全量を200mLとした濃赤色の液剤である。静置するとき、主として赤血球からなる沈層と澄明な液層とに分かれ、液層はヘモグロビンによる弱い着色を認めることがある。[採血国: 日本][採血方法: 献血]

効能または効果

  • 貧血症又は血漿成分などによる副作用を避ける場合の輸血に用いる。
  • ろ過装置を具備した輸血用器具を用いて、静脈内に必要量を輸注する。

輸血用器具

  • 生物学的製剤基準・通則45に規定する輸血に適当と認められた器具であって、そのまま直ちに使用でき、かつ、1回限りの使用で使い捨てるものをいう。

輸血速度

  • 成人の場合は、通常、最初の10〜15分間は1分間に1mL程度で行い、その後は1分間に5mL程度で行うこと。また、うっ血性心不全が認められない低出生体重児の場合、通常、1〜2mL/kg (体重)/時間の速度を目安とすること。なお、輸血中は患者の様子を適宜観察すること (「適用上の注意」の項参照)。

慎重投与

次の患者には慎重に輸血すること。

  • 本剤の成分に対し、ショック等の免疫学的副作用の既往歴がある患者

重大な副作用

GVHD

(0.1%未満)

  • 本剤の輸血1〜2週間後に発熱、紅斑が出現し、引き続き下痢、肝機能障害、顆粒球減少症等を伴うGVHDによる死亡例が報告されている2, 3)。GVHD発症の危険性が高いと判断される患者に輸血する場合は、あらかじめ本剤に15〜50Gyの放射線を照射すること4)

ショック、アナフィラキシー (様) 反応

(0.1%未満)

  • ショック、チアノーゼ、皮膚潮紅、血管浮腫、喘鳴等のアナフィラキシー (様) 反応12) があらわれることがある (初期症状は全身違和感、皮膚潮紅、腹痛、頻脈等で、アナフィラキシー (様) 反応の多くは輸血開始後10分以内に発現する)。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、適切な処置を行うこと。

感染症

(0.1%未満)

  • B型、C型等の肝炎ウイルス13)、HIV-114)、HIV-215) に感染し、発症することがある (「重要な基本的注意」の項参照)。感染が認められた、あるいは症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。

また、HTLV-116)、CMV17)、エプスタイン・バーウイルス (EBV)18)、ヒトパルボウイルスB1919)、マラリア原虫20)、E型肝炎ウイルス (HEV)21) 等に感染することがあり、その他血液を介するウイルス、細菌、原虫等に感染する危険性も否定できない。観察を十分に行い、感染が確認された場合には適切な処置を行うこと。

呼吸障害・輸血関連急性肺障害 (TRALI: transfusion related acute lung injury)22)

(0.1%未満)

  • 輸血中あるいは輸血後に喘鳴、低酸素血症、チアノーゼ、肺水腫、TRALI等を生じることがある。特にTRALIは輸血中あるいは輸血終了後6時間以内に、急激な肺水腫、低酸素血症、頻脈、低血圧、チアノーゼ、呼吸困難を伴う呼吸障害で、時に死亡に至ることがある。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、酸素投与、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。

輸血後紫斑病 (PTP: post transfusion purpura)23)

(0.1%未満)

  • 輸血後約1週間経過して、急激な血小板減少、粘膜出血、血尿等があらわれることがあるので、患者の経過観察を行い、これらの症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。

心機能障害・不整脈

(0.1%未満)

  • 心不全、心筋障害、心房細動・心室細動等の重篤な心機能障害や不整脈があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には輸血を中止するなど、適切な処置を行うこと。

腎機能障害

(0.1%未満)

  • 急性腎不全等の重篤な腎機能障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

肝機能障害

(0.1%未満)

  • AST、ALTの著しい上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。


★リンクテーブル★
国試過去問096C006」「099I018
リンク元血液製剤類」「WRC
拡張検索洗浄赤血球浮遊液
関連記事血球」「赤血球」「」「洗浄

096C006」

  [★]

  • 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
  • 54歳の男性。息切れと皮下の出血斑とを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 生来健康で2年前の会社での健康診断では異常はなかった。4か月前から階段で息切れを自覚するようになり、2か月前の出張旅行では疲労感が強く、同僚に顔色不良を指摘された。そのころから常時頭重感があり、1週前に下腿前面に赤紫色の小斑点が出現しているのに気付いた。体重減少や発熱はない。常用薬はない。
  • 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長172cm、体重63kg。体温36.8℃。脈拍70/分、整。血圧110/70mmHg。顔色は蒼白で、前胸部、下腿および足背に点状出血斑が多数散在する,表在リンパ節の腫大はない。眼瞼結膜は高度貧血様。舌とロ腔咽頭とに異常所見を認めない。心尖拍動の左方偏位を認めるが呼吸音に異常はない。腹部は軟で圧痛はなく、腸雑音は正常である。下腿に浮腫はない。四肢の深部腱反射に異常を認めない。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ウロビリノゲン(±)、尿潜血(-)。便潜血反応陽性。血液所見:赤血球160万、Hb 5.6g/dl、Ht 17.0%、網赤血球4‰、白血球2,300(桿状核好中球10%、分葉核好中球15%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球68%)、血小板0.9万。プロトロンピン時間(PT)100%(基準80~120)、APTT31秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン254mg/dl(基準200~400)、血清FDP10μg/ml以下(基準10以下)。Ham試験陰性。血清生化学所見:総蛋白6.7g/dl、アルブミン4.3g/dl、ハプトグロビン52mg/dl (基準19~170)、尿素窒素15mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸2.8mg/dl、総コレステロール102mg/dl、AST(GOT)16単位(基準40以下)、ALT(GPT)12単位(基準35以下)、LDH350単位(基準176~353)、Na141mEq/l、K4.1mEq/l、Cl108mEq/l。免疫学所見:CRP0.2mg/dl(基準0.3以下)、抗核抗体陰性、直接Coombs試験陰性。骨髄穿刺所見:有核細胞数は減少しているが、異型細胞を認めない。
  • この患者に輸血療法を行う場合に適切な製剤はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 096C005]←[国試_096]→[096C007

099I018」

  [★]

  • 次の文を読み、16~18の問いに答えよ。
  • 28歳の男性。全身倦怠態と歯肉出血とのため来院した。
  • 現病歴 : 2週前から全身倦怠感を自覚していたが、3日前から起床時に歯肉に血がにじんでいるのに気付いた。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 意識は清明。体温37.2℃。脈拍98/分、整。血圧106/62mmHg。前胸部と下腿とに点状出血を認める。眼瞼結膜は蒼白。リンパ節腫脹はない。第3肋間胸骨左縁に2/6度の収縮期雑音を認める。肺野にラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。神経学的に異常を認めない。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血2+。便潜血反応陰性。
  • 血液所見 : 赤血球205万、Hb6.6 g/dl、Ht20%、網赤血球10‰、白血球2,500(桿状核好中球1%、分葉核好中球26%、好酸球2%、好塩基球1%、単球9%、リンパ球61%)、血小板2.1万、出血時間12分(基準7以下)、プロトロンビン時間98%(基準80~120)、APTT31秒(基準対照32.2)。
  • 血清生化学所見:総蛋白7.0g/dl、アルブミン4.5g/dl、ハプトグロピン45mg/dl基準19~170)、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1。1mg/dl、尿酸4.6 mg/dl、総コレステロール135mg/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、AST35単位、ALT30単位、LDH 350 単位(基準176~353)、Na140mEq/l、K4.0mEq/l、Cl 100 mEq/l、CRP0.8mg/dl。
  • この患者に投与する血液製剤で適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 099I017]←[国試_099]→[099I019

血液製剤類」

  [★]

商品

WRC」

  [★] 洗浄赤血球 washed red cells

洗浄赤血球浮遊液」

  [★]

washed red cell suspension
洗浄赤血球

血球」

  [★]

hemocyte, blood corpuscle, hematocyte
hemocytus
血液細胞 blood cell
血液



血球の割合

  • 下図の値から算出。
  個数(/ul)   個数(/ul) 個数(%)
赤血球 男:500万
女:450万
  5000000 95.1
白血球
 
5000-10000   7500 0.1
血小板
 
15万-35万   250000 4.8
血球 直径(μm)
前赤芽球 14~19
好塩基性赤芽球 12~17
多染性赤芽球 10~15
正染性赤芽球 8~12
赤血球 7~8.5
骨髄芽球 12~20
前骨髄球 16~23
骨髄球 12~20
後骨髄球 12~18
杆状核(好中球) 10~18
分節核(好中球) 10~16
分節核(好酸球) 13~18
分節核(好塩基球) 12~16
リンパ芽球 11~18
リンパ球 7~16
形質球 10~20
異形リンパ球 15~30
単球 13~21
巨核球(骨髄巨核球) 35~160
血小板 2~4

寿命

  • 赤血球:120日
  • 好中球:6-8時間
  • 血小板:10日
  • 形質細胞:1-3日
  • メモリー細胞:数年

血球の特徴

 
赤血球 単球 好酸球 好中球 好塩基球 リンパ球
大きさ 7~8μm 12~20μm 10~15μm 10~13μm 9~12μm 7~15μm
赤血球と比べた大きさ ------ かなり大きい 2倍以上 約2倍 2倍弱 小リンパ球は同じ程度
細胞質   アズール顆粒。
広く不規則な突起
橙赤色の粗大円形顆粒 暗紫色に染まる微細な顆粒
アズール顆粒
赤紫色の大小不同の顆粒 狭く淡い青色
  くびれ有り 2葉、眼鏡型 桿状好中球
分葉好中球
格の上にも顆粒あり 球形


  • 核小体

  • クロマチン

  • 細胞質

  • 顆粒


赤血球」

  [★]

erythrocyte (Z), red blood cell (Z), RBC
血液貧血血液像

赤血球の形状

  • 直径:7.62±0.61μm → 7-8μm
  • 厚さ:1.0-2.0μm
  • 容積:90μm3
  • 表面積:130μm2
  • 比重:1.097

分化

基準値

2007前期解剖学授業プリント
♂:420万 - 570万 (/μl)  495万±75万 x 10^6 (/μl)
♀:380万 - 550万 (/μl)  465万±85万 x 10^6 (/μl)
-2007前期生理学授業プリント
♂:450万 - 610万 /μl
♀:380万 - 530万 /μl
-PT.233
♂:500万 /mm3
♀:450万 /mm3
-異常値の出るメカニズム第5版 p.79
男:400万-700万/ul
女:350万-600万/ul
-HIM
男:430–560 x 10^4/μl
女:400–520 x 10^4/μl

寿命

  • 100-120日 → 4ヶ月


赤血球の増加

  • テストステロン、低酸素、コルチゾール、エリスロポエチン




球」

  [★]

bulbus (KH)
bulbus cerebri
延髄


  • 延髄はその膨らんだ感じから「球」とも呼ばれる

洗浄」

  [★]

cleansing, cleaning, irrigation




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