汎収縮期雑音

出典: meddic

pansystolic murmur, holosystolic murmur
全収縮期雑音
[[]]



  • 収縮期が始まるとMRの場合は左室圧が左房圧を、TRの場合は右室圧が右房圧を、VSDの場合は左室圧が右室圧をすぐに上回る。このために雑音はcrescendoで始まらずに、最初からmaxの強さでpansystolic murmurが聴取される。(PHD.41)

UpToDate Contents

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和文文献

  • 急性下壁心筋梗塞に併発した心室中隔穿孔に対する緊急パッチ閉鎖術後, 心室瘤が出現し瘤切除術を施行した1例
  • 症例 自宅での転倒で発症した外傷性僧帽弁閉鎖不全症の1治験例
  • 外傷性心室中隔穿孔の1手術救命例
  • 外傷性心室中隔穿孔の1手術救命例

関連リンク

収縮期雑音 † 駆出性雑音 半月弁、心室流出路を通過する血流により生じる。Ⅰ音の少しあとから始まり、Ⅱ音の前で終わる、漸増・漸減のダイアモンド型の雑音である。 機能性雑音 心臓に器質的病変のない健康な青少年に聴かれる ...
2)収縮期雑音 特に小児から思春期の方の胸部左上方で聞かれる心雑音は、無害性雑音と呼ばれ、肺動脈弁が音源と考えられています。これは心臓に異常がなくても出現する雑音です。さらに肺動脈弁を音源とする雑音には心臓以外の ...
収縮期逆流性雑音=全収縮期雑音 …MR, TR 拡張期逆流性雑音=拡張早期雑音 …AR, PR 拡張期駆出製雑音=拡張中期雑音 …MS, TS ・特殊な心雑音 呼吸性 Rivero-Carvallo 徴候 …TR、TSでは吸気時に心雑音が増強する。 拡張 ...

関連画像

入院後のcoronary angiography CT では  脈拍 84/分,整,遅脈。血圧 102


★リンクテーブル★
先読みholosystolic murmur
国試過去問107F021」「097H023」「096H027
リンク元心室中隔欠損症
関連記事雑音」「収縮期雑音」「収縮期」「

holosystolic murmur」

  [★]

pansystolic murmur

107F021」

  [★]

  • 22歳の男性。健康診断の胸部エックス線写真で心陰影の拡大を指摘され来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。脈拍72/分、整。血圧108/64mmHg。心尖部汎収縮期雑音(全収縮期雑音)を聴取する。呼吸音に異常を認めない。下腿に浮腫を認めない。心電図は洞調律で、左側前胸部誘導でR波高電位を認める。心エコー図(左室短軸像)(別冊No.3A、B)を別に示す。後日行った冠動脈造影では異常を認めなかった。
  • 治療薬として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107F020]←[国試_107]→[107F022

097H023」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 097H022]←[国試_097]→[097H024

096H027」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 096H026]←[国試_096]→[096H028

心室中隔欠損症」

  [★]

ventricular septal defect, VSD
心室中隔欠損
先天性心疾患動脈管開存症心房中隔欠損症
[show details]

疫学

  • 1.5-3.5/1000生産児 (PHD.382)

病態生理 PHD.382

  • 欠損孔を流れる血液量:(small VSD)欠損孔のサイズに依存。(large VSD)体循環と肺循環の血管抵抗に依存
  • 容量負荷:RV, 肺循環, LV, LA
  • 容量負荷 → chamber dilation → systolic dysfunction → heart failure
  • 2歳でpulmonary vascular diseaseとなる。

症状 PHD.383

  • small VSDは無症状
  • 10%のVSD患者はlarge defectを持っており、生後早い内から、うっ血心不全を呈する(頻呼吸、摂食不良、成長不良、頻回の下気道感染)
  • right-left shuntを起こせばチアノーゼ、呼吸困難
  • VSDのサイズに因らず、bacterial endocarditisがおこりうる。

身体所見 PHD.383

  • harsh holosystolic murmur at the left sternal border
  • murmurの部位に一致してsystolic thrillを認める。
  • 拡張中期ランブルを心尖で聴取 → MV経由の血流が増加したため
  • pulmonaru vascular diseaseが進行すると、汎収縮期雑音は減弱 → 欠損孔の圧較差が低下してくるから
  • RV heave, P2音増強、 チアノーゼ

病型分類

Kirklinの分類
欠損部 疫学 病態
I型 漏斗部欠損 高位欠損 日本人に多い。 大動脈弁逸脱によるARを合併しうる。自然閉鎖は少ない
II型 膜性部欠損 中間位欠損 最多。(70%)  
III型 流入部欠損 後方欠損 ダウン症に多い 左軸偏位
IV型 筋性部欠損 低位欠損 西洋人に多い。(20%)  


重症度分類

  X線上心拡大 心電図 聴診 心不全症状
小欠損 - 正常 Roger雑音 -
中欠損 + 左室肥大 汎収縮期雑音 -./+
大欠損 + 両心室肥大 II音亢進 +(乳児初期)

検査

聴診

PHD.383
  • 左胸骨縁:全収縮期雑音:(harsh holosystolic murmur) ← 欠損孔が小さいほど大きい
  • 雑音がする部位:収縮期スリルを触れる
  • 心尖部:拡張期中期ランブル音(middiastolic rumble):僧帽弁を通過する血流が増加するため
  • 肺高血圧症が進展すると全収縮期雑音は小さくなる。RV heave(拡張した右室の拍動)、II音亢進、チアノーゼを認めるようになる。

胸部単純X線写真

[show details]

管理・治療

  • 欠損孔が小さい場合(small VSD):心内膜炎の予防以外に特に特別な治療は不要である。しかし、血液培養陽性となる発熱や新規の雑音が聴取されたら専門医による精査を要する。(参考1)
  • 肺体血液量比2.0以上は手術適応、1.5-2.0は症状に応じて手術を、1.5以下は手術不要。

参考

  • 1. [charged] Management of isolated ventricular septal defects in infants and children - uptodate [1]

国試

  • 095G018:小欠損と考えられる。小欠損の場合には特に運動制限をする必要はないが、心内膜炎の予防のために予防接種などを受けることは必要となる。2007 guidelines of the American Heart Association (AHA) recommendによれば、予防的な抗菌薬の服用は推奨されていない。(参考1)
  • 105F026105F027103I065




雑音」

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noise
ノイズ心雑音部分音



収縮期雑音」

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systolic murmur SMsystolic bruit
収縮期性心雑音収縮期心雑音腱索断裂心雑音

収縮期雑音 systolic murmur




収縮期」

  [★]

systole
心室収縮期 ventricular systole ← 心房収縮期もあるが、一般的に収縮期と言えば心室収縮期を指す
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定義

  • 心室収縮の始まりから、大動脈弁が閉じるまで


音」

  [★]

tonesound
緊張緊張度トーン響く健全




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