梨状筋

出典: meddic

piriform muscle
musculus piriformis, piriformis (K)
下肢筋群
股関節の筋>股関節の運動に関与する筋

起始

停止

神経

機能

カテゴリ

下肢帯の筋>:下肢帯の筋~ 深層外旋六筋>:深層外旋六筋


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


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和文文献

  • 解剖学的破格をともなった梨状筋症候群の画像所見:―症例報告―
  • 伊集院 俊郎,石堂 康弘,八尋 雄平,廣津 匡隆,栫 博則,瀬戸口 啓夫,中條 正典,福倉 良彦,小宮 節郎
  • 整形外科と災害外科 63(4), 737-740, 2014
  • 梨状筋症候群は,明らかな画像所見を伴わないことが多く,診断に苦慮することが多い.腰椎椎間板ヘルニアや神経症状を呈する骨盤内腫瘍など,他の疾患の除外も必要である.我々は,坐骨神経の解剖学的破格が原因であった2例を経験した.一例は,術前に解剖学的破格が推定できなかったが,もう一例は,術前にMRI検査でT2強調画像と拡散強調画像の融合画像により,術前に梨状筋・坐骨神経と …
  • NAID 130004704785
  • 骨盤腔内後腹膜原発solitary fibrous tumorの1例
  • 山中 秀高,日高 渉,松永 宏之,神谷 里明,松崎 安孝,溝口 良順
  • 日本臨床外科学会雑誌 75(1), 234-239, 2014
  • … 症例は56歳,男性.肛門痛で入院した.下腹部に腫瘤を触知し,腹部造影CTおよびMRIにて右梨状筋前面の骨盤内後腹膜原発間葉系腫瘍と診断し手術を施行した.周囲臓器浸潤なく腫瘍切除術を施行した.摘出標本で径100×90×80mm.組織でpatternless patternを,免疫染色でCD34(+),vimentin(+),c-kit(-),SMA(-),S-100(-)を認め,分裂指数3/10HPF,p53陽性率1%,MIB-1陽性率3%でありsolitary fibrous tumor(以下,SFTと略記),低悪 …
  • NAID 130004679194
  • 化膿性股関節炎にて重度の拘縮を呈し著明な歩行時痛がみられた症例:腸腰筋・中殿筋のスパズム改善が歩行時痛軽減に有効であった症例
  • 綿貫 翔太,源 裕介,長谷川 彰子
  • 日本理学療法学術大会 2012(0), 48101985-48101985, 2013
  • … 圧痛は腸腰筋、中殿筋に強く認められ、その他にも恥骨筋、長内転筋、梨状筋にも認められた。 …
  • NAID 130004586081
  • 有痛性踵パッド陳旧例における裸足時の遺残性疼痛に対する一考察
  • 田中 夏樹,岡西 尚人,稲葉 将史,山本 昌樹
  • 日本理学療法学術大会 2012(0), 48101541-48101541, 2013
  • … また、梨状筋、坐骨神経、脛骨神経に沿った強い圧痛と、股関節内旋位でのブラガードテストにより下肢後面に放散する疼痛、いわゆる坐骨神経症状を認めた。 …
  • NAID 130004585753

関連リンク

坐骨神経が生理的狭窄部位である梨状筋部で圧迫を受けるが、腰椎椎間板ヘルニアと の鑑別診断が必要とされる。この部分の圧痛と ... 3つの構成要素:梨状筋症候群を 引き起こすと考えられる3つの明確な条件が現在明らかになっています。 1.梨状筋 における ...
梨状筋(りじょうきん、piriformis muscle)は人間の仙骨の筋肉で股関節の外旋を行う。 数個の筋尖で仙骨の前面、前仙骨孔の外側および坐骨の大坐骨切痕の縁から起こり、 大坐骨孔を通って大転子先端の内側面で終わる。 梨状筋と上双子筋、下双子筋、外 ...

関連画像

梨状筋とはお尻の奥にあり 梨状筋起始梨状筋症候群梨状筋梨状筋症候群1.症状梨状筋症候群図7


★リンクテーブル★
先読み下肢筋群
リンク元下肢の筋」「股関節の運動に関与する筋」「歩行」「仙骨神経叢」「坐骨神経
拡張検索梨状筋下孔」「梨状筋上孔
関連記事梨状

下肢筋群」

  [★]

muscles of lower limb
musculi membri inferioris


下肢の筋」

  [★]

下肢の筋

関節で分類

下肢の筋の起始停止

下肢の筋

肉単P 筋名   起始 停止 支配神経 機能
R-2 大腰筋   T12(椎体)、L1-L5(椎体横突起) 大腿骨(小転子) 腰神経叢 股関節屈曲(わずかに外旋)、脊柱屈曲
R-4 小腰筋   T12、L1(椎体椎間円板) 腸恥隆起 腰神経叢 脊柱屈曲の補助
R-3 腸骨筋   腸骨(腸骨窩) 大腿骨(小転子) 腰神経叢大腿神経 股関節屈曲(わずかに外旋)、脊柱屈曲
R-7 大殿筋   腸骨(後殿筋線)、仙骨尾骨(後面)、仙結節靭帯 大腿筋膜(腸脛靭帯)、大腿骨(殿筋粗面) 下殿神経 股関節伸展(特に屈曲位からの伸展)、外旋
R-8 中殿筋   腸骨(前殿筋線後殿筋線の間) 大腿骨(大転子外側面) 上殿神経 股関節外転内旋
R-9 小殿筋   腸骨(前・後殿筋線下殿筋線の間) 大腿骨(大転子) 上殿神経 股関節外転内旋
R-6 大腿筋膜張筋   腸骨(上前腸骨棘腸骨稜脛骨(外側)(腸脛靭帯を介して) 上殿神経 大腿筋膜の緊張、大腿屈曲外転内旋
R-10 梨状筋   仙骨(前面)、腸骨(大坐骨切痕) 大腿骨(大転子) 坐骨神経層(K) 股関節外旋
R-16 上双子筋   坐骨(坐骨棘小坐骨切痕) 大腿骨(大転子) 仙骨神経叢 股関節外旋
R-17 下双子筋   坐骨(坐骨結節) 大腿骨(大転子) 仙骨神経叢 股関節外旋
R-19 大腿方形筋   坐骨(坐骨結節) 大腿骨(転子間稜) 仙骨神経叢 股関節外旋
R-15 内閉鎖筋   坐骨恥骨(閉鎖孔縁)、閉鎖膜(内面) 大腿骨(大転子転子窩) 仙骨神経叢 股関節外旋
R-14 外閉鎖筋   恥骨(閉鎖孔下部)、閉鎖膜(外面) 大腿骨(転子窩) 閉鎖神経 股関節外旋内転(弱)
S-1 長内転筋   恥骨結合および恥骨(恥骨稜) 大腿骨(粗線内側唇) 閉鎖神経 股関節内転
S-2 短内転筋   恥骨(恥骨結合恥骨結合の間) 大腿骨(粗線内側唇) 閉鎖神経 股関節内転
S-3 大内転筋   坐骨(坐骨結節)、恥骨(恥骨下枝) 大腿骨(粗線内転筋結節) 閉鎖神経脛骨神経 股関節内転伸展
S-6 恥骨筋   恥骨(恥骨櫛) 大腿骨(恥骨筋線) 閉鎖神経大腿神経 股関節内転屈曲の補助
S-7 薄筋   恥骨(恥骨結合外側縁) 脛骨(上部の内側面) 閉鎖神経 股関節内転膝関節屈曲、下肢の内旋
S-9 大腿直筋   腸骨(下前腸骨棘寛骨臼の上縁) 脛骨(脛骨粗面) 大腿神経 膝関節伸展股関節屈曲
S-11 中間広筋   大腿骨(上部3/4) 脛骨(脛骨粗面) 大腿神経 膝関節伸展
S-12 外側広筋   大腿骨(大転子粗線外側唇) 脛骨(脛骨粗面) 大腿神経 膝関節伸展
S-13 内側広筋   大腿骨(粗線内側唇) 脛骨(脛骨粗面) 大腿神経 膝関節伸展
S-14 縫工筋   腸骨(上前腸骨棘) 脛骨(上部の内側面) 大腿神経 股関節屈曲外旋外転膝関節屈曲
T-2 大腿二頭筋 短頭 大腿骨(粗線外側唇) 脛骨(腓骨頭) 腓骨神経 股関節伸展外旋膝関節屈曲
T-2 大腿二頭筋 長頭 坐骨(坐骨結節) 脛骨(腓骨頭) 脛骨神経 股関節伸展外旋膝関節屈曲
T-3 半膜様筋   坐骨(坐骨結節) 脛骨(内側顆)、大腿骨(外側顆) 脛骨神経 股関節伸展内旋膝関節屈曲内旋
T-4 半腱様筋   坐骨(坐骨結節) 脛骨(上部の内側面) 脛骨神経 股関節伸展内旋膝関節屈曲内旋
U-2 腓腹筋 外側頭 外側顆 踵骨(踵骨突起) 脛骨神経 足関節底屈膝関節屈曲
U-2 腓腹筋 内側頭 内側顆 踵骨(踵骨突起) 脛骨神経 足関節底屈膝関節屈曲
U-3 ヒラメ筋   脛骨(ヒラメ筋線)、腓骨(頭、骨幹上部) 踵骨(踵骨突起) 脛骨神経 足関節底屈
U-5 足底筋   大腿骨(外側顆の上部) アキレス腱内側縁 脛骨神経 足関節底屈
U-6 膝窩筋   大腿骨(外側顆) 脛骨(上部の後面) 脛骨神経 膝関節屈曲下の下床を形成する
V-7 後脛骨筋   脛骨(後面)、腓骨(後面) 舟状骨、3個の楔状骨立方骨、第2-4中足骨 脛骨神経 足関節内反底屈
V-1 前脛骨筋   脛骨(外側面)、骨間膜 内側楔状骨、第1中足骨(基底部) 深腓骨神経 足関節の背屈内反足底のアーチ維持
V-2 長腓骨筋   腓骨(上部の外側面・腓骨頭)、脛骨(外側顆) 内側楔状骨、第1中足骨(基底部) 浅腓骨神経 足関節外反底屈
V-3 短腓骨筋   腓骨(下部の外側面) 第5中足骨(基底部) 浅腓骨神経 足関節外反底屈
V-4 第三腓骨筋   腓骨下部の前面) 第5中足骨(基底部) 深腓骨神経 足関節外反背屈


股関節の運動に関与する筋」

  [★]

下肢の筋

-歩行も参考

股関節の運動に関与する筋 (K.126,127 M.354)

肉単P 筋名 内転 外転 内旋 外旋 屈曲 伸展 支配神経
R-2 大腰筋       ◇*1   腰神経叢
R-3 腸骨筋       ◇*1   腰神経叢大腿神経
R-7 大殿筋         下殿神経
R-8 中殿筋   ●*2       上殿神経
R-9 小殿筋   ●*2       上殿神経
R-6 大腿筋膜張筋       上殿神経
R-10 梨状筋           仙骨神経叢
R-16 上双子筋           仙骨神経叢
R-17 下双子筋           仙骨神経叢
R-19 大腿方形筋           仙骨神経叢
R-15 内閉鎖筋           仙骨神経叢
R-14 外閉鎖筋 □*1         閉鎖神経
S-1 長内転筋         閉鎖神経
S-2 短内転筋         閉鎖神経
S-3 大内転筋       □*3 ●*4 閉鎖神経脛骨神経
S-6 恥骨筋         閉鎖神経大腿神経
S-7 薄筋       閉鎖神経
S-9 大腿直筋           大腿神経
S-14 縫工筋       大腿神経
T-2 大腿二頭筋短頭         腓骨神経
T-2 大腿二頭筋長頭         脛骨神経
T-3 半膜様筋         脛骨神経
T-4 半腱様筋         脛骨神経
肉単P 筋名 内転 外転 内旋 外旋 屈曲 伸展 支配神経

凡例

● :両方	
◇ :K.126,127
□ :M.354

脚注

*1:作用は弱い
*2:前部のみ(M.354)
*3:前部のみ(M.354)
*4:後部のみ(M.354)



歩行」

  [★]

gait, walking
股関節の運動に関与する筋歩行運動


歩行関節および筋肉

幼児の歩行

  • 12ヶ月:上肢の挙上(high guard)
  • 15ヶ月:上肢の中等度の挙上(medium guard)
  • 18ヶ月:上肢が下がっている(no guard) → 腕ふりの出現

異常な歩行と疾患 手技みえ.188改変

痙性片麻痺歩行 hemiplegic gait 錐体路障害 脳血管障害
変形頚椎症
多発性硬化症
頸髄ミエロパチー
ぶん回し歩行
円弧歩行
痙性対麻痺歩行 spastic paraplegic gait 両大脳半球・脳幹・脊髄側索における両側錐体路障害 家族性痙性対麻痺
脳性小児麻痺(Little病)
HTLV-I associated myelopathty
はさみ歩行 scissor gait
パーキンソン歩行 parkinsonian gait 錐体外路障害 パーキンソン病
小刻み歩行 short-stepped gait パーキンソン症候群
失調歩行 小脳性運動失調・前庭性運動失調   小脳障害
前庭神経障害
OPCA
LCCA
Wernicke脳症
酩酊様歩行
脊髄後索性   深部感覚障害による空間見当識障害(位置覚・振動覚) 脊髄癆
亜急性脊髄連合変性症
Friedreich失調症
多発性神経炎
踵打歩行
鶏歩 steppage gait 下位運動ニューロン(腓骨神経麻痺で生じる下腿筋の筋力低下) Charcot-Marie-Tooth病
腓骨神経麻痺
ポリオ
糖尿病
動揺性歩行 waddling gait 肢体筋の障害 Duchenne型筋ジストロフィー
多発筋炎
Kugelberg-Welander病
トレンデレンブルグ歩行 Trendelenburg gait
アヒル様歩行  
間欠性跛行 intermittent claudication 下肢動脈の血流障害
下肢神経の障害
 



仙骨神経叢」

  [★]

sacral plexus
plexus sacralis
腰神経叢腰仙骨神経幹


仙骨神経叢

  • KL.209, 488,489
神経 L4 L5 S1 S2 S3 S4
上殿神経      
下殿神経      
後大腿皮神経      
坐骨神経  
 総腓骨神経      
 脛骨神経  
陰部神経    
骨盤内臓神経      
  • M.204,205
神経 L4 L5 S1 S2 S3 S4
上殿神経      
下殿神経      
後大腿皮神経        
坐骨神経  
陰部神経      
骨盤内臓神経      
貫通皮枝        
梨状筋       
大腿四頭筋下双子筋     
内閉鎖筋上双子筋     
肛門挙筋尾骨筋       



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



坐骨神経」

  [★]

sciatic nerve (M), ischiadic nerve
nervus ischiadicus
仙骨神経叢
  • 下肢に行く最も太い神経
筋枝:股関節の伸展。膝関節の屈曲。足関節以遠の全運動
皮枝:大腿後面内側部。下腿の外側半。足全て

由来

支配 (KL.212)

  • 坐骨神経の枝である脛骨神経と総腓骨神経とに分けて記述するのが普通みたい。

走行

カテゴリ

仙骨神経叢>:仙骨神経叢


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


梨状筋下孔」

  [★]

infrapiriform foramen
梨状筋梨状筋上孔


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


梨状筋上孔」

  [★]

suprapiriform foramen (K)
梨状筋梨状筋下孔


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


梨状」

  [★]

piriformpyriform
梨型洋ナシ型



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