梅毒トレポネーマ

出典: meddic

Treponema pallidum
トレポネーマ・パリダムスピロヘータ・パリダ Spirochaeta pallida
梅毒 Syphilis、先天性梅毒トレポネーマ

  • first aid step1 2006 p.133,144,145,150,163


-Treponema pallidum


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和文文献

  • 非ウイルス性感染症 梅毒血清反応(STS,FTA-ABS法,IgM-FTA-ABS法,TPHA法) (広範囲 血液・尿化学検査 免疫学的検査(第7版・3)その数値をどう読むか) -- (免疫学的検査 感染症関連検査(抗原および抗体を含む))
  • 抗梅毒トレポネーマTreponema pallidum-IgM抗体陽性血清にみられたSTS法不一致例について
  • 山崎 貢,青木 日出美,松本 昌門 [他]
  • 愛知県衛生研究所報 (59), 19-24, 2009-03
  • NAID 40016736267

関連リンク

梅毒(ばいどく、Syphilis。黴毒、瘡毒(そうどく)とも)は、スピロヘータの一種である梅毒 トレポネーマ (Treponema pallidum) によって発生する感染症、性病。 in vitroでの培養 は不可能のため、病原性の機構はほとんど解明されていない。1998年には全ゲノム ...
スピロヘータ(またはスピロケータ、 spirochaetaまたはspirochetes)とは、 らせん状の ...

関連画像

梅毒トレポネーマ01808014764.jpg梅毒トレポネーマ (Source BMJ.com 梅毒・ウサギトレポネーマ 梅毒・ウサギトレポネーマ 梅毒トレポネーマ


★リンクテーブル★
先読み先天性梅毒
リンク元細菌」「性感染症」「先天異常」「免疫応答」「細胞内寄生菌
関連記事梅毒」「」「トレポネーマ

先天性梅毒」

  [★]

congenital syphilis
syphilis congenita
先天梅毒
早発性先天梅毒
[show details]

概念

  • 経胎盤的に梅毒トレポネーマが胎児に感染して発症する。

疫学

  • 妊娠13週までは胎児の感染率が低い。
  • 胎盤の発達と関係。妊娠7週から形成が始まり、妊娠4ヶ月末(妊娠15週末,妊娠前期末)に完成。

病型

  • 1. stillbirth, 2.infantile syphilis, 3. late/tardive congenital syphilis (BPT.704)

1. stillbirth

2.infantile syphilis

3. late/tardive congenital syphilis

症状

G10M.179
  • 水頭症、難聴、老人様顔貌、鼻炎、粘膜斑(梅毒性天疱瘡)、黄疸、貧血、点状出血、パロー仮性麻痺、肝脾腫、骨軟骨炎
  • 脛骨の変形
  • 梅毒トレポネーマが骨膜に存在することで形質細胞中心の炎症が起こる → 脛骨の内側と前方に骨膜への骨の蓄積が起こる(サーベル状脛骨フルニエ脛骨)

USMLE

  • Q book p.289 10


細菌」

  [★]

bacterium,(pl.) bacteria
バクテリア
特殊な細菌 細菌の鑑別細菌の同定?、細菌の分類

細菌の命名

  • ラテン語であり、イタリックで表す。
  • 「属名 + 種名」で表現される。

グラム染色性と形状による分類と疾患

形状 グラム陽性菌 グラム陰性菌
球菌   スタフィロコッカス属 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus 多様     ナイセリア属 淋菌 Neisseria gonorrhoeae 淋病  
ストレプトコッカス属 化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes 多様 莢膜 髄膜炎菌 Neisseria meningitidis 多様  
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae     ベイヨネラ属   Veillonella    
エンテロコッカス属 (総称)腸球菌 Enterococcus faecalis     モラクセラ属/
ブランハメラ亜属
  Moraxella catarrhalis 肺炎  
Enterococcus faecium      
桿菌   バシラス属 炭疽菌 Bacillus anthracis 炭疽 好気性菌、有芽胞菌、莢膜 腸内細菌科 エンテロバクター属     肺炎、尿路感染  
  セレウス菌 Bacillus cereus 細菌性食中毒 好気性菌、有芽胞菌 エシェリキア属 大腸菌 Escherichia coli パラチフス 通性嫌気性
  クロストリジウム属 破傷風菌 Clostridium tetani 破傷風 嫌気性菌、有芽胞菌 クレブシエラ属     下痢、肺炎、尿路感染  
  ボツリヌス菌 Clostridium botulinum ボツリヌス中毒 プロテウス属     尿路感染  
  ウェルシュ菌 Clostridium perfringens 多様 サルモネラ属 パラチフス菌 Sallmonella serovar Paratyphi 腸チフス 通性嫌気性
  ディフィシル菌 Clostridium difficile 多様 チフス菌 Sallmonella serovar Typhi   通性嫌気性
    ガス壊疸菌群       セラチア属   Serratia 日和見感染 通性嫌気性
マイコバクテリウム科 マイコバクテリウム属 結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 無芽胞菌 シゲラ属 赤痢菌 Shigella 赤痢 通性嫌気性
ライ菌 Mycobacterium leprae ライ病 エルシニア属 ペスト菌 Yersinia pestis ペスト 通性嫌気性
コリネバクテリウム科 コリネバクテリウム属 ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア   Yersinia enterocolitica 多様 通性嫌気性
ノカルジア科 ノカルジア属 ノカルジア     ビブリオ科 ビブリオ属 コレラ菌 Vibrio cholerae コレラ 通性嫌気性
アクチノマイセス科 アクチノマイセス属(放線菌属) (総称)放線菌 Actinomyces   腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus 腸炎ビブリオ感染症 通性嫌気性
  リステリア属   Listeria monocytogenes リステリア症 嫌気性菌、無芽胞菌、人獣共通感染症、通性細胞内寄生菌 パスツレラ科 ヘモフィルス属 インフルエンザ菌 Haemophilis influenzae 多様  
  パスツレラ属 パスツレラ属菌 Pasteurella multocida 人獣共通感染症  
ストレプトバシラス属 ストレプトバシラス属菌 Streptobacillus moniliformis 鼠咬症  
  シュードモナス属 緑膿菌 Psudomonas aeruginosa 緑膿菌感染症 好気性、院内感染症
ボルデテラ属 百日咳菌 Bordetela pertussis 百日咳 好気性、短桿菌
ブルセラ属 ブルセラ Brucella ブルセラ症 好気性、細胞内増殖菌、短桿菌
フランシセラ属 野兎病菌 Francisella tularensis 野兎病 好気性、球桿菌
レジオネラ属   Legionella pneumophila ポンティアック熱/レジオネラ肺炎 好気性
バクテロイデス属   Bacteroides fragilis 嫌気性感染症 偏性嫌気性菌
らせん菌   スピロヘータ科 トレポネーマ属 梅毒トレポネーマ Treponema pallidum subspecies pallidum 梅毒  
ボレリア属 回帰熱ボレリア Borrelia recurrentis 回帰熱
ライム病ボレリア Borrelia burgdorferi ライム病
レプトスピラ科 レプトスピラ属 黄疸出血性レプトスピラ Leptospira interrogans serovar icterohaemorrhagiae 黄疸出血性レプトスピラ症(レプトスピラ症ワイル病、黄疸性ワイル病)
スピリルム 鼠咬症スピリルム   鼠咬症
カンピロバクター属 カンピロバクター属菌   カンピロバクター腸炎
ヘリコバクター属   Helicobacter pylori  



性感染症」

  [★]

sexually transmitted disease, STD, STI
性行為感染症
性病

定義

  • 性行為を介して、ヒトからヒトへ病原微生物が直接伝播する感染症の総称
  • 性行為は性交のみに限らず、また異性間の場合も同性間の場合も含まれ,性器以外の性交に類似した行為も該当する。

疫学

♂:淋菌性尿道炎 > クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ ♀:クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ > 淋菌性尿道炎

性感染症

病原体 感染症 原因ウイルス
ウイルス 性器ヘルペス 単純ヘルペスウイルス
尖圭コンジローマ子宮頚癌 ヒト乳頭腫ウイルス
B型肝炎 B型肝炎ウイルス
C型肝炎 C型肝炎ウイルス
エイズ ヒト免疫不全ウイルス
成人T細胞白血病 ヒトTリンパ球向性ウイルス
サイトメガロウイルス感染症 サイトメガロウイルス
伝染性軟属腫 伝染性軟属腫ウイルス
伝染性単核症 EBウイルス
細菌 梅毒 梅毒トレポネーマ
性器クラミジア感染症 クラミジア・トラコマチス
淋病 淋菌
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ
鼠径部肉芽腫 肉芽腫カリマトバクテリウム
赤痢 赤痢菌
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマチスマイコプラズマウレアプラズマ
真菌 口腔カンジダ症 カンジダ
非淋菌性尿道炎 カンジダ
寄生虫、
原虫
いろいろ トリコモナス
非淋菌性尿道炎 腟トリコモナス
アメーバ赤痢 赤痢アメーバ
毛ジラミ症 Phthirus pubis
疥癬 疥癬虫
白癬 Trichophyton rubrum, Trichophyton mentagrophytes
ランブル鞭毛虫下痢症 ランブル鞭毛虫

治療薬

QB.Q-265
淋疾 淋菌 ペニシリン、セフェム(セフトリアキソン)
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマティスなど テトラサイクリンマクロライド
外陰ヘルペス 単純ヘルペス アシクロビル
梅毒 梅毒スピロヘータ ペニシリン
鼡径リンパ肉芽腫症 クラミジア・トラコマティス テトラサイクリンマクロライド
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ マクロライドテトラサイクリン
疥癬 疥癬虫 安息香酸ベンジル
伝染性単核球症 EBウイルス  

URL

  • 性感染症
http://sks.oriaca.net/
  • STDの現状と取り扱い
http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5109-203.pdf




先天異常」

  [★]

congenital anomaly, congenital abnormality
congenitalis anomalia
先天性異常
[[]]
[show details]




発生

  • 発生第3-8週(妊娠第5-11週)に器官原基形成(発生第3週に三胚葉性胚盤となり、第3週末に中枢神経の分化が始まり第8週までに主要な器官原基が確立される。

感受性の高い時期

妊娠区分 妊娠初期
胎齢     0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
妊娠週数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
妊娠月数 第1月 第2月 第3月 第4月
  器官原基形成  

原因

NGY.512
  • 外因的因子
  • 感染因子
  • 物理的因子
  • X線:小頭症、二分脊椎、口蓋裂、四肢の異常
  • 高熱:無脳症
  • 化学的因子
  • 耐糖能異常合併妊娠:種々の奇形:心臓や神経管の異常
  • 内因的因子
  • 染色体異常
  • 遺伝子異常



免疫応答」

  [★]

immune response
免疫反応


免疫応答とリンパ球

病原体 B細胞系 T細胞系
細菌 溶連菌 結核菌
ブドウ球菌 ライ菌
ナイセリア 梅毒トレポネーマ
ヘモフィルス スピロヘータ
ウイルス エンテロウイルス ヘルペスウイルス
ポリオウイルス 麻疹ウイルス
  ワクチニアウイルス
サイトメガロウイルス
真菌   カンジダ
クリプトコッカス
ヒストプラズマ
原虫寄生虫 トリパノソーマ リーシュマニア
マラリア ニューモシスチス・カリニ

免疫応答と病原体

細胞性免疫   結核菌
    ヒストプラズマ
    クリプトコッカス
    リステリア
    カンジダ
    ネズミチフス菌
     
    ブドウ球菌
     
    緑膿菌、大腸菌
    ヘモフィルス
    肺炎球菌
  体液性免疫 クレブシエラ


細胞内寄生菌」

  [★]

intracellular organism, intracellular epiphyte
細胞内寄生細胞外寄生菌
  • 宿主細胞内環境で増殖する細菌の総称
  • マクロファージ内で生存、増殖することができる。
ファゴソームとリソソームの融合阻止などによりマクロファージの細胞内で増殖できることが特徴であり、細胞外で増殖できないと言うことではない。

分類

  細胞内寄生菌 細胞外寄生菌
生体防御反応 肉芽腫形成 膿瘍を形成

偏性細胞内寄生菌と通性細胞内寄生菌

偏性細胞内寄生菌 リケッチアクラミジアらい菌
通性細胞内寄生菌 結核菌, リステリア属菌, サルモネラ属菌(チフス菌パラチフス菌、サルモネラ症を起こす菌), ブルセラ属菌, 梅毒トレポネーマ, レジオネラ属菌

表:細胞内増殖:SMB. 111

  • ファゴソーム内で増殖(リソソームの融合を起こさせない)
  • ファゴソームを破砕し細胞質内に逃げ込む
  • リソソームの融合が起きる、あるいはファゴソームを修飾する


梅毒」

  [★]

syphilis
ワッセルマン反応
  • first aid step1 2006 p.145,163,173

定義


症状

検査

  • 診断のための検査手順
  • 1. 脂質抗原試験 STSを提出(非特異的):RPR定性
感度 :一次感染78-85%, 二次感染100%, 潜伏感染95-98%
特異度:85-99%
  • 2. 1.で陽性であれば梅毒トレポネーマ抗原試験(特異的)
感度 :一次感染84%, その他のstageでは100%
特異度:96%



毒」

  [★]

toxinpoisonpoison
毒素毒物毒を入れるトキシン


トレポネーマ」

  [★]

Treponema
トレポネーマ属Treponema属





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