日和見感染

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opportunistic infection
日和見感染症


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和文文献

  • 在宅自立高齢者における口腔カンジダ菌の保菌状態に関する調査
  • 後藤 隼,山崎 裕,佐藤 淳,秦 浩信,大内 学,守屋 信吾,北川 善政
  • 北海道歯学雑誌 32(2), 210-221, 2012-03
  • … 口腔カンジダ症はCandida albicansをはじめとするカンジダ菌の増殖による日和見感染症である.口腔カンジダ菌の保菌状態に関連する因子として,加齢,義歯,口腔乾燥,服用薬剤,糖尿病などが指摘されている.口腔カンジダ菌の保菌状態に関する従来の報告は,被験者数が少なく,対象年齢が広範すぎたり,また検討された因子が一部の関連因子に関するものが大部分であった.そこで本研究では65歳~74歳の前期 …
  • NAID 120003918968
  • 免疫不全症候群(HIV感染症を含む) (特集 小児感染症2011 : 今どうなっているの?小児の感染症) -- (特殊な病態下における小児感染症の管理,最近の考え方は?)
  • 西田 直徳,金兼 弘和
  • 小児科臨床 64(12), 2597-2602, 2011-12
  • NAID 40019071717

関連リンク

日和見感染(ひよりみかんせん、opportunistic infection)は、健康な動物では感染症を 起こさないような病原体(弱毒微生物・非病原微生物・平素無害菌などと呼ばれる)が 原因で発症する感染症である。
日和見感染とは,普通の健康な人には感染症をおこさに弱毒微生物または非病原 微生物あるいは平素無害菌などと呼ばれた病原体が原因で発症して感染症のことを いいます.日和見感染症で代表的な微生物は,細菌では,MRSAなどの黄色ブドウ 球菌,緑膿 ...

関連画像

常在菌のカンジダが病原性を 日和見感染(ひよりみかんせん イラスト日和見感染などに伴う発熱や ライフ・エイズ・プロジェクト  =易感染性・日和見感染


★リンクテーブル★
国試過去問103C007」「099D068
リンク元細菌」「免疫不全症候群」「国試に出がちなウイルス」「EBウイルス」「アシネトバクター属
拡張検索日和見感染症」「日和見感染菌」「エイズ関連日和見感染症」「HIV関連日和見感染症
関連記事感染

103C007」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 103C006]←[国試_103]→[103C008

099D068」

  [★]

  • 日和見感染の原因微生物でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099D067]←[国試_099]→[099D069

細菌」

  [★]

bacterium,(pl.) bacteria
バクテリア
特殊な細菌 細菌の鑑別細菌の同定?、細菌の分類

細菌の命名

  • ラテン語であり、イタリックで表す。
  • 「属名 + 種名」で表現される。

グラム染色性と形状による分類と疾患

形状 グラム陽性菌 グラム陰性菌
球菌   スタフィロコッカス属 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus 多様     ナイセリア属 淋菌 Neisseria gonorrhoeae 淋病  
ストレプトコッカス属 化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes 多様 莢膜 髄膜炎菌 Neisseria meningitidis 多様  
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae     ベイヨネラ属   Veillonella    
エンテロコッカス属 (総称)腸球菌 Enterococcus faecalis     モラクセラ属/
ブランハメラ亜属
  Moraxella catarrhalis 肺炎  
Enterococcus faecium      
桿菌   バシラス属 炭疽菌 Bacillus anthracis 炭疽 好気性菌、有芽胞菌、莢膜 腸内細菌科 エンテロバクター属     肺炎、尿路感染  
  セレウス菌 Bacillus cereus 細菌性食中毒 好気性菌、有芽胞菌 エシェリキア属 大腸菌 Escherichia coli パラチフス 通性嫌気性
  クロストリジウム属 破傷風菌 Clostridium tetani 破傷風 嫌気性菌、有芽胞菌 クレブシエラ属     下痢、肺炎、尿路感染  
  ボツリヌス菌 Clostridium botulinum ボツリヌス中毒 プロテウス属     尿路感染  
  ウェルシュ菌 Clostridium perfringens 多様 サルモネラ属 パラチフス菌 Sallmonella serovar Paratyphi 腸チフス 通性嫌気性
  ディフィシル菌 Clostridium difficile 多様 チフス菌 Sallmonella serovar Typhi   通性嫌気性
    ガス壊疸菌群       セラチア属   Serratia 日和見感染 通性嫌気性
マイコバクテリウム科 マイコバクテリウム属 結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 無芽胞菌 シゲラ属 赤痢菌 Shigella 赤痢 通性嫌気性
ライ菌 Mycobacterium leprae ライ病 エルシニア属 ペスト菌 Yersinia pestis ペスト 通性嫌気性
コリネバクテリウム科 コリネバクテリウム属 ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア   Yersinia enterocolitica 多様 通性嫌気性
ノカルジア科 ノカルジア属 ノカルジア     ビブリオ科 ビブリオ属 コレラ菌 Vibrio cholerae コレラ 通性嫌気性
アクチノマイセス科 アクチノマイセス属(放線菌属) (総称)放線菌 Actinomyces   腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus 腸炎ビブリオ感染症 通性嫌気性
  リステリア属   Listeria monocytogenes リステリア症 嫌気性菌、無芽胞菌、人獣共通感染症、通性細胞内寄生菌 パスツレラ科 ヘモフィルス属 インフルエンザ菌 Haemophilis influenzae 多様  
  パスツレラ属 パスツレラ属菌 Pasteurella multocida 人獣共通感染症  
ストレプトバシラス属 ストレプトバシラス属菌 Streptobacillus moniliformis 鼠咬症  
  シュードモナス属 緑膿菌 Psudomonas aeruginosa 緑膿菌感染症 好気性、院内感染症
ボルデテラ属 百日咳菌 Bordetela pertussis 百日咳 好気性、短桿菌
ブルセラ属 ブルセラ Brucella ブルセラ症 好気性、細胞内増殖菌、短桿菌
フランシセラ属 野兎病菌 Francisella tularensis 野兎病 好気性、球桿菌
レジオネラ属   Legionella pneumophila ポンティアック熱/レジオネラ肺炎 好気性
バクテロイデス属   Bacteroides fragilis 嫌気性感染症 偏性嫌気性菌
らせん菌   スピロヘータ科 トレポネーマ属 梅毒トレポネーマ Treponema pallidum subspecies pallidum 梅毒  
ボレリア属 回帰熱ボレリア Borrelia recurrentis 回帰熱
ライム病ボレリア Borrelia burgdorferi ライム病
レプトスピラ科 レプトスピラ属 黄疸出血性レプトスピラ Leptospira interrogans serovar icterohaemorrhagiae 黄疸出血性レプトスピラ症(レプトスピラ症ワイル病、黄疸性ワイル病)
スピリルム 鼠咬症スピリルム   鼠咬症
カンピロバクター属 カンピロバクター属菌   カンピロバクター腸炎
ヘリコバクター属   Helicobacter pylori  



免疫不全症候群」

  [★]

immunodeficiency syndrome, immunodeficiency
免疫不全症免疫不全 immune deficiencyimmunodeficiency disease immunodeficiency disorder ID
先天性免疫不全症原発性免疫不全症免疫不全患者

先天性免疫不全症候群

  • 抗体欠乏を主徴とする免疫不全症:B細胞の内因性欠陥またはT-B細胞相互間の異常により,抗体産生が障害された疾患群で,最も頻度が高い(原発性免疫不全症の約45%)
  • その他
  • 1. Wiskott-Aldrich症候群 WAS:血小板減少、免疫低下、湿疹。X連鎖劣性遺伝。WASpをコードする遺伝子の変異による。T細胞における免疫シナプス形成不全が本態。IgG,IgMは正常~低下、IgE, IgAは増加。リンパ球数は漸減。
  • 2. DNA修復の欠陥
  • 毛細血管拡張性運動失調症 ataxia telangiectasia AT:毛細血管拡張、小脳失調症、。常染色体劣性遺伝。ATM蛋白は細胞周期制御、DNA調節に関与していると考えられ、遺伝子異常により(in vitroで?)放射線高感受性、細胞周期の異常、染色体脆弱性が認められる。T細胞減少、IgA,IgE減少。IgG2,IgG4も減少。
  • 3. 胸腺の欠損
  • 4. immuno-osseous dysplasia
  • 5. 高IgE症候群 HIES
  • 6. 皮膚粘膜カンジダ症
  • 7. 免疫不全を伴う肝静脈閉鎖症
  • 8. Hoyerall-Hreidarsson症候群
  • 免疫調節異常
  • 1. 白子症を伴う免疫不全
  • Chediak-Higashi症候群 CHS:好中球機能低下、NK細胞機能低下、白子症。常染色体劣性遺伝。細胞内輸送蛋白(CHS1)の調節の異常により巨大顆粒の形成、殺菌性蛋白・溶菌性酵素の食胞内放出が障害される。
  • 貪食細胞の数、機能、もしくは両方の異常
  • ADA欠損症
  • RAG-1/2欠損症:TCR,BCRの遺伝子再構成において、RSSの認識と切断に関わるリコンビナーゼを欠損
  • Artemis欠損症:TCR,BCRの遺伝子再構成において、RAGによる切断末端の修復に関わる酵素Artemisの欠損
  • LIG IV欠損症
  • TREC定量
  • CVID/IgA欠損症

免疫不全症に伴う反復感染の病原体

  • 細菌性       → 抗体、補体、貪食細胞の欠損・障害
  • 真菌性、ウイルス性 → T細胞の欠損・障害

免疫不全症に伴う感染症

  • 1. 体液性免疫不全:B細胞欠損、Ig欠損・機能不全
重症感染症
侵襲性の強いグラム陽性菌による肺炎敗血症、髄膜炎、中耳炎
Stapylococcus pneumonia, Stapylococcus pyrogens, Haemophilis influenzae
  • 2. 細胞性免疫不全:T細胞欠損・機能不全
日和見感染を起こす
1) 重症感染症
侵襲性の弱いグラム陰性菌による肺炎、敗血症、皮膚感染症
Psudomonas, Escherichia coli, Seratia
2) ウイルス感染
cytomegalovirus, helpes simplex virus, varicela zoaster virus
3) 真菌感染
Candida albicans, cryptococcus, aspergillus
4) 原虫
  • 3. 複合型免疫不全症(体液性免疫と細胞性免疫の両方の異常)
SCID
①+②
  • 4. 食細胞機能異常
細菌感染症による肺炎、皮膚炎、化膿性リンパ節炎 → 重症ではない

参考

  • 1. 先天性免疫不全症候群 - MyMed
[display]http://mymed.jp/di/d42.html




国試に出がちなウイルス」

  [★]

ウイルスよりピックアップ

QB.C-496
Family
ウイルス科
-viridae
Subfamily
ウイルス亜科
-virinae
Genus
ウイルス属
-virus
亜科 疾患名
ピコルナウイルス       コクサッキーウイルスA群 手足口病ヘルパンギーナ
コクサッキーウイルスB群 流行性筋痛症心筋炎
パラミクソウイルス ニューモウイルス     RSウイルス 上気道炎間質性肺炎
アデノウイルス マストアデノウイルス アデノ マストアデノ ヒトアデノウイルス 急性熱性咽頭炎
急性上気道疾患
アデノウイルス肺炎
乳幼児急性胃腸炎
小児腸重積
急性出血性膀胱炎
咽頭結膜炎
急性濾胞性結膜炎
流行性角結膜炎
ヘルペスウイルス アルファヘルペスウイルス シンプレックスウイルス ヘルペス アルファヘルペス シンプレックス ヒトヘルペスウイルス1
(単純ヘルペスウイルス1型)
口唇ヘルペス
ヒトヘルペスウイルス2
(単純ヘルペスウイルス2型)
陰部ヘルペス
ベータヘルペスウイルス サイトメガロウイルス ベータヘルペス サイトメガロウイルス属 ヒトヘルペスウイルス5(サイトメガロウイルス) 日和見感染


EBウイルス」

  [★]

Epstein-Barr virus, EB virus, EBV
エプスタイン-バーウイルス エプスタイン-バー・ウイルスエプスタイン・バーウイルス
EBウイルス感染症ウイルス

ウイルス学

EBV関連抗原

  • EA, early antigen
  • VCA, virus capsid antigen
  • EBNA, EB virus determined nuclear antigen
  • LMA, late membrane antigen
  • LYDMA, lymphocyte-detected membrane antigen

EBV特異抗体

感染症

感染経路

  • 唾液感染

疫学

  • 日本では3歳までに80%が感染する (SMB.530)

検査

  • 急性期・回復期に、VCA-IGM, VCA-IgG, EA(早期抗原, early antigen)の高値、EBNA(核内抗原)の陰性を証明
EBNAは感染後3ヶ月以上経たないと立ち上がらない。




アシネトバクター属」

  [★]

Acinetobacter
Acinetobacter属アシネトバクター属アシネトバクター
グラム陰性桿菌細菌



  • 好気性
  • グラム陰性桿菌
  • oxidase(-)
  • catalase(+)
  • 土壌や皮、人の皮膚などに広く存在する細菌。
  • 日和見感染の原因菌となる。
  • 多剤耐性菌

治療薬

参考

  • [display]http://huhcanitbetrue.blogspot.com/2010/04/blog-post_09.html
  • [display]http://blog.scienceweb.jp/2%E2%96%A0%E2%96%A0eid=92896
  • [display]http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/disease/acinetobacter1.html
  • [display]http://merckmanual.jp/mmpej/sec14/ch175/ch175b.html

ニュース

  • [display]http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2540317/3536783
  • 【2008年11月18日 AFP】「アシネトバクター・バウマニ」と呼ばれる薬剤耐性の強力な致死性細菌が、病院など医療施設で新たに広がりつつあり対策が必要だと、ギリシャの生物医学研究機関が18日、医療従事者らに警告を発した。
  • これまで院内感染に関する世界の注目は、圧倒的にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に注がれてきた。しかし、「アシネトバクター・バウマニ」と呼ばれる耐性菌による脅威が拡大しつつあるとの研究報告が、英医学雑誌「ランセット(Lancet)」に掲載された。



日和見感染症」

  [★]

opportunistic
opportunistic infection
日和見感染



AIDSにおけるCD4様生細胞数と日和見感染症発症の関連 (also see NDE.446)

  感染症名 CD4陽性細胞数(/ul)
AIDS診断を規定しない日和見感染症 帯状疱疹 641
Kaposi肉腫 588
アメーバ性肝膿瘍 360
肺結核 217
    200
AIDSに伴う日和見感染症 クリプトコッカス髄膜炎 198
カンジダ食道炎 158
カリニ肺炎 154
トキソプラズマ脳症 133
悪性リンパ腫 90
CMV網膜炎 58
非定型抗酸菌症 54
AIDS脳症 24



日和見感染菌」

  [★]

日和見感染日和見感染症

腸内細菌科

菌種 感染症
Edwardsiella Edwardsiella tarda 腸管外感染症
Enterobacter Enterobacter aerogenes 肺炎、尿路感染
Enterobacter cloacae
Enterobacter gergoviae
Klebsiella Klebsiella pneumoniae 肺炎、尿路感染
Kluyvera Kluyvera ascorbata  
Kluyvera cryocrescens  
Proteus Proteus mirabilis 尿路感染症
Proteus vulgaris
Serratia Serratia liquefaciens  
Serratia marcescens  


エイズ関連日和見感染症」

  [★]

AIDS-related opportunistic infection
AIDS関連日和見感染症HIV関連日和見感染症


HIV関連日和見感染症」

  [★]

HIV-related opportunistic infection
エイズ関連日和見感染症


感染」

  [★]

infection
定着感染症不顕性感染顕性感染サブクリニカル感染
  • 細菌が宿主の体表面、体内や組織内に付着して増殖し、定着している状態。
  • 感染の成立には微生物(定着能、増殖能、細胞内進入能、毒素産生能などを総合した病原性)と宿主(排除能、殺菌能などの生体防御機構)の力関係が崩れたときに生じる






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