抗結核薬

出典: meddic

antituberculous, antitubercular agent antituberculous agent antitubercular drug antituberculous drug antituberculosis drugs, antituberculotic
抗結核剤
結核

  • first aid step1 2006 p.172

抗結核薬一覧

  • 覚え方:INH-SM-PZA-INH-RFP-EB → INH-SPIRE(inspire)
  • イソニアジドだけは予防薬として用いられる(first aid step1 2006 p.172)
  • 2nd line drugとしてcycloserineがある。

作用点


抗結核薬の副作用


Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/10/20 16:03:47」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 特論 新しい抗結核薬の開発状況 (特集 結核とその類縁疾患--基礎と臨床の最新知見)
  • 五十嵐 雅之,高橋 良昭
  • 日本臨床 69(8), 1482-1488, 2011-08
  • NAID 40018932286
  • 抗結核薬による治療と副作用 (特集 結核とその類縁疾患--基礎と臨床の最新知見) -- (結核--肺結核の診断・治療)
  • 抗結核薬の副作用発生と危険因子に関する後ろ向きコホート研究
  • 山本 吉章,長谷川 洋一,小川 賢二
  • 結核 86(5), 499-507, 2011-05
  • NAID 40018870441

関連リンク

結核の薬について. 結核の薬は、結核菌を殺す薬です。 抗結核薬といわれます。 主に 使用される抗結核薬は、. ・INH(イソニコチン酸ヒドラジッド). ・RFP(リファンピシン). ・ PZA(ピラジナミド). ・SM(硫酸ストレプトマイシン). ・EB(エタンブトール塩酸塩) ...
抗結核薬について 1)抗結核薬の作用機序 ①イソニアジド(INH) INHは1945年に発見 され、結核菌の殺菌力に優れた最も有用な抗結核薬のひとつである。INHの第一の作用 点はミコール酸の生合成を阻害し、抗酸菌の細胞壁の合成を阻害することにあると ...

関連画像

米国と日本の標準的抗結核薬肺結核、気管支結核抗結核薬の副作用.png抗 結核 薬 の 薬理 学的 作用 抗結核薬抗結核薬


★リンクテーブル★
国試過去問106D048」「102H032」「102D048」「095H006」「106A033」「102A052」「100A015」「095G048」「107A053」「106D029」「096A013」「107I051」「103I049」「095A099
リンク元エタンブトール」「リファンピシン」「イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム」「イソニアジド」「パラアミノサリチル酸
関連記事結核」「」「抗結核

106D048」

  [★]

  • 70歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。 3週前に感冒様症状が出現し、自宅近くの診療所抗菌薬漢方薬とを処方された。その後も症状は改善せず、乾性咳嗽呼吸困難とが増悪したため、紹介されて受診した。紹介の時点で、診療所の医師から薬の内服を中止するよう指示されたという。意識は清明。体温36.9℃。脈拍88/分、整。血圧122/86mmHg。呼吸数22/分。 SpO2 92%(room air)。聴診で両側の胸部にfine cracklesを聴取する。喀痰検査: Gram染色で有意な菌を認めない。 Ziehl-Neelsen染色でGaffky0号。血液所見:赤血球456万、 Hb 12.5g/dl、Ht42%、白血球13,140(桿状核好中球10%、分葉核好中球50%、好酸球26%、単球4%、リンパ球10%)、血小板26万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dl、アルブミン3.5g/dl、総ビリルビン1.7mg/dl、 AST85IU/l、 ALT63IU/l、 LD619IU/l(基準176-353)、 ALP385IU/l(基準115-359)、 γ-GTP171 IU/l(基準8-50)。免疫学所見: CRP5.2mg/dl。 KL-6 733U/ml(基準500未満)。サイトメガロウイルス抗原血症(C7-HRP)(-)、 β-D-グルカン8pg/ml(基準10以下)、アスペルギルス抗原陰性。クラミジア・ニューモニエ抗体価とマイコプラズマ抗体価との有意な上昇を認めない。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.50、 PaO2 65Torr、PaCO2 28Torr、 HCO3- 21mEq/l。胸部エックス線写真で両肺野に浸潤影を認める。胸部単純CT(別冊No. 19)を別に示す。
  • 治療薬として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D047]←[国試_106]→[106D049

102H032」

  [★]

  • 次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
  • 65歳の男性。発熱を主訴に来院した。
  • 現病歴:1週前から咳嗽と喀痰とを認めていた。3日前から高熱となり、膿性痰が増量し、昨日から呼吸困難も増強したため来院した。
  • 既往歴:5年前から糖尿病を指摘され、食事療法を勧められていたが放置していた。
  • 生活歴:喫煙は30本/日を26年間。飲酒はビール大瓶1本/日を40年間。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長168cm、体重68kg、体温39.2℃。脈拍112/分、整。血圧138/96mmHg。左胸部打診で濁音を認める。心音に異常を認めない。左側の呼吸音の減弱を認める。
  • 検査所見:尿所見:蛋良1+、糖(-)。血液所見:赤血球410万、Hb13.0g/dl、Ht40%、白血球13,900(好中球80%、好酸球5%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球10%)、血小板46万。血液生化学所見:血糖125mg/dl、総蛋白 6.2g/dl、アルブミン2.6g/dl、尿素窒素20.0mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、総ビリルビン0.3mg/dl、直接ビリルビン0.2mg/dl、AST53IU/l、ALT58IU/l、LDH340IU/l(基準176~353)、Na141mEq/l、K4.6mEq/l、Cl1O9mEq/l、Ca8.4mg/dl。免疫学所見:CRP16.9mg/dl、β-D-グルカン6.0pg/ml(基準20以下)。胸部エックス線写真と胸腔穿刺液のGram染色標本とを以下に示す。


  • 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102H031]←[国試_102]→[102H033

102D048」

  [★]

  • 24歳の男性。発熱と頸部腫瘤とを主訴に来院した。1か月前に左頸部の腫瘤に気付いた。そのころから時々37~38℃の発熱も出現した。その後腫瘤はやや増大傾向にあった。生来健康で喫煙、飲酒はしない。意識は清明。体温37.8℃。左頭部および鎖骨上窩に径2cm、表面平滑で圧痛のないリンパ節を2個、両側腋窩に径2cmのリンパ節を1個ずつ、右鼠径部に径1.5cmのリンパ節を1個触知する。左口蓋扁桃の腫大を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球462万、Hb14.2g/dl、Ht43%、白血球12,000(桿状核好中球5%、分葉核好中球62%、好酸球8%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球20%)、血小板26万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dl、アルブミン4.2g/dl、尿素窒素16.0mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸7.6mg/dl、総コレステロール120mg/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、AST45IU/l、ALT32IU/l、LDH420IU/l(基準176~353)。CRP1.2mg/dl。胸部エックス線写真で両側肺門部に腫瘤影を認める。頭部リンパ節生検H-E染色標本を以下に示す。
  • この患者の治療で適切なのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102D047]←[国試_102]→[102D049

095H006」

  [★]

  • 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
  • 45歳の男性。足のむくみを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 約1年前から階段を昇るときに息切れを自覚し、最近労作時の息切れが増悪するようになった。3か月前から下肢のむくみと3kgの体重増加とがみられた。
  • 既往歴 : 23歳時に胸膜炎に罹患したが、2か月の自宅療養で軽快した。
  • 家族歴 : 父親が肺結核。
  • 現症 : 身長165cm、体重63kg。体温36.5℃。呼吸数18/分。脈拍70/分、整。血圧108/52mmHg。頚静脈は怒張し、頭部血管性雑音は聴取しない。胸部では、心尖部に汎収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常はない。両側下腿前面に浮腫を認める。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球385万、Hb 11.2g/dl、白血球4,100、血小板11万。血清生化学所見:総蛋白6.4g/dl、アルブミン3.1g/dl、クレアチニン0.6mg/dl、総コレステロール172mg/dl、総ビリルビン1.8mg/dl、GOT84単位(基準40以下)、GPT90単位(基準35以下)、LDH408単位(基準176~353)。胸部エックス線正面写真と側面写真とを以下に示す。


  • この疾患の治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 095H005]←[国試_095]→[095H007

106A033」

  [★]

  • 51歳の女性。咳嗽と膿性痰とを主訴に来院した。 3年前から咳嗽喀痰とを自覚していたがそのままにしていた。 6か月前から痰の性状が黄色となり、量も増加してきたため受診した。 47歳時に鼻茸切除術の既往がある。喫煙歴はない。
  • 体温36.3℃。脈拍88/分、整。血圧112/86mmHg。呼吸数16/分。後鼻漏を認める。両側の胸部にcoarse cracklesを聴取する。白血球7,800(桿状核好中球10%、分葉核好中球50%、好酸球1%、単球7%、リンパ球32%)。 CRP0.5mg/dl。
  • 肺機能検査所見: %VC82%、 FEV1.0%58%。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air) : pH7.41、 PaCO2 36Torr、 PaO2 73Torr、 HCO3- 22mEq/l。喀痰Gram染色標本で緑膿菌は認めるが、好中球による貪食像を認めない。胸部エックス線写真で両側肺野にびまん性粒状影を認める。胸部単純CT(別冊No. ll)を別に示す。
  • 治療として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106A032]←[国試_106]→[106A034

102A052」

  [★]

  • 20歳の女性。咳を主訴に来院した。3日前から乾性咳蠍が出現し、2日前から発熱、頭痛および前胸部痛があった。抗菌薬の投与を受けたが改善しなかった。18歳からアレルギー性鼻炎を指摘されている。10日前から喫煙を始めた。ペットは飼育していない。意識は清明。身長154cm、体重48kg。体温36.9℃。脈拍104/分、整。血圧120/80mmHg。胸部両側下部にcoarse cracklesを聴取する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球394万、Hb13.8g/dl、Ht42%、白血球12,200(桿状核好中球12%、分葉核好中球24%、好酸球56%、単球1%、リンパ球7%)、血小板37万。気管支肺胞洗浄液中の好酸球が80%を占めている。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 治療薬はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102A051]←[国試_102]→[102A053

100A015」

  [★]

  • 20歳の女性。咳を主訴に来院した。3日前から乾性咳嗽が出現し、2日前から発熱、頭痛および前胸部痛がある。抗菌薬の投与を受けたが改善しない。10日前から喫煙を始めた。ペットは飼育していない。アレルギー性鼻炎がある。意識は清明。身長154cm、体重48kg。体温36.9℃。脈拍104/分、整。血圧120/80mmHg。両側下肺野にcracklesを聴取する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球394万、Hb13.8g/dl、Ht42%、白血球12,200(桿状核好中球12%、分様核好中球24%、好酸球56%、単球1%、リンパ球7%)、血小板37万、気管支肺胞洗浄液中の好酸球が80%を占めている。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 治療薬はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 100A014]←[国試_100]→[100A016

095G048」

  [★]

  • 23歳の女性。頭痛と発熱とを訴えて来院した。1週前に抜歯を受け、その3日後から38℃の発熱と頭痛とが出現してきた。頭痛は次第に強くなり、嘔吐するようになった。体温39℃。呼吸数35/分。脈拍110/分、整。意識は清明であるが、項部硬直を認める。明らかな麻痺はない。血液所見:赤血球400万、白血球12,000。血清生化学所見:血糖90mg/dl、総蛋白7.0 g/dl。CRP8.5mg/dl(基準0.3以下)。脳脊髄液所見:圧 220 mmH2O(基準70~170)、細胞数850/mm3 (基準0~2)で95%以上は好中球、蛋白95mg/dl(基準15~45)、糖35 mg/dl(基準50~75)、トリプトファン反応陰性。最も適切な治療方針はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095G047]←[国試_095]→[095G049

107A053」

  [★]

  • 75歳の女性。半年前から徐々に増大する左頸部の腫瘤を主訴に来院した。左頸部に圧痛を伴わない径3cmのリンパ節を1個触知する。血液所見:赤血球428万、Hb 12.4g/dl、Ht 38%、白血球7,500(好中球66%、好酸球1%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球27%)、血小板30万。CRP 1.7mg/dl。喉頭内視鏡像と胸部エックス線写真とで異常を認めない。左頸部リンパ節からの穿刺吸引細胞診では診断がつかず、確定診断のために生検を行った。生検のH-E染色標本(別冊No.23)を別に示す。
  • 治療薬として最も適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107A052]←[国試_107]→[107A054

106D029」

  [★]

  • 42歳の女性。 7か月前から持続する全身倦怠感腰背部痛とを主訴に来院した。体温36.1℃。脊椎の後屈制限と棘突起の叩打痛とを認める。血液所見:赤血球410万、 Hb12.0g/dl、 Ht35%、白血球6,100、血小板15万。 CRP0.3mg/dl。胸腰椎単純CT(別冊No. 9A)と胸腰椎MRIのT2強調矢状断像(別冊No. 9B)とを別に示す。生検組織で乾酪壊死を伴う肉芽腫を認める。
  • 治療薬として適切なのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D028]←[国試_106]→[106D030

096A013」

  [★]

  • 22歳の女性。1週前から時々、喀痰に血液が混入するようになり来院した。1年前から咳をする時に、口腔内にかぴ臭さを感じていた。身長167cm、体重58kg。脈拍68/分、整。血圧106/70mmHg。胸部に心雑音はなく、左肺野にfine crackles(捻髪音)を聴取する。赤沈20mm/1時間、白血球9,600。CRP0.9mg/dl(基準0.3以下)。来院時の胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • この患者に最も適切な治療はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096A012]←[国試_096]→[096A014

107I051」

  [★]

  • 75歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。3週前から咳、痰、全身倦怠感、食思不振および37℃台の微熱が出現し、市販の総合感冒薬で改善しないため受診した。胸部エックス線写真で右上肺野に空洞を伴う浸潤影と周囲の結節影とを認めた。喀痰の抗酸菌塗抹検査が陽性であったため患者を個室に入院させた。
  • まず行うのはどれか。
  • a 保健所に届け出る。
  • b 抗結核薬を投与する。
  • c 結核菌のPCR検査を行う。
  • d 患者にN95マスクを着用させる。
  • e 結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法(IGRA)を行う。


[正答]


※国試ナビ4※ 107I050]←[国試_107]→[107I052

103I049」

  [★]

  • 69歳の女性。肺炎の疑いで紹介され来院した。3週前から咳と痰、全身倦怠感、食思不振および37℃台の微熱が出現し、市販薬で改善しないため他院を受診した。胸部エックス線写真で右下肺野に陰影を認め、肺炎が疑われた。喀痰の抗酸菌塗抹検査が陽性であったため患者を個室に入院させた。
  • まず行うのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103I048]←[国試_103]→[103I050

095A099」

  [★]

  • 抗結核薬と副作用の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095A098]←[国試_095]→[095A100

エタンブトール」

  [★]

ethambutol EB EMB
塩酸エタンブトール ethambutol hydrochloride
エサンブトールエブトール
抗結核薬結核

特徴

  • 結核菌に特異的に強い抗菌力を有する
  • 他の抗結核薬と交差耐性を示さない。
  • 多剤併用により耐性菌の発生を防ぐことができる

構造

作用機序

  • 結核菌の核酸合成経路を阻害 → 細胞分裂抑制

薬理作用

  • 1. 結核菌に対して強い抗菌力を示し、人型結核菌H37Rv株に対し、1%小川培地、Dubos液体培地では2.5~5μg/mLで発育を阻止する8~10)。
  • 2. イソニアジド、ストレプトマイシン等の他の抗結核薬との間に交叉耐性はない8~10)。
  • 3. 結核菌の核酸合成を阻害し、細胞分裂を抑制することが認められている8~10)。

抗菌スペクトル

動態

エブトール125mg錠/エブトール250mg錠

1. 血中濃度

  • エブトール125mg錠を経口投与(4錠、エタンブトール塩酸塩500mg)した結果、最高血中濃度(Cmax)は1.7μg/mL(血漿中)、最高血中濃度到達時間(Tmax)は2.8時間であった (健康成人男子、空腹時投与) 1)。
  • また、エタンブトール塩酸塩は血漿タンパクとはほとんど結合しない (in vitro )。なお、エタンブトール塩酸塩250mg経口投与時の血球内濃度は血清内濃度に比して高値を示した (肺結核患者) 2)。

2. 分布

  • エタンブトール塩酸塩0.5g経口投与後、肺組織中濃度は血清中濃度に比して同等ないしは高値を示した (肺結核患者) 3)。
  • 25mg/kg経口投与後、喀痰中に高濃度のエタンブトール塩酸塩が認められた (肺結核患者) 4)。

3. 代謝・排泄

  • 14C-エタンブトール塩酸塩25mg/kg経口投与後の尿中累積排泄率は、24時間後54~61%、48時間後60~67%であった。糞中には48時間後までに12~19%が排泄された。
  • 尿中代謝物の大部分が未変化体で、一部は酸化物であるアルデヒド体並びに酸であった (肺結核患者) 5)。
  • (注) 本剤の承認された用量は1日量0.75~1gを1~2回に分けて経口投与である。

効能又は効果

エブトール125mg錠/エブトール250mg錠

適応菌種

  • 本剤に感性の結核菌

適応症

  • 肺結核及びその他の結核症

注意

禁忌

エブトール125mg錠/エブトール250mg錠
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

原則禁忌

エブトール125mg錠/エブトール250mg錠
  • 1. 視神経炎のある患者[視力障害が増強するおそれがある(「眼障害予防の具体的方法」の(2)の項参照)。]
  • 2. 糖尿病患者、アルコール中毒患者[既に視神経障害を起こしている場合があり、症状が増悪するおそれがある。]
  • 3. 乳・幼児[視力障害の早期発見が極めて困難である。]

副作用

  • 視力障害は用量依存性で、投与量50mg/kg/dayの患者では15%、投与量25mg/kg/dayの患者では5%、投与量10mg/kg/dayの患者では1%にみられる。視力障害の程度は投与期間と関連がある。副作用の発見するために定期的な視力検査と色覚検査を行う。エタンブトールの使用中止により視力障害から回復する。

添付文書

  • エブトール125mg錠/エブトール250mg錠
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6225001F1036_1_10/6225001F1036_1_10?view=body




リファンピシン」

  [★]

rifampicin, RFP, RIF
Rifampinリファジンリマクタンアプテシン
抗結核薬結核抗菌薬


分類

  • 抗結核薬

特徴

  • 濃度依存性  ← アミノグリコシドlike
  • 血漿濃度より組織内の方が高濃度に分布し、マクロファージに潜伏する結核菌に有効に作用。

薬理作用

作用機序

  • 結核菌のDNA依存RNAポリメラーゼに作用し、RNA合成初期段階を阻害(参考2)

注意

副作用

他の抗結核菌薬と比べて特異的なものはない。
  • 白血球減少、血小板減少、発疹、肝障害
参考1
  • 胃腸症状(悪心、嘔吐、下痢)、中枢神経系(頭痛、発熱)、皮膚(皮疹、掻痒、発赤)、血液系の異常(血小板減少症、急性溶血性貧血)
  • イソニアジドなどの肝毒性を有する薬剤との同時投与により肝炎を来しやすい。
  • 掻痒症も来すことがある。観血的に高用量を用いた患者にインフルエンザ様症状出現の報告がある。
  • 体液(汗、唾液、涙)がオレンジ~橙赤色になる。

参考

  • 1. [charged] Rifampin and other rifamycins - uptodate
  • 2. リファジンカプセル150mg - 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6164001M1216_1_03/6164001M1216_1_03


イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム」

  [★]

isoniazid sodium methanesulfonate
[[]]
イソニアジド抗結核薬結核ビタミンB6ビタミンB6欠乏症

概念

作用

  • ヒト型結核菌H37Rv株に対する最小発育阻止濃度(MIC)は、0.1μg/ml(10%血清加Kirchner培地で測定)で、INHと同等の抗菌力を示す。
  • マウス実験的結核症(H37Rv株)に対して、同量投与の場合、本剤はINHとほぼ同等の治療効果を示す

重大な副作用

  • 1. 劇症肝炎等の重篤な肝障害
  • 頻度不明注1)
  • 定期的に肝機能検査を行うこと。
  • 2. 痙攣 頻度不明注1)
  • 3. 視神経炎、視神経萎縮
頻度不明注1)
  • 症状:視力低下、中心暗点等
  • 処置方法:ビタミンB6投与等
  • 4. 末梢神経炎
  • 頻度不明注1)
  • 症状:四肢の異常感覚、しびれ感、知覚障害、腱反射低下、筋力低下、筋萎縮等
  • 処置方法:ビタミンB6投与等

禁忌

  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害が悪化するおそれがある。]

添付文書

  • ネオイスコチン原末/ネオイスコチン錠100mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6222005A1035_1_01/6222005A1035_1_01?view=body


イソニアジド」

  [★]

isoniazid INH
イソニコチン酸ヒドラジド isonicotinic acid hydrazide INAH
イスコチンヒドラネオイスコチン
抗結核薬結核イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウムビタミンB6ビタミンB6欠乏症
抗結核剤

概念

  • 抗結核薬

作用機序

  • 結核菌の細胞壁を構成するミコール酸の生合成を阻害。

副作用

添付文書

  • イスコチン原末/イスコチン錠100mg
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6222001F3037_2_03/6222001F3037_2_03?view=body

参考

  • 1. Isoniazid hepatotoxicity - uptodate [2]



パラアミノサリチル酸」

  [★]

p-aminosalicylic acid, PAS, p-aminosalicylate
calcii p-aminosalicylas
p-アミノサリチル酸4-アミノサリチル酸 4-aminosalicylic acid
,パラアミノサリチル酸カルシウム calcium p-aminosalicylate, calcium para-aminosalicylate、、パラアミノサリチル酸カルシウム水和物 calcium para-aminosalicylate hydrate PAS-Caパスカルシウム PAS calcium PAS-calcium、アミノサリチル酸カルシウム calcium aminosalicylate
ニッパスカルシウム
抗結核薬




結核」

  [★]

tuberculosis, TB
結核症
結核菌 Mycobacterium tuberculosis抗結核薬
肺結核腸結核、脳結核腫
  • 感染予防学 080423I,II
  • first aid step1 2006 p.135,137,143,162,172,173,181
Pott's disease = vertebral tuberculosis. constrictive pericarditis = tuberculosis

概念

病原菌

疫学

  • 罹患率は男性の方が多い。

平成21年

参考3
  • 結核患者の発生は未だ2万4千人以上である。結核罹患率は引き続き減少傾向にあるが、減少率は2%台と低い。
新登録結核患者数 24,170人
罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数) 19.0 (対前年比0.4減)
  • 80歳以上の結核罹患率は横ばいないし増加し、70歳以上の高齢結核患者は新登録結核患者の半数以上となった。
80歳以上の罹患率 88.3 (H20 87.6、H19 90.5、H18 93.0)
70歳以上の新登録結核患者の占める割合 50.1%(H20 48.9%、H19 47.9%、H18 47.0%)
  • 世界的に見て、日本は依然として結核中まん延国である。
日本の罹患率(19.0)は、米国(4.3)の4.4倍、カナダ(4.7)の4.0倍、スウェーデン(5.4)の3.5倍、オーストラリア(5.5)の3.5倍。

感染の型

SPU.178

一次感染

  • 初感染患者に形成される初期変化群の増悪による病変:全身性血行性散布(粟粒結核など)、肺原発巣の空洞化、リンパ節の穿孔による吸引性結核性肺炎、結核性胸膜炎

二次感染

  • 初感染から長期間を経て発症するもの

症状

結核の皮膚病変

  • 真性皮膚結核

検査

  • 「喀痰の抗酸菌検査では1日1回、連続して3日間検査することが推奨されている。抗酸菌検査では通常、塗抹検査と培養検査の2項目をオーダーするが、結核の疑いが強い場合には、健康保険診療上、結核菌核酸増幅法検査を1回行うことができる。」(ガイドライン1より引用)

診断

  • 結核菌の診断を行う上では、あくまでも細菌学的検査(塗沫検査、培養検査)によることが原則である。(IRE.1034)
  • 結核の疑いが強い場合にはPCR法により確定して、直ちに保健所に届けるのがよい。

治療

  • 標準治療法:最初2ヶ月間4剤、次の4ヶ月間2-3剤の計6ヶ月間の治療
  • 例:INH,RFP,EB,PZAで2ヶ月間(bactericidal phase) → INH,RFP(,EB)で4ヶ月間(continuation phase)
  • 多剤耐性結核菌:少なくともINHとRFPに同時耐性を示す菌株

2009年に厚生労働省告示

  • A法
  • ピラジナミド(PZA)を使用できる場合には、まずイソニアジド(INH)、リファンピシン(RFP)およびPZAにストレプトマイシン(SM)またはエタンブトール(EB)を加えた4剤併用療法を2カ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を4剤併用療法開始時から6カ月を経過するまで行う。
  • B法
  • PZAを使用できない場合には、まずINHおよびRFPの2剤にSMまたはEBを加えてた3剤併用療法を2ないし6ヵ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を3剤併用療法開始時から9ヶ月を経過するまでに行う。INHまたはRFPを使用できない場合、症状が著しく重い場合、治療開始から2カ月を経ても結核菌培養検査陽性の場合、糖尿病、じん肺、HIV感染症等の疾患を合併する場合、または副腎皮質ホルモン剤を免疫抑制剤を長期にわたり使用している場合、などでは治療期間を3ヵ月間延長できる。

薬物療法:抗結核薬

感染経路

公衆衛生

参考

  • 1. 日本結核病学会
[display]http://www.kekkaku.gr.jp
  • 2. 共益財団法人結核予防学会
[display]http://www.jatahq.org/about_tb/index.html
  • 3. 結核登録者情報調査【平成18年まで結核発生動向調査】|厚生労働省
[display]http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/kekkaku_tourokusya.html

ガイドライン

  • 1. 結核診療ガイドライン(の要点抜粋) 山岸文雄 独立行政法人国立病院機構千葉東病院 病院長
[display]http://www.kekkaku.gr.jp/ga/ga-59.htm

国試




薬」

  [★]

drug, agent
薬物
作用薬ドラッグ媒介物病原体麻薬薬剤薬物代理人薬品



抗結核」

  [★]

抗結核薬抗結核性




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡