UpToDate Contents
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- 1. 成人の溶血性貧血の診断diagnosis of hemolytic anemia in the adult [show details]
… (intravascular versus extravascular hemolysis). Causes of hemolytic anemia are listed in the tables and above. The diagnosis of hemolytic anemia is suspected in a patient with chronic or new onset anemia with …
- 2. 小児における溶血性貧血の概要overview of hemolytic anemias in children [show details]
…including oxidant agents such as dapsone and nitrites. Chronic hemolytic anemia is generally at least partially compensated by a chronic reticulocytosis as well as other adaptive mechanisms. Thus, …
- 3. 貧血を来す成人の評価法approach to the adult with anemia [show details]
…also have the anemia of inflammation (anemia of chronic disease), leading to a blunted reticulocyte response. A patient with a chronic hemolytic anemia (eg, sickle cell anemia, hereditary spherocytosis) …
- 4. 寒冷凝集素症cold agglutinin disease [show details]
… phenomena. Hemolysis (extravascular) is common in CAD. The severity can range from compensated hemolysis without anemia to severe hemolytic anemia requiring transfusion . Some individuals have chronic compensated …
- 5. 遺伝性球状赤血球症hereditary spherocytosis [show details]
…available. Chronic hemolytic anemia, although in mild cases, there may be chronic compensated hemolysis without anemia. Jaundice and/or splenomegaly, although these may be absent if the hemolysis is mild …
Japanese Journal
- ヒトパルボウイルスB19感染により点状出血性発疹を伴う無形成発作を起こした遺伝性球状赤血球症の9歳男児例
- 青柳 憲幸
- 日本小児血液・がん学会雑誌 56(2), 234-237, 2019
- … <p>ヒトパルボウイルスB19(PVB19)感染の臨床症状としては伝染性紅斑や,慢性溶血性貧血患者における無形成発作,非免疫性胎児水腫などが知られている.近年,PVB19感染に関連して,通常の発疹とは異なる点状出血性/紫斑性発疹がみられることがわかってきた.今回,躯幹中心に点状出血性発疹を認め,無形成発作を合併した遺伝性球状赤血球症(HS)の9歳男児というまれな症例を経験したので報告する.このよ …
- NAID 130007705327
- 日本におけるグルコース-6-リン酸脱水素酵素異常症
- 菅野 仁,小倉 浩美
- 臨床血液 56(7), 771-777, 2015
- … 診断時のG6PD活性,還元型グルタチオン濃度あるいは早発黄疸の有無では感染・薬剤・ソラマメ摂取による急性溶血発作型と慢性溶血性貧血型との鑑別は困難であった。 …
- NAID 130005093113
- 85) 僧帽弁形成術後,慢性溶血性貧血で発見され弁置換術を必要とした症例(第104回日本循環器学会九州地方会)
- 片山 幸広,毛井 純一,岡本 実,岡本 健
- Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 72(Supplement_III), 1123, 2008-10-20
- NAID 110007011549
Related Links
- 概要. 赤血球の寿命はおよそ4か月と考えられていますが、赤血球が寿命よりも早く壊されることにより引き起こされる 貧血 を溶血性貧血といいます。. だるさや息切れ、 めまい などの症状に加えて、黄疸や尿がコーラのような色になるなどの症状もみるようになります。. 溶血性貧血の原因は、自己免疫性溶血性貧血、 発作性夜間ヘモグロビン尿症 、遺伝性 ...
- 慢性溶血性貧血の一般症状: 貧血、黄疸、脾腫、胆石症。※ 1 ② 特発性または続発性の脾機能亢進症: 脾腫。※ 2 B. 検査所見 ① 溶血性貧血: Hb低下、網状赤血球増多、間接ビリルビン増加、LDH増加、ハプトグロビン低下 ②
- 溶血性貧血 の症状が進行すると少しの運動で息切れがしたり、動悸が出たりします。. またそれに加えて黄疸といって、皮膚や白眼の部分が黄色くなるといった症状も 溶血性貧血 の特徴です。. このような症状は 溶血性貧血 全般に見られるものですが、 溶血性貧血 の背景にはさまざまな原因や別の病気が隠れています。. 頻度として多いのは、 自己免疫性 ...
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- anemia
- 同
- 貧血症
- 関
- 慢性疾患による貧血 anemia of chronic disease ACD
定義(2007前期生理学プリント、WHOの貧血判定基準)
|
Hb(g/dl)
|
Ht(%)
|
男性
|
13
|
39
|
女性
|
12
|
36
|
高齢者・乳幼児・妊婦
|
11
|
33
|
ヘモグロビンと貧血症状
- 8 g/dl :急性貧血で症状が出る
- 7 g/dl :慢性貧血で症状が出る
- 5 g/dl :心雑音
- 3 g/dl :生命の危険
病因
臨床検査
- 一つの赤血球の平均の大きさが分かる
臨床検査に基づく分類
- 正球性貧血
- 小球性貧血
- 大球性貧血
- 低色素性貧血
- 正色素性貧血
貧血の鑑別 (文献不明)
スクリーニングによる貧血の鑑別 (OLM.80)
- Fe↓、UIBC↑、フェリチン↓:鉄欠乏性貧血、慢性出血、慢性体内溶血。体内での鉄の絶対量が不足
- Fe↓、UIBC↓、フェリチン↑:慢性感染症、慢性炎症。細網系では鉄が増加しているが(フェリチン↑)、末梢に鉄を放出できず(Fe↓)、トランスフェリンも減少している(UIBC↓)
身体所見
USMLE
貧血と低酸素血症
- 貧血とは血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態であり、一方、低酸素血症は単位体積あたりの酸素分圧が低下してる状態である。PaO2低下すなわちSpO2の低下に相当すると考えてみよう。貧血ではヘモグロビン濃度は少なくても、その少ないヘモグロビンの各々は十分に酸素化されるため、SpO2は低下しない。ただし、ヘモグロビンの絶対量が少ないために、末梢組織に届ける酸素の量が少なくなるだけなのである。(cf. 101B071)
臨床
- MCVで検査項目を絞っていくが、病態が複雑な場合はMCVによる絞り込みが意味をなさないことがある。commonな貧血から除外していく。
- 1. 血算、網状赤血球、フェリチン、鉄、UIBC、葉酸、ビタミンB12
- 2. 銅、亜鉛
- 3. 赤沈、血液像
- 4. 抗核抗体、抗dsDNA抗体、ハプトグロビン、免疫電気泳動(血液)、蛋白分画、IgG,IgA,IgM、C3c、C4、CH50、エリスロポエチン
- 5. 抗SS-A抗体、抗Sm抗体、ループスアンチコアグラント、抗カルジオ抗体、抗CLGPI抗体、抗RNA抗体、PR3-ANCA、MPO-ANCA、直接クームス検査
- 6. リンパ球サブセット、PNH(CD55,CD59)
[★]
- 英
- hemolytic anemia
- 同
- 溶血性黄疸 hemolytic jaundice
- 関
- 貧血
概念
- 赤血球寿命が種々の原因により短縮することに伴う貧血の総称。
病因
- 赤血球が何らかの原因により破壊され、骨髄の代償能力を超えて赤血球が減少することにより貧血を呈する。 → 溶血が存在するが貧血ではない状態がある。
- 溶血の原因
-
-
HIM.653
赤血球内の素因
- 1. ヘモグロビンの異常
- 2. 膜-細胞骨格複合体の異常
赤血球外の素因
- 家族性溶血尿毒症 familial hemolytic uremic syndrome
-
症状
参考
- [charged]Extrinsic nonimmune hemolytic anemia due to mechanical damage: Fragmentation hemolysis and hypersplenism - uptodate
- http://www.uptodate.com/contents/extrinsic-nonimmune-hemolytic-anemia-due-to-mechanical-damage-fragmentation-hemolysis-and-hypersplenism?source=search_result&selectedTitle=2%7E150
[★]
- 英
- hemolysis, hematolysis
- 関
- HELLP syndrome
- 溶血性疾患 see → OLM.125
溶血と臨床検査
- 採血した血液の溶血により影響の大きい測定項目はLDHとASTである。
- しかしながら下表によれば、LDH、Fe、酸ホスファターゼ、カリウム、AST、ALTの順に影響が大きいとある。
血清と赤血球の生化学成分の濃度差
- LAB.465
成分
|
単位
|
血漿
|
赤血球
|
赤血球/血漿
|
クレアチニン
|
mg/dl
|
1.1
|
1.8
|
1.63636363636364
|
非タンパク性窒素
|
mg/dl
|
8
|
14.4
|
1.8
|
Mg
|
mEq/l
|
2.2
|
5.5
|
2.5
|
非糖性還元物質
|
mg/dl
|
8
|
40
|
5
|
ALT
|
IU/l
|
30
|
150
|
5
|
AST
|
IU/l
|
25
|
500
|
20
|
カリウム
|
mEq/l
|
1.1
|
100
|
90.9090909090909
|
酸性ホスファターゼ
|
IU/l
|
3
|
200
|
66.6666666666667
|
Fe
|
ug/dl
|
100
|
9700
|
97
|
LDH
|
IU/l
|
360
|
58000
|
161.111111111111
|
アルギナーゼ
|
IU/l
|
trace
|
12
|
>1,000,000
|
[★]
- 英
- blood, (漢方)blood and body fluid energy
- 関
- 血液、血中
[★]
- 英
- chronicity
- 関
- 慢性的、慢性型