慢性気管支炎

出典: meddic

chronic bronchitis CB
気管支炎


定義

  • 慢性・反復性に過剰に喀痰が気管支腔に排出される状態
  • 他の肺疾患や心疾患、耳鼻科的疾患に起因するものは除外。
  • → この基準は、病名というよりは、疫学的定義として設定されたもの。


フレッチャー(Fletcher CM)の基準

  • 少なくとも2年以上連続し、1年のうち少なくとも3か月以上、大部分の日に喀痰が認められる



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/08 21:33:53」(JST)

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和文文献

  • 遷延性慢性咳嗽 その他 (特集 「咳嗽に関するガイドライン」up-to-date : ガイドライン改訂のポイント) -- (診療ガイドラインのよみどころ)
  • 西 耕一
  • アレルギー・免疫 19(11), 1748-1756, 2012-11
  • NAID 40019464518
  • 慢性気管支炎と喫煙 (特集 喫煙関連呼吸器疾患をめぐって)
  • 岡 宏亮,石井 寛,門田 淳一
  • 呼吸器内科 22(3), 176-180, 2012-09
  • NAID 40019445365
  • 全身性疾患としてのCOPD (特集 COPDの病診連携と在宅管理)
  • 長瀬 隆英
  • Monthly book medical rehabilitation (147), 1-5, 2012-08
  • NAID 40019421844

関連リンク

慢性閉塞性肺疾患(COPD)に含まれる。が肺結核、肺化膿症、気管支喘息、気管支 拡張症等の肺・心疾患を伴うものは除外する。また男性に多く、冬期に増加する傾向が ある。進行そのものは緩慢で適切な治療を行えば問題は ...
慢性気管支炎、気管支拡張症 質問1)慢性気管支炎で悩んでいるが 質問2)毎年冬に 風邪を引いた後に咳がつづくが? 質問3)慢性気管支炎の診断とは 質問4)気管支拡張 症の治療について 質問5)咳が止まらない 質問6)気管支拡張症と診断されたが ...

関連画像

kikansi16.gif正常>慢性気管支炎慢性気管支炎と漢方青ぶくれkikansi02.gifkikansi17.gif


★リンクテーブル★
国試過去問098D059」「100G102」「097G078」「099D099」「076A080
リンク元呼吸困難」「ばち指」「換気障害」「サルブタモール」「テルブタリン
拡張検索単純性慢性気管支炎
関連記事気管」「気管支」「」「慢性

098D059」

  [★]

  • 60歳の男性。喀血を主訴に来院した。
  • 6か月前から、軽度の咳と喀痰とが出現し、徐々に増悪傾向にあった。1、2か月前からは微熱、盗汗および全身倦怠が出現した。2、3日前から咳とともに少量の血痰があった。
  • 今朝、約50ccの喀血を認めた。23歳ころ、肺結核で1年間治療を受けた。55歳ころに尿糖を指摘されたが放置していた。
  • 意識は清明。身長172cm、体重42kg。体温37.2℃。呼吸数24/分。脈拍88/分、整。血圧132/88mmHg。
  • チアノーゼは認めない。胸部聴診では、右上肺で呼吸音の気管支呼吸音化が認められ、同部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
  • 尿所見:蛋白(-)、糖(+)。
  • 血液所見:赤沈35mm/1時間。赤血球450万、Hb13.4g/dl、Ht42%、白血球8,900。
  • 血清生化学所見:空腹時血糖155mg/dl、総蛋白6.2g/dl。CRP1.5mg/dl(基準0.3以下)。胸部単純CTを以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。2つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 098D058]←[国試_098]→[098D060

100G102」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 100G101]←[国試_100]→[100G103

097G078」

  [★]

  • 正しい組合せはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097G077]←[国試_097]→[097G079

099D099」

  [★]

  • %VC 62%,FEVl.0% 82%を示すのはどれか.
[正答]


※国試ナビ4※ 099D098]←[国試_099]→[099D100

076A080」

  [★]

  • 適切な組み合わせ。3つ。

呼吸困難」

  [★]

dyspnea (M)
呼吸、呼吸苦、呼吸不全
  • 研修医のための小児救急ABC 呼吸困難と呼吸不全

概念

  • 息が苦しいという自覚症状。呼吸時の不快な感覚である。呼吸苦とも記載されることがあるが、呼吸困難とする。息切れも同義とされている。
  • 呼吸困難という自覚症状があるにもかかわらず、必ずしも呼吸不全という客観的な病態に陥っていないことがあるので注意。

原因疾患

  慢性呼吸困難 急性呼吸困難
呼吸器疾患 閉塞性障害 慢性閉塞性肺疾患
肺リンパ脈管筋腫症
びまん性汎細気管支炎
気管支拡張症
気管支喘息発作
アナフィラキシー
上気道閉塞
気道内異物
肺炎細気管支炎
慢性呼吸器疾患の急性増悪
緊張性気胸
拘束性障害 肺線維症
間質性肺炎
混合性障害 塵肺
循環器疾患 肺高血圧症
慢性心不全
狭心症
急性冠症候群
急性心不全
非心原性肺水腫
致死性不整脈
肺血栓塞栓症
慢性呼吸器疾患に伴う右心不全
血液疾患 貧血 急性出血
神経筋疾患 重症筋無力症
ギラン・バレー症候群
筋萎縮性側索硬化症
進行性筋ジストロフィー
 
代謝疾患 甲状腺機能亢進症 糖尿病性ケトアシドーシス
尿毒症性アシドーシス
腎疾患 腎性貧血 糖尿病腎症に伴う肺水腫
急速進行性糸球体腎炎肺障害
中枢神経系疾患 脳炎
脳腫瘍
髄膜炎
 
精神神経系疾患   過換気症候群
神経症性障害
心身症

鑑別診断

IMD

呼吸困難の原因となる病態・疾患
呼吸困難の機序 原因 病態.疾患
①換気(労作)の増加 低酸素血症 (hypoxemia) チアノーゼをきたすCHD:Fallot四徴症など
高山病
肺動静脈瘻
肺実質病変:肺炎、腫瘍など
無気肺
肺塞栓症
新生児呼吸窮迫症候群
高炭酸ガス血症 閉塞性肺機能障害、肺胞低換気(「②換気能力の低下」参照)
アシドーシス(anaerobic and metabolic acidosis) 心疾患:肺動脈弁狭窄症MSによる心拍出量の低下
重症貧血
妊娠
腎不全
糖尿病
発熱 感染症など
②換気能力の低下 閉塞性肺機能障害 気道の閉塞:喉頭炎声帯麻痺、異物など
閉塞性肺疾患慢性気管支炎慢性肺気腫気管支喘息DPB
拘束性肺機能障害 肺高血圧症左心不全MS
肺切除
胸水の貯留
気胸
腫瘍肺炎
食道裂孔ヘル二ア
胸郭成形、脊柱後弯脊柱側弯強直性脊椎炎
間質性肺炎(特発性、続発性)
塵肺過敏性肺炎サルコイドーシスBO
反復性誤嚥性肺炎
Langerhans肉芽腫症
肺胞低換気 神経・筋機能不全:ポリオ多発性神経障害MG筋ジストロフィー
低K血症など
③心因性呼吸困難 不安、抑うつ、医原性 過換気症候群
CHD先天性心疾患MS僧帽弁狭窄症DPBびまん性汎細気管支炎BO閉塞性細気管支炎MG重症筋無力症

胸痛と呼吸困難

参考1
  • 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全

参考

  • 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf




ばち指」

  [★]

clubbed finger, drumstick finger, clubbing???
バチ指ばち状指ヤモリ指鼓桴状指時計皿指
、太鼓ばち爪
[show details]

バチ指(SPU.78)

・・・
  • 先天精神疾患
  • うっ血性心不全
  • 亜急性心内膜炎
  • 心房中隔欠損症 ← なし(チアノーゼとか関係ないし)
  • 僧帽弁逆流症 ← なし(チアノーゼとか関係ないし)
・・・

参考

  • 1. 写真
[display]http://pics.livedoor.com/u/hari9ri7/5884189/large



換気障害」

  [★]

ventilatory impairment ventilatory disturbance
肺換気異常 pulmonary ventilation impairment abnormal pulmonary ventilation ventilatory disturbance of lung ventilatory disturbance of the lungs
フローボリューム曲線
[show details]
  • 気管支・肺胞系での外気の吸入排出の障害。

換気障害パターンと疾患 LAB.1634

  • 拘束性障害(拘束性換気障害):FVCが正常の80%以下
  • 肺自体の異常
  • 肺以外の異常



サルブタモール」

  [★]

salbutamol
salbutamolum
硫酸サルブタモール salbutamol sulfate
アイロミールアスタージスサルタノールベネトリン Ventolinレナピリン
アセチルコリン受容体

特徴

  • β2受容体刺激薬

構造

作用機序

  • 気管支平滑筋、肝臓のβ2受容体に結合
  • (わずかではあるが)心臓のβ1受容体に結合

薬理作用

  • 気管支拡張作用、気管支痙攣の寛解

適応

副作用

β1受容体も刺激するので心拍数↑
日本での報告例はない
  • K+減少
強心配糖体利尿薬を服用の患者で問題となる
  • 肝臓に発現しているβ2受容体に作用→グリコーゲン分解→血糖値↑


テルブタリン」

  [★]

terbutaline
硫酸テルブタリン, terbutaline sulfate
ブリカニールコンボン、Brethine
アドレナリン受容体アセチルコリン受容体
  • β2受容体刺激薬

適応

副作用

β1受容体も刺激するので心拍数↑
日本での報告例はない
  • K+減少
強心配糖体利尿薬を服用の患者で問題となる
  • 肝臓に発現しているβ2受容体に作用→グリコーゲン分解→血糖値↑


単純性慢性気管支炎」

  [★]

simple chronic bronchitis


気管」

  [★]

trachea (Z), tracheal tube
trachea
気管支気管支の分岐

解剖

  • 長さ12cm、直径2cm (HIS.298)。
  • C6椎体-T5椎体 / C6椎体の下部より始まりT4-T5椎体で左右の気管支に分かれる。)
  • 喉頭の輪状軟骨の直下から始まり主気管支が分岐するところに終わる。 (HIS.298)

粘膜

  • 1呼吸上皮(粘膜上皮):多列線毛上皮
  • 2. 粘膜固有層 疎性結合組織 膠原線維、弾性線維、気管腺(混合腺)
  • 3. 粘膜下組織 密生結合組織 
  • 4. 外膜 気管軟骨 馬蹄形(C字軟骨)後方に開いている。10-12個


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



気管支」

  [★]

bronchus / bronchi(pl.) (Z)
bronchus principalis
主気管支 main bronchus一次気管支 primary bronchus
気管気管支の分岐肺区域区域気管支





Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症


慢性」

  [★]

chronicity
慢性的慢性型





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