性感染症

出典: meddic

sexually transmitted disease, STD, STI
性行為感染症
性病


定義

  • 性行為を介して、ヒトからヒトへ病原微生物が直接伝播する感染症の総称
  • 性行為は性交のみに限らず、また異性間の場合も同性間の場合も含まれ,性器以外の性交に類似した行為も該当する。

疫学

♂:淋菌性尿道炎 > クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ ♀:クラミジア性尿道炎 > 性器ヘルペス > 尖圭コンジローマ > 淋菌性尿道炎

性感染症

病原体 感染症 原因ウイルス
ウイルス 性器ヘルペス 単純ヘルペスウイルス
尖圭コンジローマ子宮頚癌 ヒト乳頭腫ウイルス
B型肝炎 B型肝炎ウイルス
C型肝炎 C型肝炎ウイルス
エイズ ヒト免疫不全ウイルス
成人T細胞白血病 ヒトTリンパ球向性ウイルス
サイトメガロウイルス感染症 サイトメガロウイルス
伝染性軟属腫 伝染性軟属腫ウイルス
伝染性単核症 EBウイルス
細菌 梅毒 梅毒トレポネーマ
性器クラミジア感染症 クラミジア・トラコマチス
淋病 淋菌
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ
鼠径部肉芽腫 肉芽腫カリマトバクテリウム
赤痢 赤痢菌
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマチスマイコプラズマウレアプラズマ
真菌 口腔カンジダ症 カンジダ
非淋菌性尿道炎 カンジダ
寄生虫、
原虫
いろいろ トリコモナス
非淋菌性尿道炎 腟トリコモナス
アメーバ赤痢 赤痢アメーバ
毛ジラミ症 Phthirus pubis
疥癬 疥癬虫
白癬 Trichophyton rubrum, Trichophyton mentagrophytes
ランブル鞭毛虫下痢症 ランブル鞭毛虫

治療薬

QB.Q-265
淋疾 淋菌 ペニシリン、セフェム(セフトリアキソン)
非淋菌性尿道炎 クラミジア・トラコマティスなど テトラサイクリンマクロライド
外陰ヘルペス 単純ヘルペス アシクロビル
梅毒 梅毒スピロヘータ ペニシリン
鼡径リンパ肉芽腫症 クラミジア・トラコマティス テトラサイクリンマクロライド
軟性下疳 ヘモフィルス・デュクレイ マクロライドテトラサイクリン
疥癬 疥癬虫 安息香酸ベンジル
伝染性単核球症 EBウイルス  


URL

  • 性感染症
http://sks.oriaca.net/
  • STDの現状と取り扱い
http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5109-203.pdf




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/02/20 22:51:16」(JST)

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和文文献

  • 一般内科におけるHIV感染症診療 : 見逃さず,かつ長くみる (特集 すべての内科医のためのHIV感染症 : 長期管理の時代に)
  • 思春期の性感染症 (特集 見てわかる小児の皮膚疾患) -- (感染性皮膚疾患)
  • 教育講演 我が国におけるダニ媒介性感染症の多様性 (第112回(2015年) 日本内科学会講演会 イノベーションで拓く内科学)
  • 迫り来る蚊媒介性感染症 (特集 新興・再興感染症と感染症対策) -- (ベクター)

関連リンク

性病・性感染症(STD)の全ては性病の詳しい情報解説や、性病の種類、予防、感染 経路についてまとめています。検索機能を使えば目的のキーワードにもすぐに たどり着けます。性病・性感染症にお悩みの方のご参考になれば幸いです。
性感染症はいま、若い人たちを中心に流行しています。最近流行している性感染症の 特徴、それは「症状が現れにくい」 ということです。以前の日本で流行していた性病は、 感染するとはっきりとした症状が現れることが多く(もちろん例外もありますよ)、感染した ...
クラミジア、淋病、ヒトパピローマウイルス(HPV)などの性病について、症状、検査、 治療などが書かれています.

関連画像

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★リンクテーブル★
国試過去問101F049
リンク元100Cases 78」「淋病」「尖圭コンジローマ」「鼠径リンパ肉芽腫症」「伝染性軟属腫
拡張検索全身性感染症」「播種性肉芽腫性感染症」「ガス産生性感染症
関連記事感染症」「感染」「

101F049」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 101F048]←[国試_101]→[101F050

100Cases 78」

  [★]

☆case78 発熱
症例
36歳 男性
主訴発熱筋痛
現病歴発熱背中・四肢周辺の筋肉の痛みを訴えて来院患者インフルエンザと考えていたが、9-10日間症状持続。3日間下痢症状が見られたが、現在はない。
先週くらいから口の痛みが続いており摂食困難であるが、空腹感はないとのこと。彼は体重は2,3kg減少したと考えている。
(発熱筋痛のこと?)症状が始まったときから中等度の紅斑性赤色の皮疹(erythematous rash)を胸部腹部出現し、現在は消退した。
過去に行きつけのにたいしたことのない訴えで診療所を訪れていた。過去3年の間ベトナムやタイに行くためのワクチン接種してもらうためにpracticeに行っていた。最後旅行は、3ヶ月前に海外旅行した。12ヶ月前のHIV test陰性であった。
嗜好品:タバコ:10本/日。アルコール:20-30 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱本/週)。違法薬物(illicit drug)はやっていない。
既往歴:特記事項無し
家族歴:特記事項無し
社会歴事務弁護士として働いている。
生活歴:独身であり、一人住まいである。過去に多数の同性・異性関係があった。
身体所見 examination
 体温 38℃、脈拍 94/分、呼吸数 16/分、血圧 124/78mmHg。心血管系呼吸器系に異常なし。口腔内潰瘍2ヵ所 直径5-10mm。両側の頚部リンパ節を触知し、わずかに有痛性肝脾腫を認めず。皮疹は認められない。
検査所見 investigations
 正常
 腺熱スクリーニング検査陰性
要点
 ・一週間以上続く感染症かな?
  ・インフルエンザ経過が長くない。
 ・頚部リンパ節腫脹 + 口腔内潰瘍
 ・体温上昇が持続
 ・出現して消失した皮疹
 ・血液所見正常腺熱(伝染性単核球症)の検査陰性
 ・これらの所見腺熱で最もなんだけどね
 ・性感染症を疑うキーワード
  ・同性愛者との性的接触
  ・ベトナム、タイへの旅行
 ・HIV否定するキーワード
  ・12ヶ月前のHIV test陰性
   ・感染後4-6週後にHIV seroconversion illnessが起こる。HIVテストが陰性でもp24 antigenやHIV virus RNAの証明で診断されうる。
 ・そのほかの疾患に当てはまるか?
  ・二期梅毒(secondary syphilis)
   ・当てはまらない点:皮疹は全身性。リンパ腫は無痛性。
  ・肝炎:全身性の前駆症状を呈する
   ・当てはまらない点:肝臓は正常
  ・リンパ腫:リンパ腺腫、発熱
   ・当てはまらない点:口腔内潰瘍皮疹
 ・診断
  ・血清学的検査陰性だったらリンパ節生検を考慮
 ・オチ:検査したら、ウイルス血症であった。抗レトロウイルス療法HIVの明らかな暴露、あるいは暴露の危険が高いとき抗レトロウイルス療法は感染のリスクを減らすのに有効。この段階でウイルス負荷をモニターするための説明と準備が支持的である。
■key points
HIV感染した人の50%でseroconversion illnessが起こる
・既感染もしくは針刺しのようなハイリスクに暴露した症例では、即座おこなう抗レトロウイルス療法がよく適応となる。すぐに助言を求めるべきである。
アルコールunit
 1 unit = 10 ml of ethanol
 350ml アルコール5% → 350x0.05/10=1.75 unit
■glossary
practice
 n.
  実施、実行、実践、実際。経験。(数学)実算
  (個人の)習慣。(社会の)慣行、慣例、習わし
  (教会)礼拝式
  練習、実習、稽古
  熟練(skill)、手腕
  (医師・弁護士などの)業務、営業。事務所、診療所
  患者、事件依頼人
solicitor
 n.
  (米)(地域の)法務官、(州の)巡回検事◆州によっては法務官をattorneyと呼ぶこともある。
  (英)事務弁護士◆事務処理だけをする弁護士。法廷弁護士と訴訟依頼人との間で裁判事務を扱う弁護士。ある種の開催板書を除いて法廷での弁論権がない
prodrome
 n.
  (医)前駆症状、前駆症、前徴、前兆


淋病」

  [★]

gonorrhea (US)(oは発音しない), gonorrhoea (UK?)
gonorrhoea
淋疾 (淋病の方がよく使われるらしい)、gonococcal infectiongonococcal infections
淋菌細菌性感染症
  • 淋菌 Neisseria gonorrhoeaeによって起こる性病、性感染症

特徴

病原体

疫学

潜伏期間

感染経路

  • 性行為

症状(SMB.215)

  • 著明な排尿痛を伴った尿道炎(急性前部尿道炎)に始まり膿性分泌物(外尿道口からの乳白色から黄色の排膿)を排出。潜伏期は2-5日。発熱は大抵ない。 →淋菌性尿道炎
  • 進展すると後部尿道炎、精巣炎、前立腺炎、精巣上体炎を合併。発熱を来す。
  • 菌血漿を来たし、関節炎などを併発することもある
  • 子宮頚管炎/頚管炎。尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎等の骨盤内炎症性疾患(pelvic inflammatory diseases, PID)に進展 →不妊、子宮外妊娠などの原因。
  • 婦人科的炎症症状(膿性帯下、不正性器出血、性交痛、下腹部痛など)を呈する
  • 半数近くが不顕性。

合併症

経過

検査

培養

治療(SMB.215)

  • 第一選択:ペニシリン系抗菌薬。
  • ペニシリナーゼ産生淋菌 penicillinase-producing N. gonorrhoeae PPNG:βラクタマーゼ阻害薬を合剤した合剤ペニシリン
  • スペクチノマイシン、セフトリアキソンも評価されている
  • ニューロキノロン耐性淋菌20-60%

予防

尖圭コンジローマ」

  [★]

condyloma acuminatum, condylomata acuminata
陰部疣贅 genital wart性病疣贅 venereal wart尖圭コンジローム
ヒトパピローマウイルスウイルス性感染症



  • ヒトパピローマウイルスによる感染症
  • 潜伏期:3週-8ヶ月間(平均2-3週間) (G9M.72)
  • 外陰部に鶏冠状外観を呈する腫瘤を形成する。
  • 子宮頚部や腟内に鶏冠状外観を有する腫瘤を形成しうる。
  • 産道感染により新生児に多発性咽頭乳頭腫や若年性再発性気管乳頭腫症を来しうる。
[show details]

国試


鼠径リンパ肉芽腫症」

  [★]

lymphogranulomatosis inguinale
第四性病 fourth venereal disease性病性リンパ肉芽腫 lymphogranuloma venereum LGVニコラ・ファーヴル病 Nicolas-Favre diseaseフライ病 Frei diseasedonovanosis
鼠径リンパ肉芽腫性病性リンパ肉芽腫症、鼡径リンパ肉芽腫、鼡径リンパ肉芽腫症
クラミジア性感染症
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伝染性軟属腫」

  [★]

molluscum contagiosum
molluscum contagiosum
伝染性軟疣 molluscum pendulum、みずいぼ 水いぼ water wart
伝染性軟属腫ウイルス性感染症
  • 図:NDE.436

概念

  • いわゆる水いぼで、小児に好発するが成人にも発症する。
  • 性感染症としても分類されている。

感染経路

  • 接触感染

病原体






全身性感染症」

  [★]

systemic infection
全身感染症全身感染


播種性肉芽腫性感染症」

  [★]

disseminated granulomatous infections????


ガス産生性感染症」

  [★]

gas-forming infection
ガス壊疽


感染症」

  [★]

infectious disease
感染定着感染症法


  • 病原体から引き起こされる疾患
  • 感染が成立して、宿主に病気が発症した状態
→宿主が病原体を追い出そうとしている状態

新興感染症

再興感染症

地域別の感染症

参考になるリンク

  • 厚生労働省検疫所 - 感染症別情報トップ
  • 厚生労働省検疫所 - 国別感染症情報トップ
http://www.forth.go.jp/tourist/worldinfo/index.html
  • Centers for Disease Control and Prevention
http://www.cdc.gov/


感染」

  [★]

infection
定着感染症不顕性感染顕性感染サブクリニカル感染
  • 細菌が宿主の体表面、体内や組織内に付着して増殖し、定着している状態。
  • 感染の成立には微生物(定着能、増殖能、細胞内進入能、毒素産生能などを総合した病原性)と宿主(排除能、殺菌能などの生体防御機構)の力関係が崩れたときに生じる



症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態



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