急性大動脈解離

出典: meddic

acute aortic dissection
解離性大動脈瘤
acute aortic dissection

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 急性大動脈解離 (Special Feature 先読みフローチャートで分かる イラスト&ビジュアルで循環器系救急に強くなる)
  • 高山 守正
  • Emergency care = エマージェンシー・ケア : 日本救急看護学会準機関誌 25(8), 745-752, 2012-08
  • NAID 40019404501
  • 今月の臨床 Stanford A型急性大動脈解離の弓部全置換遠位側吻合における4点支持パラシュート法
  • 末澤 孝徳,青木 淳,古谷 光久 [他]
  • 胸部外科 65(9), 769-773, 2012-08
  • NAID 40019390279

関連リンク

... 層の膜(中膜)に、なんらかのきっかけによって血流が入り込んでしまい、層構造が 別々に剥がれていく(解離してしまう)疾患。 解離によって生じた空間は仮性動脈瘤と なるため、大動脈瘤の一種として分類されることがあり、別名を「解離性大動脈瘤」とも 言う。
急性大動脈解離の病態. 国立循環器病センター心臓血管外科荻野 均. 1)定義. 大動脈 解離は大動脈壁が中膜レベルで剥離した状態を言う。突然発症し、内膜裂孔(エントリー )から解離した部分に血液が流入して真腔と偽腔の二腔構造となる。 2)病因 ...

関連画像

上行大動脈解離の手術例大動脈解離の分類(2)急性動脈解離の病態大動脈解離急性大動脈解離で起きている 急性大動脈解離の手術所見


★リンクテーブル★
国試過去問095B028」「108I021」「106I023
リンク元解離性大動脈瘤」「高アミラーゼ血症
関連記事大動脈解離」「解離」「大動脈」「急性」「動脈

095B028」

  [★]

  • 突然の激しい胸背部痛を訴えて入院してきた成人女性の胸部造影CTを以下に示す。最も考えられる疾患はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 095B027]←[国試_095]→[095B029

108I021」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108I020]←[国試_108]→[108I022

106I023」

  [★]

  • 急性大動脈解離で認められないのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I022]←[国試_106]→[106I024

解離性大動脈瘤」

  [★]

dissecting aortic aneurysm DAA, dissecting aneurysm of the aorta DA
剥離性大動脈瘤大動脈解離
急性大動脈解離, 解離性動脈瘤

分類

  • DeBakey
  • Stanford

病因

  • 1. 動脈硬化性
  • 2. 嚢胞性中膜壊死:特に若年者で、かつ Marfan(マルファン)症候群を合併していることが多い。

症状

PHD.354 HIM.1565
  • 突発性、激烈な前胸部痛(Stanford A型)・背部痛(Stanford B型)。移動性。
  • 血管の閉塞症状(頚動脈:意識障害、麻痺、上腸間膜動脈:悪心・嘔吐、上腹部痛、下血、腎動脈:乏尿、血尿、腸骨動脈:下肢痛、チアノーゼなど)
  • 循環器症状:血圧↑ ← 狭窄部より近位の血圧が増大する(IMD.474)
  • 消化器症状:悪心・嘔吐(痛みから交感神経刺激)
  • 腎臓:乏尿(腎血流減少、交感神経興奮)、血尿
  • 全身症状:疼痛と共にショックを起こす、発汗(交感神経刺激)
  • ARをきたした場合:(急性ARによる)呼吸困難、血痰、動悸
  • DeBakey I型・DeBakeyI II型(Stanford A型):大動脈弁閉鎖不全、脳卒中発作、鎖骨下動脈閉塞による上肢の疼痛(身体所見として左右上肢の血圧差)
  • DeBakey III型(Stanford B型):III型では肝・腎不全、消化器症状、(大動脈分岐部)背部痛、下肢の阻血(下肢の疼痛)

検査

血液検査

  • 貧血
  • 白血球数:増加
  • CRP:上昇
  • 心筋逸脱酵素

画像検査

胸部単純X線写真 + 胸部造影CT/胸部CT
  • 心電図
  • 胸部単純X線写真:縦隔陰影の拡大や胸腔内血液貯留。縦隔の拡大、カルシウムサインを認める。カルシウムサイン(血管内腔のカルシウム沈着部位)と外膜の関係から内腔の大きさを推定できる。
  • 胸部CT/胸部造影CT:解離の部位・広がり・大きさ
[show details] [show details]
  • 超音波検査
  • 経胸壁:上行大動脈瘤については解離の有無、内膜亀裂の位置、解離腔に血流があるかどうか、ARの有無や心嚢液貯留の有無(IMD)
  • 経食道心エコー検査:下行大動脈における解離腔の広がりや血流の状態(IMD)
  • 大動脈造影:大動脈弁閉鎖不全症や解離の範囲を評価できる。

治療

  • Stanford A:緊急手術
  • Stanford B:降圧療法

国試


高アミラーゼ血症」

  [★]

hyperamylasemia
巨大アミラーゼ血症
アミラーゼ

高アミラーゼ血症の原因

(参考1)
膵疾患 膵炎
膵炎の合併症(膵仮性嚢胞膵膿瘍)
外傷(手術、ERCPも)
膵管閉塞
膵腫瘍
嚢胞性線維症
唾液腺疾患 感染(mumps)
外傷(手術を含む)
放射線照射
導管狭窄
消化管疾患 消化性潰瘍の穿通もしくは穿孔
腸管の穿通もしくは穿孔
腸間膜動脈の閉塞
虫垂炎
肝疾患(肝炎肝硬変)
婦人科疾患 子宮外妊娠の破裂
卵巣嚢胞
骨盤感染
膵以外の腫瘍性病変 卵巣、前立腺、肺、食道、胸腺の充実性腫瘍
多発性骨髄腫
褐色細胞腫
その他 腎不全
腎移植
マクロアミラーゼ血症
火傷
アシドーシス(ケトン性、非ケトン性)
妊娠
頭部外傷
薬剤性(モルヒネ利尿剤ステロイド)
急性大動脈解離
術後(外傷以外)
食思不振、神経性食思不振
特発性

参考

  • 1. 日本膵臓学会 - 急性膵炎診療ガイドライン2010
[display]http://www.suizou.org/APCGL2010/APCGL2010.pdf


大動脈解離」

  [★]

aortic dissection
解離性大動脈瘤

大動脈解離の病態

  拡張 破裂 末梢の循環不全
上行大動脈 大動脈弁不全
上行大動脈瘤
上大静脈症候群
心膜腔出血
心タンポナーデ
胸腔内出血
 
  冠状動脈     狭心症心筋梗塞
弓部大動脈 弓部大動脈瘤
嗄声嚥下障害
縦隔出血  
  弓部分枝     脳血管障害
上肢虚血
下行大動脈 下行大動脈瘤
嚥下障害
胸腔出血
縦隔出血
 
  肋間動脈腰動脈     対麻痺
腹部大動脈 腹部大動脈瘤    
  腹部分枝   腹腔出血
後腹膜出血
腸管虚血
腎動脈     腎虚血
腸骨動脈     下肢虚血
その他の病態 発熱DIC、胸水貯溜    


ガイドライン

  • 1. 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(2006年改訂版)
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_takamoto_h.pdf

文献

  • 腹部大動脈瘤の血管内手術と開腹手術、長期死亡率に差なし
  • 腹部大動脈瘤(AAA)の修復を血管内手術または開腹手術によって受けた患者の転帰を8年間にわたって調べた試験(EVER1)で、両者の全死因死亡率、動脈瘤関連死亡率に差はないことが明らかになった。また、開腹手術が適用にならないAAA患者を対象に、血管内手術を受けた患者と介入なしの患者の長期的な転帰を比較した試験(EVER2)では、両者の全死因死亡率にも差はないことが明らかになった。
  • Endovascular repair of aortic aneurysm in patients physically ineligible for open repair.
N Engl J Med. 2010 May 20;362(20):1872-80. Epub 2010 Apr 11.
United Kingdom EVAR Trial Investigators et al.
PMID 20382982
  • Endovascular versus open repair of abdominal aortic aneurysm.
N Engl J Med. 2010 May 20;362(20):1863-71. Epub 2010 Apr 11.
United Kingdom EVAR Trial Investigators et al.
PMID 20382983
  • Long-term outcome of open or endovascular repair of abdominal aortic aneurysm.
N Engl J Med. 2010 May 20;362(20):1881-9.
De Bruin JL et al.
PMID 20484396

国試

  • 105I059:Stanford A偽腔閉塞型急性大動脈解離。ガイドライン1では内科的治療が良いか外科的治療が良いかはどちらともいえないと記載がある。いずれにせよ、早急な降圧が重要である。
[show details]




解離」

  [★]

dissociationdissectiondetachmentunbindingmacerationdissociate
解体解剖精査切開脱離剥離分離解離性障害郭清浸軟結合解除ダイセクション解離反応遁走

精神医学

PSY.53
  • 自我の同一性の障害により出現。
  • 不安にさらされて圧倒されると心理的防衛機制が働き、適応不能に陥られないようにする。
  • 心因性の健忘遁走ガンザー症候群小児症多重人格などで見られる。
KPS.222
  • 情動的苦悩を避けるために、自分の人格・独自性を、一時的かつ徹底的に一部変更すること。
  • 遁走、ヒステリー転換反応はよく見られる解離の現象。
  • 対抗恐怖的振る舞い、解離性同一性障害、薬物使用による高揚感、宗教的歓喜などでも見られる

参考

  • 1. 解離症状の実例
[display]http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/dissociation_example.htm
  • 2. wiki ja
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A3%E9%9B%A2_%28%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%29



大動脈」

  [★]

aorta (Z), Ao
大動脈弁
  • 大動脈径:胸骨左縁アプローチで左室長軸断面を得て、心エコーMモードで評価。




急性」

  [★]

acute
急性的鋭い鋭形急性型

動脈」

  [★]

artery (Z)
arteria
静脈





★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡