急性上気道炎

出典: meddic

acute upper respiratory tract infection
かぜ症候群


  • ウイルス性、細菌性がありうるが、抗菌薬投与は細菌性のみに対して行う。溶連菌による咽頭炎に対してはリウマチ熱を行うために抗菌薬を投与する。PSAGNに対する予防、あるいは咽頭痛、発熱に対する緩和効果はほとんど無いらしい。

UpToDate Contents

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和文文献

  • 急性上気道炎に対する一般医家の認識と抗菌薬過剰使用の実態
  • 長谷川 修,丹羽 義和,渡辺 雄幸 [他]
  • 日本医事新報 (4512), 61-64, 2010-10-16
  • NAID 40017319388

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【医師監修・作成】「かぜ(急性上気道炎)」鼻やのど(上気道)が炎症を起こしている状態の総称。原因はほとんどがウイルス感染で、抗菌薬は効果がない|かぜ(急性上気道炎)の症状・原因・治療などについての基礎情報を掲載 ...
いわゆる「風邪症状」と言われる「上気道炎」。ここでは上気道炎とは何か?そして症状・原因・治療を画像付きで説明します。また、慢性上気道炎との違いについても触れています。
自宅療養での注意点 急性上気道炎の多くは自宅療養で治ります。 インフルエンザウイルス以外の“かぜ”のウイルスには有効な薬がなく、ほとんどのかぜ薬はいろいろな症状をやわらげるための薬で、“かぜ”は免疫の力によって ...

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★リンクテーブル★
国試過去問109F018
リンク元かぜ症候群」「インフルエンザ
関連記事上気道」「気道」「」「急性」「上気道炎

109F018」

  [★]

  • 19歳の男性。鼻汁咽頭痛とを主訴に来院した。2日前から透明な鼻汁が多く、咽頭痛とともに少し咳が出るため受診した。痰は少量で透明な色調である。軽度の頭重感があるが食事は普通に摂取できている。同居している家族も同様の症状を呈している。既往歴に特記すべきことはない。体温37.3℃。咽頭に軽度発赤を認める。頸部リンパ節を触知しない。呼吸音に異常を認めない。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 109F017]←[国試_109]→[109F019

かぜ症候群」

  [★]

cold syndrome, common cold syndrome
上気道症候群 upper airway syndrome急性上気道炎 acute upper respiratory tract infection


概念

  • 上気道粘膜の急性カタル性炎症(急性カタル性上気道炎)の総称
  • 急性鼻炎や咽頭炎を呈し、全身症状は軽微。
  • 予後良好、2-5日で軽快し予後は良好。

病因

  • ウイルス:ほとんど
  • 特殊な細菌&細菌
  • 環境要因:個体条件(アレルギー、免疫不全、脱水、疲労、飲酒など)、物理化学的刺激(乾燥、寒冷)

疫学

  • 多くの人が1年に1回以上罹患。冬期に多い。
  • 小児において罹患回数が多い → 成人になると記憶T細胞、記憶B細胞が増加するため、なんとなくウイルスに対して抵抗性が付与される、はず。

病理

  • ウイルスの場合、上気道粘膜に付着して、粘膜上皮を冒す。上気道線毛円柱上皮(呼吸上皮)に付着し、上皮細胞は変性・脱落・壊死する。上皮を失った部位から細菌が侵入しやすくなる。

病型

症状

  • 鼻かぜ:鼻汁、鼻閉などの鼻症状が主体
  • のどかぜ:咽頭痛、嗄声など咽頭症状が主体
  • 気管支かぜ:咳、痰などの気管支症状が主体

共通の症状

  • まず、鼻炎症状が緩徐に発現し、鼻咽頭不快感・乾燥感、くしゃみ、鼻閉、水様鼻汁を呈する。

病原体に特異的な症状

診断

  • 臨床的診断
  • 検査はほとんどの場合行わないが、インフルエンザ、溶連菌などを鑑別する場合には迅速診断キットを使う。 → つかえる迅速診断キットがあればのはなし

検査

  • 血液検査:ウイルス感染の場合、WBCやCRPは動かないが、細菌感染があれば上昇する。
  • ウイルス分離は一般臨床では行われない。 → 高コストだし、培養している内に治癒する。
  • 血清抗体価測定ではペア血清で 4 倍以上の上昇で陽性とする。 → 高コストだし、ペア血清を取った時点で治癒する。
  • 細菌感染を疑ったら、喀痰検査(培養は時間がかかるので検鏡でしょう?)、血液検査(血算)のちに、培養して薬物感受性検査を行う(けど時間がどのくらいかかるのやら)

治療

  • 一般療法(安静、保温・保湿、栄養補給、脱水予防、入浴制限)
  • 対症療法:解熱・鎮痛薬、非ステロイド性抗炎症薬、蛋白分解酵素製剤、含嗽薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン薬
  • 細菌感染が疑われるときのみ、抗生物質を使用する。予防的に使うのはいかがな最中

予後

  • 良好。数日-1週間で軽快

予防

  • RSウイルス:適応が限られるが、ワクチンを使うことができる。


インフルエンザ」

  [★]

influenza, Flu, flu
流行性感冒epidemic catarrh
インフルエンザウイルスA型インフルエンザB型インフルエンザ
[show details]

概念

病原体

潜伏期間

  • 1-5日

感染経路

疫学

  • 冬期に流行

症状

  • 急性上気道炎
  • 子供の場合:けいれん、胃腸症状(下痢嘔吐)、中耳炎下気道炎
  • ハイリスク群(高齢者、乳児、慢性基礎疾患(心臓疾患、気管支拡張症、腎臓疾患、糖尿病):

合併症

  • 細菌性肺炎
気道粘膜の抵抗性低下、貪食細胞の機能低下による。
起炎菌:黄色ブドウ球菌、肺炎連鎖菌、インフルエンザ桿菌。
  • ライ症侯群
中枢神経合併症で小児に見られる。インフルエンザ及び水痘感染に際してみられる重篤な合併症。新形態射精疾患(急性非炎症性脳炎、脂肪肝から肝機能障害も起こす)。解熱剤として使われたアスピリンとの因果関係がある、らしい。このため、インフルエンザの解熱、とりわけ小児についてはアセトアミノフェンを使うこととなっている。
  • 中枢神経症状
A型インフルエンザウイルスによる上気道炎回復後2-3週間に発症。脳炎タイプは一過性で予後はよい。脳症タイプは予後が悪い。

経過

  • 全身症状(発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛)→局所症状(咳、咽頭痛)→鼻汁、結膜充血、流涙→局所症状の始まりから2-3日で回復
  • 感染力は発症直前から発症後3日までが最も強い。発症から7日間はウイルスを排出する。

治療

治療薬

検査

  • ウイルス分離:MDCK細胞に接種しCPEの観察。発育鶏卵を利用した羊膜amniotic cavity内接種。尿膜allantoic cavity内培養
  • ウイルス粒子検出:PCR
  • 血清診断:ペア血清を用いて、赤血球凝集抑制試験補体結合反応中和試験で診断

予防

香港A型、ソ連A型、およびB型のウイルスが含まれる
精製ウイルスからエーテル処理により脂質を除去したもの
→表面抗原に対する抗体は誘導されない→感染時に症状を軽減する効果

法令



上気道」

  [★]

upper respiratory tract, upper airway
気道

概念

参考

  • 1. wiki ja
  • [display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B0%97%E9%81%93



気道」

  [★]

respiratory tract, airway






炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症


急性」

  [★]

acute
急性的鋭い鋭形急性型


上気道炎」

  [★]

upper respiratory inflammation




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