出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/08 17:24:28」(JST)
ウィキペディアは医学的助言を提供しません。免責事項もお読みください。 |
この項目では、急性白血病の中の急性リンパ性白血病について説明しています。
|
急性リンパ性白血病 (Acute lymphoblastic leukemia) |
|
---|---|
分類及び外部参照情報 | |
ICD-10 | C91.0 |
ICD-9 | 204.0 |
ICD-O: | M9835/3 |
DiseasesDB | 195 |
eMedicine | med/3146 ped/2587 |
MeSH | D054198 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 | |
テンプレートを表示 |
急性リンパ性白血病(きゅうせいリンパせいはっけつびょう、 acute lymphoid leukemia)とは、白血病の一種。
リンパ球系の造血細胞が腫瘍化し、分化・成熟能を失う疾患であり、ALLと略される。小児白血病の多くは急性リンパ性白血病である。
急性リンパ性白血病では、フィラデルフィア染色体(Ph)t(9;22) という染色体異常がみられる場合があり、成人患者で多く約4人に1人(15~30%)の割合で見られフィラデルフィア染色体(Ph)陽性急性リンパ性白血病と呼ばれる。
骨髄内の細胞形成状態、芽球の状態によって、確定される。 また、フィラデルフィア染色体の存在によって治療方針は異なるため、これも治療開始前に確認される。
小児ALLは80%の長期生存が得られているが、成人のALLは60-80%は完全寛解するものの、長期生存率は15-35%と低い。t(9;22) t(4;11) 染色体陽性患者は 予後不良であったが、近年フィラデルフィア染色体陽性患者に対しては、従来の4剤併用療法にイマチニブを加える新しい治療法によって予後の改善が見込まれるようになってきた。
寛解導入には、ビンクリスチン+プレドニゾロン+アントラサイクリン系(ダウノルビシンやドキソルビシン)に、場合によってはL-アスパラギナーゼやシクロフォスファミドを併用する。地固め療法では寛解導入で用いる薬剤に加え、シタラビンやメトトレキサートも用いられることがある。ALLでは維持療法が重要であり、メトトレキサート+メルカプトプリンを中心に、ビンクリスチンやプレドニゾロンを用いる。
この「急性リンパ性白血病」は、医学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
拡張検索 | 「成人急性リンパ芽球性白血病」「T細胞性急性リンパ芽球性白血病」 |
関連記事 | 「リン」「リンパ芽球性白血病」「白血病」「芽球」「病」 |
近位尿細管 | 70% |
遠位尿細管 | 20% |
.