心雑音

出典: meddic

heart murmur, cardiac murmur
拡張期雑音過剰心音レヴァイン分類

収縮期雑音 systolic murmur


拡張期雑音 diastolic murmur

continuous murmur

  • 連続的な圧較差の存在を示唆する
  • A. continuous:動脈管開存症 PDA:肺動脈弁領域。動脈管を流れる血流と雑音が比例するので、S2に向かって大きくなり、S1に向かって小さくなる。
  • B. to-and-fro: AS + AR, PS+ PR :S1~(収縮期:AS,PSによる駆出性雑音。ダイアモンド型)~S2, S2~(拡張期:MR,PRによる逆流性雑音。decrescendo)~S1 S1に向かって小さくなるので、連続音とは区別できるはず。

手技見えp.116

  • 僧帽弁開放音(OS):MS
  • 収縮中期クリック:MVP
  • 拡張期ランブル + 前収縮期雑音:MS
  • 拡張期灌水様雑音/拡張期逆流性雑音:AR、PR
  • 収縮期逆流性雑音:心尖部:MR

体位との関係

  胸壁に近づく部位  
左側臥位 心尖部 僧帽弁雑音(MR, MS)、僧帽弁開放音(OS)、III音IV音
座位前屈位 大動脈弁領域 大動脈弁閉鎖不全症(AR)
肘膝位 (心膜>-<心臓) 心膜摩擦音

呼吸との関係

右心系:三尖弁の雑音

  • 吸気時増強、呼気時減弱
吸うとき強く、吐くとき弱く
吸うと胸腔内圧が陰圧になり、静脈還流量が増加する

左心系:僧帽弁、大動脈弁の雑音

  • 吸気時減弱、呼気時増強
吸うとき弱く、吐くとき強く
胸腔内圧が上昇すると、肺から心臓に向かう血流が増加する(ホントニか?)ので、左心系の雑音が増強するのだ???????????

手技との関連


疾患別

MS

  • 概念:拡張期ランブル
  • 時相:拡張中期(open snap)に続いて。
  • 最強点:心尖部
  • 放散:
  • 体位:左側臥位
  • 音程:低音

MR

  • 概念:収縮期逆流性雑音
  • 最強点:心尖部
  • 放散:左腋窩
  • 体位:左側臥位
  • 呼吸:呼気
  • 音程:高音

AS

  • 概念:収縮期駆出性雑音
  • 最強点:2LSB
  • 放散:右鎖骨下動脈、右頚動脈
  • 体位:座位
  • 呼吸:呼気

AR

  • 概念:拡張期灌水様雑音
  • 時相:拡張期
  • 特徴:呼気で増強
  • 最強点:3LSB
  • 放散:
  • 体位:座位前屈位
  • 音程:高音

MVP

  • 概念:収縮期逆流性雑音
  • 時相:収縮期中期。クリック音の後から。
  • 音程:高音  ←  圧較差が大きいため

ASD

  • 概念:駆出期駆出性雑音
  • 最強点:2LSB
  • 放散:
  • 体位:

VSD

病態特異的な心雑音

  三尖弁閉鎖不全症 大動脈弁閉鎖不全症 大動脈弁狭窄症 僧帽弁閉鎖不全症 僧帽弁狭窄症
TR AR AS MR MS
心音

I音減弱

I音減弱

I音亢進

心雑音
過剰心音 
その他徴候
 




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/03/23 07:51:24」(JST)

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和文文献

  • 単麻痺に心雑音を伴った乳児
  • 心膜液を伴う強皮症腎クリーゼの1例
  • 本田 謙次郎,大瀬 貴元,須藤 裕嗣,上田 浩平,鮎澤 信宏,正路 久美,藤乗 嗣泰,関 常司,藤田 敏郎
  • 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 44(5), 455-461, 2011-05-28
  • … と腎機能障害を認めた.入院後は降圧治療を行い血圧は150/80 mmHg程度まで改善,破砕赤血球も消失したが,腎機能悪化と浮腫の増悪を認め入院3日後に当科転院となった.入院時は上記皮膚所見に加え収縮期心雑音と肺野の乾性ラ音,四肢の浮腫を認め,尿蛋白・尿潜血を伴う腎機能障害,胸部X線で心拡大と肺うっ血像を認めた.心エコーでは心膜液貯留があり胸部CTでは両側肺野に軽度の間質性変化も認めた.抗Scl-70 …
  • NAID 10029406882
  • 心雑音 (日常診療でよくみる症状・病態--診断の指針・治療の指針) -- (胸部の異常)
  • 身体所見の取り方 心臓・血管系 (乳幼児診療AtoZ) -- (診察法の基本)

関連リンク

心雑音. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. 心雑音( cardiac murmur(カルディアック・マーマー))は正常な心臓では発生しない異常粗雑な 心音であり、循環器病の診断の目安となる症候の1つ。
健康診断あるいは風邪で医者に行った時などにお子さんの心臓の雑音を指摘されて 驚かれたお母さんも多いと思います.心雑音と ... 機能性(無害性)心雑音 心臓の病気が ないのに聴診器をあてると聞こえる雑音で心雑音の大半はこれにあたります.心臓の中 に ...
健康診断や病院で、突然心臓に雑音がある、と言われたら皆さんとても驚くでしょう。 しかし、"心臓に雑音"と言われたからといって、必ずしも悲観的になる必要はありません 。心臓の雑音(心雑音)の原因は様々です。本物の心臓病もあれば、心臓に全く病気が ない ...

関連画像

 再生機用の基本心雑音:画像スライド 16 / 29心雑音正常心音2008年6月19日心電図と心音・心雑音症例診断クイズ: 心雑音精査で


★リンクテーブル★
先読み過剰心音
国試過去問096C004」「108I063」「107G056」「106D057」「107G054」「104A025」「106G046」「104I048」「098F013」「108B029」「107I054」「106I070」「100H014」「106A024」「108F019」「104D026
リンク元急性リンパ性白血病」「完全大血管転位症」「心音」「murmur」「往復雑音
拡張検索収縮期心雑音
関連記事雑音」「

過剰心音」

  [★]

extra sound, tumor plop



096C004」

  [★]

  • 次の文を読み、4~6の問いに答えよ。
  • 54歳の男性。息切れと皮下の出血斑とを主訴に来院した。
  • 現病歴 : 生来健康で2年前の会社での健康診断では異常はなかった。4か月前から階段で息切れを自覚するようになり、2か月前の出張旅行では疲労感が強く、同僚に顔色不良を指摘された。そのころから常時頭重感があり、1週前に下腿前面に赤紫色の小斑点が出現しているのに気付いた。体重減少や発熱はない。常用薬はない。
  • 既往歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長172cm、体重63kg。体温36.8℃。脈拍70/分、整。血圧110/70mmHg。顔色は蒼白で、前胸部、下腿および足背に点状出血斑が多数散在する,表在リンパ節の腫大はない。眼瞼結膜は高度貧血様。舌とロ腔咽頭とに異常所見を認めない。心尖拍動の左方偏位を認めるが呼吸音に異常はない。腹部は軟で圧痛はなく、腸雑音は正常である。下腿に浮腫はない。四肢の深部腱反射に異常を認めない。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ウロビリノゲン(±)、尿潜血(-)。便潜血反応陽性。血液所見:赤血球160万、Hb 5.6g/dl、Ht 17.0%、網赤血球4‰、白血球2,300(桿状核好中球10%、分葉核好中球15%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球68%)、血小板0.9万。プロトロンピン時間(PT)100%(基準80~120)、APTT31秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン254mg/dl(基準200~400)、血清FDP10μg/ml以下(基準10以下)。Ham試験陰性。血清生化学所見:総蛋白6.7g/dl、アルブミン4.3g/dl、ハプトグロビン52mg/dl (基準19~170)、尿素窒素15mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸2.8mg/dl、総コレステロール102mg/dl、AST(GOT)16単位(基準40以下)、ALT(GPT)12単位(基準35以下)、LDH350単位(基準176~353)、Na141mEq/l、K4.1mEq/l、Cl108mEq/l。免疫学所見:CRP0.2mg/dl(基準0.3以下)、抗核抗体陰性、直接Coombs試験陰性。骨髄穿刺所見:有核細胞数は減少しているが、異型細胞を認めない。
  • この患者で予想される症候はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 096C003]←[国試_096]→[096C005

108I063」

  [★]

  • 74歳の女性。意識消失を主訴に来院した。 8年前に心雑音を指摘されていたが生来健康であり、そのままにしていた。数か月前から労作時に 2分程度の前胸部圧迫感を自覚していたという。昨日、自宅にて意識を失って倒れているところを家族に発見されたが、呼びかけにて意識は回復したため本日になって受診した。 ADLは自立している。脈拍 72/分、整。血圧 144/68 mmHg。胸骨右縁第 2肋間を最強点とする収縮期駆出性〈収縮中期性〉雑音を聴取し、心尖部に III音と IV音とを聴取する。呼吸音に異常を認めない。下腿に浮腫を認めない。心電図で左室肥大所見を認める。胸部エックス線写真では、心胸郭比 53%で、肺うっ血と胸水貯留とを認めない。心エコー検査で左室駆出率は 43%。心エコー検査の断層像 (別冊 No.24A、B)と連続波ドプラ法で記録した左室駆出血流速パターン (別冊 No.24C)とを別に示す。冠動脈造影で有意な狭窄病変を認めない。
  • 対応として適切なのはどれか。




[正答]


※国試ナビ4※ 108I062]←[国試_108]→[108I064

107G056」

  [★]

  • 79歳の男性。息切れ胸痛とを主訴に来院した。生来健康であったが、5年前から心雑音を指摘されていた。1か月前から坂道や階段歩行で息切れと胸痛とを自覚したため受診した。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧118/72mmHg。下腿に浮腫を認めない。聴診で収縮期駆出性(収縮中期性)雑音を聴取する。心エコーで大動脈弁の高度石灰化を認め、大動脈弁口面積は0.8cm2であった。人工弁の写真(別冊No.9①、②)を別に示す。
  • この患者の手術治療における2種類の人工弁に関する説明で最も適切なのはどれか。
  • a 「あなたには①の弁をお勧めします」
  • b 「②の弁は毎年交換する必要があります」
  • c 「①の弁は②の弁より弁機能に優れています」
  • d 「②の弁はアレルギー反応に関する術前精査が必要です」
  • e 「①の弁は手術後生涯にわたりワルファリンの内服が必要です」



[正答]


※国試ナビ4※ 107G055]←[国試_107]→[107G057

106D057」

  [★]

  • 58歳の女性。胸部圧迫感を主訴に来院した。 1か月前から、早朝に前胸部の圧迫感を感じるようになった。圧迫感は冷や汗を伴い、 5分程度で自然に消失するという。労作時には同様の症状はないという。喫煙は40本/日を38年間。飲酒は機会飲酒。身長163cm、体重72kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧126/78mmHg。呼吸数20/分。心雑音を聴取しない。下腿に浮腫を認めない。尿所見と血液生化学所見とに異常を認めない。入院時の心電図に異常を認めない。入院後に施行した冠動脈内アセチルコリン負荷時の右冠動脈造影写真(別冊No. 25A、 B)を別に蝣j;->"
  • 治療薬として適切なのはどれか。 2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 106D056]←[国試_106]→[106D058

107G054」

  [★]

  • 54歳の男性。息切れ皮下出血斑とを主訴に来院した。生来健康で1年前の会社での健康診断では異常はなかった。4か月前から階段で息切れを自覚するようになり、2か月前に顔色不良を指摘された。1週前に下腿前面に赤紫色の小斑点が多発しているのに気付き受診した。血液所見:赤血球160万、Hb 5.6g/dl、Ht17%、網赤血球0.4%、白血球2,300(桿状核好中球10%、分葉核好中球15%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球68%)、血小板0.9万。骨髄生検で著明な低形成を認める。
  • この患者で予想される症候はどれか。
  • a 脾腫
  • b 心雑音
  • c 嚥下障害
  • d 両上肢感覚障害
  • e 頸部リンパ節腫脹


[正答]


※国試ナビ4※ 107G053]←[国試_107]→[107G055

104A025」

  [★]

  • 62歳の女性。安静時の息切れを主訴に来院した。60歳ころから心雑音を指摘されていたが、放置していた。6か月前から労作時の息切れと動悸とを感じるようになった。脈拍84/分、整。血圧126/74mmHg。呼吸音に異常を認めない。収縮終期心エコー図(別冊No.7A)と収縮中期カラードプラ心エコー図(別冊No.7B)とを別に示す。
  • 聴診所見はどれか。2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 104A024]←[国試_104]→[104A026

106G046」

  [★]

  • 53歳の女性。会社の健康診断で心雑音を指摘され来院した。脈拍72/分、整。血圧132/60mmHg。胸骨左縁第3肋間を最強点とするII/VI度の拡張期雑音を聴取する。カラードプラ心エコー図(別冊No. 3)を別に示す。
  • この疾患で拡張期雑音を聴取しやすくするための手法はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106G045]←[国試_106]→[106G047

104I048」

  [★]

  • 15歳の女子。学校の健康診断で心雑音を指摘され来院した。小児期から強度の近視漏斗胸とを指摘されているが、健常な生活を送っている。身長168cm、体重48kg。脈拍72/分、整。血圧118/72mmHg。心エコー図(別冊No.7)を別に示す。
  • 心雑音の特徴はどれか。


  • a 連続性
  • b 収縮期・低調
  • c 収縮期・高調
  • d 拡張期・低調
  • e 拡張期・高調



[正答]


※国試ナビ4※ 104I047]←[国試_104]→[104I049

098F013」

  [★]

  • 51歳の男性。数日続く高熱悪寒とを主訴に来院した。2週前に殿部潰瘍の切開排膿を受けた。体温39.5℃。呼吸数22/分。脈拍96/分、整。指先に有痛性の小結節を認める。呼吸音正常。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血1+。血液所見:赤血球487万、Hb15.8g/dl、白血球12,800(好中球76%)。
  • 診断に重要な身体所見はどれか。
  • a. 心雑音
  • b. 背部叩打痛
  • c. 腸雑音低下
  • d. 肝下縁触知
  • e. 切開部硬結
[正答]


※国試ナビ4※ 098F012]←[国試_098]→[098F014

108B029」

  [★]

  • a 心雑音がなければ心エコー検査は有用ではない。
  • b 胸痛の有無にかかわらず 12誘導心電図を記録する。
  • c 血中心筋トロポニンが陰性であれば帰宅させてよい。
  • d 胸痛が消失していれば患者の予後は良好と判断できる。
  • e 心電図ST-T変化を認めなければ急性冠症候群は否定できる。


[正答]


※国試ナビ4※ 108B028]←[国試_108]→[108B030

107I054」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107I053]←[国試_107]→[107I055

106I070」

  [★]

  • 7歳の男児。学校の健康診断心雑音を指摘されたため来院した。チアノーゼを認めない。胸部聴診上、吸気時と呼気時とでII音が分裂し、収縮期雑音を聴取する。
  • これらの所見の聴診に最も通した部位はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I069]←[国試_106]→[106I071

100H014」

  [★]

  • 82歳の男性。3か月前から、10分程度(約300m)歩くと両下肢にしびれと脱力とが起きて歩けなくなるため来院した。しばらく立ち止まると症状は消失し、再び歩けるようになる。最近歩ける距離が次第に短くなってきた。
  • この患者の診察で重要なのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 100H013]←[国試_100]→[100H015

106A024」

  [★]

  • 52歳の男性。健康診断で心雑音を指摘されたため来院した。自覚症状はない。脈拍68/分、整。血圧142/84mmHg。心エコー図(別冊No. 3A、 B)を別に示す。
  • 診断として考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106A023]←[国試_106]→[106A025

108F019」

  [★]

  • 3歳の男児。 3歳児健康診査で心雑音を指摘され来院した。胸骨左縁第 2肋間を最強点とする III /VIの収縮期駆出性〈収縮中期性〉雑音を聴取し、この雑音は左頸部に放散する。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108F018]←[国試_108]→[108F020

104D026」

  [★]

  • 8歳の女児。学校の健康診断心雑音を指摘され来院した。自覚症状はない。四腔断面心エコー図(別冊No.7A、B)を別に示す。
  • みられるのはどれか。2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 104D025]←[国試_104]→[104D027

急性リンパ性白血病」

  [★]

acute lymphoblastic leukemia, acute lymphocytic leukemia, acute lymphoid leukemia, ALL
急性リンパ球性白血病
急性白血病急性骨髄性白血病 AML

疫学

  • 小児ALL:B前駆細胞系ALLは75-80%、T前駆細胞系ALLは10-15%

分類

リンパ球の種類

  • T細胞系:T-ALL
  • 前駆T細胞性リンパ芽球性白血病
  • B細胞系:B-ALL
  • 前駆B細胞性リンパ芽球性白血病
[show details]

FAB分類

  • FAB分類L1:小型で均一なリンパ芽球。クロマチン構造繊細。  →  小児型。予後良好
  • FAB分類L2:大小不同で大型のリンパ芽球。クロマチン構造粗造。   →  成人型。予後やや不良
  • FAB分類L3:大型で塩基性の細胞質を有する。クロマチンは細やかな点状で密。細胞質、核に空胞。 → 予後不良

病態

  • リンパ球系の細胞に分化障害が起こり腫瘍性に増殖して、骨髄における異常リンパ球の占拠や臓器への浸潤がみられ

、末梢血中にも認められるようになる。

  • この結果として造血障害や臓器浸潤による症状が認められるようになる。

症状

  • 貧血、易感染性、出血傾向
  • 異常リンパ球の浸潤(肝臓、脾臓、リンパ節、髄膜、精巣、皮膚、歯肉

検査

  • 血算:赤血球減少、血小板減少、白血球減少~増加
  • 骨髄穿刺:20%以上の芽球
  • 免疫染色:PAS染色陽性、MPO染色陰性。

予後

SPE.535改変
  予後良好群 予後不良群
初診末梢血白血球数 1万/μl未満 10万/μl以上
年齢 1歳~10歳 1歳未満。10歳以上
免疫学的細胞形質 B細胞前駆性 T細胞性、
B細胞性、
mixed lineage
胸腺腫大
初診時中枢神経系/精巣浸潤
著明な肝脾腫
著明なリンパ節腫大
染色体 高2倍体、t(12;21) 低2倍体、t(9;22), t(4;11)
治療14日目の骨髄中の芽球 5%未満 25%以上
ステロイドに対する感受性 良好 不良
参考5
  染色体異常 遺伝子異常 予後
B前駆細胞型ALL t(9;22) BCR/ABL融合 不良
t(4;11) MLL/AF4融合 不良
染色体数45本未満   不良
t(12;21) TEL/AML1融合 良好
t(1;19) E2A/PBX1融合 良好
染色体数50本以上   良好
T細胞型ALL t(11;19) TAL1変異 不良
MLL/ENL 良好
HOX11高発現 良好
NOTCH1変異 不明

メモ

  • リンパ節腫大がないことがある。貧血から心雑音で見つかることがあるし、出血傾向で見つかることがある。
  • 一般小児科では4-5日熱が続いたら採血するから見落とされることはないだろう。成人だと、熱が持続していても、漢方薬解熱薬経過を見ることがあるので、他の症状が無い限り見落とされるかもしれない(私見)。

参考

  • 1. 急性リンパ性白血病 (ALL) - 血液腫瘍画像データベース
[display]http://www.midb.jp/blood_db/db.php?module=FAB&action=Index&id=2
  • 2. 急性リンパ性白血病:[がん情報サービス]
[display]http://ganjoho.jp/public/cancer/data/ALL.html
  • 3. wiki ja
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A5%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E6%80%A7%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%97%85
  • 4. 急性リンパ性白血病 | がんプロ.com
[display]http://www.gan-pro.com/public/cancer/hemat/acute-lymphoid-leukemia.html
  • 5. 小児の白血病 受診から診断、治療、経過観察への流れ - がん情報サービス
[display]http://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/odjrh3000000puq6-att/leukemia01.pdf
  • 6. 急性リンパ性白血病の予後

http://www.news-medical.net/health/Acute-Lymphoblastic-Leukemia-Prognosis-(Japanese).aspx

  • 7. [charged] Risk group stratification and prognosis for acute lymphoblastic leukemia in children - uptodate [1]


国試



完全大血管転位症」

  [★]

complete transposition of great arteries, complete-TGA
完全大血管転位 ← googleでこちらが多く、ガイドラインではこちらが使われている。一方、教科書には「完全大血管転位症」として載っていることが多い
大血管転位症 TGA修正大血管転位症
[show details]


概念

  • 大動脈が右室から、肺動脈が左室から起始している先天性心疾患。

疫学

  • 男児に多い(64$)
  • 早産や低体重児であることは少ない

病型

  • 1型:60%:VSD(-)、PS(-)、ASD、PDA → 心房中隔欠損か動脈開存症が生存に必須。
  • 2型:30%:VSD(+)、PS(-)
  • 3型:10%:VSD(+)、PS(+)

治療

手術療法

  • I型:生後14日までにarterial switch
  • そうでないと肺動脈・左室圧が低下し左室の心筋重量が低下してしまうため、術後に左室芽体血圧を支えることができなくなるため

まとめ PED.922

  VSD PS チアノーゼ 頻呼吸 陥没呼吸 心雑音 肺血管陰影 手術
I型 生後 なし なし 増強 生後14日までにarterial switch
II型 軽度   生後1-2週 生後数日 新生児期・乳児期早期にarterial switch手術+VSD閉鎖術
III型       生直後 Blalock-Taussig手術→Rastelli手術。乳児期から幼児期前半。

SPE.456-457, 医学大事典, YN.C-115

  割合 VSD PS ASD PDA 肺高血圧 チアノーゼ うっ血性心不全 肺血管陰影
(PHを反映)
心室肥大
pressure loadを反映?
予後 姑息手術・内科的治療 根治手術
 
I型 60(%) あり あり 生後より強い 増強 右室 うっ血心不全で70%死亡 BAS/Blalock-Hanlon手術PGE1 生後14日までにJatene手術施行
II型 30(%)     ++ 軽度   増強 右室+左室 肺高血圧で6ヶ月以内に大部分死亡 PA binding(肺血流↓)、(新生児期にBAS) 新生児期~3ヶ月以内にJatene手術施行
III型 10(%)     I型より重症   右室 比較的良好 Blalock-Taussig手術(肺血流↑) 1,2歳で二期的にRastelli手術施行


参考

  • 先天性心疾患の診断、病態把握、治療選択のための検査法の選択ガイドライン
  • [display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_hamaoka_h.pdf
-complete transposition of the great arteries
TGA


心音」

  [★]

heart sound
過剰心音心雑音心拍数

心音

過剰心音

拡張期過剰心音 extra diastolic heart sound PHD.36

open snap

  • 三尖弁や肺動脈弁が開く音。三尖弁領域や僧帽弁領域で聴取。高音。僧帽弁狭窄症、三尖弁狭窄症。呼吸で変動しにくい。
  • 僧帽弁狭窄症:左胸骨縁~心尖。A2~P2~OSの順に聞こえる。吸気ではS1,,,A2, P2, OS、呼気ではS1,,,S2,OSと聴取される。病状が進行するほどS2~OSは狭くなる(左心房の圧上昇を反映)。

III音

IV音

  • 左房が固くなった左室に対して強力に収縮するときの音 PHD.37

qudruple rhythm or summation gallop

pericardial knock

  • まれ
  • 高音
  • 収縮性心膜炎
  • 拡張期早期
  • S2の後(S3やOSと混同しやすい。OSより若干遅めで、音が大きい。ventricular gallopよりタイミングは早い)
  • 心室への血流充満が急激に止まる(abrupt cessation)ことにより生じる

収縮期過剰心音 extra systolic heart sound PHD.35

収縮期早期

  • ejection click:大動脈弁や肺動脈弁が開く音。大動脈弁領域・肺動脈弁領域で聴取。高音。大動脈弁狭窄症、肺動脈弁狭窄症、大動脈の拡張、肺動脈の拡張。
  • 大動脈弁狭窄症、肺動脈弁狭窄症:硬くなった弁が急に開くため?
  • 大動脈の拡張、肺動脈の拡張  :大動脈・肺動脈基部が急激に緊張するため?
  • aortic ejection click  :心基部、心尖部聴取。呼吸変動無し
  • pulmonic ejection click:心基部のみで聴取 。吸気で減弱

収縮期中期~末期

心音と過剰心音のまとめ QB.C-360

  音を発する構造 聴診部位 疾患
*I音 房室弁 心尖部 MS
*II音 肺動脈弁、大動脈弁 心基部 HT, PH
*III音 拡張早期に血液が心臓に充満する音   容量負荷(心不全)、生理的
*IV音 拡張後期に心房収縮により心室壁が振動する音   圧負荷(拡張不全)

呼吸性変動

  • 吸気時:心拍数
  • 呼気時:心拍数
  • I音-II音の間隔の変化は小さい。

II音の分裂

まとめ

  心拍数 II音分裂
吸気 A2-P2
呼気 S2

心音減弱

記載方法の例

  • I音(→) II音(→) III音(-) IV音(-)
I音亢進減弱無し(=normal intensity) II音normal splitting



murmur」

  [★] 心雑音

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「speak softly or indistinctly; "She murmured softly to the baby in her arms"」

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「(流れる水・そよぐ葉などの)『ざわるき』,かすかな音;(人の声の)『ささやき』,ぼそぼそいう声《+『of』+『名』》 / 不平の声,ぶつぶつ言うこと / 〈川・風・木の葉などが〉『ざわめく』 / 〈人が〉『ささやく』,つぶやく / 《まれ》(…について)ぶつぶつ不平を言う《+『at』(『against, about』)+『名』》 / …‘を'『ささやく』,ぼそぼそと言う,小声で言う」

WordNet   license wordnet

「make complaining remarks or noises under one''s breath; "she grumbles when she feels overworked"」
mutter, grumble, croak, gnarl


往復雑音」

  [★]

to-and-fro murmur, to and fro murmur
ブランコ雑音 シーソー雑音 seesaw murmurto-and-fro雑音
心雑音大動脈弁逆流症


  • 拡張期雑音 + 収縮期雑音(小さい)
  • I音はcrescendo-decrescendoで一旦途切れ、II音がdecrescendoとなる。  ←  連続性雑音とは違う。
  • 拡張期雑音:拡張期の逆流
  • 収縮期雑音:一回拍出量の増加による相対的大動脈弁狭窄

YN.C-10

  • ARを合併したVSD(I型)
  • ASを合併したAR



収縮期心雑音」

  [★]

systolic murmur
収縮期雑音収縮期性心雑音


雑音」

  [★]

noise
ノイズ心雑音部分音




音」

  [★]

tonesound
緊張緊張度トーン響く健全





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