弁閉鎖不全

出典: meddic

機能不全逆流不十分不全不全症不足逆流症閉鎖不全症弁閉鎖不全症機能不全症

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 症例報告 僧帽弁閉鎖不全症による心房細動16例の内科的治療と予後に関する調査
  • 平川 篤,高橋 義明,大道 嘉広 [他]
  • 獣医畜産新報 64(11), 915-919, 2011-11
  • NAID 40019056662
  • 臨床経験 左室再同期療法施行後も心不全を繰り返すadriamycin心筋症に対する僧帽弁置換術と乳頭筋接合術
  • 古川 智邦,向井 省吾,尾畑 昇悟 [他]
  • 胸部外科 64(12), 1091-1095, 2011-11
  • NAID 40019037323

関連リンク

弁膜症には閉鎖不全症と狭窄症とがあります。 狭窄症・・・弁が癒合して狭くなり弁が開く時に血液の流れが妨げられるもの 閉鎖不全症・・・弁が閉鎖する時、不完全に閉鎖するため逆流を起こすもの (1)僧帽弁狭窄症
症状 軽度・中等度の三尖弁閉鎖不全では症状はほとんどありませんので、聴診や心エコー図検査でたまたま見つかることも少なくありません。重症になると右心不全症状と呼ばれる自覚症状が出現します。具体的には腹部不快感や全身 ...

関連画像


押しても画像が表示されない場合はサーバが混雑しています。2週間ほどあけて、再度押下してください。


★リンクテーブル★
先読みregurgitation」「機能不全
リンク元insufficiency」「不足」「不十分」「機能不全症」「逆流
拡張検索僧帽弁閉鎖不全症」「大動脈弁閉鎖不全症」「三尖弁閉鎖不全症」「先天性大動脈弁閉鎖不全症」「大動脈弁閉鎖不全
関連記事不全」「閉鎖」「閉鎖不全

regurgitation」

  [★]

  • n.
  • 逆流、反流。吐きもどし、反芻
逆流

WordNet   license wordnet

「backflow of blood through a defective heart valve」

WordNet   license wordnet

「recall after rote memorization; "he complained that school was just memorization and regurgitation"」

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「逆流 / (未消化食物の)吐きもどし,反芻(はんすう) / 血液の逆流」


機能不全」

  [★]

insufficiency, failure


insufficiency」

  [★]

  • n.
dearthdeficientdeficitdysfunctionfailingfailurehypofunctionimperfectain shortinadequateincompetenceinsufficientinsufficientlylacklowmalfunctionpaucitypoorlyregurgitationscantyscarcescarcityshortshortageshortnessstun

WordNet   license wordnet

「a lack of competence; "pointed out the insufficiencies in my report"; "juvenile offenses often reflect an inadequacy in the parents"」
inadequacy

WordNet   license wordnet

「(pathology) inability of a bodily part or organ to function normally」

WordNet   license wordnet

「lack of an adequate quantity or number; "the inadequacy of unemployment benefits"」
inadequacy, deficiency

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「不十分な[点],不足;不適当,不向き」


不足」

  [★]

deficitlackinsufficiencyshortagepaucityshortnessdearthscarcityinsufficientshortscarcein short
乏しい、欠く、機能不全欠損欠乏不十分不全不全症まれ要するに短い省略された弁閉鎖不全欠如欠陥弁閉鎖不全症機能不全症


不十分」

  [★]

insufficiencyinsufficientlowscantyinadequatedeficientinsufficientlypoorly
乏しい、欠く、機能不全欠損欠乏欠乏性不全不全症不足不適切不適当低い弁閉鎖不全弁閉鎖不全症機能不全症

機能不全症」

  [★]

dysfunctioninsufficiency
機能障害機能不全障害不十分不全不全症不足機能異常症弁閉鎖不全機能異常弁閉鎖不全症


逆流」

  [★]

reversal flow, reverse flow, retrograde flow, reflux, regurgitation, regurgitate, backflush
還流弁閉鎖不全逆流症閉鎖不全症



僧帽弁閉鎖不全症」

  [★]

mitral insufficiency, MI, mitral valve insufficiency, mitral incompetence
僧帽弁逆流症 mitral regurgitation MR
僧帽弁閉鎖不全 mitral valve regurgitation
僧帽弁心臓弁膜症
[show details]

疫学

  • 弁膜症の20-25%をしめる(YN.C-97)

分類

  • 急性
  • 慢性

病因

  • 僧帽弁は弁尖、弁輪、腱索、乳頭筋が一つの機能単位である(僧帽弁装置、僧帽弁複合体)。このいずれかの機能不全でもMRを生ずる。
参考1
  • リウマチ性
  • 非リウマチ性
  • 僧帽弁逸脱
  • 原発性/腱索断裂/straight back症候群/漏斗胸
  • 家族性/ Marfan 症候群/Ehlers-Danlos症候群
  • 心房中隔欠損症/肥大型心筋症/甲状腺機能亢進症
  • 虚血性心疾患
  • 感染性心内膜炎
  • 拡張型心筋症などの拡大心
  • アミロイドーシス

器質的病変

  • リウマチ熱
  • 感染性心内膜炎、
  • 心内膜床欠損症
  • 僧帽弁逸脱症候群に合併するもの、Marfan症候群
  • 腱索断裂、乳頭筋断裂、乳頭筋機能不全
  • 外傷性

機能的病変

  • 機能性MR:拡張型心筋症などによる心室拡大で乳頭筋が弁尖を牽引
  • 虚血性MR:心筋梗塞により外側に乳頭筋が偏位

頻度順

病態

  • 収縮期における血流逆流 → 容量負荷 → 左心房拡大、左心室拡大 → 肺うっ血、肺高血圧 → 右室拡大
左心不全 → 右心不全

急性MRと慢性MRとの違い

PHD.205
  • 急性MR:左房は比較的コンプライアンスが小さく、急激な血液の逆流により左房圧が上昇する。これにより逆流はある一定レベルに保たれるが、この圧上昇は肺循環に伝わり急激な肺うっ血、肺水腫をきたすので救急疾患である。左房圧やPCWPは上昇し、v波の著明な上昇が認められ、肺循環を維持するために肺動脈と右室圧も上昇する。
  • 慢性MR:病態は緩徐に進行するので、これに対処できるよう左房は拡張し、またコンプライアンスを大きくする。左房は多くの血液を貯めることが出来、肺循環の血圧上昇を防ぐことを可能にしている。この反面、左心室の血流は体循環よりより抵抗の低い左心房に流れるようになり、心拍出量が低下することになる。また、左房の拡張は心室細動リスクを増大させる。左心室も容量負荷により拡張をきたすため、心拍出量を比較的維持できるようになっているが、やがて破綻し心不全症状を呈するようになる。

症状

  • 軽症例では無症状
  • 肺循環、右心系に負荷がかかれば呼吸困難、浮腫、易疲労性、肝腫大など

身体所見

聴診

心雑音

収縮期
  • 時期:汎収縮期雑音。  ←   逆流性収縮期雑音   MRが進展すれば(advanced MR)、II音(正確にはA2)を越えて聴取されてしまう!!理由は大動脈弁が閉じた後にも、左心室の圧が左心房より高い状態が存在しえて、逆流が継続するから(PHD.41)。
  • 最強点:心尖部
  • 放散:左腋窩
拡張期
Carey-Coombs雑音
  • 時期:拡張期(III音に引き続いて聴取)
  • 最強点:心尖部

過剰心音

  • I音↓、II音 (PHでwidened splitting, IIpが遅延)、III音↑(volume load)、

検査

胸部X線像

  • 左室拡大(左第四弓)、左房の拡張(左第三弓)、肺門部うっ血・肺動脈拡大(左第二弓)

心電図

  • 左右心室肥大(高振幅、僧帽性P)、心房細動

心カテーテル検査

  • 左室造影でSellerの逆流度分類による重症度の判定を行う。
  • 肺動脈楔入圧の上昇 ← 左房圧上昇を反映

心エコー

  • カラードプラーで逆流の重症度を判定。
  • 左心房への逆流がモザイク像としてとらえられる

診断

  • カラードプラーか心カテーテル検査で、左心室から左心房への逆流を証明する

重症度の判定

  • カテーテル造影を用いて、左室造影を行うことによる分類

治療 IMD.777

内科的治療

外科的治療

  • 適応:心不全症状が薬物で改善しない場合、無症状でも高度の逆流(Sellers grade III)で左室が拡大傾向にあるもの
  • 僧帽弁形成術(弁形成術(自己弁温存術式が第一選択))、僧帽弁置換術(人工弁置換術)
僧帽弁逆流の手術をうける患者のうち、手術適応となる原因の80-90%は弁尖や腱索の変性に因る逸脱症である。(参考1)

合併症

  • 心房細動
  • 心房細動に伴う血栓症
  • 感染性心内膜炎

予後

  • 比較的良好

参考

  • 1. 弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2007年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_matsuda_h.pdf




大動脈弁閉鎖不全症」

  [★]

日本では、英語表記ではaortic regurgitation AR、日本語表記では「大動脈弁閉鎖不全症」とするのが一般的?
大動脈弁閉鎖不全症 大動脈弁閉鎖不全 aortic valve insufficiency, AI
大動脈弁逆流症 大動脈弁逆流 aortic regurgitation AR, aortic valve regurgitation
弁膜症
[show details]

概念

  • 大動脈弁の閉鎖不全により、拡張期に大動脈の血液が左心室に逆流する病態。
  • 左室の容量負荷が特徴

身体所見

聴診

  • 心音:S1↑, S2?, S3?,S4?
参考6
  • S1:soft
  • S2:variable
  • A2:soft~absent
  • P2:normal
  • S3:左心機能が落ちれば聴取される
  • 心雑音
  • 拡張期逆流性雑音 = 拡張期灌水様雑音 = blowing murmur in early diastole along the left sternal border
最強点:3LSB。
持続時間:軽症・急性型では持続時間は短い。
音量は一定かだんだん小さくなる(decrescendo)
重症度と音量は相関しないが、雑音の持続時間は参考になる。軽症では拡張期の初期にのみ吹くような(blowing)音が聴取される。重症になるにつれだんだん伸びていき、しまいには拡張期全体に聴取されるようになり、音は粗な音である(rougher)。

(参考6) :::持続時間は重症度を反映しないが、軽度ARでは持続時間は短い(なぜ?)。また急性ARでも短いが、これは拡張期にすぐに大動脈と左心室の圧が均衡するからである(圧較差が小さいということか?)。(up2date)

  • Austin Flint murmur:拡張期中期に低音を心尖で聴取。拡張期に大動脈弁から逆流してくる血液の乱流により、僧帽弁前尖が下方に押し下げられMS様の雑音を生じる。Austin Flint雑音はMSと違ってopening snapがなく、収縮期前期の雑音の増強がない。(PHD.214)


特徴的な身体所見 PHD.215

二峰性脈 bisferiens pulse 頚動脈や腕頭動脈で収縮期に二峰性の脈を感じる
コリガン脈 Corrigan pulse 著しく膨張し虚脱する脈
ミュッセ徴候 de Musset sign 収縮期に頭が上下に動く
デュロジェ雑音 Duroziez sign 大腿動脈を軽く押さえると往復雑音が聴取される
ヒル徴候 Hill sign 収縮期の膝窩動脈圧が上腕動脈圧よりも60mmHg高い
ミュラー徴候 Muller sign uvulaの収縮期のは駆動
クインケ徴候 Quincke sign 口唇や近位爪床で毛細血管の拍動が見える
トラウベ徴候 Traube sign Pistol-shot音が大腿動脈で聴取される


末梢の症状にトラウベ徴候、デュロジェ雑音、コリガン脈(water hammer pulse)があるが、これらは慢性ARでは特徴的だが、急性ARではほとんど見られない。急性ARではstroke volume and diastolic filling volumeが増えないためである(uptodate)

検査

心エコー

参考

  • 1. mayoclinic

[display]http://www.mayoclinic.com/health/aortic-valve-regurgitation/ds00419

  • 2. virtualmedicalcentre

[display]http://www.virtualmedicalcentre.com/diseases.asp?did=7

  • 3. heart-valve-surgery

[display]http://www.heart-valve-surgery.com/aortic-valve-regurgitation-symptoms.php

  • 4. AHA americanheart

[display]http://www.americanheart.org/presenter.jhtml?identifier=4448

  • 5. patient.co.uk

[display]http://www.patient.co.uk/health/Aortic-Regurgitation.htm

  • 6. [charged] Pathophysiology and clinical features of chronic aortic regurgitation in adults - uptodate [1]

ガイドライン

  • 1. 弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2007年改訂版)
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_matsuda_h.pdf

国試



三尖弁閉鎖不全症」

  [★]

tricuspid insufficiency tricuspid incompetence TI
三尖弁逆流症 tricuspid regurgitation TR 三尖弁逆流 tricuspid valve regurgitation
三尖弁閉鎖不全 三尖弁閉鎖不全症
三尖弁先天性三尖弁閉鎖不全症

概念

  • 三尖弁位で収縮期に右室から右房へ血液の逆流が生じる疾患。

病因

身体所見

  • 聴診



先天性大動脈弁閉鎖不全症」

  [★]

congenital aortic insufficiency, congenital aortic incompetence
先天性大動脈弁逆流 congenital aortic regurgitation


大動脈弁閉鎖不全」

  [★] 大動脈弁閉鎖不全症


不全」

  [★]

機能不全、失敗、不十分不全症不足無能無能力弁閉鎖不全弁閉鎖不全症機能不全症


閉鎖」

  [★]

closure
縫合
  • 手術・外傷により生じた組織損傷を縫い合わせること


閉鎖不全」

  [★]

dysraphism、(ラ)dysraphicus




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡