左室拡張終期圧

出典: meddic

left ventricular end-diastolic pressure LVEDP, left ventricular end-diastollic pressure
左室拡張末期圧
左室拡張期圧血圧
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概念

  • 左室が完全に弛緩した拡張終期での左室圧。
  • 左室前負荷の指標となる → 左室拡張終期圧が高いと肺水腫を来す。
  • 左心機能低下があると左室拡張期圧は上昇する。
  • 拡張終期では左心房、肺静脈圧、肺動脈楔入圧と関連がみられる、らしい。
  • CABGの適応を考える際、左室機能の一つとして考慮される(20mmHg以下である場合。これに加え、駆出率が)

正常範囲

  • 5-12 mmHg(YN.C-78)

病態生理

  • 平均心房圧や肺静脈圧と相関する。
  • 1. 容量負荷で上昇:ARなど
  • 2. 左室の拡張不全で上昇:心筋肥大(高血圧)や心筋の瘢痕組織化(心筋梗塞後)による

UpToDate Contents

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和文文献

  • 犬の大動脈狭窄症に対する外科的治療法・左心室-大動脈間弁付き導管法(AAVC)に関する研究(外科学)
  • 平尾 秀博,井上 知紀,星 克一郎,小林 正行,島村 俊介,清水 美希,田中 綾,高島 一昭,森 有一,野一色 泰晴,山根 義久
  • The journal of veterinary medical science 67(4), 357-362, 2005-04-25
  • … イパス群とした.もう4頭にはAAVC移植術は行わず大動脈パンディングのみを行いコントロール群とした.心臓カテーテル検査と心血管造影検査を術後2週間, 6カ月に行い, 血行動態を評価した.左室収縮期圧, 左室拡張終期圧, 左室-大動脈間圧較差それぞれにおいて2群間に有意な差(p<0.01)がみられた.左室心血管造影検査でバイパス群の全頭において弁付き導管の開存が確認された.心臓エコー検査を術前, 術後2, 4, …
  • NAID 110003963735
  • 超音波ドプラー法を用いた左室拡張早期流入速度 : 流入量関係による新しい左室拡張性の評価
  • 大栗 治彦,黒川 信悟,笹岡 大史,木川田 隆一
  • 北里医学 24(5), 368-375, 1994-10-31
  • … CAD群ではEDFVと平均肺動脈楔入圧および左室拡張終期圧は正の相関を示し,EDFVは左室前負荷に依存していた。 …
  • NAID 110004696729
  • 心筋虚血の検出における左室拡張終期圧の有効性について : アセチルコリン誘発試験での検討 : 日本循環器学会第89回東海・第74回北陸合同地方会
  • 星野 恒雄,松永 洋一,濱野 慶朋,小野 法久,坂田 和之,吉田 裕,森 典子,横山 正一,鏑木 恒男
  • Japanese Circulation Journal 58(SupplementIII), 857, 1994-09-20
  • NAID 20006569682

関連リンク

は左房圧,肺動脈圧,肺静脈圧,肺毛細管圧. の上昇をきたし,肺うっ血,肺水腫を 生じる. また,二次的に右室拡張期圧,右房圧が上昇. し,浮腫やうっ血肝などの全身 のうっ血症状. を生じる.他方,拡張障害が高度になると,. 左室拡張終期容積の減少 から一 ...
左房圧を反映するといわれている。僧帽弁狭窄症などがない限り左室拡張末期圧( LVEDP)に等しいとされている。平均圧は正常では2~15mmHgである。PCWPが増加 する病態としては左房への流入血液量が増加する病態、具体的には僧帽弁閉鎖不全症 、僧 ...
肺動脈特有の波形を見たらバルーンを拡張し、波形が消える(ウェッジされる)ところで 止め、バルーンを収縮させて固定する。 ... 右心室と左心室は同時に同じ回数だけ収縮 するので、右心拍出量が左心拍出量でもあると考えて差し支えない。これは一回拍出量 も ...

関連画像

⑥ 冠動脈 造影 や 心筋 生検 に


★リンクテーブル★
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関連記事拡張」「左室拡張」「拡張終期」「

血圧」

  [★]

blood pressure, BP
動脈圧 arterial pressure AP
血圧測定

成人の血圧(日本高血圧学会 2004年版ガイドライン)

  • 至適血圧:120mmHg かつ 80mmHg
  • 正常血圧:130mmHg かつ 85mmHg
  • 正常高値血圧:130~139mmHg または 85~89mmHg
  • 軽症高血圧:140~159mmHg または 90~99mmHg
  • 中等症高血圧:160~179mmHg または 100~109mmHg
  • 重症高血圧:≧180mmHg または ≧110mmHg
  • 収縮期高血圧:≧140mmHg かつ <90mmHg

糖尿病性腎症

  • 管理目標: 130/80 mmHg
  • 尿蛋白1g/日以上:125/75 mmHg

冠血管と血圧

  • In the normal state, autoregulatory mechanisms adjust coronary tone tomatch myocardial oxygen supply with oxygen requirements. In the absence of obstructive coronary disease, thesemechanisms maintain fairly constant rate of coronary flow, as long as the aortic perfusion pressure is approximately 60 mmHg or greater.

血圧の異常

血圧の上肢における左右差

  • 大動脈炎症候群:腕頭動脈、鎖骨下動脈の狭窄・閉塞を生じる
  • 動脈硬化:鎖骨下動脈領域の病変があるとき、左右の脈拍差や皮膚温の違いを生じる

血圧の上下肢の差(下肢>上肢)

  • 大動脈炎症候群:大動脈弓部が冒されやすいが、鎖骨下動脈が冒された場合に上肢の血圧が低下。
  • 解離性大動脈瘤:解離腔に生じた血腫が鎖骨下動脈を圧迫すると、上肢の血圧が低下
  • 大動脈閉鎖不全症Hill徴候

収縮期血圧のみ高い。拡張期血圧は高くない

拡張期に動脈血流が減少する病態(血流が体循環に押し出されないか、心収縮力のみ上昇している状態?(体循環の血管抵抗が上がっていない?))
脈圧が上昇する
  • 1. 大動脈基部の血流が逆流やシャントにより減少する場合
  • 3. その他

ショック

  • 収縮期血圧 90 mmHg以下

非侵襲的な血圧測定法による血圧の上肢・下肢の差

  • 血圧を測定するために駆血帯で血流を遮断する必要がある。このとき、下肢の動脈の方が深部を走行しているため上肢より強く駆血帯で圧迫する必要がある。強く圧迫を要する分だけ下肢の血圧が高く測定されてしまう。


心血管とその周囲の血圧 YN.C-29

see also PHD.61
中心静脈   肺動脈楔入圧
4~8 8~20
右心房 左心房
1~4 8~20
右心室 左心室
8~20 120~20
肺動脈 大動脈
8~20 120~70

臓器移植における脳死判定の除外

脳死判定#脳死判定の除外規定臓器の移植に関する法律施行規則#第二条第四項
  • 収縮期血圧が以下で定められる数値未満の場合には脳死判定ができない。
  • 1歳未満の者 65
  • 1歳以上13歳未満の者 年齢x2+65
  • 13歳以上の者 90

国試



LVEDP」

  [★] 左室拡張末期圧 left ventricular end-diastollic pressure


右房圧」

  [★]

right atrial pressure, RAP
中心静脈圧上大静脈圧



冠灌流圧」

  [★]

coronary perfusion pressure CPP
冠状動脈灌流圧
冠血流量 coronary blood flow CBF


左室拡張期圧」

  [★]

left ventricular end-diastolic pressure
左室拡張末期圧左室拡張終期圧

左室圧」

  [★]

left ventricular pressure
左心室血圧左室拡張終期圧


left ventricular end-diastolic pressure」

  [★] 左室拡張終期圧 LVEDP 左室拡張末期圧


拡張」

  [★]

dilationdilatationenlargementextensiondilatedistendenlargeextenddilated
延ばす延長及ぶ拡大散大伸長伸展増大怒張伸びる広がる膨張拡張型伸び伸張


左室拡張」

  [★]

left ventricular dilatation
左心室拡張
左室拡大 left ventricular enlargement
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拡張終期」

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end-diastolic, end-diastole ED
拡張末期弛緩末期
心周期

圧」

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pressure
圧力




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