尿路結石症

出典: meddic

urolithiasis, urinary calculus, urinary tract stone disease
尿石症
結石尿路結石

疫学

  • 40-50歳代

病因

  • 尿の酸性度の変動、尿中成分の溶解度の低下
  • 尿路の炎症、尿流のうっ滞

部位による区分

症状

  • 尿管の狭窄部
  • 結石疼痛

検査

  • 血尿(肉眼的~顕微鏡的)

鑑別診断

  • 腹部大動脈瘤(腹部腫瘤触知, 腹部CT(単純~造影))、腎梗塞(塞栓を来す基礎疾患の有無(IE,Af,弁膜症), 側腹部痛, 血尿, 血圧↑, LDH・ALP・AST↑, 腹部CT(確定は造影するしかない))

治療

  • 経過観察:6-7割は自然に排石される。腹部単純XPで1.0×0.6cm以下 / 短径5mm以下なら自然排石期待。
  • 対症療法:疝痛に対しインドメタシン座薬、ボルタレン座薬、ソセゴン+アタラックスP
  • 排石促進:尿管蠕動運動促進、利尿
  • 内視鏡的療法
  • 経皮的腎切石術 PNL
  • 珊瑚状結石やUPJ狭窄合併例で実施。経皮的に腎ろうを作成し、内視鏡を挿入する
  • 経尿道的尿管結石摘出術 TUL
  • 中下部尿管結石症例に対して尿管鏡を使用し、超音波、レーザー等で砕石。全尿路の結石に対応可能
  • 骨盤骨部以外の尿路結石ではfirst choice。体外からの衝撃により破砕された石がstone streetを作る。合併症として血尿、腎皮膜下出血、発熱、疼痛。妊婦、下大動脈瘤患者などでは禁忌。
  • 外科的療法
  • 腎盂切石術、腎切石術、腎摘出術、尿管切石




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/25 18:31:51」(JST)

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和文文献

  • 結石による尿路閉塞を伴った重症腎盂腎炎の治療経験
  • 高本 篤,那須 良次,杉本 盛人 [他]
  • 西日本泌尿器科 = The Nishinihon journal of urology 75(1), 12-16, 2013-01-00
  • NAID 40019549070
  • 尿路結石症診療ガイドラインからみた再発予防に対する展望 (第61回日本泌尿器科学会中部総会 シンポジウム4「尿路結石ガイドライン : 改訂版の概要と上手な使い方」)
  • 宮澤 克人,森田 展代,菅 幸大 [他],森山 学,鈴木 孝治
  • 泌尿器科紀要 = Acta urologica Japonica 58(12), 707-711, 2012-12-00
  • In Japan, the number of patients with urolithiasis has continued to increase at a faster rate, with a lifetime morbidity in 2005 of 15.1% for males and 6.8% for females, possibly due to : 1) westerniz …
  • NAID 40019530795
  • 尿路結石症診療ガイドライン : 診断・治療のUpdate (第61回日本泌尿器科学会中部総会 シンポジウム4「尿路結石ガイドライン : 改訂版の概要と上手な使い方」)
  • 麦谷 荘一
  • 泌尿器科紀要 = Acta urologica Japonica 58(12), 703-706, 2012-12-00
  • The Japanese urolithiasis clinical guideline was established in 2002. Since that time, the American Urological Associstion (AUA) and European Association of Urology (EAU) nephrolithiasis guideline pan …
  • NAID 40019530729
  • 診療に活用できる尿路結石症の疫学 (第61回日本泌尿器科学会中部総会 シンポジウム4「尿路結石ガイドライン : 改訂版の概要と上手な使い方」)
  • 安井 孝周,安藤 亮介,岡田 淳志 [他],戸澤 啓一,井口 正典,郡 健二郎
  • 泌尿器科紀要 = Acta urologica Japonica 58(12), 697-701, 2012-12-00
  • Urolithiasis is a common nephrologic disorder with an increasing prevalence, probably attributable to lifestyle factors such as diet and obesity. A nationwide survey of urolithiasis in Japan conducted …
  • NAID 40019530720

関連リンク

尿路に石ができる. 尿路結石形成に影響する因子 「富裕病」とも異名をとるこの病気は 人種、気候、文化などよりも食事の影響がはるかに大きいことが分かってきました(図1) 。 日本でも食生活の欧米化で本症の頻度は増え続けています(図2)。 読んで字の ...
尿路結石は、発症すると激痛を伴うことが多いので早急な対処が求められる。また、 5mm以下の尿管結石では結石が尿管を通過するとそれまでの激痛が急激に消失する。 検査で尿管結石が疑われた場合は、鎮痛剤や利尿剤を用いて自然排出されるまで経過 ...

関連画像

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★リンクテーブル★
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関連記事尿路結石」「尿路」「」「結石症」「結石

106C024」

  [★]

  • 38歳の男性。脱力を主訴に来院した。昨日、猛暑の中で1時間ジョギングをした。その後、下肢の疹痛と脱力とが出現して軽快しないため受診した。尿は昨夜から赤褐色を呈しているという。身長170cm、体重72kg。体温37.2℃。脈拍88/分、整。血圧136/80mmHg。呼吸数14/分。尿所見:蛋白(±)、潜血3+、沈渣に赤血球1-4/1視野。
  • 病態として考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106C023]←[国試_106]→[106C025

098I033」

  [★]

  • 40歳の男性。突然、左腰部の重圧感が出現したので来院した。生来健康で
  • あった。
  • 身長170cm、体重70kg。体温36.5℃。脈拍64/分、整。血圧130/80
  • mmHg。
  • 尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血2+。尿沈渣の顕微鏡写真を以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098I032]←[国試_098]→[098I034

097G080」

  [★]

  • Blumberg徴候がみられる疾患はどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 097G079]←[国試_097]→[097G081

105D018」

  [★]

  • 尿路結石症危険因子はどれか。 3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 105D017]←[国試_105]→[105D019

095B044」

  [★]

  • 尿路結石症の再発要因とならないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095B043]←[国試_095]→[095B045

095A084」

  [★]

  • 筋性防御を認めるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095A083]←[国試_095]→[095A085

病理学」

  [★]

pathology
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細胞障害

炎症

創傷治癒

循環障害

免疫異常

遺伝性疾患

腫瘍

代謝障害

  • 蛋白質および核酸代謝障害
  • 脂質代謝障害
  • 糖代謝障害
  • 無機質代謝障害
  • カルシウム代謝障害
  • 結石 calculi
  • 色素代謝障害

環境と疾患

参考


Proteus vulgaris」

  [★]

プロテウス・ブルガリス
プロテウス属腸内細菌科細菌
  • first aid step1 2006 p.386,430
  • グラム陰性桿菌
  • 腸内細菌科
  • 通性嫌気性 ← 腸内細菌科だからね
  • ウレアーゼ活性を有する ← 腸内細菌との鑑別
  • 人から分離されるのは主に、Proteus vulgarisProteus mirabilis
  • 日和見感染菌、下部尿路感染、創傷感染、カテーテル留置患者の敗血症、火傷面の二次感染
  • 周毛性鞭毛、運動性を有する
  • 尿路結石の生成に関与する → ウレアーゼを持つから
struvite(magnesium-amonium phosphate) (→尿路結石症)


尿管結石」

  [★]

ureteric calculus (M), ureteral calculus, ureter stone
(尿管結石により引き起こされる病態)尿管結石症
尿路結石症


治療


urinary lithiasis」

  [★]

尿路結石症尿路結石

urinary calculiurinary stoneurinary tract stoneurolithurolithiasis


腎結石症」

  [★]

nephrolithiasis
尿路結石症


上部尿路結石症」

  [★]

upper urethra lithiasis
下部尿路結石症尿路結石症


下部尿路結石症」

  [★]

lower urethra lithiasis
尿路結石症上部尿路結石症


尿路結石」

  [★]

urolithiasis
尿路結石症尿管結石症 尿管結石

疫学

  • 男女比=2.4:1

まとめ

CBT QB vol2 p.382改
結石の種類 X線での描写 形成されやすい尿pH 酸解離定数
リン酸カルシウム アルカリ性 pKa1=2.12 pKa2=7.21 pKa3=12.67
シュウ酸カルシウム 酸性 pKa1=1.27 pKa2=4.27
シスチン 酸性 pKCOOH<1 pKCOOH<2.1 pKNH3+=8.02 pKNH3+=8.71 pI=5.03
尿酸 酸性 pK1=5.8 pK2=10.3
キサンチン 酸性  

成分による区分

  • シュウ酸結石:(15-30%)
  • リン酸結石 :(約20%)
  • 尿酸結石  :(約10%)

組成

  • 有機基質:2.5%
  • 結晶質:97.5%
頻度を%で示す。

成因

尿の性状と結石形成

  • a. 結石を構成する晶質の尿中排泄増加
  • b. 尿のpH
  • c. 尿停滞と濃縮 ← 長期臥床・尿路通過障害・海綿腎
  • 長期臥床⇒骨吸収↑⇒尿中Ca濃度↑⇒尿路結石
⇒閉経前の女性は男性より尿中クエン酸量が3倍ほど多い
 

その他の結石形成因子

大きさと排石

  • 5-6mm程度の大きさの場合、自己での排石は不能らしい。




尿路」

  [★]

urinary tracturinary systemurinary passage
尿路系泌尿器泌尿器系


症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態


結石症」

  [★]

lithiasiscalculosis, urinary stone


結石」

  [★]

stone
calculus
核石





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