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- a hard glassy mineral consisting of an oxide of magnesium and aluminum; occurs in various colors that are used as gemstones
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2019/05/29 01:22:26」(JST)
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この項目では、鉱物について説明しています。ルルティアのシングルについては「スピネル (ルルティアの曲)」を、カードキャプターさくらのスピネル・サンについては「カードキャプターさくらの登場人物」をご覧ください。
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スピネル(尖晶石) |
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ベトナム産 |
分類 |
酸化鉱物 |
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シュツルンツ分類 |
4.BB.05 |
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Dana Classification |
7.2.1.1 |
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化学式 |
MgAl2O4 |
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結晶系 |
等軸晶系 |
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へき開 |
なし |
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モース硬度 |
7.5 - 8 |
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光沢 |
ガラス光沢 |
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色 |
無色 |
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条痕 |
白色 |
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比重 |
3.6 |
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文献 |
[1][2][3] |
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プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
テンプレートを表示 |
スピネル(spinel[4])は、鉱物(酸化鉱物)の一種。尖晶石(せんしょうせき)ともいう。化学組成は MgAl2O4、結晶系は等軸晶系。スピネルグループの鉱物。
産出地
産地としては、ミャンマー、スリランカが有名である。
石灰岩、片麻岩、蛇紋岩、かんらん岩中に存在する。
性質・特徴
無色または半透明で、赤色、青色、緑色、黄色、褐色などがある。八面体の結晶。モース硬度は8。比重は3.60。
用途・加工法
宝石として加工される。
ミャンマー産のレッドスピネルのよい色のものは秀逸であるが、価格が非常に高い。それ以外にも、青色、ラベンダー色、ピンク、そしてそれらの中間色のものがよく産出される。青色のものはしばしば鉄分を含み、ややくすんだ青になる。が、それもまた面白いものがある。スリランカでは、レッドスピネルは少ないが、その代わりピンクのきれいなものが良くとれる(それ以外の色のものもあるが黄色は合成石でしか存在しない)。それ以外の産地として有名なのは中央アジアのピンクスピネルであり、これは大変希少である。マダガスカルからも少量産出することが知られている。
特殊効果としては、キャッツアイ効果、カラーチェンジ、スター効果がある。すべてスリランカのものが有名である。ただし、キャッツアイにせよ、スター(4-rays、6-raysの両方がある)にせよ、ほとんどの石は、地色がチョコレート色なので、コレクターアイテム以上の使い道は期待できない。カラーチェンジについては、コバルトを含有したもののなかで、美しいブルーからピンクに鮮やかに変色するものがまれにある。ただ、これもコバルトスピネルが希少なものであり、その上、カラーチェンジがあるからといって、価格があがるということはないと思われる。
長い間、ルビーとレッドスピネルは混同されていた。たとえば、イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている「黒太子のルビー」は、ルビーではなくレッドスピネルである。産地が極めて限定されており、しかも、産出量はそう多くないので、実際は稀少な石なのであるが、このような歴史的経緯から、「ルビーと紛らわしい石」と云ったレッテルを貼られ、人気や知名度も常にルビーの後ろに位置するので、それほど高価にはならない。
かつては、無色の石がマグラックスと云った商標でダイヤモンド類似石に用いられた。
現在では、ベルヌーイ法、フラックス法による合成品が製造されている。
スピネル型結晶構造
「en:Spinel group」も参照
スピネル型結晶構造をとる化合物には、電子材料として重要なものが多い。
- フェライト - AFe2O4、AはMn、Ni、Cu、Zn等
- NTCサーミスタ - Ni、Mn、Co、Feなどからなる複合酸化物
- マンガン酸リチウム - LiMn2O4、リチウムイオン二次電池の正極材料
サイド・ストーリー
名称はラテン語で「棘」を意味する spina に由来するが、これは八面体の結晶として産出することによる。
石言葉は「内面の充実・安全」。
スピネルグループ
- スピネル (spinel) -
- 鉄スピネル (hercynite) -
- 亜鉛スピネル (gahnite) -
- マンガンスピネル (galaxite) -
- 磁鉄鉱 (magnetite) -
- 磁苦土鉄鉱 (magnesioferrite) -
- ヤコブス鉱 (jacobsite) -
- クロム鉄鉱 (chromite) -
- クロム苦土鉱 (magnesiochromite) -
脚注
- ^ 「おもな鉱物」『理科年表 平成20年』国立天文台編、丸善、2007年、639頁。ISBN 978-4-621-07902-7。
- ^ Spinel, MinDat.org, http://www.mindat.org/show.php?id=3729 2012年4月11日閲覧。 (英語)
- ^ Spinel, WebMineral.com, http://webmineral.com/data/Spinel.shtml 2012年4月11日閲覧。 (英語)
- ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、143頁。ISBN 4-8181-8401-2。[リンク切れ]
参考文献
- 黒田吉益、諏訪兼位「5.1 D. 尖晶石類・スピネル類」『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年、165-167頁。ISBN 4-320-04578-5。
- 松原聰「亜鉛スピネル」『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年、71頁。ISBN 4-05-402013-5。
- 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年。ISBN 978-4-486-03157-4。
- 青木正博『鉱物分類図鑑:見分けるポイントがわかる』誠文堂新光社、2011年、74頁。ISBN 978-4-416-21104-5。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、スピネルに関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
- Spinel Group, MinDat.org, http://www.mindat.org/show.php?id=29156 2012年4月11日閲覧。 (英語)
- Spinel〔スピネル〕グループ - 広島大学 大学院総合科学研究科 地球資源論研究室 福岡正人
Japanese Journal
- レアストーンの女王 (特集 スピネル(尖晶石) SPINEL)
- ミネラ特捜班探訪記 スピネルの露頭へ。危険だった試み 秩父鉱山石灰沢の青いスピネル (特集 スピネル(尖晶石) SPINEL)
Related Links
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