子宮筋腫

出典: meddic

uterine myoma, hysteromyoma, myoma of the uterus
myomacorporis uteri, myoma uteri
子宮線維筋腫 fibromyoma of uterus


概念

疫学

  • 30-40歳の女性。
  • 20%の婦人に認められる (NGY.209)

病理

  • 筋腫内は血行障害があるために充血しており、硝子化、嚢胞化、石灰化、脂肪変性、壊死などの変性を来す。

(G9M.128)

症状

NGY.211
無症状が50% ← 多くの女性は腫瘤を触知するまで無症状
  • 1. 月経過多
  • 2. 不正性器出血:有茎性粘膜下筋腫の場合に多い。
  • 3. 圧迫症状:腫瘤による骨盤内臓の圧迫や充血による
  • 腰痛、下肢痛、膀胱部の不快感、頻尿、排便痛、便秘
  • 4. 疼痛:月経困難症、腫瘤圧迫痛、牽引痛、有茎筋腫捻転痛
  • 5. 不妊:筋腫患者の不妊率は一般女性の3-4倍
  • 6. 筋腫合併妊娠では早流産をきたしやすい。
  • 7. 筋腫変性による諸症状:肉様変性・赤色変性による急性の疼痛を来す。疼痛には軽度の発熱、子宮の圧痛、白血球の増多、腹膜刺激徴候を伴う事がある。(参考3)


参考1
自覚症状 例数(全92例中の%)
腹痛・腰痛・腹部緊満 53(57.6)
巨大腫瘤・腫瘤増大 39(42.4)
性器出血 27(29.3)
筋腫による流産既往 3(3.3)
多発筋腫で胎嚢変形 3(3.3)
筋腫変性による疼痛反復 2(2.2)
水腎症 1(1.1)
128

子宮筋腫と子宮腺筋症の共通点・類似点

  • 過多月経、月経痛(月経困難症)、不正性器出血をみとめる。
  • 子宮筋腫は40歳に最多、子宮腺筋症は20歳代から始まり、30-40歳代に最多。

合併症

検査

画像診断

  • 超音波エコー
  • 辺縁明瞭な低エコー像を示す。
  • MRI
  • 筋腫内の血流乏しく、T1強調画像はやや低信号・T2強調画像は低信号 (G9M.131)
  • T1強調画像:
  • 信号強度は正常子宮と同程度。
  • T2強調画像:
  • 境界明瞭な低信号領域。flow void signが認められる ← 子宮筋腫の周りには血管が豊富なため
  • 内部に変性があれば高信号が散在する
  • 子宮は(高信号)子宮内膜>子宮筋層>(低信号)junctional zoneで、子宮筋腫はjunctional zoneと同程度の信号強度、らしい(NGY.97)

比較

子宮筋腫 30歳代の女性で過多月経をきたし、内診で硬く腫大した子宮を触れ、超音波で子宮体部に充実性の腫瘤を認める。MRI T2では境界明瞭な低信号を認め、JZは保たれる。
子宮腺筋症 過多月経をきたし、内診ではびまん性に腫大した弾性の子宮を触知。エコーでは子宮筋層の肥厚。MRI T2では境界不明瞭な低信号域(筋層)の中に半流動性の出血を反映する点状の高信号を認め、JZは不明瞭化する。
子宮体癌 中年~高齢女性。子宮内膜(高信号)の増殖、肥厚が見られる。境界明瞭な腫瘤ではない。MRI T2ではJZが断裂している。
子宮頚癌 子宮体部は腫大しない。

治療

  • 超手拳大以上の大きさ、疼痛、圧迫症状、出血が多いことによる強い貧血などの症状がなければ定期診断のみで経過を見る。

1. 手術療法

2. 薬物療法

  • 2. ダナゾール(抗ゴナドトロピン作用(FSH,LHの分泌を抑制)) → すたれつつある
  • 下垂体ゴナドトロピン分泌抑制と卵巣直接作用でエストロゲン分泌を抑制する
  • 4ヶ月までしか使えない


  子宮筋腫 子宮腺筋症
T2強調画像 低信号
境界 明瞭 不明瞭
変性 さまざまな高信号
異所性内膜 点状高信号
flow void sign

参考

  • 1. クリニカルカンファレンス(一般診療・その他);5.婦人科腫瘍合併妊婦の取り扱い 1)子宮筋腫 - 日産婦誌59巻9号
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5909-545.pdf
  • 2. 研修コーナー E.婦人科疾患の診断・治療・管理 7.婦人科感染症 5)性感染症 8.腫瘍と類腫瘍 3)子宮の腫瘍・類腫瘍 子宮筋腫 子宮腺筋症 子宮肉腫 4)卵巣の腫瘍・類腫瘍 悪性卵巣腫瘍  悪性腫瘍 - 日産婦誌61巻5号
http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kenshu_61-5.pdf
  • 3. [charged] Epidemiology, clinical manifestations, diagnosis, and natural history of uterine leiomyomas (fibroids) - uptodate [1]


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/06 17:45:49」(JST)

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和文文献

  • 症例 腹式子宮筋腫核出術後に腹腔内出血と血胸をきたし多臓器不全となった1症例
  • 牧原 夏子,吉田 茂樹,出口 可奈 [他]
  • 産科と婦人科 80(2), 270-273, 2013-02-00
  • NAID 40019564001
  • イラストでみる産婦人科診療(第10回)子宮筋腫(後編)
  • 近藤 英治,馬場 長,小西 郁生
  • 産科と婦人科 80(1), 1-8, 2013-01-00
  • NAID 40019541533
  • イラストでみる産婦人科診療(第9回)子宮筋腫(前編)
  • 近藤 英治,馬場 長,小西 郁生
  • 産科と婦人科 79(12), 1455-1462, 2012-12-00
  • NAID 40019497559
  • 反復する閉塞性肺炎にて発見された気管支良性転移性平滑筋腫の1例
  • 清水 陽介,伊藤 祥隆,高瀬 恵一郎,小嶋 徹,中屋 順哉,山口 航
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 34(6), 611-615, 2012-11-25
  • … 33歳時に子宮筋腫摘出術の既往がある.半年前に右下葉の肺炎にて近医で入院加療された.今回,咳嗽と発熱を主訴に近医を受診,精査加療目的に当院紹介となった.精査にて右下葉B^<10>_bをほぼ閉塞する腫瘍による閉塞性肺炎と診断,腫瘍は生検にて平滑筋腫と診断した.抗菌薬治療による炎症の沈静化後に右肺底区域切除術を施行した.右B^<10>_bの内腔を閉塞する径6mmの腫瘤は,好酸性の異型の乏しい紡錘形細胞の増殖か …
  • NAID 110009562570

関連リンク

子宮筋腫は、成人女性の20-30%は持っていると言われています。子宮筋腫の原因や 種類、症状、治療法(手術)をご紹介します。~ジョンソン・エンド・ジョンソン提供~
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★リンクテーブル★
国試過去問106B053」「106B054」「106B052」「100D034」「101G040」「105I043」「095G042」「104E054」「104A038」「099A039」「108C014」「096D001」「104G039」「106G037」「104H008」「103D014」「079A049」「100B048」「081A029」「107F012
リンク元常位胎盤早期剥離」「子宮腺筋症」「下腹部痛」「早産」「CA125
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関連記事子宮」「」「筋腫」「子宮筋

106B053」

  [★]

  • 次の文を読み、 52-54の問いに答えよ。
  • 72歳の女性。発熱と皮疹とを主訴に娘に伴われて来院した。現病歴: 1か月前から上半身の皮疹と発熱とがみられるようになった。発熱とともに皮疹が出現し、解熱とともに皮疹が消失するということが連日繰り返された。2週前から起床時に膝の痛みがあった。一昨日から発熱のピークが39℃を超えるようになったため受診した。
  • 既往歴: 18歳時に虫垂炎で手術。 45歳時に子宮筋腫を指摘された。
  • 生活歴:夫と娘との3人暮らし。
  • 家族歴:母親が心筋梗塞のため75歳で死亡。
  • 現 症:意識は清明。身長155cm、体重58kg。体温39.1℃。脈拍60/分、整。血圧162/70mmHg。呼吸数18/分。 SpO2 96%(room air)。皮膚は湿潤である。咽頭に発赤を認めない。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。前頸部から前胸部にかけて淡い紅斑を認める。右後頸部で無痛性のリンパ節腫脹を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を3cm触知する。両側の膝関節に腫脹を認めない。
  • 検査所見:赤沈120mm/1時間。血液所見:赤血球368万、 Hb10.1g/dl、 Ht38%、白血球14,260、血小板41万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン2.9g/dl、尿素窒素7.0mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸7.2mg/dl、総コレステロール226mg/dl、トリグリセリド130mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 120IU/l、 ALT74IU/l、 LD776IU/l(基準176-353)、 ALP630IU/l(基準115-359)、 γ-GTP108IU/l(基準8-50)、 CK21IU/l(基準30-140)、 Nal37mEq/l、 K4.4mEq/l、 Cl97mEq/l。フェリチン50,800ng/ml(基準20-120)。
  • 免疫学所見: CRP 12mg/dl。 HTLV-1抗体陰性、 HIV抗体陰性、 HA抗体陰性、HBs抗原・抗体陰性、 HCV抗体陰性、 EBV抗体陰性。リウマトイド因子(RF)陰性、抗核抗体20倍(基準20以下)、可溶性IL-2受容体基準範囲内。胸部エックス線写真で心胸郭比50%。骨髄血塗沫染色標本で異常所見を認めない。胸腹部造影CTで頸部、鎖骨上、縦隔、傍大動脈領域および骨盤腔内に多数のリンパ節腫脹を認める。頸部リンパ節生検で悪性所見を認めない。
  • この患者の検査結果として予想されるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106B052]←[国試_106]→[106B054

106B054」

  [★]

  • 次の文を読み、 52-54の問いに答えよ。
  • 72歳の女性。発熱と皮疹とを主訴に娘に伴われて来院した。現病歴: 1か月前から上半身の皮疹と発熱とがみられるようになった。発熱とともに皮疹が出現し、解熱とともに皮疹が消失するということが連日繰り返された。2週前から起床時に膝の痛みがあった。一昨日から発熱のピークが39℃を超えるようになったため受診した。
  • 既往歴: 18歳時に虫垂炎で手術。 45歳時に子宮筋腫を指摘された。
  • 生活歴:夫と娘との3人暮らし。
  • 家族歴:母親が心筋梗塞のため75歳で死亡。
  • 現 症:意識は清明。身長155cm、体重58kg。体温39.1℃。脈拍60/分、整。血圧162/70mmHg。呼吸数18/分。 SpO2 96%(room air)。皮膚は湿潤である。咽頭に発赤を認めない。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。前頸部から前胸部にかけて淡い紅斑を認める。右後頸部で無痛性のリンパ節腫脹を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を3cm触知する。両側の膝関節に腫脹を認めない。
  • 検査所見:赤沈120mm/1時間。血液所見:赤血球368万、 Hb10.1g/dl、 Ht38%、白血球14,260、血小板41万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン2.9g/dl、尿素窒素7.0mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸7.2mg/dl、総コレステロール226mg/dl、トリグリセリド130mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 120IU/l、 ALT74IU/l、 LD776IU/l(基準176-353)、 ALP630IU/l(基準115-359)、 γ-GTP108IU/l(基準8-50)、 CK21IU/l(基準30-140)、 Nal37mEq/l、 K4.4mEq/l、 Cl97mEq/l。フェリチン50,800ng/ml(基準20-120)。
  • 免疫学所見: CRP 12mg/dl。 HTLV-1抗体陰性、 HIV抗体陰性、 HA抗体陰性、HBs抗原・抗体陰性、 HCV抗体陰性、 EBV抗体陰性。リウマトイド因子(RF)陰性、抗核抗体20倍(基準20以下)、可溶性IL-2受容体基準範囲内。胸部エックス線写真で心胸郭比50%。骨髄血塗沫染色標本で異常所見を認めない。胸腹部造影CTで頸部、鎖骨上、縦隔、傍大動脈領域および骨盤腔内に多数のリンパ節腫脹を認める。頸部リンパ節生検で悪性所見を認めない。
  • 現時点の対応として最も適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106B053]←[国試_106]→[106B055

106B052」

  [★]

  • 次の文を読み、 52-54の問いに答えよ。
  • 72歳の女性。発熱と皮疹とを主訴に娘に伴われて来院した。現病歴: 1か月前から上半身の皮疹と発熱とがみられるようになった。発熱とともに皮疹が出現し、解熱とともに皮疹が消失するということが連日繰り返された。2週前から起床時に膝の痛みがあった。一昨日から発熱のピークが39℃を超えるようになったため受診した。
  • 既往歴: 18歳時に虫垂炎で手術。 45歳時に子宮筋腫を指摘された。
  • 生活歴:夫と娘との3人暮らし。
  • 家族歴:母親が心筋梗塞のため75歳で死亡。
  • 現 症:意識は清明。身長155cm、体重58kg。体温39.1℃。脈拍60/分、整。血圧162/70mmHg。呼吸数18/分。 SpO2 96%(room air)。皮膚は湿潤である。咽頭に発赤を認めない。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。前頸部から前胸部にかけて淡い紅斑を認める。右後頸部で無痛性のリンパ節腫脹を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を3cm触知する。両側の膝関節に腫脹を認めない。
  • 検査所見:赤沈120mm/1時間。血液所見:赤血球368万、 Hb10.1g/dl、 Ht38%、白血球14,260、血小板41万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン2.9g/dl、尿素窒素7.0mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸7.2mg/dl、総コレステロール226mg/dl、トリグリセリド130mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 120IU/l、 ALT74IU/l、 LD776IU/l(基準176-353)、 ALP630IU/l(基準115-359)、 γ-GTP108IU/l(基準8-50)、 CK21IU/l(基準30-140)、 Nal37mEq/l、 K4.4mEq/l、 Cl97mEq/l。フェリチン50,800ng/ml(基準20-120)。
  • 免疫学所見: CRP 12mg/dl。 HTLV-1抗体陰性、 HIV抗体陰性、 HA抗体陰性、HBs抗原・抗体陰性、 HCV抗体陰性、 EBV抗体陰性。リウマトイド因子(RF)陰性、抗核抗体20倍(基準20以下)、可溶性IL-2受容体基準範囲内。胸部エックス線写真で心胸郭比50%。骨髄血塗沫染色標本で異常所見を認めない。胸腹部造影CTで頸部、鎖骨上、縦隔、傍大動脈領域および骨盤腔内に多数のリンパ節腫脹を認める。頸部リンパ節生検で悪性所見を認めない。
  • この病態に特徴的な症候はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106B051]←[国試_106]→[106B053

100D034」

  [★]

  • 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
  • 32歳の女性。無月経を主訴に来院した。
  • 現病歴 :毎月規則正しかった月経が今月はなかったため来院した。1年前から月経量の増量に加え、月経痛もひどくなってきており、1週前から嘔気と乳房緊満感とを認めている。最近排尿回数が増えている。未婚であるがパートナーはいる。婦人科受診は初めてである。
  • 既往歴 : 妊娠・分娩歴はない。
  • 現症 : 意識は清明。身長160cm、体重46kg。脈拍72/分、整。血圧118/70mmHg。全身所見で特に異常は認めない。内診上、子宮は前傾前屈、新生児頭大、弾性硬。可動性はやや不良であるが圧痛はない。両側付属器は触知しない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球360万、Hb10.0g/dl、白血球8,400、血小板28万。血清生化学所見:総蛋白6.2g/dl、アルブミン3.9g/dl、尿素窒素14mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、総コレステロール180mg/dl、AST26単位、ALT28単位、LDH310単位(基準176~353)。妊娠反応陽性。
  • この女性の合併疾患で最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100D033]←[国試_100]→[100D035

101G040」

  [★]

  • 32歳の女性。月経痛と不妊とを主訴に来院した。3年前に結婚。以前から過多月経があり、健康診断で貧血を指摘されている。月経痛は著明で、非ステロイド性抗炎症薬を服用しても痛みが軽減しない。身長162cm、体重50kg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球324万、Hb8.4g/dl、Ht28%、白血球6,000、血小板18万。骨盤部単純MRI矢状断のT1強調像とT2強調像とを以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 101G039]←[国試_101]→[101G041

105I043」

  [★]

  • 35歳の女性。2回経妊、1回経産。不正性器出血を主訴に来院した.月経は30日型、整。最終月経は6月5日から7日間。7月20日から嘔気、嘔吐および少量の性器出血を認めるようになり、改善しないため8月16日に受診した。子宮は手拳大で軟。妊娠反応陽性。経腟超音波写真を以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105I042]←[国試_105]→[105I044

095G042」

  [★]

  • 35歳の女性。月経血量が減少したので来院した。結婚後2回の人工妊娠中絶と1回の自然流産の既往がある。月経は28日型、整であるが、月経持続日数は1日である。最近2年間の不妊も訴えている。子宮卵管造影写真を以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 095G041]←[国試_095]→[095G043

104E054」

  [★]

  • 44歳の女性。月経過多を主訴に来院した。身長156cm、体重48kg。手拳大子宮筋腫と診断され、開腹による単純子宮摘出術を受けることになった。脊髄クモ膜下麻酔(脊椎麻酔)施行後20分に患者が「息ができない」と訴えた。
  • 原因として考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 104E053]←[国試_104]→[104E055

104A038」

  [★]

  • 35歳の女性。 3回経妊、 2回経産。月経痛過多月経とを主訴に来院した。子宮は硬(手拳大に腫大し、付属器は触知しない。CA125 150U/ml(基準35以下)。骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像(別冊No. 17)を別に示す。
  • 診断はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 104A037]←[国試_104]→[104A039

099A039」

  [★]

  • 35歳の女性。1回経妊、1回経産。月経痛と挙児希望とを主訴に来院した。
  • 子宮は硬く手拳大に腫大し、付臓器は触知しない。血中CA125値124単位(基準35以下)。
  • 骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像を以下に示す。
  • 診断はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 099A038]←[国試_099]→[099A040

108C014」

  [★]

  • 全身状態・疾患とそれに伴う貧血の原因の組合せで誤っているのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108C013]←[国試_108]→[108C015

096D001」

  [★]

  • 35歳の3回経産婦。妊娠35週。昨夜就寝中に軽度の性器出血を認め来院した。膀胱充満を確認後、腹部超音波検査を施行した,その下腹部正中矢状断写真を以下に示す。考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096C030]←[国試_096]→[096D002

104G039」

  [★]

  • 骨盤部単純MRIのT1強調像で高信号を示すのはどれか。 2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 104G038]←[国試_104]→[104G040

106G037」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 106G036]←[国試_106]→[106G038

104H008」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 104H007]←[国試_104]→[104H009

103D014」

  [★]

  • 月経困難症をきたすのはどれか。3つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 103D013]←[国試_103]→[103D015

079A049」

  [★]

  • 治療法との組み合わせについて適切でないのはどれ?
[正答]

100B048」

  [★]

  • 閉経と関連して悪化するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100B047]←[国試_100]→[100B049

081A029」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]

107F012」

  [★]

  • 無尿をきたすのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107F011]←[国試_107]→[107F013

常位胎盤早期剥離」

  [★]

early separation of placenta
abruptio placentae
胎盤早期剥離子宮胎盤溢血 apoplexia uteri uteroplacental apoplexy
胎盤後血腫


定義

  • 正常位置すなわち子宮体部に付着している胎盤が、妊娠中または分娩経過中の胎児娩出以前に、子宮壁より剥離するもの(NGY)

病因

  • 妊娠高血圧症候群、早期胎盤剥離の既往、切迫早産(前期破水)、外傷(交通事故など)(GUI)
  • 妊娠高血圧症候群(常位胎盤早期剥離の50-70%に妊娠高血圧症が存在するとも(NGY))
  • 早産例では絨毛膜羊膜炎(NGY)
  • 外傷(交通事故、暴行(腹部打撲)、外回転術、臍帯、羊水穿刺) (NGY)(PRI)
  • 急激な羊水腔圧の低下(羊水過多の破水時、双胎の第1児娩出後) (NGY)

リスクファクター(GUI)

  • 常位胎盤早期剥離:10倍
  • 母体の妊娠中期のAFP高値を示す妊婦:10倍
  • 慢性高血圧:3.2倍
  • 妊娠24週の子宮動脈血流波形にnotch がみられる症例:4.5倍
  • 子宮内感染例:9.7倍
  • 前期破水:(48時間未満)2.4倍、(48時間以上)9.9倍

疫学

  • 発生率:総分娩数の約0.5-1.3% (NGY)。全妊娠の約0.5%(PRI)
  • 胎児死亡やDICを合併する重症例:全妊娠の0.1-0.2%(PRI)
  • 重症例の母体死亡率:約1-2%(NGY)(PRI)。
  • 児の周産期死亡率:30-50% (NGY)、20-80%(PRI)

病態形成(PRI)

  • 早期剥離は基底脱落膜の出血に始まり、形成された胎盤後血腫がこれに接する胎盤をさらに剥離・圧迫し、最終的には胎盤機能を障害する。剥離部位によって外出血をみる場合と,剥離した胎盤と子宮の間に血腫を形成し外出血をみない潜伏出血といわれる状態になる場合とがある。
  • 胎盤の剥離は、子宮内出血と胎児環境の悪化を同時にもたらす。出血のために腹痛,子官内圧の上昇,子宮壁の硬化,そして外出血が起こる。胎児は低酸素症のために急速に胎児仮死に陥り,剥離の程度によっては救命処置を行う余裕のないまま子宮内胎児死亡に至る。子宮内圧の上昇のために子宮筋層内に血液が浸潤し,子宮胎盤溢血の状態となる。胎盤の剥離の進行とともに,トロンボプラスチンの豊富な繊毛成分が母体の静脈から大循環へと流入しDICを引き起こす。

症状

  • 常位胎盤早期剥離は臨床症状の程度によって4群に分類され、重傷度により異なる(表)(GNY)
  • 初発症状:急激な下腹痛、子宮壁の硬化(板状硬)、子宮収縮、外出血(PRI)
  • 典型的には切迫早産様症状(性器出血,子宮収縮,下腹部痛)(GUI)

1. 下腹部痛(NGY)

  • 急激に子宮底が上昇し,腹壁が強く緊張し(板状硬,子宮強直)、胎児部分の触知は困難となる。子宮体部、とくに胎盤の付着部位に圧痛を認める。

2. 性器出血(NGY)

  • 前置胎盤と異なり外出血は比較的少量であり、陣痛間欠期に増量する。破水後であれば血性羊水を認めることがある。出血量が多い場合、母体は出血性ショックに陥り、血圧低下、頻脈、顔面蒼白などの症状を呈する。とくに内出血(胎盤後血腫)が多い症例では血腫内で凝固因子が消費され、また組織トロンボプラスチンが母体血中へ流入することにより母体にDICを発症するため予後はきわめて不良である。

軽症例(PRI)

  • 下腹痛,満期に入る前に突然起こる陣痛が初発症状であることが多い。その場合、I期出血、破水しているときの血性羊水が特徴的な症状である。分娩は比較的急速に進行し、胎児心拍で胎児仮死徴候が明らかとなることが多い。

中等症例(PRI)

  • 早期にはshockあるいはDICの臨床症状は呈さないが、処置が遅れると重症例に近い経過になる。

重症例(PRI)

  • 発症直後に胎児死亡をきたし、大量の出血のために母体はshock状態となり、DICによる出血傾向が出現する。その場合,腹痛や外出血が著明であることがほとんどである。

診断

診断方針 (GUI)

  • 妊娠後半期に切迫早産様症状(性器出血,子宮収縮,下腹部痛)と同時に異常胎児心拍パターンを認めた時は常位胎盤早期剥離を疑い以下の検査を行う。
超音波検査
血液検査(血小板,アンチトロンビン活性[以前のアンチトロンビンIII 活性],FDPあるいはD-dimer,フィブリノゲン,GOT,LDH など)
  • 鑑別診断として前置胎盤,切迫早産を念頭に置く(NGY)。

外診

  • 腹部は全体に緊満し、全体的に圧痛を認めるが胎盤剥離部位に一致して強い圧痛がある。子宮筋の緊張のために胎児部分の触知は困難である。内出血量が多い場合は子宮底の上昇が認められる(PRI)。

内診

  • 外出血を認めることが多い。未破水で子営口が拡大している場合は、緊満した胎胞を触知する。既破水の場合は血性羊水の流出を認める(PRI)。

全身所見

  • 出血の程度によって貧血症状を認める。外出血の程度に比べて重症感が強いのが特徴的である(PRI)。

分娩監視装置による胎児心拍陣痛図(CTG)の所見

  • 胎盤剥離面積の程度に伴い、基線細変動の消失、遅発一過性徐脈、遷延性徐脈、sinusoidal pattern、児心音の消失を認める(NGY)(GUI)。子宮収縮曲線ではさざ波様の子宮収縮、過強陣痛を認めることがある(NGY)。

超音波断層法

  • 胎盤の所見は剥離が起こってからの時間経過によって変化する。剥離直後は、胎盤後血腫を胎盤実質から区別することは困難で、胎盤実質の「肥厚・巨大化」という印象を受ける。やや時間が経過すると血腫部分のechogenicityが低下してecho free spaceとして描出され、胎盤と区別できる(PRI)。1週間以内には低輝度となる(GUI)。超音波での常位胎盤早期剥離の診断は感度24%、特異度96%であり(GUI)、超音波所見がなかったからといって常位胎盤早期剥離を否定できない。
  • 胎児心拍動の有無を確認する。次に胎盤の肥厚像(5cm以上),胎盤後血腫の有無を確認する。中等症~重症では明らかなecho free spaceを認めるが、軽症では必ずしも血腫像を認めるとは限らない(NGY)。

検査所見

  • Hb値の低下、DIC所見(血小板数の減少、出血・凝固時間の延長、PT-APTTの延長、フイブリノーゲンの低下、AT IIIの低下、FDPの上昇)が認められる(NGY)。特にFDP高値(D-dimer高値)、フィブリノゲン低値を伴いやすい(GUI)。

鑑別診断(PRI)

1. 前置胎盤

  • 突発する外出血が特徴的である。腹痛はないことが多いが、子宮収縮に伴って出血が起こった場合には鑑別の必要が生じる。今日では、超音波断層検査によって前置胎盤の疑診は比較的容易である。発症前に前置胎盤の診断がなされていれば問題ないが、発症後に初めて超音波検査を行う場合、早期剥離例では胎盤の「肥厚・巨大化」所見のために、胎盤が内子宮口付近に存在しているように描出されることがあり、注意が必要である。

2. 子宮破裂

  • 突発する下腹痛・外出血・ショック状態という点で共通する。外出血の割に重症感が強い点も同一である。子宮破裂の場合、発症からショック状態への進行がきわめて迅速であること、胎児の腹腔内への脱出が起こり、その結果胎児部分の触知が容易であることが鑑別点となる。消費性の凝固障害をきたすことが多いので、出血傾向の有無を鑑別診断に用いることは危険である。

治療

  • 治療は(1)母胎状態の安定化、(2)子官内容の速やかな除去、(3)DICの予防・早期離脱が軸となる(PRI)(GUI)。

母胎状態の安定化(PRI)(GUI)

  • 常位胎盤早期剥離と診断がついた時点で母体がショック・DICに陥っている場合は、母体の全身管理を優先とする。母体の全身状態が安定している場合はただちに児を急速遂娩する(NGY)(GUI)。
  • 1. 直ちに血管確保を行い、輸液を開始し、大量の輸血の準備をする。
  • 2. 血液検査として重要なのは、血算、出血時間、凝固時間(臨床的には活性化凝固時間が迅速に結果が出て有効である)、血沈、PT、 APTT、fibrinogen、FDP、ATIII、血液生化学などである。尿蛋白の有無を調べる。
  • 3. 膀胱にカテーテルを留置し,時間尿量の測定を行う。
  • 4. 出血量を評価し、必要量の輸血を行う。新鮮血が望ましいが、入手が困難な場合は濃厚赤血球でもよい。凝固系検査で凝固因子の低下が推測される場合は新鮮凍結血漿を追加する。
  • 5. 輸液・輸血により母体のショック状態の改善を図り、 1時間最低限50mlの尿量を確保する。その際、過剰に急速な大量の輸液・輸血は肺水腫・心不全を引き起こす危険がある。中心静脈カテーテルを留置して,中心静脈圧を測定しながら輸液量を決めることが望ましい(中心静脈カテーテルの挿入部位は患者の状態によって決定されるべきである。出血傾向のある場合、鎖骨下からのアプローチは血腫形成の危険もあるので最善とは限らない。むしろ肘静脈からのアプローチのほうが安全である場合もある)。
  • 6. 児が生存している場合は、分娩監視装置を装着し連続監視を行う。発症当初、胎児に問題が認められない例でも、急速に胎児の状態が悪化することがある。
  • 7. 帝王切開術を行う必要が生じる場合が多いので,手術に耐える状態に安定させることが大切である。

分娩の時期・方法

  • 常位胎盤早期剥離と診断された場合、母児の状況を考慮し、原則、急速遂娩を図る(GUI)。DICの進行は母体の生命予後にかかわるので待期治療の余地はない。児の胎外生活能の有無は考慮されない(PRI)。
  • non-reassuring fatal statusのない例では、経腹分娩をめざしてもよい(PRI)。その場合は慎重に母体の凝固系的検査・胎児モニタリングを続け、DICの症状が進行する場合、non-reassuring fatal statusのある場合は急速遂娩を行う(PRI)(GIO)。経膣分娩が短時間で終了する見込みのない場合は(1)帝王切開術を施行するか、(2)人工破膜を行う(PRI)(GUI)。人工破膜は子宮内圧を低下させ、トロンボプラスチンや活性化凝固因子の大循環への流入低減、子宮収縮による剥離部位での出血量低減に効果が期待されているがその証明はなされていない(GUI)。
  • 胎児死亡をきたしている例、DICに注意しながら積極経膣分娩もしくはDICに注意しながらの急遂分娩が推奨されている(GUI)
  • 子宮が子宮胎盤溢血の状態にある例では、子宮筋が互いに離断され、子宮収縮による止血が不十分になるために胎児胎盤の娩出後に弛緩出血を起こしやすい。子宮収縮が不良で出血が持続する場合には子宮を摘出する。全身状態が子宮全摘術に耐えないと判断される場合は、腹上部切断術を選択することがある。

DICへの対処

  • 母体にDICを認める場合は可及的速やかにDIC治療を開始する(GUI)。
  • DIC徴候が認められる場合は、メシル酸ガバキサート(FOY)、ナフモスタット(FUTHAN)などを投与して凝固系・線洛系の抑制を図る。ATIIIの低下が認められるときはATIII製剤を投与する。子宮内容の除去が迅速に行われてDICの原因が取り除かれれば、 DICの諸徴候は急速に消失することが多い(PRI)。

分娩後の処置

  • 分娩後はDICに伴う多臓器不全(特に肝腎機能障害、Sheehan症候群、手術部位の血腫形成、輸血後肝炎、術後感染症などに注意する。(PRI)
  • 帝王切開時に胎盤付着部の子宮漿膜面が青紫色に変色していた場合(Couvelaire uterus)は子宮収縮が不良となりやすいため弛緩出血に十分注意する。難治性の弛緩出血に対してはPorro手術を行う(NGY)。

国試


子宮腺筋症」

  [★]

adenomyosis, adenomyosis of uterus
adenomyosis uteri
腺筋症 adenomyosis内性子宮内膜症 endometriosis interna
腺筋症子宮内膜症

概念

  • 子宮筋層子宮内膜症病変が認められるもの

疫学

  • 30-40歳の性成熟期に多く、40歳代にピーク
  • 子宮内膜症との合併が多く、子宮筋腫との合併も多い。

症状 NGY.195

検査

画像診断

超音波エコー(経膣超音波)

  • 辺縁不明瞭な腫瘤を認める ⇔ 子宮筋腫:辺縁明瞭な低エコー像

MRI

  • T2強調画像
  • 境界不明瞭な低信号領域  ⇔  子宮筋腫:明瞭
  • 点状高信号域が認められる(出血)
[show details]


比較

子宮筋腫 30歳代の女性で過多月経をきたし、内診で硬く腫大した子宮を触れ、超音波で子宮体部に充実性の腫瘤を認める。MRI T2では境界明瞭な低信号を認め、JZは保たれる。
子宮腺筋症 過多月経をきたし、内診ではびまん性に腫大した弾性の子宮を触知。エコーでは子宮筋層の肥厚。MRI T2では境界不明瞭な低信号域(筋層)の中に半流動性の出血を反映する点状の高信号を認め、JZは不明瞭化する。
子宮体癌 中年~高齢女性。子宮内膜(高信号)の増殖、肥厚が見られる。境界明瞭な腫瘤ではない。MRI T2ではJZが断裂している。
子宮頚癌 子宮体部は腫大しない。

腫瘍マーカー

  子宮筋腫 子宮腺筋症
T2強調画像 低信号
境界 明瞭 不明瞭
変性 さまざまな高信号
異所性内膜 点状高信号
flow void sign


治療

  • 症状がない場合、また軽症の場合や妊娠希望の場合は治療の必要は無し、あるいは対象治療

薬物療法

  • ダナゾール
  • GnRHアゴニスト
  • 低用量ピル
  • 避妊以外の副効用として月経痛改善がある

手術療法

  • 腺筋症核出術
  • 妊娠希望の場合に行う
  • 再発のリスクがある
  • 腫瘤形成型が対象となる ← びまん性の場合、取りきれない
  • 子宮全摘術
  • 根治的

国試


下腹部痛」

  [★]

lower abdominal pain
下腹痛腹痛

診療エッセンシャルズ.271 改変

  • 右下腹部+左下腹部
消化器 虫垂炎腸炎憩室炎炎症性腸疾患虚血性大腸炎ヘルニア嵌頓(内鼠径/外鼠径、閉鎖孔大腿)、過敏性腸症候群、S状結腸捻転、腸結核
婦人科 子宮外妊娠卵巣腫瘍茎捻転骨盤内炎症性疾患子宮内膜症
泌尿器 尿管結石膀胱炎精巣捻転

産婦人科疾患

NGY.138

急性かつ重篤な下腹痛

中等度の下腹痛

  • 1. 鎖陰
  • 2. 卵巣嚢腫破裂
  • 3. 子宮内膜症
  • 4. 月経困難症
  • 5. 子宮筋腫
  • 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
  • 7. 流産

産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患

参考1

妊娠の有無による鑑別

参考

  • 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療

3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号

http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf


早産」

  [★]

preterm birth, preterm labor, preterm delivery
premature birth, premature labor, premature delivery, premature obstetric labor
partus praematurus, partus praetemporarius
早期産
切迫早産正期産過期産


定義

  • 妊娠22週以後(22月0日)から37週未満(36週6日)の分娩
  • 37週未満の分娩(WHO)
  • 妊娠22-26週

疫学

  • 早産は全分娩の6-7%ないし5-10%と言われている。

リスク

  • 妊娠分娩既往歴
  • 後期流産、死産、早産、頚管無力症、習慣流産
  • 妊娠時の異常
  • 膣炎・頚管炎、多胎妊娠、子宮筋腫合併妊娠、子宮奇形、感染症(尿路感染、肺炎など)、羊水過多、抗リン脂質抗体症候群
  • 喫煙妊婦

原因

QB.P-236 など

母胎側要因

胎児側要因

  • 胎児ジストレス
  • 高度の子宮内発育遅延
  • その他重篤な胎児異常

予後

  • 妊娠22週での出生では救命率が10%程度、妊娠30週であれば救命率95%。あくまでも目安。


CA125」

  [★]

糖鎖抗原125 carbohydrateantigen 125, CA-125
肺癌腫瘍マーカー


概念

  • 肺の腺癌で陽性率が約50%。CA125は漿膜細胞からも産生されるので、漿水診断で良性・悪性を判断できない (SPU.327)
  • 子宮内膜症で陽性となることがある。Re-AFS分類による陽性率は1-2期:30%, 3期:50%, 4期:約75%。(NGY.196)
  • CA125:卵巣癌(漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌)、子宮頚癌、子宮体癌
  • ヒト培養卵巣癌細胞に見いだされた抗原
  • 卵巣癌の腫瘍マーカーとして用いられる(陽性率60-80%)
  • 組織型によって陽性率が異なる(漿液性嚢胞腺癌 > 粘液性嚢胞腺癌)
  • 診断、治療効果の評価、再発のモニターなどに有用

CA125が陽性となりうる疾患

基準値

HIM.A-4

  • 0-35 U/ml

基準値の本

  • 男性、閉経後女性:<25 U/ml
  • 閉経前女性:<40 U/ml



腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術」

  [★]

laparoscopically assisted myomectomy LAM
[show details]

変性子宮筋腫」

  [★]

変性筋腫、子宮筋腫

参考

  • E.婦人科疾患の診断・治療・管理 8.腫瘍と類腫瘍
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/61/6105-145.pdf


多発性子宮筋腫」

  [★]

multiple uterine myoma, multiple uterine leiomyoma


子宮」

  [★]

uterus (Z), womb, metra
内性器

発生学的由来

解剖

支持構造

組織

子宮

子宮の大きさ

  • 鶏卵大。(非妊娠時)逆位の前後にやや扁平な西洋梨状で長さ約7cm、幅約4cm、厚さ約2.5cm、重さ30~40g。

妊娠と子宮の大きさ、子宮底の高さ、恥骨結合上縁から子宮底までの長さ

妊娠月数 子宮の大きさ 子宮底の高さ 恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
第1月末 鶏卵大      
第2月末 鵞卵大      
第3月末 手拳大      
第4月末 小児頭大 恥骨結合上2-3横指 12cm (妊娠月数x3)
第5月末 成人頭大 恥骨結合と臍との中央 15cm
第6月末   臍高 21cm (妊娠月数x3+3)
第7月末   臍上2-3横指 24cm
第8月末   剣状突起と臍との中央 27cm
第9月末   剣状突起下2-3横指 30cm
第10月末   剣状突起と臍との中央 33cm
 
産褥0日分娩直後   臍下3横指 11cm  
産褥0日12時間後   臍高(右に傾く) 15cm  
産褥1-2日   臍下1-2横指 12cm  
産褥3日   臍下3横指 10cm  
産褥5日   臍高と恥骨結合上縁との中間 9cm  
産褥7日(産褥1週) 手拳大 恥骨結合上縁    
産褥10日   腹壁から触れない    
(産褥6週) 鶏卵大      

臨床関連

  • 炎症疾患
  • 腫瘍、類腫瘍



腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物


筋腫」

  [★]

myomaleiomyoma
平滑筋腫


子宮筋」

  [★]

uterine muscle
子宮




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