妄想

出典: meddic

delusion



概念

  • 思考内容の異常 → 思考障害
  • 誤った考え方や意味づけに異常な確信を持ち訂正できないような思考内容の異常。

定義

  • ヤスパースによる定義。以下の3つが妄想の条件
  • 1. 非常な信念、何ものにも比べられない主観的な確信
  • 2, 経験上こうであるはずだとか、こうだからこうなるという正しい論理に従わせることができない
  • 3. 内容がありえないこと

分類

発生過程による分類

  • 妄想着想:突然何の前触れもなく妄想が思いつく妄想
  • 妄想知覚:実際の知覚に対して特別の意味づけがなされ、強く確信される妄想
  • 妄想気分:周りがいつもと違い、何か不気味で「大変なことが起こりそうだ」という不安に襲われる
  • 二次妄想:状況・感情・性格の反応として妄想の発生が了解できるもの。鬱病の貧困妄想や罪業妄想などは抑うつ気分から生じたものと了解される。

妄想内容による分類

被害的内容 統合失調症に多い
迫害妄想 自分が迫害されているという妄想
被害妄想 他人から悪意をもって害されていると信じる妄想
追跡妄想 追跡されているという妄想
関係妄想 周囲に起こっている現実を自らに結びつけて考える妄想
注察妄想 「常に盗聴されている」とか「隠しカメラで監視されている」と思い込む妄想
被毒妄想 食事に毒を入れられているという妄想
嫉妬妄想 恋人が浮気していると確信する
盗害妄想 自分の物を盗まれたと思い込む妄想
誇大的内容 躁状態統合失調症
誇大妄想 自己を過剰評価したり、地位・財産・能力があるように思い込む妄想
血統妄想 自分が高貴な家系と確信する妄想
宗教妄想 自分が宗教上の救世主と確信する妄想
発明妄想 自分がすばらしい発明したと確信する妄想
恋愛妄想 他人が自分を愛しているという妄想
微小的内容 うつ状態
貧困妄想 自分は非常に貧しい、借金を抱えてしまったなどと信じる妄想
罪業妄想 自分は非常に悪い存在だ、罰せられるべきだ、皆に迷惑をかけているなどと思いこむ妄想
心気妄想 自分の身体の一部が病気にかかっていると思いこむ妄想
虚無妄想 自分の体や世界がなくなったと確信する妄想

精神疾患と妄想


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/14 04:45:01」(JST)

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和文文献

  • 「執事喫茶」における「BL的妄想」とセクシュアリティ : 台湾人腐女子の「妄想実践」事例から
  • 張 瑋容,CHANG Wei-Jung
  • 人間文化創成科学論叢 15, 291-299, 2013-03-31
  • NAID 120005246479
  • 友人関係における妄想的観念とネガティブな反すう, ストレス反応との関連
  • 西村 彩,田嶌 誠一,Nishimura Aya,Tajima Seiichi,ニシムラ アヤ,タジマ セイイチ
  • 九州大学心理学研究 14, 49-57, 2013-03-01
  • This questionnaire survey study among 164 university students aimed to examine the types of paranoid ideation about friendship in adolescence. Subjects were divided into four groups on the basis of th …
  • NAID 120005227224
  • 長期経過観察に基づくpostpsychotic depressionと単極性および双極性うつ病との比較検討-症状構成、治療的観点および転帰-
  • 古城 慶子/坂元 薫/石郷岡 純
  • 東京女子医科大学雑誌 83(1), 29-37, 2013-02-25
  • … 本稿では急性妄想幻覚状態後の推進低下期に焦点を当てて、病相期性経過段階を構成するpostpsychotic depression(PPD)と単極性ないしは双極性うつ病との間に症状構成、薬物療法および転帰に差異があるか、比較検討した。 …
  • NAID 110009575103
  • 重篤な心・肺疾患に関連した訴えがあるにも関わらず、これらの臓器の否定妄想を 呈したコタール症候群の一例
  • 石井 玄樹,鈴木 淳也,鈴木 昭仁,大谷 浩一,イシイ ゲンキ,スズキ ジュンヤ,スズキ アキヒト,オオタニ コウイチ,Ishii Genki,Suzuki Junya,Suzuki Akihito,Otani Koichi
  • 山形大学紀要. 医学 : 山形医学 = Bulletin of the Yamagata University. Medical science : Yamagata medical journal 31(1), 13-14, 2013-02-15
  • Cotard's syndrome, first described by Jules Cotard in 1880, is characterized by severe depressive symptoms and various delusions of negation, such as denial of internal organs and denial of existence. …
  • NAID 120005254099

関連リンク

妄想(もうそう:delusion)とは、非合理的かつ訂正不能な思いこみのこと。妄想を持った 本人にはその考えが妄想であるとは認識しない(むしろ病識がない)場合が多い。精神 医学用語であり、根拠が薄弱であるにもかかわらず、確信が異常に強固であるという こと ...
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妄想. 「病的な誤った判断ないし観念」と定義されます。 事実と異なる ...

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★リンクテーブル★
国試過去問095H013」「108A039」「096D002」「099A055」「107A024」「098F007」「101H029」「102E051」「104F007」「096B031」「104E003」「105G014」「108G024」「097G083」「100E015」「099D092」「088A039
リンク元統合失調症」「delusion」「盗害妄想」「真性妄想」「替え玉妄想
拡張検索妄想型統合失調症」「被害妄想」「好訴妄想」「一次妄想体験」「関係妄想

095H013」

  [★]

  • 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
  • 60歳の女性。言動の異常を心配した長男夫婦に達れられて来院した。
  • 現病歴 : 2か月前から徐々に家にとじこもり横になっていることが多く、おかしなことを言うようになった。家族によれば、心配することは何もないのに、「今年の所得税が払えない。自宅が抵当に入ったので立ち退かねばならない。」と悩み、「そうなったのも昨年のお盆で先祖供養が不十分だったから。」と自分を責め、いくら言っても聞き入れない。食事もとろうとせず、入浴は無理やりでないと入らない。体重がこの3か月で3kg減少した。夜間はほとんど眠らないまま、何かぶつぶつ言ってはお経を唱えている。「きっかけとしては、昨年新築した自宅の建築費についての税務署からの問い合わせが関係しているかもしれない。」と長男は言う。この問い合わせは通常のもので問題は何もなかった。
  • 既往歴 : 高血圧症のため10年前から投薬を受けている。
  • 生活歴 : 夫と長男夫婦、孫2人の6人家族。元来きれい好きで働き者であった。
  • 現症 : 身長150cm、体重55kg。脈拍74/分、整。血圧166/92mmHg。神経学的身体診察では異常を認めない。医師がいろいろ質問しても患者はうつむいてほとんど答えないか、小声で二言三言答える程度である。しかし意識ははっきりしており、現在の状況もわかっている。このままではいけないからと入院を勧めても、「貧乏で入院費が払えないから。」と頑として入院を拒否する。改訂長谷川式簡易知的機能評価スケールで23点(基準21以上)。
  • この患者にみられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095H012]←[国試_095]→[095H014

108A039」

  [★]

  • 63歳の女性。隣家とのトラブルを主訴に家族に連れられて来院した。大学卒業後結婚し、主婦として問題なく過ごしていた。 60歳ころから、明らかな誘因なく隣家の男性が家の中を覗いていると言うようになり、警察に相談することがあった。さらに、変な薬を家の中に送り込んで殺そうとしていると言うようになり、頻回に隣家に抗議し、隣家の前で罵倒することもあった。昨日は包丁を持って隣家に入り込み、警察沙汰になった。受診時、病識は欠如していた。身体的に明らかな問題は認められなかった。医療保護入院となり、一時拒薬がみられたものの抗精神病薬により約1か月で病的体験は軽減し、 2回の外泊でも問題となる行動は示さなかった。また家事を以前と同じようにこなすこともできたことから退院することになった。
  • 退院時の家族に対する説明として適切なのはどれか。
  • a 「精神病症状は再燃する可能性があります」
  • b 「服薬は患者自身に任せておけば大丈夫です」
  • c 「今後自閉的な傾向が現れてくる可能性が高いと思います」
  • d 「妄想については、現実ではないと説得し続けてください」
  • e 「リハビリテーションのためにデイケアに通所しなければなりません」


[正答]


※国試ナビ4※ 108A038]←[国試_108]→[108A040

096D002」

  [★]

  • 25歳の男性。多弁・多動を主訴に家族に伴われて来院した。元来、社交的で人情味があり、親しみやすい好人物であった。3週前、仕事上の失敗で上司に注意され、責任を強く感じていた。その後、「眠くならない。眠らなくても疲れない。」と言い、深夜まで読書をしたり、部屋を片づけたりしている。職場でも、多弁で声が大きく、仕事に関係ない話題を同僚に話しかけるようになった。上司が注意すると、不機嫌になって大声で言い返したり、書類を破り捨てたりする。診察時、意識は清明、気分は爽快で、話の内容は理解できるが、しばしば話が脱線し、語呂合わせや冗談を言ったりする。「自分は病気ではない。入院は断固しない。」と主張する。常用薬はない。この患者で正しいのはどれか。
  • (1) 思考障害が認められる。
  • (2) 病識は保たれている。
  • (3) 妄想が認められる。
  • (4) 睡眠障害はない。
  • (5) 病前性格は循環気質である。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 096D001]←[国試_096]→[096D003

099A055」

  [★]

  • 12歳の男児。半年前から、ボーッとして横になっていることが多くなり、家に引きこもるようになったため、母親に連れられて来院した。2歳時に麻疹に感染したという。診察時に、傾眠傾向にあり、ときおり右の上下肢にミオクローヌスを認める。脳波検査で周期性同期性放電を認める。髄液検査で、蛋白濃度の軽度上昇、麻疹ウイルス抗体価の上昇およびIgGの増加を認める。
  • この疾患でみられないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099A054]←[国試_099]→[099A056

107A024」

  [★]

  • 19歳の男性。人前で話ができないことを主訴に来院した。昨年春に大学に入学した。クラブ活動のオリエンテーションで自己紹介を求められた時に、皆の視線を感じて緊張して体が震えることがあった。それ以来、人前に出ることを避け、希望していたクラブにも入らず、講義に出るだけの大学生活を続けている。抑うつ症状はみられず、明らかな幻覚妄想も認められない。
  • 最も適切な治療はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107A023]←[国試_107]→[107A025

098F007」

  [★]

  • 56歳の女性。「天罰を受けたので死ぬこともできない。」と訴えるために夫に連れられて来院した。婚家は裕福であったが、姑と長年の確執があり苦労した。半年前にその姑が急死し、その後始末が一段落した3か月前から昼も夜も落ち着かず、体のさまざまな不調を訴えるようになった。治療を勧めても貧乏だからできないと拒否する。体重は3か月で4kg減少した。身体所見に異常を認めない。
  • この思者でみられない症候はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098F006]←[国試_098]→[098F008

101H029」

  [★]

  • 15歳の女子。行動の異常に気付いた母親に連れられ来院した。1年前から、外出から帰ると手に細菌がついたように思えてならず、何度も繰り返し手を洗うようになった。最近では決まって8回は洗う。入浴の際も体を8回繰り返して洗うまでやめられず、途中で家族が止めると、抵抗して暴力をふるうこともある。
  • 症状はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101H028]←[国試_101]→[101H030

102E051」

  [★]

  • 25歳の男性。大学院に在籍し毎日研究に励んでいるが、ここ半年思うようにはかどらず焦っていた。最近、何をやっても実感がわかず、自分の体さえ自分のものであるという感覚がない。町並みも人々も妙によそよそしく現実感がないように感じられる。症状はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102E050]←[国試_102]→[102E052

104F007」

  [★]

  • 統合失調症の心理・社会的側面への配慮として適切なのはどれか。
  • a 妄想は否定し根気強く説得する。
  • b 患者にも家族にも病名は告知しない。
  • c 幻覚については患者の体験を尊重する。
  • d 幻覚妄想の治療として生活技能訓練を行う。
  • e 薬物療法を終了してから心理・社会的治療を行う。
[正答]


※国試ナビ4※ 104F006]←[国試_104]→[104F008

096B031」

  [★]

  • 誤っているのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096B030]←[国試_096]→[096B032

104E003」

  [★]

  • 妄想について正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104E002]←[国試_104]→[104E004

105G014」

  [★]

  • 障害と精神症状の組合せで正しいのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105G013]←[国試_105]→[105G015

108G024」

  [★]

  • うつ病の患者における「何を食べても同じような感じで、砂をかんでいるようです」という訴えから考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108G023]←[国試_108]→[108G025

097G083」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 097G082]←[国試_097]→[097G084

100E015」

  [★]

  • 「私はキリストの生まれ変わりだ」という発言から疑われる症状はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100E014]←[国試_100]→[100E016

099D092」

  [★]

  • 褥婦でみることがまれなのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099D091]←[国試_099]→[099D093

088A039」

  [★]

  • (1) 睡眠覚醒のリズムが障害される
  • (2) 術後数時間から症状が発現する
  • (3) 記銘力は保たれている
  • (4) 妄想の内容は基礎疾患と関係深い
  • (5) 症状は夜間に増悪する
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

統合失調症」

  [★]

schizophrenia
精神分裂病分裂病
精神疾患向精神薬抗精神病薬

ICD-10

  • F20 Schizophrenia
  • F20.0 Paranoid schizophrenia
  • F20.1 Hebephrenic schizophrenia
  • F20.2 Catatonic schizophrenia
  • F20.3 Undifferentiated schizophrenia
  • F20.4 Post-schizophrenic depression
  • F20.5 Residual schizophrenia
  • F20.6 Simple schizophrenia
  • F20.8 Other schizophrenia
  • F20.9 Schizophrenia, unspecified

DSM-IV

概念

  • 統合失調症 schizophrenia (=精神分裂病 shizo(分裂) + phrenia(心)) 
  • 感情、思考、行動の統合がとれていない。

歴史

  • クレペリン Kraepelin,E.(1899):早発性痴呆として統合失調症を分離
  • ブロイラー Bleuler,E. (1911):schizophreniaの名称を与えた。ブロイラーの基本症状
  • シュナイダー Schneider,K.(1939):シュナイダーの一級症状

疫学

  • 100人に1人が罹患している。120人に1人とも(発病危険率0.8%)
  • 発症年齢:15-35歳に集中。10歳以下や40歳以降に発症することは少なく、55歳におこるのはまれ。
  • 性差:男性の方が発症年齢が少ない。

遺伝性

参考1
発症には遺伝要因と環境要因の関与が考えられる。
  • 一卵性双生児46%、二卵性双生児12%

リスクファクター

  • 冬の出産、妊娠時の合併症

病前性格

  • 非社交的、物静か、控えめ、生真面目、変人
  • 臆病、繊細、敏感、神経質、興奮しやすい、自然や書物に親しむ
  • 従順、善良、温和、無頓着、鈍感

病型

病因

前頭葉、辺縁系、線条体、視床下部 → ドーパミンD2受容体遮断薬が治療薬 (抗精神病薬)
  • 慢性アンフェタミン中毒
  • 糖質病に類似?

統合失調症の特徴

  • 1.意識障害はおこらない
  • 2.知的障害は起こらない
  • 3. 特異的な症状がない
  • 4. 個々の精神機能はそれ自体は障害は起こらない

ブロイラーの4つのA

  • 患者は3つはあてはまる
①連合弛緩 Assosiationslockerung
②感動鈍麻 Affekverblodung
③両価性 Ambivalence
④自閉 Autisumus

 

統合失調症の陽性、陰性症状

陽性症状:本来あるべきでないことがあるもの:幻聴
陰性症状:本来あるべきものがないもの:感情の鈍麻
  • 陽性症状は急性期に生じ、陰性症状は後期に生じる
  • 意識障害はない(せん妄は出現しない)

症状

PSY.255-256
  • 意欲・感情:不安、緊張、興奮。昏迷カタレプシー
  • 自我:自我の能動性が障害され、自らの思考や行動が他人の意志によって影響されていると思いこむこと。
  • 知能:知的能力は低下しない。異常体験に支配されている場合や人格の崩壊が進行した例では、的確な判断能力が損なわれる。
  • 疎通性:異常体験に支配されていたり、強い興奮や昏迷を示す場合には疎通性は得られない。
  • 病識:統合失調患者は自らが異常な状態にあることを認識できない

診断基準

DSM-IVによる統合失調症の診断基準

A. 特徴的症状:以下のうち2つ以上が1ヶ月以上の存在
(1) 妄想
(2) 幻覚
(3) 解体した会話
(4) ひどく解体したまたは緊張病性の行動
(5) 陰性症状:感情平板化、思考貧困、意欲欠如
B. 社会的または職業的機能の低下
C. 期間:少なくとも6ヶ月間存在
D. 失調感覚障害(統合失調感情障害)と気分障害を除外
E. 物質や一般身体疾患の除外
F. 広汎性発達障害との関係:自閉性障害や
他の広汎性発達障害の既往歴がある場合、
顕著な幻覚や妄想が少なくとも1ヶ月存在すること

ICD-10による統合失調症の診断基準

一ヶ月以上ほとんどいつも明らかに存在すること
(a) 考想化声 thought echo、考想吹込 thought insertion、思考奪取 thought withdrawal、考想伝播 thought broadcasting いずれか1つ
(b) させられ体験 delusion of control、身体的被影響体験 delusion of influence、妄想知覚 delusional perception
(c) 注釈幻声、会話形式の幻聴 auditory hallucination
(d) 宗教的・政治的な身分や超人的な力や能力といった、文化的に不適切で実現不可能なことがらについての持続的な妄想(たとえば天候をコントロールできるとか、別世界の宇宙人と交信しているといったもの)。
(e) 持続的な幻覚が、感傷的内容を持たない浮動性あるいは部分的な妄想や支配観念に伴って継続的に(数週から数ヶ月)現れる。 いずれか2つ
(f) 思考の流れに途絶や挿入があり(思考途絶)、その結果まとまりのない話しかたをしたり(連合弛緩)、言語新作が見られたりする。
(g) 興奮、常同姿勢、蝋屈症、拒絶症、緘黙、昏迷などの緊張病性行動 catatonic behavior
(h) 著しい無気力、会話の貧困、情動的反応の鈍麻や不適切さのような、社会的引きこもりや、社会的能力の低下をもたらす陰性症状。
(i) 関心喪失、目的欠如、無為、自分のことだけに没頭する態度、社会的引きこもりなど、個人的行動の質的変化。

検査

治療

  • 薬物療法
  • 精神療法:支持的精神療法(安定した医師患者関係を樹立する)
  • 電気痙攣療法:陽性症状が顕著で薬物療法の効果が見られない場合に適応。陽性症状の有無にかかわらず自殺のおそれがあり、他の治療によって改善に見られない場合も適応。
  • 社会復帰のための治療:
  • 作業療法:自発性と対人接触が改善。
  • レクリエーション療法:
  • 認知行動療法:生活技能訓練(ここの患者に適した目標を設定して行動療法を行う。対人及び社会的技能を学習し、実際の生活に応用していく)

抗精神病薬一覧

参考

  • 1. 統合失調症 学習テキスト 病客様とご家族の皆様がともに学んでいただくために 医療法人梁風会高梁病院 心理教育委員会編集
[display]http://www.ryoufhu.com/hp/sctekisuto.pdf
  • 2. 【0738】一卵性双生児の統合失調症について
[display]http://kokoro.squares.net/psyqa0738.html





delusion」

  [★] 妄想

WordNet   license wordnet

「(psychology) an erroneous belief that is held in the face of evidence to the contrary」
psychotic belief

WordNet   license wordnet

「the act of deluding; deception by creating illusory ideas」
illusion, head game

WordNet   license wordnet

「a mistaken or unfounded opinion or idea; "he has delusions of competence"; "his dreams of vast wealth are a hallucination"」
hallucination

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「〈U〉〈C〉思い違い;錯覚;誤った考え;(…という)思い違い《+『that節』》 / 〈U〉余わすこと,だますこと;だまされること」


盗害妄想」

  [★]

delusion of robbery
物取られ妄想物盗られ妄想
妄想アルツハイマー病
  • 自分の物を盗まれたと思い込む妄想
  • アルツハイマー型認知症に特徴的、らしい。


真性妄想」

  [★]

primary delusion
原発妄想一次妄想 primarer Wahn
妄想


替え玉妄想」

  [★]

stand-in delusion?
カプグラ症候群妄想


妄想型統合失調症」

  [★]

paranoid schizophrenia
統合失調症

定義(DSM-IV)

  • A form of schizophrenia that is characterized by a preoccupation of bizarre delusion(s) of being persecuted or harassed. Auditory hallucinations that are related to the delusions' theme.

criteria(DSM-IV)

1. preoccupation of bizarre delusion(s) or frequent auditory hallucinations
2. Not prominent:
  • A. cationic behavior.
  • B. disorganized speech or behavior.
  • C. flat affect.



被害妄想」

  [★]

persecutory persecution
persecutory delusion, delusion of persecution
迫害妄想
妄想


疾患

  • 統合失調症
  • 躁うつ病

など

  • 何らかの犯罪的な干渉を受けていると信じる
  • 事業や就職などにおいて失敗しても、他者からの攻撃で失敗したと考える
  • 脳内に何らかの機器を埋め込まれ、意識や行動を操作されていると考える



好訴妄想」

  [★]

litigious paranoia querulous paranoia querulous delusion



一次妄想体験」

  [★]

primary delusion
妄想気分


関係妄想」

  [★]

delusion of reference





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