大腸憩室症

出典: meddic

colonic diverticulosis
結腸憩室症
憩室炎大腸憩室


概念

  • 大腸に生じる憩室で多くの場合、仮性憩室である。

疫学

  • 日本では3/4が右側結腸に生じる。40歳以上の中高年に発生。日本では男性に多くみられる (YN.A-61)

リスクファクター

  • 低残渣食
  • 高齢

参考

  • 大腸憩室出血 虚血性腸炎 - 日本大腸肛門病学会
[display]http://www.coloproctology.gr.jp/topics/2009/02/12/post-19.php



UpToDate Contents

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和文文献

  • 何が正解? 消化器治療 EBMで検証(76)大腸憩室症の腹部症状に有効な治療法は?
  • 川名 一朗,安崎 弘晃,所 知加子 [他]
  • 治療 93(7), 1653-1658, 2011-07
  • NAID 40018860848
  • 手術症例報告 後腹膜膿瘍化した上行結腸巨大憩室症の1例
  • 佐藤 裕,井上 健,松尾 勝一
  • 手術 64(13), 2019-2022, 2010-12
  • NAID 40017414708

関連リンク

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関連画像

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★リンクテーブル★
国試過去問099A031」「099G026」「105C008
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関連記事大腸憩室」「大腸」「憩室」「」「憩室症

099A031」

  [★]

  • 60歳の女性。昼食後に下腹部痛があり来院した。意識は清明。体温36.7℃。脈拍68/分、整。血圧120/64mmHg。顔貌は苦悶様。腹部は平坦で、腸雑音はやや亢進している。右下腹部に圧痛があるが腹膜刺激症状はない。血液所見:赤血球/105万、Hb13.8g/dl、Ht35%、白血球10,00、血小板17万。血清生化学所見:総蛋白6.3g/dl、アルブミン3.2g/dl、AST32単位、ALT27単位、LDH430単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ240単位(基準260以下)。CRP3.5mg/dl。腹部造影CTを以下に示す。最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 099A030]←[国試_099]→[099A032

099G026」

  [★]

  • 68歳の男性。今朝突然、腹痛と下血とをきたしたため来院した。身長165cm、体重59kg。呼吸数24/分。脈拍76/分、整。血圧132/90mmHg。腹部は平坦、軟で、左下腹部に圧痛を認める。血液所見:赤血球385万、Hb12.2g/dl、Ht35%、白血球9,900、血小板26万。CRP2.2mg/dl。大腸内視鏡写真を以下に示す。最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 099G025]←[国試_099]→[099G027

105C008」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 105C007]←[国試_105]→[105C009

憩室出血」

  [★]

diverticular bleeding, diverticular hemorrhage
憩室性出血出血性憩室
憩室症大腸憩室症大腸憩室結腸憩室症結腸憩室
[show details]


原因

  • 結腸憩室症の合併症として生じうる。右側型に多い。
  • 憩室周囲の血管の破綻。 (消化器疾患ビジュアルブック p.131)

症状

  • 憩室出血では下血がみられるが、腹痛は伴わないとされる(QB.A-229)

検査

  • 造影CT:活動性出血がある場合には腸管内への造影剤漏出が認められる  ←  ダイナミック造影CTをとるといいらしいよ。

憩室炎」

  [★]

diverticulitis
大腸憩室症大腸憩室
ICD10
K57.3
穿孔又は膿瘍を伴わない大腸の憩室性疾患


部位による分類

  • 盲腸憩室炎
  • 回盲部憩室炎
  • 上行結腸憩室炎
  • 横行結腸憩室炎
  • 下行結腸憩室炎
  • S状結腸憩室炎
  • 直腸憩室炎

症状


国試


結腸憩室」

  [★]

colonic diverticula, colic diverticulum
大腸憩室 大腸憩室症憩室


大腸憩室」

  [★]

diverticulum of the colon (SSUR)
結腸憩室憩室

概念

  • 大腸壁の脆弱な部分が腸管内圧の上昇により壁外に袋状に突出した状態。 → 多発している場合大腸憩室症 (消化器疾患ビジュアルブック p.131)

原因

  • 低残渣食などによる過剰な分節異常により慢性的な腸管内圧の異常を来し、これにより結腸壁の脆弱な直動脈貫通部の筋層を貫いて粘膜が脱出して形成される(後天性の仮性憩室)。(SSUR.531)

疫学

  • アジアでは右側結腸に多く、また若年にみられる。S状結腸に好発するのは欧米人や老人。(SSUR.531)

症状

  • 多くは無症状 (SSUR.531)
  • 腹痛、腹部不快感、膨満感、便秘・下痢

合併症

  • 憩室炎、膿瘍、穿孔、腹膜炎、狭窄、瘻孔形成、消化管出血(憩室出血)
  • 約80%は無症状で経過するが、20%の例で症状を呈する。有症状例の2/3が憩室炎、1/3が憩室出血。有症状例の30%が再発性。 (消化器疾患ビジュアルブック p.132)

診断

  • 注腸造影:(最も有用)病変の部位・範囲の特定

  • 下部消化管内視鏡検査:出血部位の同定、癌・ポリープ等の合併病変の有無の確認
  • 腹部超音波検査、腹部CT、腹部MRI:膿瘍などの評価
  • 腹部血管造影、出血シンチグラフィ:大量出血。出血部位の同定

鑑別診断

  • アジアでみられる右側結腸の大腸憩室では、虫垂炎が鑑別となる。(SSUR.531)

治療

SSUR.531
症状がない場合は治療対象とならない。
  • 保存療法:
  • (腸管運動異常)繊維食、下剤
  • (憩室炎)鎮痛薬、鎮痙薬、抗菌薬
  • (憩室出血)内視鏡的止血、動脈塞栓術
  • (膿瘍)絶食、抗菌薬、CT下穿刺ドレナージ
  • 手術療法:腸管穿孔による腹膜炎、保存的治療に反応しない多量出血

参考

  • 1. [charged] 結腸憩室症の疫学および病態生理 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 結腸憩室症の臨床症状および診断 - uptodate [2]

国試


大腸」

  [★]

large intestine (Z)
intestinum crassum


小腸と比べたときの大腸の特徴 (M.149)

  1. 結腸ヒモという縦走筋繊維からなる3本の太い帯を有する
  2. 結腸膨起という結腸ヒモの間の膨らみを有する
  3. 腹膜垂という脂肪の塊を含む
  4. 内径は小腸よりも大きい

大腸を構成する部位

  1. 盲腸
  2. 結腸(上行結腸横行結腸下行結腸S状結腸)
  3. 直腸
  4. (虫垂)

生理

 1)膨起性往復運動 haustralshuttling movement
 2)(単一)膨起性移送運動 segmentalhaustralpropulsion
 3)多膨起性移送運動 multihaustralpropulsion
  1) 2)により内容物のゆっくりした移動(5cm/hr)
   → 48hrで上行結腸よりS状結腸へ
 4)総蠕動mass movement(mass peristalsis,maSS PrePulsion)
    1-3回/日、強い蠕動→結腸内容物が直腸へ移動(→排便誘発)
 5)収縮回数:直腸 > S状結腸 のため内容物はS状結腸へ移動
   (通常は、直腸に内容物(-))
 6)胃大腸反射 gastro-colonic reflex
  小腸大腸反射 ileo-colonic reflex:胃、小腸に内容物-→結腸に総蠕動(+)

*排便
1)解剖
①内肛門括約筋internalanal
②外肛門括約筋externalanal
sphincter---平滑筋
sphincter山-一横紋筋

2)排便のメカニズム
i)総蠕動一糞便直腸へ
ii)直腸内圧〉20Ⅷ舶g ⇒ 直腸壁伸展⇒ 仙髄排便中枢(S2-4)
  ⇒  ①高位中枢(便奇形成)
      ②排便反射defecation reflex
           内肛門筋弛緩
           外肛門筋収縮(一過性)
          直腸蠕動運動(⇒内圧をさらに高める)
iii) 内圧45-55mmHg以上
    内容物200ml以上
    便意による排便動作 外肛門筋弛緩
               腹筋、横隔膜収縮


憩室」

  [★]

diverticulum



症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態

憩室症」

  [★]

diverticulosis
憩室




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