大柴胡湯

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だいさいことう
柴胡剤
  • 生薬:柴胡半夏芍薬大棗枳実生姜大黄黄芩
  • がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘の傾向のあるものの次の諸症:胃炎、常習便秘、高血圧に伴う肩こり・頭痛・便秘、肩こり、肥胖症


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/07/03 00:44:28」(JST)

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和文文献

  • 臨床報告 漢方治療が奏効した酒[サ]の10症例
  • 桜井 みち代,本間 行彦
  • 日本東洋医学雑誌 62(1), 38-44, 2011
  • NAID 40018714815

関連リンク

大柴胡湯とは?効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬 事典版)

関連画像

大柴胡湯 ツムラ大柴胡湯 包装写真ツムラ大柴胡湯エキス顆粒  大柴胡湯)60錠【第2類医薬品大柴胡湯の(目標)大柴胡湯の配剤生薬の写真

添付文書

薬効分類名

  • 漢方製剤

販売名

テイコク大柴胡湯エキス顆粒

組成

  • 本品9.0g中

日局サイコ     6.0g
日局ハンゲ     4.0g
日局ショウキョウ  1.0g
日局オウゴン    3.0g
日局シャクヤク   3.0g
日局タイソウ    3.0g
日局キジツ     2.0g
日局ダイオウ    1.0g
上記の混合生薬より製した水製乾燥エキス4.29gを含有する。

添加物

  • 乳糖水和物、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム

効能または効果

  • がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘の傾向のあるものの次の諸症:胃炎、常習便秘、高血圧に伴う肩こり・頭痛・便秘、肩こり、肥胖症
  • 通常成人1日3回、1回3.0gを食前に経口投与する。
    なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

慎重投与

  • 下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
  • 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、腹痛、下痢等があらわれることがある。]
  • 著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]

重大な副作用

間質性肺炎:

  • 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。

肝機能障害、黄疸:

  • AST(GOT)、ALT(GPT)、Al‐P 、γ‐GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。


★リンクテーブル★
先読み大黄」「芍薬」「生姜」「半夏」「枳実
リンク元発熱」「柴胡剤」「黄芩
拡張検索大柴胡湯エキス」「大柴胡湯去大黄エキス
関連記事柴胡

大黄」

  [★]

だいおう、ダイオウ
rhubarb
Rhei Rhizoma
将軍錦紋
ダイオウ属

便秘の改善に用いられる漢方エキス製剤

  大黄 甘草 芒硝 枳実 厚朴 芍薬 桂皮 その他
大黄甘草湯              
調胃承気湯            
大承気湯          
桃核承気湯       桃仁  
桂枝加芍薬大黄湯       大棗 生姜
麻子仁丸       杏仁 麻子仁



芍薬」

  [★]

しゃくやく、シャクヤク
peony root
Paeoniae Radix
真芍薬 しんしゃくやく
ボタン属、(植物)peony


生姜」

  [★]

しょうきょう
ginger, dried ginger, Zingiberis Rhizoma
乾生姜
ショウガショウキョウ


半夏」

  [★]

Pinelliae TuberPinellia
ハンゲハンゲ属ピネリア属Pinellia属


枳実」

  [★]

きじつ
immature orange
Aurantii Fructus Immaturus
枳殻
  • 生薬。


発熱」

  [★]

pyrexia
fever, thermogenesis
熱型、≠高体温(体温調節機構の破綻による)、不明熱
ジェネラリスト診療が上手になる本 p.9

概念

  • 体温中枢のセットポイント上昇による

分類

  • 微熱:37.5℃以上 37.0~37.9℃(YN.)
  • 発熱:38.0℃以上
ジェネラリスト診療が上手になる本 p.9


小児

  • 37.5℃以上

病態生理

  • 発熱サイトカイン(IL-1, TNF)が視床下部に作用してPGE2の産生を亢進し、PGE2により体温調節中枢を司る細胞内のcAMP濃度が上昇することでの体温セットポイントがあがる。

熱源の精査

  • 咽頭、肺、胆道系、泌尿器系、皮膚・軟部組織(蜂窩織炎、褥瘡)

疾患と発熱

膠原病と発熱

発熱40℃(PMID 8107744)

発熱の後に関節炎(PMID 8107744)

原因不明の熱の鑑別

  • 感染症
  • 腫瘍
  • 膠原病
  • 薬剤熱 → 比較的元気、比較的徐脈、比較的CRP

発熱と心拍数の関係

  • 体温1℃上昇に付き心拍数20上がる。これ以上の上昇が見られる場合、敗血症を疑う。  ←  1℃に付き10上がるという資料もあり(比較的徐脈)

発熱を伴う内科的緊急疾患

内科レジデントの鉄則 第2版 p.6

院内における発熱の鑑別疾患

  • 感染性 :肺、泌尿器、褥瘡、クロストリジウム・ディフィシル感染症、カテーテル関連感染症
  • 非感染性:薬剤熱、偽痛風、深部静脈血栓症

小児科における発熱の原因

年齢 原因
乳児(生後3ヶ月未満) 敗血症、細菌性髄膜炎、尿路感染症、肺炎、B群溶連菌感染、グラム陰性桿菌
乳児(生後3ヶ月以降) ウィルス感染(突発性発疹などの発疹性疾患)、中耳炎尿路感染症、消化器・呼吸器疾患、川崎病
幼児、学童期 溶連菌感染症、伝染性単核球症、膠原病、factitious fever(詐病)、学校での感染症の流行
  • 乳児における中耳炎、尿路感染症は症状が発熱であることが多く原因が追及しづらい。鼓膜を観察したり、尿の培養をすることが重要かもしれない。

小児における発熱

SPE.63

新生児・乳児における発熱

see also step beyond resident 2 救急で必ず出会う疾患編 p.20
3ヶ月未満は免疫力が弱く重症細菌感染症にかかりやすい。
生後   :対処
0-1ヶ月 :入院。血液検査・各種培養検査を。
2-3ヶ月 :外来で小児科医が診察し、血液検査で細菌感染が疑われれば入院
4-6ヶ月 :外来で小児科医が診察し、発熱以外に所見がなければ、十分な水分摂取を指示し、翌日再診を。
6ヶ月以降:食欲・機嫌がよければ、翌日再診を。

漢方医学

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柴胡剤」

  [★]

柴胡黄芩少陽病胸脇苦満
  柴胡 黄芩 半夏 生姜 大棗 甘草 芍薬 人参 桂枝 枳実 牡蠣 大黄 茯苓 竜骨 括楼根 虚実
大柴胡湯               実証
柴胡加竜骨牡蠣湯          
四逆散                       虚実間証
小柴胡湯                
柴胡桂枝湯             虚証
柴胡桂枝乾姜湯                  


黄芩」

  [★]

おうごん
Scutellaria root, baical skullcap root
Scutellariae radix
オウゴン黄ごん
コガネバナScutellaria baicalensis
  • 生薬
  • 健胃薬
  • フラボノイド(baicalin)
  • 少陽病の治療方剤である多くの黄連剤柴胡剤に含まれる。
  • 少陽病・心下痞硬型(黄連剤)
  • 薬理作用:清熱作用、抗炎症作用
  • 副作用:間質性肺炎、肝機能障害・黄疸、膀胱炎を表す漢方方剤の中に黄芩を含むものが比較的多い

黄芩を含む漢方方剤

参考

  • 1.
[display]*http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%90%E3%83%8A


大柴胡湯エキス」

  [★]

大柴胡湯漢方製剤

大柴胡湯去大黄エキス」

  [★]

漢方製剤大柴胡湯去大黄

柴胡」

  [★]

さいこ、サイコ
chai hu, Bupleurum root, chinese thorowax root
Bupleuri Radix
ミシマサイコ柴胡剤
  • 生薬
  • 成分:サポニン類(サイコサポニン)
  • 薬理作用:解熱作用、消炎作用、鎮痛作用、鎮静作用、抗菌作用、抗ウイルス作用
  • 方剤:柴胡剤(少陽病・胸脇苦満型)のベースとして用いられており、黄芩と共に使われることが多い。




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