在宅酸素療法

出典: meddic

home oxygen therapy, HOT、(欧米)long-term oxygen therapy LTOT
家庭酸素療法
[[]]

概念

  • 1985年に医療保険の適用
  • HOTを導入されている患者:約10万人(2002年)、約13万人(2008年?)
  • 疾患別HOT導入患者数:COPD(約半数) > 肺結核後遺症 > 肺線維症 > 肺癌

目的

  • 生命予後改善、運動耐容能の改善、QOLの向上
  • 低酸素血症の持続による全身的な臓器障害の予防、生存期間の延長
  • 呼吸困難感の軽減や運動耐容能の改善および入院回数の減少 → QOL改善

対象疾患

  • 慢性閉塞性肺疾患、肺結核後遺症など

保険上の適応

  • 種々の原因による呼吸不全症例であって(慢性呼吸不全で少なくとも1か月以上病態が安定していること)、(1)もしくは(2)であるもの。

装置

  • 酸素供給装置
  • 酸素濃縮装置/酸素濃縮器(膜型・吸着型):空気から酸素を取り出す方式 ← 9割以上の症例で
  • 液体酸素:外出の機会の多い活動度の高い症例のみ
  • 酸素ボンベ
  • その他:(外出用)携帯用酸素ボンベ、(長時間利用できるタイプ:吸気時にのみ酸素を供給)節約装置

導入

  • 在宅酸素療法の導入には入院でおこない、酸素流量の決定と患者さんの学習が行われる。

治療目標

  • 酸素流量の決定:動脈血酸素飽和度により低酸素状態を評価。デバイスとしてパルスオキシメーターが許容されているが、動脈血液ガス検査を施行することが好ましい。
  • 在宅酸素療法で用いる機械をベットサイドに用意、3つの状況(安静時、睡眠時、労作時)毎に酸素流量を決定する。
  • 安静時:(1)高CO2血症を伴わない症例:PaO2 80-100Torr。高CO2血症を伴う症例:PaO2 70Torr前後。
  • 睡眠時:睡眠中SpO2が90%以上。REM睡眠期に低酸素の著しい症例では高CO2血症に陥ることがある。
  • 労作時:6分間歩行テストがSpO2が90%以上。目安:「COPD・肺結核後遺症」安静時の1-2L/分増し。「肺線維症」安静時の3倍

ガイドライン

  • 酸素療法ガイドライン:有料

参考

  • 1. rockymuku
[display]http://rockymuku.sakura.ne.jp/kokyuukinaika/zaitakusannsoryouhounotekiyou.pdf
  • 2. 在宅酸素療法.com
[display]http://www.zaitakusansoryoho.com/hot/h04.html
  • 3.
[display]http://nsleep.com/hp/home-care/ho-hot/ho-hot.htm
  • 4. 在宅呼吸ケア白書2010【要約版】
http://www.jrs.or.jp/home/modules/glsm/index.php?content_id=48




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/07 23:45:01」(JST)

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和文文献

  • Premium Edition 早川教授の薬歴添削教室 : 「オーディット」で薬歴をレベルアップ! 在宅酸素療法実施中のCOPD患者へのケア
  • 早川 達,A,B [他]
  • 日経ドラッグインフォメーションpremium (181), PE17-24, 2012-11
  • 北海道薬科大学薬物治療学分野教授。POS(Problem Oriented System)に基づく薬歴管理の第一人者。著書に『POS薬歴がすぐ書ける「薬歴スキルアップ」虎の巻』基本疾患篇、慢性疾患篇、専門疾患篇など。 今回は、友愛薬局勝田台店に来局した74歳男性、花岡二郎さん(仮名)の薬歴をオーディットしました。
  • NAID 40019486677
  • 災害医療 災害と呼吸器疾患
  • 石井 芳樹
  • Dokkyo journal of medical sciences 39(3), 245-249, 2012-10-25
  • … 境衛生の悪化によって発症する疾患,さらに災害によるライフラインの途絶や医薬供給の途絶による医療サポートの欠如などである (表1).呼吸器疾患領域においては,停電により慢性呼吸不全患者に対する在宅酸素療法や在宅呼吸器管理ができなくなる問題,被災による寒冷曝露や粉塵曝露による感冒や肺炎への罹患,口腔衛生状態悪化による誤嚥性肺炎の増加,集団避難所などにおける伝染性疾患の流行,常用薬の紛失や入 …
  • NAID 110009493549
  • 在宅酸素療法患者の外出を支援する追従型搬送移動体の開発 (第29回日本ロボット学会学術講演会論文特集号(2))
  • 遠藤 玄,谷 篤,福島 E.文彦 [他]
  • 日本ロボット学会誌 30(8), 779-787, 2012-10
  • NAID 40019464168
  • 慢性肺疾患の予防戦略 (特集 新生児医療 : up to date)

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★リンクテーブル★
国試過去問108E068」「096F049」「096F040」「106E041」「104H029」「106H027」「105G057」「100H039」「097F028
リンク元在宅人工呼吸療法」「家庭酸素療法
関連記事酸素」「酸素療法」「」「療法」「在宅

108E068」

  [★]

  • 次の文を読み、 66~ 68の問いに答えよ。
  • 72歳の女性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。
  • 現病歴:約半年前から労作時の呼吸困難を自覚していた。当初は階段や急な坂を登る時のみであったが次第に悪化し、より軽い労作でも呼吸困難を感じるようになった。現在では 2. 3分の平地歩行でも呼吸困難を自覚するようになったが、安静時には症状はない。
  • 既往歴: 20歳時に副鼻腔炎手術。 38歳時に子宮筋腫手術。 10年前から高血圧症に対し内服治療中。
  • 生活歴:喫煙歴はない。 1年前から室内でネコを飼っている。
  • 家族歴:夫が 3年前に肺癌で死亡。
  • 現症:意識は清明。身長 152 cm、体重 52 kg。体温 36.1℃。脈拍 88/分、整。血圧 122/68 mmHg。呼吸数 18/分。 SpO2 97% ( room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張と口唇のチアノーゼとを認めない。心雑音を聴取しないが胸骨左縁第 2肋間で II音の亢進を認める。呼吸音は正常で、呼吸副雑音を聴取しない。腹部診察で異常を認めない。下腿に浮腫を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白 (-)、糖 (-)。血液所見:赤血球 396万、 Hb 13.0 g/dl、Ht 38%、白血球 6,800、血小板 23万、 Dダイマー 3.6 μg/ml(基準 1.0以下 )。血液生化学所見:総蛋白 7.2 g/dl、アルブミン 4.2 g/dl、総ビリルビン 0.7 mg/dl、AST22 IU/l、ALT 20 IU/l、LD 256 IU/l(基準 176.353)、尿素窒素 10 mg/dl、クレアチニン 0.6 mg/dl、Na 139 mEq/l、K 4.9 mEq/l、Cl 109 mEq/l、脳性ナトリウム利尿ペプチド〈BNP〉140 pg/ml(基準 18.4以下 )。 CRP 0.2 mg/dl。
  • 平地歩行をしてもらったところ 1分程度で強い息切れを訴え、その時の SpO2は78% ( room air)であった。
  • 今後の治療として適切なのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 108E067]←[国試_108]→[108E069

096F049」

  [★]

  • 次の文を読み、49、50の問いに答えよ。
  • 58歳の女性。腰背部の激痛を訴え、家族に付き添われ来院した。
  • 現病歴 : 慢性関節リウマチで15年間治療中であり、5年前に右膝人工関節置換術を受け、現在は少量の副腎皮質ステロイド薬と非ステロイド性抗炎症薬とを中心に服用中である。特に誘因なく4日前から増悪する腰背部痛を自覚した。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 現症 : 身長154cm、体重46kg。円背があり、胸背移行部に強い自発痛と叩打痛とがあり、坐位保持は30分間が限度である。神経学的には明らかな脊髄症状はみられない。手指変形と多発性関節痛とがある。屋内は伝い歩きが可能であるが、屋外歩行は困難である。
  • 検査所見 : 胸腰椎エックス線単純撮影で第7、8、9及び12胸椎に圧迫骨折が認められる。
  • 経過 : 以上の所見から入院となった。体幹装具を作製し、歩行訓練を始め、杖歩行が可能となった。4週経過し退院準備中である。なお本人の自宅居室は1階にある。退院前検査所見:血液所見:赤血球370万、Hb 10.5g/dl、白血球6,000。血清生化学所見:総蛋白5.8g/dl、アルブミン3.5g/dl。CRP2.3mg/dl(基準0.3以下)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):PaO2 80Torr、PaCO2 40 Torr。胸部エックス線写真で軽度の間質性肺炎の所見がみられる。
  • 自宅への退院にあたり必要なのはどれか。
  • a. 住居新築
  • b. 安静臥床
  • c. 在宅酸素療法
  • d. 電動車椅子使用
  • e. 日常生活動作指導
[正答]


※国試ナビ4※ 096F048]←[国試_096]→[096F050

096F040」

  [★]

  • 次の文を読み、39、40の問いに答えよ。
  • 72歳の男性。歩行時に急苦しさが強くなってきたので来院した。
  • 現病歴 : 半年前から坂道を登るときに急が苦しくなり、最近では平坦な道を多くときも苦しくなってきた。長時間の歩行は困難で休みながらでないと歩けない状態である。咳や痰を自覚することは少ない。
  • 嗜好 : 喫煙は30本/日を50年間であったが、半年前から禁煙している。
  • 現症 : 身長172cm、体重54kg。呼吸数18/分。脈拍86/分、整。血圧136/80mmHg。頚静脈の怒張はない。胸郭はビア樽状を呈する。腹部は平坦で肝を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤沈36mm/1時間、赤血球485万、Hb14.5g/dl。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.8g/dl、AST〈GOT〉18単位(基準40以下)、ALT〈GPT〉16単位(基準35以下)、LDH360単位(基準176~353)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):PaO2 55Torr、PaCO2 43Torr。スパイロメトリ:VC 3,100ml、%VC100%、FEV1.0% 39%。胸部エックス線写真で肺の過膨張、横隔膜の平低化および滴状心を認める。
  • 適切な治療はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096F039]←[国試_096]→[096F041

106E041」

  [★]

  • 74歳の男性。背部痛呼吸困難とを主訴に来院した。膵体部癌切除術後に有痛性の多発性肺転移をきたしたが積極的な治療は望まず、 1か月前から自宅近くの診療所で経口モルヒネを処方され内服していた。 5日前に体動時の背部痛を認め、それを契機に徐々に息苦しさを感じるようになったため紹介されて受診した。意識は清明。身長164cm、体重48kg。体温36.7℃。脈拍76/分、整。血圧120/70mmHg。呼吸数20/分。 SpO2 97%(room air)。血液所見:赤血球302万、 Hb7.8g/dL、 Ht29%、白血球2,600、血小板8.0万。血液生化学所見:総蛋白5.8g/dL、アルブミン2.7g/dL、尿素窒素24mg/dL、クレアチニン1.4mg/dL、総ビリルビン2.1mg/dL、AST 47IU/L、 ALT 68IU/L、 ALP378IU/L(基準115-359)、 γ-GTP67IU/L(基準8-50)。食事の経口摂取は可能で、食欲も保たれている。
  • 現時点の対応として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106E040]←[国試_106]→[106E042

104H029」

  [★]

  • 72歳の男性。肺結核による胸郭成形術を行い、長年にわたり在宅酸素療法を行っている。通常の酸素投与量は0.25L/分である。担当医の指示どおり、パルスオキシメーターを購入し、労作時や労作後の酸素飽和度を自己測定し、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)が90%以下に低下したときは、90%以上に戻るまで酸素吸入量を一時的に調節する自己管理を行っていた。本日夕方から、SpO2が80%近くに低下したので酸素吸入量を0.5L/分に増やし1時間様子を見ていたが、SpO2は90%を超えなかった。呼吸困難の程度は普段と変わりはなかった。
  • 電話で相談を受けた当直医の指示で正しいのはどれか。
  • a 「苦しくなければ心配ありません」
  • b 「絶対安静にして様子を見て下さい」
  • c 「すぐに来院するようにして下さい」
  • d 「次回の予約日に外来を受診して下さい」
  • e 「酸素吸入量を4L/分へ上げて吸って下さい」
[正答]


※国試ナビ4※ 104H028]←[国試_104]→[104H030

106H027」

  [★]

  • 91歳の女性。肺炎で入院中である。脳梗塞の後遺症で3年前から要介護4となり、長男(68歳)とその妻(64歳)の居宅で介護サービスを利用していた。肺炎はほぼ治癒したが、著しい嚥下障害を認めたため、 7日前から経管経腸栄養を開始した。現在、意識レベルJCS I-1であり、栄養状態は良好である。皮膚に褥瘡深部静脈血栓症を疑う所見を認めない。退院に向けた準備を進めることとなった。
  • 退院後のケア計画に関連する要素のうち、現時点で最も重要性が高いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106H026]←[国試_106]→[106H028

105G057」

  [★]

  • 52歳の男性。就寝中のいびきを主訴に来院した。会社で日中の居眠りが多く、最近、注意力の低下を自覚している。妻にいびきがひどいことを指摘され受診した。飲酒はビール1,000ml/日を18年間。身長165cm、体重90kg。ポリソムノグラフィにて無呼吸指数52(基準5未満)。
  • この患者について適切なのはどれか。2つ選べ。
  • a 在宅酸素療法を行う。
  • b 体重を減らすよう指導する。
  • c ビール1,000ml/日程度の飲酒は問題ない。
  • d 向精神薬を投与して睡眠をコントロールする。
  • e 睡眠中に経鼻的持続的気道陽圧法による呼吸管理を行う。


[正答]


※国試ナビ4※ 105G056]←[国試_105]→[105G058

100H039」

  [★]

  • 48歳の男性。労作時の息切れを主訴に来院した。15年前から咳と痰とが持続している。数か月前から黄色痰を伴う咳が増悪し、1週前から血痰が出現した。両肺野にcoarse cracklesを聴取する。ばち指を認める。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.34、PaO2 53Torr、PaCO2 50Torr。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
  • 治療法として適切なのはどれか。2つ選べ。


[正答]
※国試ナビ4※ 100H038]←[国試_100]→[100H040

097F028」

  [★]

  • 45歳の男性。胸痛のため来院した。身長167cm、体重83kg。脈拍84/分、整。血圧164/104mmHg。飲酒3合/日、喫煙40本/日。2か月前から階段を昇る時に前胸部痛が出現した。前医で行った24時間連続記録心電図で胸痛時にST低下が記録されている。呼吸機能検査で異常所見を認めない。
  • この患者に必要でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097F027]←[国試_097]→[097F029

在宅人工呼吸療法」

  [★]

home mechanical ventilation HMV
在宅酸素療法 HOT人工呼吸


家庭酸素療法」

  [★]

home oxygen therapy
在宅酸素療法


酸素」

  [★]

oxygen
空気
  • 大気中の乾燥空気に含まれる酸素 20.946%

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97

麻酔科

参考1
  酸素 笑気 空気 二酸化炭素
医療ガス配管
ガスボンベの色(日本)      
ピンインデックス  ・
  
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   ・
  ・

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   ・
 ・
  
ピン 2 2 3 2
角度(時計回り) 180 135 120 -90

参考

  • 1.
http://www.eonet.ne.jp/~hidarite/me2/anzenkanri05.html



酸素療法」

  [★]

oxygen therapy
酸素吸入療法酸素治療 oxygen treatment、酸素投与 oxygen administration
在宅酸素療法



法」

  [★]

methodlaw
測定法測定方法訴訟方法法律学手法方式法律


療法」

  [★]

therapyregimencureremedytherapeutic


在宅」

  [★]

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