国試 112

出典: meddic

112A001 112B001 112C001 112D001 112E001 112F001
112A002 112B002 112C002 112D002 112E002 112F002
112A003 112B003 112C003 112D003 112E003 112F003
112A004 112B004 112C004 112D004 112E004 112F004
112A005 112B005 112C005 112D005 112E005 112F005
112A006 112B006 112C006 112D006 112E006 112F006
112A007 112B007 112C007 112D007 112E007 112F007
112A008 112B008 112C008 112D008 112E008 112F008
112A009 112B009 112C009 112D009 112E009 112F009
112A010 112B010 112C010 112D010 112E010 112F010
112A011 112B011 112C011 112D011 112E011 112F011
112A012 112B012 112C012 112D012 112E012 112F012
112A013 112B013 112C013 112D013 112E013 112F013
112A014 112B014 112C014 112D014 112E014 112F014
112A015 112B015 112C015 112D015 112E015 112F015
112A016 112B016 112C016 112D016 112E016 112F016
112A017 112B017 112C017 112D017 112E017 112F017
112A018 112B018 112C018 112D018 112E018 112F018
112A019 112B019 112C019 112D019 112E019 112F019
112A020 112B020 112C020 112D020 112E020 112F020
112A021 112B021 112C021 112D021 112E021 112F021
112A022 112B022 112C022 112D022 112E022 112F022
112A023 112B023 112C023 112D023 112E023 112F023
112A024 112B024 112C024 112D024 112E024 112F024
112A025 112B025 112C025 112D025 112E025 112F025
112A026 112B026 112C026 112D026 112E026 112F026
112A027 112B027 112C027 112D027 112E027 112F027
112A028 112B028 112C028 112D028 112E028 112F028
112A029 112B029 112C029 112D029 112E029 112F029
112A030 112B030 112C030 112D030 112E030 112F030
112A031 112B031 112C031 112D031 112E031 112F031
112A032 112B032 112C032 112D032 112E032 112F032
112A033 112B033 112C033 112D033 112E033 112F033
112A034 112B034 112C034 112D034 112E034 112F034
112A035 112B035 112C035 112D035 112E035 112F035
112A036 112B036 112C036 112D036 112E036 112F036
112A037 112B037 112C037 112D037 112E037 112F037
112A038 112B038 112C038 112D038 112E038 112F038
112A039 112B039 112C039 112D039 112E039 112F039
112A040 112B040 112C040 112D040 112E040 112F040
112A041 112B041 112C041 112D041 112E041 112F041
112A042 112B042 112C042 112D042 112E042 112F042
112A043 112B043 112C043 112D043 112E043 112F043
112A044 112B044 112C044 112D044 112E044 112F044
112A045 112B045 112C045 112D045 112E045 112F045
112A046 112B046 112C046 112D046 112E046 112F046
112A047 112B047 112C047 112D047 112E047 112F047
112A048 112B048 112C048 112D048 112E048 112F048
112A049 112B049 112C049 112D049 112E049 112F049
112A050   112C050 112D050 112E050 112F050
112A051   112C051 112D051 112E051 112F051
112A052   112C052 112D052   112F052
112A053   112C053 112D053   112F053
112A054   112C054 112D054   112F054
112A055   112C055 112D055   112F055
112A056   112C056 112D056   112F056
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112A059   112C059 112D059   112F059
112A060   112C060 112D060   112F060
112A061   112C061 112D061   112F061
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112A065   112C065 112D065   112F065
112A066   112C066 112D066   112F066
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112A073     112D073   112F073
112A074     112D074   112F074
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          112F078
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          112F080
          112F081
          112F082
          112F083
          112F084

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★リンクテーブル★
国試過去問112C056」「112C053」「112F083」「112F082」「112C059」「112C055」「112C052」「112C054」「112F077」「112F076」「112C065」「112C064」「112F074」「112E049」「112C063」「112F081」「112B042」「112F073」「112F072」「112E044

112C056」

  [★]

  • 次の文を読み、54~56の問いに答えよ。
  • 84歳の女性。ふらつきがあり、頻回に転倒するため夫と来院した。
  • 現病歴:2か月前に腰椎圧迫骨折を起こし、自宅近くの病院に入院した。入院後は腰痛のためベッド上で安静にしていた。徐々に痛みは改善し、1か月後、自宅に退院したが、退院後にふらつきを自覚し、転倒するようになった。ふらつきは特に朝方に強い。難聴と耳鳴りは自覚していない。入院した病院で頭部を含めた精査を受けたが原因が明らかでなく、症状が改善しないため受診した。
  • 既往歴:68歳時から糖尿病と高血圧症、75歳時から逆流性食道炎と不眠症。
  • 生活歴:夫と2人暮らし。喫煙歴と飲酒歴はない。入院までは夫と飲食業をしていた。リハビリテーションは週1回続けている。
  • 家族歴:父親は胃癌で死亡。母親は肺炎で死亡。弟は糖尿病で治療中。
  • 現症:意識は清明。身長 150cm、体重 36kg(2か月前は40kg)。体温 36.0℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/78mmHg(立位3分後 138/74mmHg)。呼吸数 16/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。脳神経に異常を認めない。眼振を認めない。四肢に明らかな麻痺を認めない。筋強剛を認めない。握力 14kg(基準 18以上)。指鼻試験 陰性。Romberg徴候 陰性。明らかな歩行障害を認めない。通常歩行速度 0.7m/秒(基準 0.8以上)。手指振戦を認めない。振動覚と腱反射は正常である。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖1+、ケトン体(-)。血液所見:赤血球 403万、Hb 12.1g/dL、Ht 38%、白血球 7,400。血液生化学 所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.3g/dL、AST 22U/L、ALT 14U/L、LD 278U/L(基準 176~353)、CK 90U/L(基準 30~140)、尿素窒素 21mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、血糖 128mg/dL、HbA1c 7.4%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 186mg/dL、トリグリセリド 100mg/dL、HDLコレステロール 50mg/dL、Na 135mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 97mEq/L。心電図に異常を認めない。高齢者総合機能評価(CGA):基本的日常生活動作(Barthel指数)100点(100点満点)、手段的日常生活動作 (IADLスケール)8点(8点満点)、Mini-Mental State Examination(MMSE)27点(30点満点)、Geriatric Depression Scale2点(基準5点以下)。
  • 来院時の内服薬を調べたところ、経口血糖降下薬、降圧薬、ビスホスホネート製剤、ベンゾジアゼピン系睡眠薬、プロトンポンプ阻害薬が処方されていた。
  • まず減量を検討すべきなのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C055]←[国試_112]→[112C057

112C053」

  [★]

  • 次の文を読み、51~53の問いに答えよ。
  • 73歳の女性。意識障害のためかかりつけ医から紹介されて家人とともに受診した。
  • 現病歴:25年前にC型肝炎ウイルス感染を指摘された。6か月前に腹水貯留を指摘され、肝硬変と診断されてかかりつけ医で利尿薬を処方されていた。今朝から呼びかけに対する反応が鈍くなり徐々に傾眠状態になったため、かかりつけ医から紹介されて受診した。
  • 既往歴:28歳の分娩時輸血歴あり。64歳時に食道静脈瘤に対し内視鏡的治療。
  • 生活歴:喫煙歴と飲酒歴はない。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:傾眠状態だが呼びかけには開眼し、意思疎通は可能である。身長 161cm、体重 59kg。体温 36.1℃。脈拍 76/分、整。血圧 104/80mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 95%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様であり、眼球結膜に軽度黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨隆しているが、圧痛と反跳痛とを認めない。腸雑音に異常を認めない。肝・脾を触知しない。直腸指診で黒色便や鮮血の付着を認めない。両上肢に固定姿勢保持困難(asterixis)を認める。両下腿に浮腫を認める。
  • 検査所見(3週間前のかかりつけ医受診時):血液所見:赤血球 368万、Hb 11.8g/dL、Ht 38%、白血球 3,800、血小板 4.0万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.1g/dL、総ビリルビン 1.8mg/dL、AST 78U/L、ALT 66U/L、LD 277U/L(基準 176~353)、ALP 483U/L(基準 115~359)、γ-GTP 132U/L(基準8~50)、血糖 98mg/dL。
  • 検査所見(来院時):血液所見:赤血球 356万、Hb 9.7g/dL、Ht 35%、白血球 4,000、血小板 8.6万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dL、アルブミン 3.0g/dL、総ビリルビン 6.3mg/dL、直接ビリルビン 2.1mg/dL、AST 78U/L、ALT 62U/L、LD 303U/L(基準 176~353)、ALP 452U/L(基準 115~359)、γ-GTP 103U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 95U/L(基準 37~160)、アンモニア 170μg/dL(基準 18~48)、尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖 98mg/dL、総コレステロール 106mg/dL、トリグリセリド 90mg/dL、Na 132mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 100mEq/L、α-フェトプロテイン(AFP) 468ng/mL(基準 20以下)。CRP 1.0mg/dL。腹部超音波像(別冊No. 12A)と腹部造影CT(別冊No. 12B)とを別に示す。▲112C012A、B▲
  • 来院時の血液検査所見から現時点で肝腫瘤に対する治療適応はないと判断した。その根拠として最も重要なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C052]←[国試_112]→[112C054

112F083」

  [★]

  • 次の文を読み、81~83の問いに答えよ。
  • 73歳の女性。右殿部から膝の痛みを主訴に来院した。現病歴:60歳ごろから立ち上がる動作や長時間の立位や歩行をした際に右殿部から膝の痛みを自覚していた。2年前には右膝に右手を置いて歩行するようになったために自宅近くの整形外科診療所を受診し、エックス線写真で右股関節の変形を指摘されたが通院はしていなかった。3か月前から痛みが増悪して歩行がさらに困難になり、屋内の伝い歩きは可能なものの外出ができなくなったため受診した。
  • 既往歴:18年前から高血圧症のため自宅近くの内科診療所で内服治療中。同診療所で、慢性の便秘症に対し整腸薬と睡眠障害に対する睡眠薬とを処方されている。また眼科診療所で、軽度の白内障に対して点眼薬の処方を受けている。2か月前からは、右殿部から膝の痛みに対して市販の湿布薬貼付と鎮痛薬の内服とを続けている。
  • 生活歴:夫、長男夫婦および孫2人との6人暮らし。兼業農家で長男夫婦は共働き。孫は短大生と高校生。3か月前まで患者が家事の多くを担当していた。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 53kg。体温 36.3℃。脈拍 64/分、整。血圧 130/72mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。胸腹部に異常を認めない。右殿部から膝の痛みのために立ち上がる際に介助が必要で、独歩は不能である。
  • 検査所見(外来受診時):尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 390万、Hb 12.0g/dL、Ht 38%、白血球 5,800、血小板 24万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.8g/dL、総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 15U/L、ALT 17U/L、LD 220U/L(基準 176~353)、ALP 153U/L(基準 115~359)、γ-GTP 28U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 76U/L(基準 37~160)、CK 40U/L(基準 30~140)、尿素窒素 16mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 84mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.1mEq/L、Cl 109mEq/L。CRP 0.2mg/dL。
  • その後の経過:外来で精査した結果、右股関節を人工関節に置き換える手術が予定された。入院時のシステムレビューで、夜間のトイレ歩行時に軽いふらつきを自覚していることが分かった。神経学的所見では、右下肢の筋力低下以外に、ふらつきの原因となる異常は認めなかった。
  • 手術後のリハビリテーションの計画を立てる上で患者に確認すべきなのはどれか。3つ選べ。
  • a 患者が望む生活像
  • b 使用している寝具
  • c 予防接種歴
  • d 玄関の構造
  • e 学歴


[正答]


※国試ナビ4※ 112F082]←[国試_112]→[112F084

112F082」

  [★]

  • 次の文を読み、81~83の問いに答えよ。
  • 73歳の女性。右殿部から膝の痛みを主訴に来院した。現病歴:60歳ごろから立ち上がる動作や長時間の立位や歩行をした際に右殿部から膝の痛みを自覚していた。2年前には右膝に右手を置いて歩行するようになったために自宅近くの整形外科診療所を受診し、エックス線写真で右股関節の変形を指摘されたが通院はしていなかった。3か月前から痛みが増悪して歩行がさらに困難になり、屋内の伝い歩きは可能なものの外出ができなくなったため受診した。
  • 既往歴:18年前から高血圧症のため自宅近くの内科診療所で内服治療中。同診療所で、慢性の便秘症に対し整腸薬と睡眠障害に対する睡眠薬とを処方されている。また眼科診療所で、軽度の白内障に対して点眼薬の処方を受けている。2か月前からは、右殿部から膝の痛みに対して市販の湿布薬貼付と鎮痛薬の内服とを続けている。
  • 生活歴:夫、長男夫婦および孫2人との6人暮らし。兼業農家で長男夫婦は共働き。孫は短大生と高校生。3か月前まで患者が家事の多くを担当していた。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 53kg。体温 36.3℃。脈拍 64/分、整。血圧 130/72mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。胸腹部に異常を認めない。右殿部から膝の痛みのために立ち上がる際に介助が必要で、独歩は不能である。
  • 検査所見(外来受診時):尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 390万、Hb 12.0g/dL、Ht 38%、白血球 5,800、血小板 24万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.8g/dL、総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 15U/L、ALT 17U/L、LD 220U/L(基準 176~353)、ALP 153U/L(基準 115~359)、γ-GTP 28U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 76U/L(基準 37~160)、CK 40U/L(基準 30~140)、尿素窒素 16mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 84mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.1mEq/L、Cl 109mEq/L。CRP 0.2mg/dL。
  • その後の経過:外来で精査した結果、右股関節を人工関節に置き換える手術が予定された。入院時のシステムレビューで、夜間のトイレ歩行時に軽いふらつきを自覚していることが分かった。神経学的所見では、右下肢の筋力低下以外に、ふらつきの原因となる異常は認めなかった。
  • 処方されている薬剤で、ふらつきの原因となる可能性があるのはどれか。3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 112F081]←[国試_112]→[112F083

112C059」

  [★]

  • 次の文を読み、57~59の問いに答えよ。
  • 63歳の女性。結腸癌のため開腹手術が予定されている。
  • 現病歴:2か月前に受けた健診で貧血と便潜血反応陽性とを指摘された。2週間前の下部消化管内視鏡検査で上行結腸に腫瘤を認め、生検で大腸癌と診断された。胸腹部CTで転移を認めなかった。上行結腸切除術が予定されている。労作時の息切れや胸部圧迫感、動悸、腹痛、便秘、下痢および体重減少を認めない。
  • 既往歴:45歳ごろから、高血圧症と糖尿病のため内服治療中。
  • 生活歴:営業職で外回りをしている。ゴルフが趣味で現在も続けている。喫煙は20本/日を40年間。飲酒は機会飲酒。
  • 家族歴:父親が心筋梗塞で死亡。母親が胃癌で死亡。
  • 現症:意識は清明。身長 155cm、体重 62kg。体温 36.2℃。脈拍 84/分、整。血圧 154/84mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜は貧血様であり、眼球結膜に黄染を認めない。表在リンパ節を触知しない。頸静脈の怒張を認めない。頸部で血管雑音を聴取しない。胸骨右縁第2肋間にてⅢ/Ⅵの収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。神経学的所見に異常を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球 410万、Hb 10.8g/dL、Ht 34%、白血球 6,400、血小板 24万、PT-INR 1.0(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 4.0g/dL、総ビリルビン 0.3mg/dL、AST 26U/L、ALT 32U/L、尿素窒素 24mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、血糖 116mg/dL、HbA1c 6.6%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 204mg/dL、トリグリセリド 180mg/dL、HDLコレステロール 46mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 102mEq/L。CRP 0.3mg/dL。胸部エックス線写真と心電図とに異常を認めない。
  • 手術後の経過:手術は問題なく終了した。術後4日目早朝の体温は37.5℃であった。意識は清明。脈拍 88/分、整。血圧 124/70mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 96%(room air)。呼吸音に異常を認めない。腹部に圧痛を認めない。手術創周囲に発赤と腫脹とを認めない。肋骨脊柱角に叩打痛を認めない。2時間後に再測定したところ、体温は37.0℃であった。術後4日目の朝の血液検査では、Hb 9.4g/dL、白血球 6,800、CRP 1.7mg/dLであった。胸部エックス線写真で異常を認めない。
  • この時点での対応として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C058]←[国試_112]→[112C060

112C055」

  [★]

  • 次の文を読み、54~56の問いに答えよ。
  • 84歳の女性。ふらつきがあり、頻回に転倒するため夫と来院した。
  • 現病歴:2か月前に腰椎圧迫骨折を起こし、自宅近くの病院に入院した。入院後は腰痛のためベッド上で安静にしていた。徐々に痛みは改善し、1か月後、自宅に退院したが、退院後にふらつきを自覚し、転倒するようになった。ふらつきは特に朝方に強い。難聴と耳鳴りは自覚していない。入院した病院で頭部を含めた精査を受けたが原因が明らかでなく、症状が改善しないため受診した。
  • 既往歴:68歳時から糖尿病と高血圧症、75歳時から逆流性食道炎と不眠症。
  • 生活歴:夫と2人暮らし。喫煙歴と飲酒歴はない。入院までは夫と飲食業をしていた。リハビリテーションは週1回続けている。
  • 家族歴:父親は胃癌で死亡。母親は肺炎で死亡。弟は糖尿病で治療中。
  • 現症:意識は清明。身長 150cm、体重 36kg(2か月前は40kg)。体温 36.0℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/78mmHg(立位3分後 138/74mmHg)。呼吸数 16/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。脳神経に異常を認めない。眼振を認めない。四肢に明らかな麻痺を認めない。筋強剛を認めない。握力 14kg(基準 18以上)。指鼻試験 陰性。Romberg徴候 陰性。明らかな歩行障害を認めない。通常歩行速度 0.7m/秒(基準 0.8以上)。手指振戦を認めない。振動覚と腱反射は正常である。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖1+、ケトン体(-)。血液所見:赤血球 403万、Hb 12.1g/dL、Ht 38%、白血球 7,400。血液生化学 所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.3g/dL、AST 22U/L、ALT 14U/L、LD 278U/L(基準 176~353)、CK 90U/L(基準 30~140)、尿素窒素 21mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、血糖 128mg/dL、HbA1c 7.4%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 186mg/dL、トリグリセリド 100mg/dL、HDLコレステロール 50mg/dL、Na 135mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 97mEq/L。心電図に異常を認めない。高齢者総合機能評価(CGA):基本的日常生活動作(Barthel指数)100点(100点満点)、手段的日常生活動作 (IADLスケール)8点(8点満点)、Mini-Mental State Examination(MMSE)27点(30点満点)、Geriatric Depression Scale2点(基準5点以下)。
  • 患者のふらつきと易転倒性の原因として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C054]←[国試_112]→[112C056

112C052」

  [★]

  • 次の文を読み、51~53の問いに答えよ。
  • 73歳の女性。意識障害のためかかりつけ医から紹介されて家人とともに受診した。
  • 現病歴:25年前にC型肝炎ウイルス感染を指摘された。6か月前に腹水貯留を指摘され、肝硬変と診断されてかかりつけ医で利尿薬を処方されていた。今朝から呼びかけに対する反応が鈍くなり徐々に傾眠状態になったため、かかりつけ医から紹介されて受診した。
  • 既往歴:28歳の分娩時輸血歴あり。64歳時に食道静脈瘤に対し内視鏡的治療。
  • 生活歴:喫煙歴と飲酒歴はない。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:傾眠状態だが呼びかけには開眼し、意思疎通は可能である。身長 161cm、体重 59kg。体温 36.1℃。脈拍 76/分、整。血圧 104/80mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 95%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様であり、眼球結膜に軽度黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨隆しているが、圧痛と反跳痛とを認めない。腸雑音に異常を認めない。肝・脾を触知しない。直腸指診で黒色便や鮮血の付着を認めない。両上肢に固定姿勢保持困難(asterixis)を認める。両下腿に浮腫を認める。
  • 検査所見(3週間前のかかりつけ医受診時):血液所見:赤血球 368万、Hb 11.8g/dL、Ht 38%、白血球 3,800、血小板 4.0万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.1g/dL、総ビリルビン 1.8mg/dL、AST 78U/L、ALT 66U/L、LD 277U/L(基準 176~353)、ALP 483U/L(基準 115~359)、γ-GTP 132U/L(基準8~50)、血糖 98mg/dL。
  • 検査所見(来院時):血液所見:赤血球 356万、Hb 9.7g/dL、Ht 35%、白血球 4,000、血小板 8.6万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dL、アルブミン 3.0g/dL、総ビリルビン 6.3mg/dL、直接ビリルビン 2.1mg/dL、AST 78U/L、ALT 62U/L、LD 303U/L(基準 176~353)、ALP 452U/L(基準 115~359)、γ-GTP 103U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 95U/L(基準 37~160)、アンモニア 170μg/dL(基準 18~48)、尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖 98mg/dL、総コレステロール 106mg/dL、トリグリセリド 90mg/dL、Na 132mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 100mEq/L、α-フェトプロテイン(AFP) 468ng/mL(基準 20以下)。CRP 1.0mg/dL。腹部超音波像(別冊No. 12A)と腹部造影CT(別冊No. 12B)とを別に示す。▲112C012A、B▲
  • 次に行うべき検査はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C051]←[国試_112]→[112C053

112C054」

  [★]

  • 次の文を読み、54~56の問いに答えよ。
  • 84歳の女性。ふらつきがあり、頻回に転倒するため夫と来院した。
  • 現病歴:2か月前に腰椎圧迫骨折を起こし、自宅近くの病院に入院した。入院後は腰痛のためベッド上で安静にしていた。徐々に痛みは改善し、1か月後、自宅に退院したが、退院後にふらつきを自覚し、転倒するようになった。ふらつきは特に朝方に強い。難聴と耳鳴りは自覚していない。入院した病院で頭部を含めた精査を受けたが原因が明らかでなく、症状が改善しないため受診した。
  • 既往歴:68歳時から糖尿病と高血圧症、75歳時から逆流性食道炎と不眠症。
  • 生活歴:夫と2人暮らし。喫煙歴と飲酒歴はない。入院までは夫と飲食業をしていた。リハビリテーションは週1回続けている。
  • 家族歴:父親は胃癌で死亡。母親は肺炎で死亡。弟は糖尿病で治療中。
  • 現症:意識は清明。身長 150cm、体重 36kg(2か月前は40kg)。体温 36.0℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/78mmHg(立位3分後 138/74mmHg)。呼吸数 16/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。脳神経に異常を認めない。眼振を認めない。四肢に明らかな麻痺を認めない。筋強剛を認めない。握力 14kg(基準 18以上)。指鼻試験 陰性。Romberg徴候 陰性。明らかな歩行障害を認めない。通常歩行速度 0.7m/秒(基準 0.8以上)。手指振戦を認めない。振動覚と腱反射は正常である。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖1+、ケトン体(-)。血液所見:赤血球 403万、Hb 12.1g/dL、Ht 38%、白血球 7,400。血液生化学 所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.3g/dL、AST 22U/L、ALT 14U/L、LD 278U/L(基準 176~353)、CK 90U/L(基準 30~140)、尿素窒素 21mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、血糖 128mg/dL、HbA1c 7.4%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 186mg/dL、トリグリセリド 100mg/dL、HDLコレステロール 50mg/dL、Na 135mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 97mEq/L。心電図に異常を認めない。高齢者総合機能評価(CGA):基本的日常生活動作(Barthel指数)100点(100点満点)、手段的日常生活動作 (IADLスケール)8点(8点満点)、Mini-Mental State Examination(MMSE)27点(30点満点)、Geriatric Depression Scale2点(基準5点以下)。
  • 患者の状態として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C053]←[国試_112]→[112C055

112F077」

  [★]

  • 次の文を読み、75~77の問いに答えよ。
  • 49歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。
  • 現病歴:2か月前から夕方の買い物中にボーッとなって近くの医療機関を受診し点滴を受けて帰宅することが3回あった。Holter心電図で異常はなく、脳波検査と頭部CTとを受けたが結果はまだ聞いていないという。本日夜、自宅で倒れているのを見つけた夫が救急要請し、総合病院の救急外来に搬入された。
  • 既往歴(夫からの情報):特記すべきことはない。月経はよく分からない。持参していた特定健診(3週間前受診)のデータ:Hb 11.4g/dL、白血球 3,100、血糖 68mg/dL、Na 132mEq/L。
  • 生活歴:専業主婦。夫と2人暮らし。大学生の子ども2人とは別居。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:閉眼したままで呼びかけには反応しないが、痛み刺激には反応がある。身長 156cm。体重は測定不能だが、夫によると「少し痩せてきたかなぁ」という。脈拍 76/分、整。血圧 102/56mmHg。胸部や腹部に異常を認めない。手足は時折動かし、麻痺や弛緩は認めない。簡易測定した血糖値が35 mg/dLであったので、20%ブドウ糖液20mLを静注したところ、3分後には呼びかけに応じ座位が取れるようになった。経過観察と精査を目的に入院になった。
  • 追加情報(本人の意識回復後に聴取した内容):2回の出産後、月経は正常に戻ったが最近は少し不順気味である。魚油系のサプリメントを服用しているが常用薬はない。2年に1度、家族で海外旅行に行っており、直近は1年前にアメリカ西海岸を訪れた。犬を10年以上室内で飼っている。体重はこの1年で5kg減って48kgである。その後の経過:ブドウ糖液静注後、意識障害は改善し再度の悪化を認めなかったため、翌朝まで維持液1,000mLを輸液しながら経過観察することにした。翌朝の診察時、意識状態は再度悪化し意思疎通が取れなくなっていた。バイタルサインは正常である。血液生化学 所見:血糖82 mg/dL、Na 112mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 78mEq/L。CRP 0.3mg/dL。動脈血ガス分析の結果は正常。緊急で行った頭部CTで異常を認めない。
  • 輸液を見直すとともに、行うべき対応はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112F076]←[国試_112]→[112F078

112F076」

  [★]

  • 次の文を読み、75~77の問いに答えよ。
  • 49歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。
  • 現病歴:2か月前から夕方の買い物中にボーッとなって近くの医療機関を受診し点滴を受けて帰宅することが3回あった。Holter心電図で異常はなく、脳波検査と頭部CTとを受けたが結果はまだ聞いていないという。本日夜、自宅で倒れているのを見つけた夫が救急要請し、総合病院の救急外来に搬入された。
  • 既往歴(夫からの情報):特記すべきことはない。月経はよく分からない。持参していた特定健診(3週間前受診)のデータ:Hb 11.4g/dL、白血球 3,100、血糖 68mg/dL、Na 132mEq/L。
  • 生活歴:専業主婦。夫と2人暮らし。大学生の子ども2人とは別居。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:閉眼したままで呼びかけには反応しないが、痛み刺激には反応がある。身長 156cm。体重は測定不能だが、夫によると「少し痩せてきたかなぁ」という。脈拍 76/分、整。血圧 102/56mmHg。胸部や腹部に異常を認めない。手足は時折動かし、麻痺や弛緩は認めない。簡易測定した血糖値が35 mg/dLであったので、20%ブドウ糖液20mLを静注したところ、3分後には呼びかけに応じ座位が取れるようになった。経過観察と精査を目的に入院になった。
  • 追加情報(本人の意識回復後に聴取した内容):2回の出産後、月経は正常に戻ったが最近は少し不順気味である。魚油系のサプリメントを服用しているが常用薬はない。2年に1度、家族で海外旅行に行っており、直近は1年前にアメリカ西海岸を訪れた。犬を10年以上室内で飼っている。体重はこの1年で5kg減って48kgである。その後の経過:ブドウ糖液静注後、意識障害は改善し再度の悪化を認めなかったため、翌朝まで維持液1,000mLを輸液しながら経過観察することにした。翌朝の診察時、意識状態は再度悪化し意思疎通が取れなくなっていた。バイタルサインは正常である。血液生化学 所見:血糖82 mg/dL、Na 112mEq/L、K 3.9mEq/L、Cl 78mEq/L。CRP 0.3mg/dL。動脈血ガス分析の結果は正常。緊急で行った頭部CTで異常を認めない。
  • この患者の意識障害の原因として疑わしいのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112F075]←[国試_112]→[112F077

112C065」

  [★]

  • 次の文を読み、63~65の問いに答えよ。
  • 35歳の女性。左上下肢の脱力のため夫に連れられて来院した。
  • 現病歴:3年前に複視を自覚したが、疲れ目と考え様子をみたところ、数日で自然軽快した。1年前に右眼のかすみを自覚して自宅近くの眼科診療所を受診したが、眼底検査に異常なく約2週間で軽快した。2日前に左下肢、引き続いて左上肢の脱力を自覚した。本日、歩行も困難になったため受診した。
  • 既往歴:特記すべきことはない。
  • 生活歴:事務職。会社員の夫と2人暮らしで子どもはいない。喫煙歴と飲酒歴はない。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 50kg。体温 36.5℃。脈拍 64/分、整。血圧 126/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。視力は右0.4(0.8×-1.5 D)、左0.6(1.2×-1.0 D)。他の脳神経に異常を認めない。四肢筋力は、右側は正常、左側は徒手筋力テストで3~4の筋力低下を認める。腱反射は左上下肢で亢進し、左Babinski徴候が陽性である。自覚的に左半身のしびれ感を訴えるが、温痛覚、振動覚および関節位置覚は左右差を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 468万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、白血球 5,300、血小板 21万、PT-INR 1.0(基準 0.9~1.1)、APTT 31.4秒(基準対照 32.2)。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 3.9g/dL、IgG 1,424mg/dL(基準 960~1,960)、総ビリルビン 0.9mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 28U/L、ALT 16U/L、LD 177U/L(基準 176~353)、ALP 233U/L(基準 115~359)、γ-GTP 32U/L(基準 8~50)、CK 72U/L(基準 30~140)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 98mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL。抗核抗体、抗DNA抗体、抗カルジオリピン抗体、抗アクアポリン4抗体およびMPO-ANCAは陰性。脳脊髄液所見:初圧 80mmH2O(基準 70~170)、細胞数 1/mm3(基準 O~2)、蛋白 60mg/dL(基準 15~45)、糖 60mg/dL(基準 50~75)。頭部MRIのFLAIR像(別冊No. 13)を別に示す。▲112C013▲
  • 治療は奏効し、症状は軽快した。
  • 再発予防に用いるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C064]←[国試_112]→[112C066

112C064」

  [★]

  • 次の文を読み、63~65の問いに答えよ。
  • 35歳の女性。左上下肢の脱力のため夫に連れられて来院した。
  • 現病歴:3年前に複視を自覚したが、疲れ目と考え様子をみたところ、数日で自然軽快した。1年前に右眼のかすみを自覚して自宅近くの眼科診療所を受診したが、眼底検査に異常なく約2週間で軽快した。2日前に左下肢、引き続いて左上肢の脱力を自覚した。本日、歩行も困難になったため受診した。
  • 既往歴:特記すべきことはない。
  • 生活歴:事務職。会社員の夫と2人暮らしで子どもはいない。喫煙歴と飲酒歴はない。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 50kg。体温 36.5℃。脈拍 64/分、整。血圧 126/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。視力は右0.4(0.8×-1.5 D)、左0.6(1.2×-1.0 D)。他の脳神経に異常を認めない。四肢筋力は、右側は正常、左側は徒手筋力テストで3~4の筋力低下を認める。腱反射は左上下肢で亢進し、左Babinski徴候が陽性である。自覚的に左半身のしびれ感を訴えるが、温痛覚、振動覚および関節位置覚は左右差を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 468万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、白血球 5,300、血小板 21万、PT-INR 1.0(基準 0.9~1.1)、APTT 31.4秒(基準対照 32.2)。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 3.9g/dL、IgG 1,424mg/dL(基準 960~1,960)、総ビリルビン 0.9mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 28U/L、ALT 16U/L、LD 177U/L(基準 176~353)、ALP 233U/L(基準 115~359)、γ-GTP 32U/L(基準 8~50)、CK 72U/L(基準 30~140)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 98mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL。抗核抗体、抗DNA抗体、抗カルジオリピン抗体、抗アクアポリン4抗体およびMPO-ANCAは陰性。脳脊髄液所見:初圧 80mmH2O(基準 70~170)、細胞数 1/mm3(基準 O~2)、蛋白 60mg/dL(基準 15~45)、糖 60mg/dL(基準 50~75)。頭部MRIのFLAIR像(別冊No. 13)を別に示す。▲112C013▲
  • まず行うべき治療はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C063]←[国試_112]→[112C065

112F074」

  [★]

  • 次の文を読み、72~74の問いに答えよ。
  • 76歳の男性。腹痛と下痢とを主訴に来院した。
  • 現病歴:50歳台から軟便傾向であり、ときに水様下痢となっていた。本日、早朝に下痢、腹痛が出現した。自宅近くの診療所を受診し、細胞外液の輸液を受けたが改善しないため、紹介されて受診した。血便や嘔吐はない。
  • 既往歴:55歳ごろに過敏性腸症候群と診断され、6か月間治療を受けたことがある。65歳時から高血圧症と脂質異常症のため、自宅近くの診療所でスタチンとカルシウム拮抗薬とを処方されている。75歳時からAlzheimer型認知症のためドネペジル塩酸塩を処方されている。
  • 家族歴:父親が胃癌。母親が脳卒中。
  • 生活歴:商社に勤務し、48歳から60歳まで東南アジア諸国に赴任していた。
  • 現症:意識は清明。身長 173cm、体重 66kg。体温 37.1℃。脈拍 88/分、整。血圧 120/60mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は下腹部全体に圧痛があるが、反跳痛はない。肝・脾を触知しない。腸雑音は亢進している。
  • 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖(-)、ケトン体3+、潜血(-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 497万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球 11,700(好中球 77%、好酸球4%、単球6%、リンパ球 13%)、血小板 32万。血液生化学所見:総蛋白 6.0g/dL、アルブミン 3.3g/dL、総ビリルビン 1.1mg/dL、AST 8U/L、ALT 10U/L、LD 156U/L(基準 176~353)、ALP 147U/L(基準 115~359)、γ-GTP 25U/L(基準8~50)、尿素窒素 14mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖 101mg/dL、HbA1c 5.4%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 85mg/dL、HDLコレステロール 54mg/dL、LDLコレステロール 116mg/dL、Na 139mEq/L、K 3.3mEq/L、Cl 103mEq/L。便鏡検によって認めた微生物の写真(別冊No. 8)を別に示す。▲112F008▲
  • 入院後の経過:入院20日目に、財布がなくなったとしきりに訴えるようになった。看護師が貴重品ボックスに預かっていることを説明したが、記憶がないと話している。
  • この他に合併しやすい症状はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112F073]←[国試_112]→[112F075

112E049」

  [★]

  • 次の文を読み、48、49の問いに答えよ。
  • 74歳の男性。全身倦怠感と食欲低下の精査で指摘された胃癌の手術のため入院した。
  • 現病歴:2か月前から全身倦怠感を自覚していた。1か月半前から食欲低下があり、3週間前から腹部膨満感が出現したため、かかりつけ医から紹介されて受診した。上部内視鏡検査で幽門部に腫瘍病変と幽門狭窄とを指摘され、胃癌の確定診断を得たために手術を目的に入院した。昨夜嘔吐した後から咳嗽が続いている。
  • 既往歴:60歳時に職場の健康診断で耐糖能異常を指摘され、スルホニル尿素薬で内服治療中である。
  • 生活歴:喫煙は15本/日を50年間。飲酒は週2回程度。
  • 家族歴:父親が肺癌のため70歳で死亡。
  • 現症:身長 170cm、体重 83kg。体温 37.8℃。脈拍 80/分、整。血圧 140/76mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様であり、眼球結膜に黄染を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は右胸背部にrhonchiを聴取する。上腹部は膨隆しているが、軟で、波動を認めない。圧痛と筋性防御とを認めない。四肢の運動麻痺は認めない。
  • 検査所見:血液所見:赤血球 334万、Hb 9.2g/dL、Ht 29%、白血球 10,500(桿状核好中球 10%、分葉核好中球 64%、好酸球 2%、好塩基球 1%、単球 3%、リンパ球 20%)、血小板 26万。血液生化学所見:総蛋白 6.2g/dL、アルブミン 2.9g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 28U/L、ALT 25U/L、LD 145U/L(基準 176~353)、ALP 206U/L(基準 115~359)、尿素窒素 24mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、血糖 128mg/dL、HbA1c 7.9%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 156mg/dL、トリグリセリド 196mg/dL、Na 133mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 96mEq/L。CRP 3.4mg/dL。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。
  • 手術は患者の状態が安定するまで延期することにした。
  • 患者の状態が安定したため、入院10日目に腹腔鏡下の幽門側胃切除術を施行することにした。
  • この手術に助手として参加する際に正しいのはどれか。
  • a 手指消毒には滅菌水が必要である。
  • b 滅菌手袋は手指消毒の後に装着する。
  • c 滅菌された帽子(キャップ)を着用する。
  • d 流水で10分以上手指の擦り洗いを行う。
  • e 腹腔鏡下手術では、清潔ガウンを着用しない。


[正答]


※国試ナビ4※ 112E048]←[国試_112]→[112E050

112C063」

  [★]

  • 次の文を読み、63~65の問いに答えよ。
  • 35歳の女性。左上下肢の脱力のため夫に連れられて来院した。
  • 現病歴:3年前に複視を自覚したが、疲れ目と考え様子をみたところ、数日で自然軽快した。1年前に右眼のかすみを自覚して自宅近くの眼科診療所を受診したが、眼底検査に異常なく約2週間で軽快した。2日前に左下肢、引き続いて左上肢の脱力を自覚した。本日、歩行も困難になったため受診した。
  • 既往歴:特記すべきことはない。
  • 生活歴:事務職。会社員の夫と2人暮らしで子どもはいない。喫煙歴と飲酒歴はない。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 50kg。体温 36.5℃。脈拍 64/分、整。血圧 126/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。視力は右0.4(0.8×-1.5 D)、左0.6(1.2×-1.0 D)。他の脳神経に異常を認めない。四肢筋力は、右側は正常、左側は徒手筋力テストで3~4の筋力低下を認める。腱反射は左上下肢で亢進し、左Babinski徴候が陽性である。自覚的に左半身のしびれ感を訴えるが、温痛覚、振動覚および関節位置覚は左右差を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 468万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、白血球 5,300、血小板 21万、PT-INR 1.0(基準 0.9~1.1)、APTT 31.4秒(基準対照 32.2)。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 3.9g/dL、IgG 1,424mg/dL(基準 960~1,960)、総ビリルビン 0.9mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 28U/L、ALT 16U/L、LD 177U/L(基準 176~353)、ALP 233U/L(基準 115~359)、γ-GTP 32U/L(基準 8~50)、CK 72U/L(基準 30~140)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 98mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL。抗核抗体、抗DNA抗体、抗カルジオリピン抗体、抗アクアポリン4抗体およびMPO-ANCAは陰性。脳脊髄液所見:初圧 80mmH2O(基準 70~170)、細胞数 1/mm3(基準 O~2)、蛋白 60mg/dL(基準 15~45)、糖 60mg/dL(基準 50~75)。頭部MRIのFLAIR像(別冊No. 13)を別に示す。▲112C013▲
  • 診断に有用な検査はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112C062]←[国試_112]→[112C064

112F081」

  [★]

  • 次の文を読み、81~83の問いに答えよ。
  • 73歳の女性。右殿部から膝の痛みを主訴に来院した。現病歴:60歳ごろから立ち上がる動作や長時間の立位や歩行をした際に右殿部から膝の痛みを自覚していた。2年前には右膝に右手を置いて歩行するようになったために自宅近くの整形外科診療所を受診し、エックス線写真で右股関節の変形を指摘されたが通院はしていなかった。3か月前から痛みが増悪して歩行がさらに困難になり、屋内の伝い歩きは可能なものの外出ができなくなったため受診した。
  • 既往歴:18年前から高血圧症のため自宅近くの内科診療所で内服治療中。同診療所で、慢性の便秘症に対し整腸薬と睡眠障害に対する睡眠薬とを処方されている。また眼科診療所で、軽度の白内障に対して点眼薬の処方を受けている。2か月前からは、右殿部から膝の痛みに対して市販の湿布薬貼付と鎮痛薬の内服とを続けている。
  • 生活歴:夫、長男夫婦および孫2人との6人暮らし。兼業農家で長男夫婦は共働き。孫は短大生と高校生。3か月前まで患者が家事の多くを担当していた。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 53kg。体温 36.3℃。脈拍 64/分、整。血圧 130/72mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。胸腹部に異常を認めない。右殿部から膝の痛みのために立ち上がる際に介助が必要で、独歩は不能である。
  • 検査所見(外来受診時):尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 390万、Hb 12.0g/dL、Ht 38%、白血球 5,800、血小板 24万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.8g/dL、総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 15U/L、ALT 17U/L、LD 220U/L(基準 176~353)、ALP 153U/L(基準 115~359)、γ-GTP 28U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 76U/L(基準 37~160)、CK 40U/L(基準 30~140)、尿素窒素 16mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 84mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.1mEq/L、Cl 109mEq/L。CRP 0.2mg/dL。
  • 右殿部から膝の痛みの原因の鑑別に有用でない身体診察はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112F080]←[国試_112]→[112F082

112B042」

  [★]

  • 次の文を読み、42、43の問いに答えよ。
  • 76歳の女性。息切れを主訴に来院した。
  • 現病歴:1年前から息切れを自覚するようになり、3か月前から10分程度歩くと息切れがするようになった。3日前に風邪をひいてから息切れが増悪して動けなくなったため、同居の娘に伴われて総合病院の呼吸器内科外来を受診した。
  • 既往歴:糖尿病、高血圧症、慢性心不全(NYHAⅡ)、変形性膝関節症、骨粗鬆症および不眠で複数の医療機関に通院していた。半年前からこれらの医療機関の受診が滞りがちになっていた。
  • 生活歴:娘と2人暮らし。日中、娘は仕事に出ている。摂食、排泄および更衣は自分でできるが、家事や外出は困難で、入浴は娘が介助している。喫煙は15本/日を45年間。飲酒歴はない。
  • 現症:意識は清明。身長 158cm、体重 42kg。体温 36.6℃。脈拍 104/分、整。血圧 120/76mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 93%(room air)。皮膚は正常。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部に甲状腺腫大やリンパ節を触知せず、頸静脈の怒張を認めない。呼吸補助筋が目立つ。心音に異常を認めない。呼吸音は両側の胸部にwheezesを聴取するが、cracklesは聴取しない。腹部は平坦、軟。四肢に浮腫を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは27点(30点満点)。
  • 検査所見:胸部エックス線写真で肺の過膨張を認めるが、浸潤影や肺うっ血を認めない。心胸郭比は53%。胸部CTで全肺野に低吸収域(low attenuation area)を認める。
  • 副腎皮質ステロイドの内服とβアゴニスト吸入の外来治療を4日間行い、呼吸器の急性症状は改善しSpO2は96%(room air)となった。しかし、看護師から「これからも禁煙するつもりはないけど、病院には通わないといけないのかね」と患者が話していると聞いた。
  • この時点での患者への対応として最も適切なのはどれか。
  • a 禁煙外来への通院を義務付ける。
  • b かかりつけ医を紹介し定期受診を勧める。
  • c 同居していない親族の状況を詳細に尋ねる。
  • d 通院歴のあるすべての診療科への継続受診を勧める。
  • e 症状再燃時でも安易に総合病院を受診しないように説明する。


[正答]


※国試ナビ4※ 112B041]←[国試_112]→[112B043

112F073」

  [★]

  • 次の文を読み、72~74の問いに答えよ。
  • 76歳の男性。腹痛と下痢とを主訴に来院した。
  • 現病歴:50歳台から軟便傾向であり、ときに水様下痢となっていた。本日、早朝に下痢、腹痛が出現した。自宅近くの診療所を受診し、細胞外液の輸液を受けたが改善しないため、紹介されて受診した。血便や嘔吐はない。
  • 既往歴:55歳ごろに過敏性腸症候群と診断され、6か月間治療を受けたことがある。65歳時から高血圧症と脂質異常症のため、自宅近くの診療所でスタチンとカルシウム拮抗薬とを処方されている。75歳時からAlzheimer型認知症のためドネペジル塩酸塩を処方されている。
  • 家族歴:父親が胃癌。母親が脳卒中。
  • 生活歴:商社に勤務し、48歳から60歳まで東南アジア諸国に赴任していた。
  • 現症:意識は清明。身長 173cm、体重 66kg。体温 37.1℃。脈拍 88/分、整。血圧 120/60mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は下腹部全体に圧痛があるが、反跳痛はない。肝・脾を触知しない。腸雑音は亢進している。
  • 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖(-)、ケトン体3+、潜血(-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 497万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球 11,700(好中球 77%、好酸球4%、単球6%、リンパ球 13%)、血小板 32万。血液生化学所見:総蛋白 6.0g/dL、アルブミン 3.3g/dL、総ビリルビン 1.1mg/dL、AST 8U/L、ALT 10U/L、LD 156U/L(基準 176~353)、ALP 147U/L(基準 115~359)、γ-GTP 25U/L(基準8~50)、尿素窒素 14mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖 101mg/dL、HbA1c 5.4%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 85mg/dL、HDLコレステロール 54mg/dL、LDLコレステロール 116mg/dL、Na 139mEq/L、K 3.3mEq/L、Cl 103mEq/L。便鏡検によって認めた微生物の写真(別冊No. 8)を別に示す。▲112F008▲
  • 追加して確認すべきなのはどれか。
  • a 外傷歴
  • b 虫刺痕
  • c 抗菌薬服用歴
  • d 同性との性的接触歴
  • e ペット飼育の有無


[正答]


※国試ナビ4※ 112F072]←[国試_112]→[112F074

112F072」

  [★]

  • 次の文を読み、72~74の問いに答えよ。
  • 76歳の男性。腹痛と下痢とを主訴に来院した。
  • 現病歴:50歳台から軟便傾向であり、ときに水様下痢となっていた。本日、早朝に下痢、腹痛が出現した。自宅近くの診療所を受診し、細胞外液の輸液を受けたが改善しないため、紹介されて受診した。血便や嘔吐はない。
  • 既往歴:55歳ごろに過敏性腸症候群と診断され、6か月間治療を受けたことがある。65歳時から高血圧症と脂質異常症のため、自宅近くの診療所でスタチンとカルシウム拮抗薬とを処方されている。75歳時からAlzheimer型認知症のためドネペジル塩酸塩を処方されている。
  • 家族歴:父親が胃癌。母親が脳卒中。
  • 生活歴:商社に勤務し、48歳から60歳まで東南アジア諸国に赴任していた。
  • 現症:意識は清明。身長 173cm、体重 66kg。体温 37.1℃。脈拍 88/分、整。血圧 120/60mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は下腹部全体に圧痛があるが、反跳痛はない。肝・脾を触知しない。腸雑音は亢進している。
  • 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖(-)、ケトン体3+、潜血(-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 497万、Hb 14.9g/dL、Ht 44%、白血球 11,700(好中球 77%、好酸球4%、単球6%、リンパ球 13%)、血小板 32万。血液生化学所見:総蛋白 6.0g/dL、アルブミン 3.3g/dL、総ビリルビン 1.1mg/dL、AST 8U/L、ALT 10U/L、LD 156U/L(基準 176~353)、ALP 147U/L(基準 115~359)、γ-GTP 25U/L(基準8~50)、尿素窒素 14mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖 101mg/dL、HbA1c 5.4%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 85mg/dL、HDLコレステロール 54mg/dL、LDLコレステロール 116mg/dL、Na 139mEq/L、K 3.3mEq/L、Cl 103mEq/L。便鏡検によって認めた微生物の写真(別冊No. 8)を別に示す。▲112F008▲
  • 原因微生物はどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112F071]←[国試_112]→[112F073

112E044」

  [★]

  • 次の文を読み、44、45の問いに答えよ。
  • 86歳の男性。右胸部痛と食欲不振とを主訴に来院した。
  • 現病歴:10年前からCOPDのために外来通院中であった。2週間前から微熱、全身倦怠感および食欲不振を自覚していた。昨日、右胸部痛が出現し、本日夜間に39.0℃の発熱と右胸部痛が増悪したため、救急外来を受診した。
  • 既往歴:COPDと高血圧症のため通院中である。
  • 生活歴:妻および長男夫婦と同居している。喫煙は20本/日を70歳まで50年間。飲酒はビール350mL、2、3本/日を50年間。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長 160cm、体重 52kg。体温 38.8℃。脈拍 100/分、整。血圧 120/68mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 86%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔と咽頭とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない。心音に異常を認めないが、右胸部で呼吸音が減弱している。打診では右肺で濁音を呈する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢の筋力は保たれている。腱反射に異常を認めない。
  • 検査所見:血液所見:赤血球 355万、Hb 12.1g/dL、Ht 36%、白血球 16,500(桿状核好中球 25%、分葉核好中球 65%、好酸球 1%、単球 2%、リンパ球 7%)、血小板 40万。血液生化学所見:総蛋白 5.9g/dL、アルブミン 2.2g/dL、AST 29U/L、ALT 18U/L、LD 173U/L(基準 176~353)、ALP 223U/L(基準 115~359)、γ-GTP 44U/L(基準 8~50)、CK 260U/L(基準 30~140)、尿素窒素 35mg/dL、クレアチニン 1.6mg/dL、血糖 161mg/dL、HbA1c 5.7%(基準 4.6~6.2)、Na 131mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 97mEq/L、Ca 8.4mg/dL。CRP 31mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.55、PaCO2 32Torr、PaO2 56Torr、HCO3- 28mEq/L。心電図で異常を認めない。臥位のポータブル胸部エックス線写真(別冊No. 7A)と胸部CT(別冊No. 7B、C)とを別に示す。▲112E007A~C▲
  • この画像所見をきたす原因として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 112E043]←[国試_112]→[112E045



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