喫煙

出典: meddic

smoking, cigarette smoking?
禁煙ブリンクマン指数タバコ

喫煙率

日本(OECD Health Data 2009)

  • 男性:39.5%(2008):低下
  • 女性:12.9%(2008):60歳以上低下。20-30歳代の若年層で増加傾向

アメリカ、イギリス、ドイツ

  • 男女差は少なく20%-30%

ロシア

  • 日本と同じ傾向

年齢別年次推移

[display]http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/toukei/kituen.html
  • 20-30歳代の女性で平成初期より増加して横ばいである。

参考

  • 1. たばこと健康に関する情報ページ|厚生労働省
[display]http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html

男女別喫煙率

  • WHO地域別喫煙率
http://www.health-net.or.jp/tobacco/oversea/ov890000.html
  • 男女別喫煙率の国際比較
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2214.html
  • OECD Health Data 2009 - Frequently Requested Data
http://www.oecd.org/document/16/0,3343,en_2649_34631_2085200_1_1_1_37407,00.html
  • OECD Health Data 2009
http://www.irdes.fr/EcoSante/DownLoad/OECDHealthData_FrequentlyRequestedData.xls (OECDHealthData2009.xls)


喫煙者のヘルスメンテナンス

  • 15年以内の喫煙, 30箱/年以上の継続的な喫煙 → 毎年の胸部CT施行が勧められる
  • 禁煙して15年以上経っている場合には推奨する必要はない。

喫煙と関連のある疾患

国試




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/24 10:08:22」(JST)

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和文文献

  • 〈論文〉路上喫煙に関連した実態調査
  • 黒田 正治郎
  • 近畿大学短大論集 44(1), 53-64, 2011-12
  • [目次] 1.はじめに, 2.行政の取り組み, 3.実態調査, 4.実態調査結果, 5.道路別にみた実態調査結果, 6.まとめ, 追記[抄録] 近年、環境美化に市民の関心が高くなっているが、依然として路上でのたばこのポイ捨てをよく見かける。そこで、芦屋市における路上でのたばこのポイ捨ての実態を調査し、たばこのポイ捨ての現状と人の動態を分析し、環境美化における問題点を検討した。 …
  • NAID 120003779916
  • アンケートおよびニコアラート唾液テストからみた歯科衛生士学生の喫煙および受動喫煙状況について
  • 細見 環,中山 真理,畠中 能子
  • 関西女子短期大学紀要 21, 39-45, 2011-11-05
  • NAID 110008755174
  • 日本における幼児期の薬物乱用防止対策の課題
  • 立花 直樹
  • 関西福祉科学大学紀要 15, 37-52, 2011-11-05
  • NAID 110008754884

関連リンク

喫煙(きつえん)とは、一般的にナス科の植物「タバコ」の葉に含まれる精神作用のある 依存性薬物であるニコチンを摂取する手段または行為を指す。一般的には、タバコの葉 に含まれるニコチンを摂取しやすくするために、タバコの葉を乾燥・発酵などの工程を 経て ...
喫煙と健康問題について簡単に理解したい方のために(Q&A)について紹介しています 。
2013年5月4日 ... 2003年5月に施行された健康増進法で公共施設やレストランなどで受動喫煙の防止 措置が求められ、分煙が進展。最近では全面禁煙の場所が増えたり、就業時間中の 禁煙を進めたりする動きが広がっている。それを「もう一歩進めよう」という ...

関連画像

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★リンクテーブル★
国試過去問097C009」「107B057」「100D050」「096D017」「100A053」「106F016」「107A060」「104D032」「101D026」「104C025」「104I001」「108H010」「108I006」「095E049」「102H017」「098G017」「107F014」「105C011」「095A022」「100G078
リンク元常位胎盤早期剥離」「」「100Cases 60」「膀胱癌」「100Cases 13

097C009」

  [★]

  • 次の文を読み、7~9の問いに答えよ。
  • 67歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。
  • 現病歴 : 50歳時から高血圧と糖尿病とを指摘され近医で投薬を受けている。最近の血圧は150~160/90~94mmHgで空腹時血糖は140~160mg/dlであった。5時間程前労作中に強い胸痛を自覚した。胸痛は20分程で消失したものの胸部圧迫感が持続するため救急外来を受診し入院した。心電図の異常を指摘されたことはない。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 生活歴:喫煙 : 30年前から現在まで20本/日。
  • 現症 : 身長165cm、体重78kg。脈拍72/分、整。血圧152/92mmHg。皮膚は冷たく湿潤している。頚静脈の怒張はない。心雑音はなく、肺野でラ音を聴取しない。腹部に特記すべき所見はなく、下肢に浮腫を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖1+。血液所見:赤血球530万、Hb15.6g/dl、Ht46.3%、白血球10,000、血小板25万。血清生化学所見:血糖243mg/dl、総蛋白6.5g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素13mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸5.3mg/dl、総コレステロール170mg/dl、HDLコレステロール45mg/dl(基準35~60)、トリグリセライド101mg/dl(基準50~130)、AST44単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、LDH302単位(基準176~353)、CK453単位(基準10~40)。CRP0.4mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真で心胸郭比58%で肺野に異常を認めない。心エコー図で左室駆出率57%、前壁の運動低下を認めた。来院時の心電図と緊急で行われた冠動脈造影写真とを以下に示す。


  • この患者にみられない冠危険因子はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097C008]←[国試_097]→[097C010

107B057」

  [★]

  • 次の文を読み、55~57の問いに答えよ。
  • 68歳の男性。血痰を主訴に来院した。
  • 現病歴:3か月前から咳嗽があり、時々血痰も出現していた。最近血痰の回数が増加したため来院した。
  • 既往歴:55歳時に胆石症で手術。
  • 生活歴:中華料理店に50年間勤務。喫煙は20本/日を48年間。飲酒は日本酒5合/日を40年間。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現症:意識は清明。身長173cm、体重77kg。体温36.6℃。脈拍64/分、整。血圧134/82mmHg。呼吸数18/分。SpO2 93%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。心音に異常を認めないが、呼吸音は右上前胸部で減弱している。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
  • 検査所見:血液所見:赤血球468万、Hb 13.9g/dl、Ht 42%、白血球8,800(桿状核好中球20%、分葉核好中球45%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球27%)、血小板15万。血液生化学所見:血糖130mg/dl、HbA1c(NGSP)7.4%(基準4.6~6.2)、総蛋白7.5g/dl、アルブミン3.9g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、尿酸6.9mg/dl、総コレステロール246mg/dl、トリグリセリド190mg/dl、総ビリルビン0.9mg/dl、AST 35IU/l、ALT 28IU/l、LD 198IU/l(基準176~353)、ALP 264IU/l(基準115~359)、γ-GTP 50IU/l(基準8~50)、アミラーゼ98IU/l(基準37~160)、CK 42IU/l(基準30~140)。CEA 3.5ng/ml(基準5以下)、SCC 9.7ng/ml(基準1.5以下)。CRP1.5mg/dl。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.5A)と胸部造影CT(別冊No.5B)とを別に示す。
  • この疾患のリスクファクターはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 107B056]←[国試_107]→[107B058

100D050」

  [★]

  • 次の文を読み、49、50の問いに答えよ。
  • 68歳の男性。嚥下障害を主訴に来院した。
  • 現病歴 : 1か月前肉片がつかえ、そのときは水を飲んで通過させたが、以後固形食がしぱしぱつかえるようになった。この1か月で5kgの体重減少がみられる。2日前から水分しか通らなくなった。
  • 生活歴 : 飲酒週2日、ビール大瓶1本/回を40年間。喫煙30本/日を40年間。
  • 現症 : 意識は清明。身長164cm、体重65㎏。体温36.1℃。脈拍76/分、整。血圧146/98mmHg。心雑音はなく、呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟。肝・脾を触知しない。
  • 検査所見 : 血液所見:赤血球365万、Hb10.9g/dl、Ht35%、血小板29万。
  • 血清生化学所見:総蛋白5.8g/dl、アルブミン2.9g/dl、尿素窒素22mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン0.6mg/dl、AST18単位、ALT10単位、Na146mEq/l、K4.5mEq/l、Cl105mEq/l。食道造影では水溶性造影剤の通過が遅延し、食道中部から下部に高度の不整狭窄像を認める。
  • この患者の発病に最も関連したと考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100D049]←[国試_100]→[100E001

096D017」

  [★]

  • 56歳の女性。胃癌のため胃全摘術を受けた。術後3日目にベッドから立ち上がった際、突然の胸痛と呼吸困難とをきたした。身長155cm、体重63kg。体温37.0℃。呼吸数26/分。脈拍116/分、整。血圧88/60mmHg。心基部でII音が亢進し、呼吸音の異常は認めない。血液所見:赤血球350万、Hb 10.5g/dl、白血球11,000、FDP15μg/ml(基準10以下),血清生化学所見:AST(GOT)36単位(基準40以下)、ALT(GPT)30単位(基準35以下)、LDH420単位(基準176~353)、CK32単位(基準10~40)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.48、PaO2 58Tor、PaCO2 33Torr。心電図は右心負荷所見を示す。胸部エックス線写真に異常を認めない。この病態に関連するのはどれか。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 096D016]←[国試_096]→[096D018

100A053」

  [★]

  • 64歳の女性。腰背部痛を主訴に来院した。10年前から体動時に腰背部痛があり、徐々に増悪してきた。若いころより身長が5cm低くなっている。10年前に胃癌で胃亜全摘術を受けた。運動はあまりしていない。喫煙20本/日を40年間。身長148cm、体重52kg。血圧180/110mmHg。血清生化学所見:総蛋白7.0g/ml、アルブミン5.1g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl1、総コレステロール240mg/dl、トリグリセライド220mg/dl、AST40単位、ALT46単位、LDH220単位(基準176~353)、ALP202単位(基準260以下)、Ca9.4mg/dl、P3.2mg/dl。胸椎エックス線単純写真で後弯と圧迫骨折とを認める。この患者の骨病変のリスク要因はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 100A052]←[国試_100]→[100A054

106F016」

  [★]

  • 63歳の男性。発熱とを主訴に来院した。黄色の痰も伴っている。 5年前にアルコール性肝硬変アルコール依存症との診断を受け、 3回の入院歴がある。 1人暮らしである。体温38.2℃。 SpO2 93%(room air)。左の前胸部と背部下方とにcoarse cracklesを聴取する。胸部エックス線写真で左下肺野に浸潤影を認める。肺炎と診断し、入院することになった。
  • これから収集する情報のうち、安全管理の観点から最も重要性が高いのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106F015]←[国試_106]→[106F017

107A060」

  [★]

  • 47歳の男性。人間ドックで経口グルコース負荷試験(75 gOGTT)での境界型と心電図異常とを指摘され来院した。父親が心筋梗塞のため49歳で死亡。喫煙は20本/日を27年間。飲酒は日本酒1合/日を10年間。身長165cm、体重73kg。脈拍72/分、整。血圧124/80mmHg。血液生化学所見:総コレステロール180mg/dl、トリグリセリド112mg/dl、HDLコレステロール60mg/dl。
  • この患者における冠動脈疾患のリスクファクターはどれか。3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 107A059]←[国試_107]→[107B001

104D032」

  [★]

  • 53歳の男性。会社の健康診断白血球増多を指摘され来院した。10年前から高血圧の治療を受けている。喫煙は20本/日を30年間。肝・脾を触知しない。血液所見: 赤血球 430万、Hb 12.8g/dl、Ht 42%、白血球 18,500(骨髄芽球2%、前骨髄球2%、骨髄球5%、後骨髄球7%、桿状核好中球4%、分業核好中球60%、好酸球8%、好塩基球7%、リンパ球5%)、血小板 35万。
  • 原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104D031]←[国試_104]→[104D033

101D026」

  [★]

  • 68歳の男性。20歳から1日35本の喫煙を続けてきた。禁煙を決意したが、朝起きて5分以内に最初のタバコを吸ってしまう。禁煙の指定がある場所でも禁煙するのがつらいという。風邪で寝込んでいるときも喫煙している。
  • この男性の禁煙指導で正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101D025]←[国試_101]→[101D027

104C025」

  [★]

  • 62歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。1か月前に呼吸困難が出現し、増強してきた。喫煙は30本/日を40年間。体温36.4℃。呼吸数28/分。脈拍 104/分、整。血圧 132/86mmHg。心音に異常を認めない。呼吸時に胸郭の動きに左右差を認める。左胸部の打診は濁音を呈し、聴診では左肺の呼吸音が減弱している。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 104C024]←[国試_104]→[104C026

104I001」

  [★]

  • たばこの害について正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 104H038]←[国試_104]→[104I002

108H010」

  [★]

  • 健康日本21の目標のうち、中間評価の時点で目標値に達した項目はどれか。
  • a 未成年者の飲酒をなくす。
  • b 未成年者の喫煙をなくす。
  • c 男性の日常生活における歩数を増加させる。
  • d 中学生や高校生で朝食を欠食する人をなくす。
  • e 80歳で 20本以上自分の歯を有する人の割合を増加させる。


[正答]


※国試ナビ4※ 108H009]←[国試_108]→[108H011

108I006」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108I005]←[国試_108]→[108I007

095E049」

  [★]

  • 我が国の喫煙について誤っているのはどれか。
  • a. 喫煙率は高齢者で高い。
  • b. 喫煙者では胃潰瘍の発症率が高い。
  • c. 飲酒者の喫煙率が高い。
  • d. 10歳代の喫煙者が増加している。
  • e. 禁煙支援として禁煙補助薬が有効である。
[正答]


※国試ナビ4※ 095E048]←[国試_095]→[095E050

102H017」

  [★]

  • ある生活習慣による臓器別の発がん相対危険度(No.5)を以下に示す。
  • この生活習慣はどれか。
  • a. 香辛料大量摂取
  • b. 高脂肪食摂取
  • c. 食塩多量摂取
  • d. 喫煙
  • e. 飲酒


[正答]
※国試ナビ4※ 102H016]←[国試_102]→[102H018

098G017」

  [★]

  • 生活習慣病とリスク要因の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G016]←[国試_098]→[098G018

107F014」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 107F013]←[国試_107]→[107F015

105C011」

  [★]

  • 疾患と危険因子の組合せで誤っているのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 105C010]←[国試_105]→[105C012

095A022」

  [★]

  • 疾患とリスク要因の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095A021]←[国試_095]→[095A023

100G078」

  [★]

  • 長期喫煙の影響で誤っているのはどれか。
  • a. 気道分泌を抑制する。
  • b. 末梢気道を障害する。
  • c. 肺のガス交換を障害する。
  • d. 気管支喘息を増悪させる。
  • e. 発癌のリスクを高める。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G077]←[国試_100]→[100G079

常位胎盤早期剥離」

  [★]

early separation of placenta
abruptio placentae
胎盤早期剥離、子宮胎盤溢血 apoplexia uteri uteroplacental apoplexy
胎盤後血腫、


定義

  • 正常位置すなわち子宮体部に付着している胎盤が、妊娠中または分娩経過中の胎児娩出以前に、子宮壁より剥離するもの(NGY)

病因

  • 妊娠高血圧症候群、早期胎盤剥離の既往、切迫早産(前期破水)、外傷(交通事故など)(GUI)
  • 妊娠高血圧症候群(常位胎盤早期剥離の50-70%に妊娠高血圧症が存在するとも(NGY))
  • 早産例では絨毛膜羊膜炎(NGY)
  • 外傷(交通事故、暴行(腹部打撲)、外回転術、臍帯、羊水穿刺) (NGY)(PRI)
  • 急激な羊水腔圧の低下(羊水過多の破水時、双胎の第1児娩出後) (NGY)

リスクファクター(GUI)

  • 常位胎盤早期剥離:10倍
  • 母体の妊娠中期のAFP高値を示す妊婦:10倍
  • 慢性高血圧:3.2倍
  • 妊娠24週の子宮動脈血流波形にnotch がみられる症例:4.5倍
  • 子宮内感染例:9.7倍
  • 前期破水:(48時間未満)2.4倍、(48時間以上)9.9倍

疫学

  • 発生率:総分娩数の約0.5-1.3% (NGY)。全妊娠の約0.5%(PRI)
  • 胎児死亡やDICを合併する重症例:全妊娠の0.1-0.2%(PRI)
  • 重症例の母体死亡率:約1-2%(NGY)(PRI)。
  • 児の周産期死亡率:30-50% (NGY)、20-80%(PRI)

病態形成(PRI)

  • 早期剥離は基底脱落膜の出血に始まり、形成された胎盤後血腫がこれに接する胎盤をさらに剥離・圧迫し、最終的には胎盤機能を障害する。剥離部位によって外出血をみる場合と,剥離した胎盤と子宮の間に血腫を形成し外出血をみない潜伏出血といわれる状態になる場合とがある。
  • 胎盤の剥離は、子宮内出血と胎児環境の悪化を同時にもたらす。出血のために腹痛,子官内圧の上昇,子宮壁の硬化,そして外出血が起こる。胎児は低酸素症のために急速に胎児仮死に陥り,剥離の程度によっては救命処置を行う余裕のないまま子宮内胎児死亡に至る。子宮内圧の上昇のために子宮筋層内に血液が浸潤し,子宮胎盤溢血の状態となる。胎盤の剥離の進行とともに,トロンボプラスチンの豊富な繊毛成分が母体の静脈から大循環へと流入しDICを引き起こす。

症状

  • 常位胎盤早期剥離は臨床症状の程度によって4群に分類され、重傷度により異なる(表)(GNY)
  • 初発症状:急激な下腹痛、子宮壁の硬化(板状硬)、子宮収縮、外出血(PRI)
  • 典型的には切迫早産様症状(性器出血,子宮収縮,下腹部痛)(GUI)

1. 下腹部痛(NGY)

  • 急激に子宮底が上昇し,腹壁が強く緊張し(板状硬,子宮強直)、胎児部分の触知は困難となる。子宮体部、とくに胎盤の付着部位に圧痛を認める。

2. 性器出血(NGY)

  • 前置胎盤と異なり外出血は比較的少量であり、陣痛間欠期に増量する。破水後であれば血性羊水を認めることがある。出血量が多い場合、母体は出血性ショックに陥り、血圧低下、頻脈、顔面蒼白などの症状を呈する。とくに内出血(胎盤後血腫)が多い症例では血腫内で凝固因子が消費され、また組織トロンボプラスチンが母体血中へ流入することにより母体にDICを発症するため予後はきわめて不良である。

軽症例(PRI)

  • 下腹痛,満期に入る前に突然起こる陣痛が初発症状であることが多い。その場合、I期出血、破水しているときの血性羊水が特徴的な症状である。分娩は比較的急速に進行し、胎児心拍で胎児仮死徴候が明らかとなることが多い。

中等症例(PRI)

  • 早期にはshockあるいはDICの臨床症状は呈さないが、処置が遅れると重症例に近い経過になる。

重症例(PRI)

  • 発症直後に胎児死亡をきたし、大量の出血のために母体はshock状態となり、DICによる出血傾向が出現する。その場合,腹痛や外出血が著明であることがほとんどである。

診断

診断方針 (GUI)

  • 妊娠後半期に切迫早産様症状(性器出血,子宮収縮,下腹部痛)と同時に異常胎児心拍パターンを認めた時は常位胎盤早期剥離を疑い以下の検査を行う。
超音波検査
血液検査(血小板,アンチトロンビン活性[以前のアンチトロンビンIII 活性],FDPあるいはD-dimer,フィブリノゲン,GOT,LDH など)
  • 鑑別診断として前置胎盤,切迫早産を念頭に置く(NGY)。

外診

  • 腹部は全体に緊満し、全体的に圧痛を認めるが胎盤剥離部位に一致して強い圧痛がある。子宮筋の緊張のために胎児部分の触知は困難である。内出血量が多い場合は子宮底の上昇が認められる(PRI)。

内診

  • 外出血を認めることが多い。未破水で子営口が拡大している場合は、緊満した胎胞を触知する。既破水の場合は血性羊水の流出を認める(PRI)。

全身所見

  • 出血の程度によって貧血症状を認める。外出血の程度に比べて重症感が強いのが特徴的である(PRI)。

分娩監視装置による胎児心拍陣痛図(CTG)の所見

  • 胎盤剥離面積の程度に伴い、基線細変動の消失、遅発一過性徐脈、遷延性徐脈、sinusoidal pattern、児心音の消失を認める(NGY)(GUI)。子宮収縮曲線ではさざ波様の子宮収縮、過強陣痛を認めることがある(NGY)。

超音波断層法

  • 胎盤の所見は剥離が起こってからの時間経過によって変化する。剥離直後は、胎盤後血腫を胎盤実質から区別することは困難で、胎盤実質の「肥厚・巨大化」という印象を受ける。やや時間が経過すると血腫部分のechogenicityが低下してecho free spaceとして描出され、胎盤と区別できる(PRI)。1週間以内には低輝度となる(GUI)。超音波での常位胎盤早期剥離の診断は感度24%、特異度96%であり(GUI)、超音波所見がなかったからといって常位胎盤早期剥離を否定できない。
  • 胎児心拍動の有無を確認する。次に胎盤の肥厚像(5cm以上),胎盤後血腫の有無を確認する。中等症~重症では明らかなecho free spaceを認めるが、軽症では必ずしも血腫像を認めるとは限らない(NGY)。

検査所見

  • Hb値の低下、DIC所見(血小板数の減少、出血・凝固時間の延長、PT-APTTの延長、フイブリノーゲンの低下、AT IIIの低下、FDPの上昇)が認められる(NGY)。特にFDP高値(D-dimer高値)、フィブリノゲン低値を伴いやすい(GUI)。

鑑別診断(PRI)

1. 前置胎盤

  • 突発する外出血が特徴的である。腹痛はないことが多いが、子宮収縮に伴って出血が起こった場合には鑑別の必要が生じる。今日では、超音波断層検査によって前置胎盤の疑診は比較的容易である。発症前に前置胎盤の診断がなされていれば問題ないが、発症後に初めて超音波検査を行う場合、早期剥離例では胎盤の「肥厚・巨大化」所見のために、胎盤が内子宮口付近に存在しているように描出されることがあり、注意が必要である。

2. 子宮破裂

  • 突発する下腹痛・外出血・ショック状態という点で共通する。外出血の割に重症感が強い点も同一である。子宮破裂の場合、発症からショック状態への進行がきわめて迅速であること、胎児の腹腔内への脱出が起こり、その結果胎児部分の触知が容易であることが鑑別点となる。消費性の凝固障害をきたすことが多いので、出血傾向の有無を鑑別診断に用いることは危険である。

治療

  • 治療は(1)母胎状態の安定化、(2)子官内容の速やかな除去、(3)DICの予防・早期離脱が軸となる(PRI)(GUI)。

母胎状態の安定化(PRI)(GUI)

  • 常位胎盤早期剥離と診断がついた時点で母体がショック・DICに陥っている場合は、母体の全身管理を優先とする。母体の全身状態が安定している場合はただちに児を急速遂娩する(NGY)(GUI)。
  • 1. 直ちに血管確保を行い、輸液を開始し、大量の輸血の準備をする。
  • 2. 血液検査として重要なのは、血算、出血時間、凝固時間(臨床的には活性化凝固時間が迅速に結果が出て有効である)、血沈、PT、 APTT、fibrinogen、FDP、ATIII、血液生化学などである。尿蛋白の有無を調べる。
  • 3. 膀胱にカテーテルを留置し,時間尿量の測定を行う。
  • 4. 出血量を評価し、必要量の輸血を行う。新鮮血が望ましいが、入手が困難な場合は濃厚赤血球でもよい。凝固系検査で凝固因子の低下が推測される場合は新鮮凍結血漿を追加する。
  • 5. 輸液・輸血により母体のショック状態の改善を図り、 1時間最低限50mlの尿量を確保する。その際、過剰に急速な大量の輸液・輸血は肺水腫・心不全を引き起こす危険がある。中心静脈カテーテルを留置して,中心静脈圧を測定しながら輸液量を決めることが望ましい(中心静脈カテーテルの挿入部位は患者の状態によって決定されるべきである。出血傾向のある場合、鎖骨下からのアプローチは血腫形成の危険もあるので最善とは限らない。むしろ肘静脈からのアプローチのほうが安全である場合もある)。
  • 6. 児が生存している場合は、分娩監視装置を装着し連続監視を行う。発症当初、胎児に問題が認められない例でも、急速に胎児の状態が悪化することがある。
  • 7. 帝王切開術を行う必要が生じる場合が多いので,手術に耐える状態に安定させることが大切である。

分娩の時期・方法

  • 常位胎盤早期剥離と診断された場合、母児の状況を考慮し、原則、急速遂娩を図る(GUI)。DICの進行は母体の生命予後にかかわるので待期治療の余地はない。児の胎外生活能の有無は考慮されない(PRI)。
  • non-reassuring fatal statusのない例では、経腹分娩をめざしてもよい(PRI)。その場合は慎重に母体の凝固系的検査・胎児モニタリングを続け、DICの症状が進行する場合、non-reassuring fatal statusのある場合は急速遂娩を行う(PRI)(GIO)。経膣分娩が短時間で終了する見込みのない場合は(1)帝王切開術を施行するか、(2)人工破膜を行う(PRI)(GUI)。人工破膜は子宮内圧を低下させ、トロンボプラスチンや活性化凝固因子の大循環への流入低減、子宮収縮による剥離部位での出血量低減に効果が期待されているがその証明はなされていない(GUI)。
  • 胎児死亡をきたしている例、DICに注意しながら積極経膣分娩もしくはDICに注意しながらの急遂分娩が推奨されている(GUI)
  • 子宮が子宮胎盤溢血の状態にある例では、子宮筋が互いに離断され、子宮収縮による止血が不十分になるために胎児胎盤の娩出後に弛緩出血を起こしやすい。子宮収縮が不良で出血が持続する場合には子宮を摘出する。全身状態が子宮全摘術に耐えないと判断される場合は、腹上部切断術を選択することがある。

DICへの対処

  • 母体にDICを認める場合は可及的速やかにDIC治療を開始する(GUI)。
  • DIC徴候が認められる場合は、メシル酸ガバキサート(FOY)、ナフモスタット(FUTHAN)などを投与して凝固系・線洛系の抑制を図る。ATIIIの低下が認められるときはATIII製剤を投与する。子宮内容の除去が迅速に行われてDICの原因が取り除かれれば、 DICの諸徴候は急速に消失することが多い(PRI)。

分娩後の処置

  • 分娩後はDICに伴う多臓器不全(特に肝腎機能障害、Sheehan症候群、手術部位の血腫形成、輸血後肝炎、術後感染症などに注意する。(PRI)
  • 帝王切開時に胎盤付着部の子宮漿膜面が青紫色に変色していた場合(Couvelaire uterus)は子宮収縮が不良となりやすいため弛緩出血に十分注意する。難治性の弛緩出血に対してはPorro手術を行う(NGY)。

国試


癌」

  [★]

cancer
悪性腫瘍


種類

  • 癌腫(carcinoma):上皮性
  • 肉腫(sarcoma):間葉系
  • carcinoma:腺癌(adenocarcinma)、扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)、移行上皮癌(transitional cell carcinoma)
  • sarcoma:骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫

Neoplasm Causes Effect
Small cell lung carcinoma ACTH or ACTH-like peptide Cushing’s syndrome
Small cell lung carcinoma and intracranial neoplasms ADH SIADH
Squamous cell lung carcinoma, renal cell carcinoma, breast carcinoma, multiple myeloma, and bone metastasis (lysed bone) PTH-related peptide, TGF-β, TNF-α, IL-1 Hypercalcemia
Renal cell carcinoma, hemangioblastoma Erythropoietin Polycythemia
Thymoma, small cell lung carcinoma Antibodies against presynaptic Ca2+ channels at neuromuscular junction Lambert-Eaton syndrome (muscle weakness)
Leukemias and lymphomas Hyperuricemia due to excess nucleic acid turnover (i.e., cytotoxic therapy) Gout, urate nephropathy
  • 最新癌統計
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/pub/statistics01.html
●2005年の死亡数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は4位
女性 結腸 肝臓 乳房 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位
 
●2001年の罹患数が多い部位は順に
  1位 2位 3位 4位 5位  
男性 結腸 肝臓 前立腺 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
女性 乳房*1 結腸 子宮*1 結腸と直腸を合わせた大腸は1位
男女計 結腸 乳房*1 肝臓 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
*1上皮内がんを含む。


癌の素因となる遺伝子

HIM.494
Table 79-1 Cancer Predisposition Syndromes and Associated Genes
Syndrome Gene Chromosome Inheritance Tumors
ataxia telangiectasia ATM  11q22-q23 AR breast cancer
autoimmune lymphoproliferative syndrome FAS 10q24 AD lymphomas
FASL 1q23  
Bloom syndrome BLM  15q26.1 AR cancer of all types
Cowden syndrome PTEN  10q23 AD breast, thyroid
familial adenomatous polyposis APC  5q21 AD intestinal adenoma, colorectal cancer
familial melanoma p16INK4  9p21 AD melanoma, pancreatic cancer
familial Wilms tumor WT1  11p13 AD pediatric kidney cancer
hereditary breast/ovarian cancer BRCA1 17q21 AD breast, ovarian, colon, prostate
BRCA2 13q12.3  
hereditary diffuse gastric cancer CDH1  16q22 AD stomach cancers
hereditary multiple exostoses EXT1 8q24 AD exostoses, chondrosarcoma
EXT2 11p11-12  
hereditary prostate cancer HPC1  1q24-25 AD prostate carcinoma
hereditary retinoblastoma RB1  13q14.2 AD retinoblastoma, osteosarcoma
hereditary nonpolyposis colon cancer (HNPCC) MSH2 2p16 AD colon, endometrial, ovarian, stomach, small bowel, ureter carcinoma
MLH1 3p21.3  
MSH6 2p16  
PMS2 7p22  
hereditary papillary renal carcinoma MET  7q31 AD papillary renal tumor
juvenile polyposis SMAD4  18q21 AD gastrointestinal, pancreatic cancers
Li-Fraumeni TP53  17p13.1 AD sarcoma, breast cancer
multiple endocrine neoplasia type 1 MEN1  11q13 AD parathyroid, endocrine, pancreas, and pituitary
multiple endocrine neoplasia type 2a RET  10q11.2 AD medullary thyroid carcinoma, pheochromocytoma
neurofibromatosis type 1 NF1  17q11.2 AD neurofibroma, neurofibrosarcoma, brain tumor
neurofibromatosis type 2 NF2  22q12.2 AD vestibular schwannoma, meningioma, spine
nevoid basal cell carcinoma syndrome (Gorlin's syndrome) PTCH  9q22.3 AD basal cell carcinoma, medulloblastoma, jaw cysts
tuberous sclerosis TSC1 9q34 AD angiofibroma, renal angiomyolipoma
TSC2 16p13.3  
von Hippel–Lindau VHL  3p25-26 AD kidney, cerebellum, pheochromocytoma
癌遺伝子癌抑制遺伝子

癌の危険因子

生活習慣病#生活習慣病などのリスクファクターを改変
疾患 危険因子 防御因子
悪性腫瘍 胃癌 塩辛い食品、喫煙、くん製製品、ニトロソアミン土壌、腸上皮化生Helicobacter pyroli ビタミンC、野菜、果実
食道癌 喫煙飲酒、熱い飲食物 野菜、果実
結腸癌 高脂肪食、肉食、低い身体活動、腸内細菌叢の変化、遺伝(家族性大腸腺腫症)  
肝癌 HBVキャリア・HCVキャリア、アフラトキシン住血吸虫飲酒  
肺癌 喫煙(特に扁平上皮癌)、大気汚染、職業的暴露(石綿(扁平上皮癌悪性中皮腫)、クロム) 野菜、果実
膵癌 高脂肪食喫煙  
口腔癌 喫煙(口唇・舌-パイプ)、ビンロウ樹の実(口腔)、飲酒  
咽頭癌 EBウイルス(上咽頭癌)、飲酒  
喉頭癌 喫煙男性アルコール  
乳癌 高年初産、乳癌の家族歴、肥満、未婚で妊娠回数少ない、無授乳、脂肪の過剰摂取、低年齢初経、高年齢閉経 母乳授乳
子宮頚癌 初交年齢若い、早婚、多産、性交回数が多い(売春)、貧困、不潔]、HSV-2HPV流産、人工妊娠中絶回数が多い  
子宮体癌 肥満糖尿病ピルエストロゲン常用、未婚、妊娠回数少ない、乳癌後のタモキシフエン内服  
膀胱癌 喫煙鎮痛剤乱用、ビルハルツ住血吸虫サッカリン防腐剤  
皮膚癌 日光(紫外線)、ヒ素(Bowen病)  
白血病 放射線ベンゼン、地域集積性(ATL)、ダウン症(小児白血病)  
骨腫瘍 電離放射線  
甲状腺癌 ヨード欠乏または過剰  



100Cases 60」

  [★]

attend
vt.
~に出席/参列する、(学校に)行く(go toより堅い語)
The normal ECG and chest X-ray when he attended hospital after an episode do not rule out an intermittent conduction problem.
(結果として)~に伴う
~に同行/同伴する、付き添う、仕える。往診する。~の世話をする、~に気をつける、見張る
vi.
出席/参列/出勤する(at)
留意/注目/傾聴する(to)。身を入れる、勢力を注ぐ、心を傾注する(to)。世話をする、気を配る(to)
仕える、付きそう(on)。(危険困難などが)伴う(on)
productive
  • adj
outflow
  • n.
obstruction
  • n.
the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害示唆している)
obstruction to outflow
流出障害
  • ex.
the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害示唆している)
aqueous outflow from the eye (眼球からの房水流出)
retain
re + tent (tineo=teneo) = to hold back
  • vt.
  • 保持する、保有する、保留する、持ち続ける、維持する。(使用のために)確保しておく
  • (ある場所に)保つ、保持する。(熱などを)保っている、失わないでいる
  • 忘れないでいる、覚えている
  • (弁護士気腫・召使いなどを)雇っておく、抱える
  • 使用/実行し続ける。(廃止しないで)そのままにしておく
palliation
n.
寛解、緩和
volvulus
腸捻転
bezoar
胃石
malrotation
腸回転異常
intussusception
腸重積
succussion
n.
強く揺り動かすこと、強く揺れること
splash
n.
はね返し、はねかけ。はねかす音。
どっと流れる水。
unit
1 unit = 10 ml of ethanol
□350ml アルコール5%
350x0.05/10=1.75 unit
http://pohwa.adam.ne.jp/you/hobby/ryori/sake2.html
1unitの量が国によって違う。純エタノール換算で、1英unitは8g=10ml(英糖尿病協会採用の数値)、1米unitは15g(20ml弱:1drinkとも)で、日本では10~14g程度(代謝熱量80Kcalが基準食品成分表5訂版,2002)や20ないし23g(日本酒1合分)を1unitとしている。日本医学界では1unit=20g(体積に換算すると25ml)を採用することが多いので、ここでもそれに従う。この基準(1unit=20g=25ml)で計算すると、40度のウィスキー1ショット(=1オンス:英液量オンスで28.41ml、米液量オンスで29.57ml日本の1ショットで30ml)が約0.5unitとなる。5度のビールなら500mlでだいたい1unit(この、日本酒1合≒ウィスキーダブル≒ビール500cc≒1unitという関係は、覚えておくと便利かもしれない:ワインなどは日本酒に準じるので、1本750mlがだいたい4unit強である)。
主訴体重減少
(主訴にまつわる症状)
 ・4ヶ月で10kg減少、食欲の減少、嘔吐(頻度次第に増えてきている。嘔吐物と量:何時間も前に食べたものを多量嘔吐する)
(主訴以外の症状)
 ・一ヶ月前から脱力感(部位:特に下肢で著しい(丘に登ったり、階段を上ったりするとき))
嗜好歴:喫煙 20/day飲酒 10units/week (ビール 6本弱)
家族歴:なし
既往歴高血圧(2年間β遮断薬治療、4ヶ月前に服薬中止)
身体所見 examination
バイタル:82/分、血圧 148/86 mmHg
全身やせ、体調が悪そう(unwell)。
呼吸器心血管系に異常なし
腹部:腫瘤触知せず、圧痛なし、振盪音/振水音を認める
検査所見 investigations
低値ナトリウムカリウムクロライド尿素
高値重炭酸
Q
1. これらの所見の説明は?
2. もっともな診断は?
A
 胃流出路の閉塞 = 食後嘔吐 + 胃の振水音
 高BUN + 低CRE → 脱水
 低Na,Cl,H+ → 嘔吐
 HCl喪失 → 代謝性アルカローシス
  H:細胞内→外
  K:細胞外→内
  従って、低カリウム血症 → 筋力低下脱力
 胃流出路の閉塞原因胃癌とか胃潰瘍による瘢痕
 診断には上部消化管内視鏡生検(組織診)、その後にCT(局所浸潤、転移巣検索)
 治療法:腫瘍だったら腹腔鏡による腫瘍摘出術。その他の場合手術をしたり、薬物療法をしたり、、、
学習ポイント
嘔吐嘔気 nausea and vomiting DIF.321, vomitus DIF.449 IMD.351
解剖で考えよう。縦に解剖、横に病因
鼻咽頭 扁桃、外来異物
食道 アカラシア、逆流性食道炎、食道癌 ・・・嚥下困難があるはず
胃 胃炎消化性潰瘍胃癌幽門部病変(ポリープ、癌、潰瘍;胃の出口閉塞させる)。子供だったら幽門狭窄症
十二指腸潰瘍十二指腸炎、Billroth II法による輸出脚の閉塞、Billroth I/II法によるダンピング症候群。胆汁性胃炎原因となる。
小腸小腸閉塞(腸重積腸回転異常症、胃石症、癌腫限局性回腸炎)
結腸潰瘍性大腸炎、アメーバ症、腫瘍男。腸間膜動脈血栓症
消化管全体:Strongyloides, Ascaris, Taenia solium
・β遮断薬の服用中止で何が起こる?
 狭心症発作性高血圧
 なんでやめたんだろう? → 副作用:(1%程度に)めまい全身倦怠感、頭痛徐脈出現
・振盪音
 腹水胃内容物貯留によって聴取される。
BUN高値、Cre低値
suggest a degree of dehydration

BUN

==検査値の異常 (異常値の出るメカニズム第5版 p.144)==
===BUN上昇===


膀胱癌」

  [★]

bladder carcinoma, bladder cancer, cystocarcinoma
腫瘍膀胱腫瘍膀胱

概念

  • 膀胱に発生する悪性腫瘍

疫学

  • 50歳代以降に発生しやすい。
  • 日本では移行上皮癌が多い
  • 中国、ザンビアでは別の型の膀胱癌が多い→環境要因が関わっている。
  • 乳頭状に内腔に増殖
  • 腺癌にも扁平上皮癌にも変化しうる

リスクファクター

  • 1. 癌原物質への暴露
  • 2. 感染症
  • 3. その他(40歳以上の男性、肉眼的血尿、泌尿器科系疾患、排尿刺激症状、尿路感染の既往、骨盤放射線照射歴、喫煙)
  • 喫煙:喫煙者は非喫煙者の2-10倍相対危険度が高い。また、膀胱癌の30-40%は喫煙が原因と考えられている。(SURO.246)

リスク分類

EAUガイドライン
[display]http://www.uroweb.org/fileadmin/tx_eauguidelines/2009/Full/TaT1_BC.pdf
NCCNガイドライン
http://www.nccn.org/professionals/physician_gls/PDF/bladder.pdf
登録が必要

EAUガイドラインの筋層非浸潤性膀胱癌のスコア化

因子 再発スコア 進展スコア
腫瘍数 単発 0 0
2-7個 3 3
8個以上 6 3
腫瘍サイズ <3cm 0 0
≧3cm 3 3
再発歴 初発 0 0
≦1再発/年 2 2
>1再発/年 4 2
T因子 Ta 0 0
T1 1 4
併発CIS なし 0 0
あり 1 6
異型度(1973WHO) G1 0 0
G2 1 0
G3 2 5
合計スコア 0~17 0~23
  • 再発スコア値 0:低リスク、1-9:中リスク、10-17:高リスク
  • 進展リスク値 0:低リスク、2-6:中リスク、7-23:高リスク

計算ソフト

[display]http://www.eortc.be/tools/bladdercalculator
使いづらい

TNM分類

  • T 原発腫瘍の壁内深達度
  • TX 原発腫瘍が評価されていないとき
  • T0 腫瘍なし
  • Tis 上皮内癌(CIS)
  • Ta 浸潤なし
  • T1 粘膜下結合組織までの浸潤
  • T2 筋層浸潤があるもの
  • T2a: 筋層の半ばまでの浸潤
  • T2b: 筋層の半ばを越えるもの
  • T3 膀胱周囲脂肪組織への浸潤があるもの
  • T3a: 顕微鏡的浸潤
  • T3b: 肉眼的(壁外に腫瘤があるもの)
  • T4 腫瘍が以下のいずれかに浸潤するもの:前立腺、子宮、膣、骨盤壁、腹壁
  • T4a: 前立腺、子宮あるいは膣への浸潤
  • T4b: 骨盤壁あるいは腹壁への浸潤
  • N-所属リンパ節
  • NX 所属リンパ節が評価されていないとき
  • N0 所属リンパ節転移なし
  • N1 2cm以下の1個の所属リンパ節転移を認める
  • N2 2cmを超え5cm以下の1個の所属リンパ節転移、または5cm以下の多数個の所属リンパ節転移を認める
  • N3 5cmを超える所属リンパ節転移を認める
  • M-遠隔転移
  • MX 遠隔転移の有無不詳
  • M0 遠隔転移なし
  • M1 遠隔転移あり

所属リンパ節

検査

  • 尿検査
  • 尿沈渣
  • 膀胱鏡
[show details]

治療

  • CIS → 問題となるのは、膀胱鏡下で正常な粘膜と区別できないこと(参考6,8)。このためTUR-Btが1st lineとはならないと思う。
  • BCG膀胱内注入療法:月に1回、6-8週間。日本で用いられているBCG株は東京株とコンノート株。再発した場合には2nd line BCG注入療法を行う。無効の場合には膀胱全摘術を考慮する。(参考1)
  • 根治的膀胱摘除術:
  • 男性:膀胱、周囲組織、前立腺、精嚢、(尿道再発リスクが高いとき)尿道
  • 女性:膀胱、周囲組織、尿道、(子宮、膣の前壁、卵巣を含めることがある)
  • 骨盤内臓器:(適応があれば)骨盤内臓器摘除
  • 下部尿管:尿路変更に必要な長さを残し摘出
  • 骨盤リンパ節郭清:所属リンパ節(内腸骨リンパ節、外腸骨リンパ節、閉鎖リンパ節)
  • 尿路変更:回腸導管新膀胱造設術

参考

  • 1. 日本泌尿器学会/膀胱癌ガイドライン
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0076/1/0076_G0000211_GL.html
  • 2. 癌情報サービス
[display]http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/bladder.html
  • 3. 膀胱癌 - 診療ガイドラインについて - 医療関係者の方へ - 香川県立中央病院
[display]http://www.chp-kagawa.jp/ganshinryou/boukougan.pdf
  • 4. 癌情報サポートセンター - 膀胱癌
[display]http://www.chp-kagawa.jp/docs/boukougan.pdf
  • 5. eMedicine - Carcinoma In Situ of the Urinary Bladder
[display]http://emedicine.medscape.com/article/444061-overview
  • 6. 大阪府立成人病センター 治療実績〔膀胱がんの解説〕
http://www.mc.pref.osaka.jp/kabetsu-shoukai/hinyouki/setsumei/boukougansetsumei.htm
  • 7. [charged] Treatment of non-muscle-invasive bladder cancer - uptodate [1]
  • 8. [charged] Clinical presentation, diagnosis, and staging of bladder cancer - uptodate [2]

国試




100Cases 13」

  [★]

☆case13 手の筋力の低下
glossary
brisk adj. (人・態度が)活発な、元気のよい、きびきびした。ぶっきらぼうな、素っ気ない。(商売が)活況の(⇔dull)。小気味のよい、(大気など)爽快な、気持ちのよい。(味などが)ピリッとする。鋭い。(飲料が)盛んに泡立つ
dysarthria n. difficulty in articulating words due to disease of the central nervous system 構音障害
dysphasia n. loss of or deficiency in the power to use or understand language as a result of injury to or disease of the brain 失語症言語障害
multidisciplinary adj. 集学的
gastrostomy 胃瘻造設術
feeding gastrostomy n. Surgery A procedure in which an opening is created in the anterior wall of the stomach to allow suction decompression and improved respiratory function by eliminating the need for a nasogastric feeding tube
症例
67歳、男性 元大学講師(retired university lecturer)
主訴左手筋力低下と筋萎縮
現病歴左手を使った労作後に左手筋力が低下する(例えば、ドライバーを使った後など)。前腕の筋に疝痛をみとめる。発話はわずかに流暢であり(slight slurred)、水を飲んだあとで窒息しだす。服用薬はシンバスタチンアスピリンアテノロール喫煙はしない。飲酒は週にワインのボトルを1本あける。
既往歴高血圧が15年間続いている。3年前に心筋梗塞
家族歴:妻と暮らしている。大きくなった2人の子供がいる。
診察 examination
 血圧:146/88 mmHg心血管系呼吸器系腹部に異常を認めない。上肢萎縮を認める。特に左手に著しい萎縮を認める。両側上腕の筋にいくらか線維性筋攣縮を認める。筋力は左で全般的に低下(globaly reduced)、右手でわずかに低下。筋緊張正常上腕二頭筋反射上腕三頭筋反射両側ともに活発に認められる(brisk)。感覚喪失(sensory loss)は認めない。わずかに構音障害を認める
キーワード着目するポイント
 筋萎縮、線維性筋攣縮、感覚喪失なし
解説
(第1パラグラフ) 疫学
・この男は運動ニューロン疾患
・この疾患原因不明疾患で、脊髄脳神経核運動皮質に影響を及ぼす。
・この病気普通50-70歳で出現する。
(第2パラグラフ) 症状
筋力低下と筋萎縮一側の手か腕にあらわれるのが一般的 ← 両側性でないということか。
筋力低下は運動後に最も顕著に表れる
前腕疝痛疾患初期一般的である。
患者下肢筋力低下あるいは構音障害言語障害を訴えてやってくることがある。
・この病態特徴的な生理的徴候は線維性攣縮(筋束不規則で早い収縮。下位運動ニューロン障害示唆) → 下肢運動ニューロン損傷による筋肉脱神経原因
反射著明 → 皮質運動ニューロン喪失による。
・感覚喪失はない
(第3パラグラフ) 鑑別
進行例では診断容易だが、初期ではmore problematic
疲労悪化する四肢筋力低下は「重症筋無力症」と混乱する。
老人における失語症構音障害原因は、「脳血管障害による偽性球麻痺」であることがより一般的
上肢に感覚障害を伴わない筋萎縮線維束攣縮を呈する他の疾患として「頚髄症」がある。
・「外傷」や「心尖部肺癌(パンコースト腫瘍)」による腕神経叢損傷で腕に症状があらわれるかもしれない。
・末梢運動神経優位のニューロパチー対側性筋力低下と反射の低下というパターンを起こす。 ← ?
(第4パラグラフ) 症状経過
運動ニューロン疾患進行性不治病態
・足の痙性麻痺発現する傾向がある
球麻痺失語症構音障害を起こす
肛門括約筋普通影響を受けない
知能一般的影響を受けない
(第5パラグラフ) 治療管理
・この病態に対して治癒的治療法はない
発症から平均生存期間は2-4年
医師診断予後について患者家族に説明しなければならない。
集学的チームサポート提供しなければいけない。
病気進行して発話が悪くなったとき、コンピュータの使用で会話は補助されうる。
feeding gastrostomy十分カロリー摂取可能するために必要かもしれない。
非侵襲的呼吸器呼吸不全補助するために使われうる
普通気管支肺炎死亡する
運動ニューロン疾患とは?
運動ニューロン疾患 motor neuron disease MND
参考文献
HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
IMD = 内科診断学第2版




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