唾液核

出典: meddic

salivatory nucleus
nucleus salivatorius
唾液顔面神経舌咽神経


  • 延髄網様体吻側部に散在する境界不鮮明な細胞集団。唾液や涙腺を支配する副交感神経の節前線維を出す。


唾液核


UpToDate Contents

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和文文献

  • 涙とストレス緩和
  • 有田 秀穂
  • 日本薬理学雑誌 129(2), 99-103, 2007
  • … .ストレスを緩和させるには,これらの制御系の働きを逆転させる必要がある.ストレス回避や安静・睡眠は消極的な方法である.一方,積極的な制御系の逆転は,涙を流すことである.流涙は,脳幹の上唾液核にある副交感神経の過剰な興奮によって誘発される.ドラマを見たり,心理療法を受けて,涙が溢れるとき,共感に関与する内側前頭前野において,特徴的な血流変化が認められる.予兆としての緩やかな …
  • NAID 130000089054
  • 唾液分泌の中枢制御機構
  • 松尾 龍二
  • 日本薬理学雑誌 : FOLIA PHARMACOLOGICA JAPONICA 127(4), 261-266, 2006-04-01
  • … ).一方,交感神経は摂食中に最も活動が高いが,体熱放散時の唾液分泌ではほとんど活動していない.この様な両自律神経系の協調性は視床下部の司令によると考えられる.また副交感神経の一次中枢(唾液核)では,全ての細胞が興奮性と抑制性のシナプス入力を受けており,それぞれ伝達物質はグルタメートとGABAまたはグリシンである.一次中枢には強力な抑制機序も存在することは明白であるが,分泌という …
  • NAID 10019252193

関連リンク

涙腺、鼻尖、口蓋腺の分泌を司る副交感性の線維は顔面神経核の背方に散在する上 唾液核から起こって、初めは顔面神経と共に走る。下の前2/3の味覚を司る線維は橋 の被蓋にある孤束核からの続きから起こり、始めは顔面神経と共に走る。涙腺、鼻腺、 ...
唾液腺は、すべて延髄唾液核からの鼓索、舌咽神経(副交感系)と、上部胸髄(交感系) からの神経支配を受けている。 分泌を起こす刺激の種類やそのときの状況に応じて、 さらさらかねっとりか、目的に適った量や性質の唾液が分泌される。(2681). 顎下腺の ...

関連画像

唾液感染「接吻病毒」图2 唾液分泌的神经调节 (1)头部 唾液核の重複看護学生のために(by 白鳥恭介


★リンクテーブル★
先読み顔面神経」「舌咽神経
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関連記事唾液」「

顔面神経」

  [★]

facial nerve
nervus facialis
第VII脳神経, 第七脳神経, 第7脳神経, CN VII, cranial nerve VII, seventh cranial nerve
中間神経脳神経
  • 図:N.117(全体) N.108,111,112(脳幹から出るところ)
  • 特殊感覚性と臓性運動性の線維は中間神経として顔面神経から分かれて脳幹から出ている (KL.648)
一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞 ○-< 節後ニューロン 分布と機能
中枢神経外 中脳 延髄 脊髄
          膝神経節           外耳道皮膚の感覚
          膝神経節           の2/3,口腔底、口蓋味覚
                  翼口神経節、顎下神経節 副交感神経顎下腺舌下腺涙腺、鼻と口蓋の腺
                    支配筋:顔の表情筋中耳アブミ骨茎突舌骨筋、顎二腹筋の後腹、広頚筋

由来

支配

走行

枝 (KL.649, N.117)

頭蓋からの出口

臨床関連



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.






舌咽神経」

  [★]

glossopharyngeal nerve (B), CN IX
脳神経
  • 頚静脈孔から頭蓋を出る。迷走神経副神経


一般感覚性 臓性感覚性 特殊感覚性 体性運動性 臓性運動性 鰓弓運動性 神経細胞(中枢神経外) 神経細胞(中脳) 神経細胞(橋) 神経細胞(延髄) 神経細胞(脊髄) ○-< 節後ニューロン 頭蓋からの出口 分布と機能
          脳神経IXの下神経節           頚静脈孔 外耳からの皮膚感覚
          脳神経IXの上神経節           耳下腺、頸動脈小体、頸動脈洞、咽頭、中耳からの臓性感覚
          脳神経IXの下神経節           舌の後ろ1/3からの味覚
                  耳神経節 副交感神経:耳下腺
                    支配筋:茎突咽頭筋(嚥下を助ける)





上唾液核」

  [★]

superior salivatory nucleus
nucleus salivarius superior
唾液核流涙反射

参考

  • 1. 脳神経の概要
[display]http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/cranial/cn.html
  • 上唾液核
[display]http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/cranial/cn1.gif


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

下唾液核」

  [★]

inferior salivatory nucleus
唾液核


唾液」

  [★]

saliva
消化液


  • 唾液の99.5%は水であり、残りの0.5%には重要な役割がある

組成

1. 水分:99%-99.5%
2. 電解質(Na+,K+,Cl-,HCO3-,etc)、分泌速度により濃度が異なる
 [K+],[HCO3-]	:	唾液 > 血漿
 [Na+],[Cl-]	:	血漿 < 血漿
 早い分泌の時、唾液中の[HCO3-]↑、[Na+]↑、[Cl-]↑。よりアルカリ性となる
3. 有機物
 ムチン:=ムコタンパク、潤滑作用
 リゾチーム:溶菌作用
 αアミラーゼ:プチアリン
 血液型物質:糖タンパクの一種
 舌リパーゼ:舌唾液腺より少量
 免疫グロブリン:IgA
 尿素
 カリクレイ:血管拡張作用

機能

1. 消化作用
 αアミラーゼにより、デンプンをマルトースに分解する
 舌リパーゼにより脂肪を加水分解する
2. 保護作用
 逆流した遺産、胆汁を薄める
 口腔内洗浄作用(虫歯予防、口臭予防)
 厚い食物を冷却する
3. 潤滑作用
4. リゾチーム, IgAによる生体防御作用

生成機構

1. 腺房細胞
 一次唾液の分泌
2. 導管系(介在部、線条部)
 Na+,Cl-の吸収
 HCO3-,K+の分泌

分泌調整機構

  • 副交感神経
  • 有機物少、粘度低の唾液を多量分泌
  • 交感神経
  • 有機物多、粘度高の唾液を少量分泌 ← 緊張すると口腔内が粘稠に感じられる
1.脳相(条件反射)
 食物の視覚、嗅覚、聴覚による刺激
2.口腔相(=味覚相)(無条件反射)
 食物による口腔や舌の刺激
3.胃腸相(無条件反射)
 食物による胃の刺激


臨床関連

核」

  [★]

nucleus, nuclei
細胞核
細胞




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